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うろこ取りはどう選べばよい?おすすめ商品と素材別の特徴を紹介

うろこ取りの素材には、ステンレス・真鍮・樹脂などがあります。それぞれに、錆びにくい、初心者でも使いやすいなどのメリットがあるので知っておきましょう。また、うろこ取りの正しい使い方も解説しているので、おすすめ製品と併せてチェックしましょう。

魚のうろこ取りを使うメリット

魚の『うろこ取り』を使うメリットを3点紹介します。うろこを付けたまま楽しむ料理もゼロではないものの、一般的には食感や衛生面の観点から、魚のうろこは『取る』ことが推奨される傾向にあります。

雑菌やぬめりの付着を防ぐ

魚のうろこには、雑菌やぬめりが付いています。うろこが付いたままの状態だと、衛生面で気になるだけではなく、臭みの原因にもなってしまいます。うろこを取ればぬめりが付くのを防げるのがメリットです。

衛生面の観点からは、うろこを取り除いてから切り身にする前に、包丁やまな板を必ずきれいに洗浄することも大切です。

うろこに付着していた雑菌やぬめりがそのまま調理道具に付着したままになっていると、菌が道具の上で繁殖してしまい、切り身に移ってしまうことがあります。

食感をよくする

魚を食べるときにうろこが残ったままになっていると、食感が悪くなってしまいます。とりわけ、煮魚にしたり、汁物の中に入れたりする場合には、うろこが口の中に残ってしまいやすくなるので注意しましょう。

口の中で引っかかりますし、飲み込むのも難しいです。また、うろこのぬめりがそのまま残っていると、生臭く感じてしまう可能性もあります。ブリ・鯛などのうろこが硬い魚の場合には、うろこを取れば食感がグンとよくなるのがメリットです。

キッチンを汚さない

物理的には、包丁を使っても魚のうろこを取ることは可能です。しかし、包丁を使ってうろこ取りを行う場合には、包丁の刃を通常と逆の方向に使う必要があります。そのため、うろこがキッチンに飛び散ってしまうのです。

飛び散ったうろこをきれいに洗い流すのも大変ですし、洗わずに残っていると、生臭い匂いがキッチンに残ってしまいます。うろこ取りを使うとこのリスクが減るのがメリットです。また、包丁の刃がうろこによって欠けたり傷んだりする心配もありません。

うろこ取りの使い方

うろこ取りの使い方を具体的に紹介します。うろこが伸びている向きに着目するのがポイントです。

また、専用のうろこ取りを買うほどの頻度では使わないという人には、代用品としてペットボトルのキャップをおすすめします。キャップであれば、使い捨てにもできるので臭みを気にせず使えます。

尾びれ側から頭側へスライド

魚のうろこは、頭から尾びれに向かって伸びています。うろこ同士が重なるようにびっしりと魚の表面を覆っているので、頭から尾びれに向かってうろこ取りを使っても、きれいに取ることはできません。

必ず、尾びれから頭へと、うろこが伸びているのとは逆方向に沿わせながら使いましょう。魚の大きさやうろこの硬さもさまざまですが、基本的には全て、『尾びれから頭へ』という方向で作業するときれいに取れるでしょう。

うろこに粘り気があるカレイなどの魚の場合には、弧を描くようなイメージでうろこ取りを使うのがおすすめです。

代用品はペットボトルキャップ

専用の『うろこ取り』器具があればベストですが、魚のうろこ取りを頻繁に行わないので器具までは不要だという人は、自宅にあるペットボトルキャップで代用してみましょう。

あらためて購入する必要がないため、コストパフォーマンスがよく、小型・中型の魚であれば十分に対応できます。

使い方は、うろこ取りの場合と同じように、尾びれから頭に向かってペットボトルのフチでスライドしていきます。

ペットボトルキャップの、空いている方を頭の方に向けて使いましょう。そうすれば、取れたうろこがキッチンに飛び散らず、キャップの中に溜まっていってくれるので一石二鳥です。

うろこ取りの素材

うろこ取りには、大きく素材別に『ステンレス製』『真鍮製』『樹脂製』の3タイプがあります。それぞれにメリットがあるので、自分の使用頻度や使用シーンを想像しながら選ぶ参考にしてみましょう。初心者には樹脂製がおすすめです。

錆に強く扱いやすいステンレス製

『錆への耐久性』の観点からは、ステンレス製のうろこ取りがおすすめです。ステンレスは包丁などにも使われている素材で、お手入れをすれば清潔に使えます。

また、刃と取手が一体になっているタイプのものは、丸洗いしやすく使いやすいでしょう。

ただし、取手がステンレス製の場合には、濡れた手で使うとすべってしまうことがあります。うろこを取る先端部分は鋭利になっているので、ケガをしないように注意しながら使いましょう。

腐食に強く長く使える真鍮性

真鍮は、ステンレスよりも錆には弱いですが、全体的に腐食には強いため長持ちする傾向にあります。うろこを取る先端の部分が平らに広がっているタイプの製品が多く、大きな魚のうろこを取るのにも便利です。

持ち手は木製のケースが多いので、濡れた手で持ってもすべりにくく安定感があります。

うろこ取りに古くから使われており、業務用にも広く普及してきた素材ですが、塩分などが残っていると緑青という青みがかった錆が発生してしまうことがあるので、使用後は毎回手入れを丁寧に行いましょう。

初心者でも安心して使える樹脂製

樹脂製のうろこ取りは、軽くて使いやすく、使い慣れていない初心者におすすめのタイプです。ギザギザの刃が先端に付いていないので、ケガをするリスクも減るので安心して使えるでしょう。

小回りがきくので、小さめの魚のうろこ取りに適しています。うろこの取り方が、ステンレス製や真鍮製と異なるので注意しましょう。

金属製のタイプは、スライドさせながら取り除きますが、樹脂製では、うろこを根元から削ぎ取るイメージで使います。軽いので、使っていても手が疲れにくいのもよい点です。

うろこ取りを選ぶポイント

うろこ取りを具体的に選ぶポイントを2点紹介しています。まず、手動か電動かを決めしょう。また、『飛び散り防止機能』付きのものを選べば、片付けがとても便利になります。

手動か電動か

うろこ取りには、手動と電動のタイプがあります。電動タイプは業務用に使われることが多いので、使用電力が大きいのが特徴です。家庭内で使う場合には、100V電源プラグがあることを確認してから導入しましょう。

うろこに歯の部分を当てて表面を転がすだけでうろこが取れていくので、力を入れずに楽に作業ができます。

手動タイプは、自分で取手の部分を握って、先端部分をうろこに当ててすべらせながら取っていく製品です。一般家庭では、手動を使っているケースが多いでしょう。料理店などのプロの厨房でも使われています。

飛び散り防止機能があるか

うろこは、普通に取り除くと飛び散ってしまいます。そのため、うろこ取りには、『飛び散り防止機能』が付いているタイプを選んでおくとよいでしょう。

うろこが1カ所にまとまっているとキッチンの片付けをする手間が減ります。うろこを取る作業だけではなく、取り除いた後の片付けまで視野に入れて、1番自分にとって使い勝手がよい製品を選びましょう。

おすすめの手動うろこ取り

手動のうろこ取りを、4点紹介します。ステンレス製や真鍮のタイプなど、錆にくく手入れしやすい製品を集めています。どれも、うろこが飛び散りにくい構造になっているので、キッチンを汚さずに使えそうです。

貝印 うろこ取り SELECT100 DH3016

ステンレス製で、うろこ取りの部分と絵の部分が一体型になっているタイプです。『使った人が満足できるものにしたい』という思いが込められた、貝印の『SELECT 100』シリーズの製品で、料理のプロたちの厳しいチェックをへて開発されています。

ワンタッチで着脱が簡単にできる、うろこカバーが付いているので、キッチンにうろこを撒き散らさずに作業することが可能です。先端部分にはギザギザの刃が施されており、ヒレに近い部分の細かいうろこなどもしっかりと取り除くことができます。

貝印 うろこ取り SELECT100 DH3016

税込686円

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がまかつ(Gamakatsu) うろこ取り GM-1314

うろこを剥がすように取り除く、円形ブレード設計のうろこ取りです。ブレード部分にうろこが溜まる構造になっているので、キッチンの中にうろこが飛び散るのを防いでくれます。

またブレード部分には、ステンレスが採用されているので錆びにくいです。取手の部分には木が採用されており、濡れた手でもすべりにくく使いやすいです。

円形ブレードなので、全方位のうろこに対応できます。大型から小型の魚まで多様に使えるので、1点持っていれば便利でしょう。

がまかつ(Gamakatsu) うろこ取り GM-1314

税込1896円

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星三製作所 真鍮うろこ取り 大型サイズ C-7196

うろこ取りの部分に、真鍮が使われている製品です。柄の部分には天然木が使われているので、握りやすく、使っていても手が疲れにくいでしょう。

濡れた手で使ってもすべりにくいのもおすすめポイントです。うろこが飛び散りにくく、使いやすいと評判がよい人気のうろこ取りです。

大型の魚のうろこも楽に取ることができます。小型サイズも展開されているので、サイズ違いで探している人はそちらもぜひチェックしてみましょう。

星三製作所 真鍮うろこ取り 大型サイズ C-7196

税込1234円

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プリンス工業(Prince Industry) うろこ取り 銀鱗 BUL3801

レストランなど、料理のプロが使う業務用として使われているうろこ取りです。先端の部分はステンレス製なので錆にくく手入れがしやすい作りになっています。

ヒラメやハマチなどの粘りがある魚には、尾から頭に向かって回転しながら使うとうろこをきれいに取ることが可能です。鯛、スズキ、メバルなどの粘りが少ない魚の場合には、尾から頭へと、何度か反復させながら取るときれいに処理できます。

独自の設計で、うろこが飛び散りにくいだけでなく、魚の身も傷付けないように工夫がなされている点でもおすすめです。

プリンス工業(Prince Industry) うろこ取り 銀鱗 BUL3801

税込3028円

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おすすめの電動うろこ取り

おすすめの電動うろこ取りを2点紹介します。電動式なので、いずれも業務用として使われていることが多い製品です。作業効率は、手動タイプに比べてアップするので、大型の魚のうろこを取るシーンが多い人はぜひチェックしてみましょう。

Ausuc 電動うろこ取り 飛び散り防止機能付き

電動式ですが、IPX7という高いレベルの防水機能が搭載されているので、うろこ取りの部分を水洗いすることができます。

左利きでも右利きでも使いやすい、切り替えスイッチ付きです。ステンレス製なので錆にくく、手入れがしやすい製品です。

うろこの飛び散り防止機能が付いていることに加え、手動で作業する場合に比べて効率よくうろこを取り除けるので、大型の魚のうろこをたくさん取るシーンが多い人にはぴったりでしょう。水酸化工場・寿司店などでも使われているパワフルな製品です。

Ausuc 電動うろこ取り 飛び散り防止機能付き

税込5995円

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REEXBON 電動うろこ取り USB充電式 739-580-10S-JP

手作業の3倍ものパワーでうろこを取り除ける製品です。USB充電式なので、コードレスで使えるため、使う場所を選びません。軽量で低振動な設計になっているため、長時間使っていても疲れにくいでしょう。

IPX7という2番目に高い防水レベルなので、軽く水に濡れる程度なら問題なく使用することができます。また、ハイパワーでしっかりとうろこを取り除いてくれるので粘りが強い魚にも適用可能です。

刃の周りには、うろこの飛び散りを防止する機能が付いています。飛び散りを防ぐだけでなく、指のケガなども防いでくれるでしょう。

REEXBON 電動うろこ取り USB充電式 739-580-10S-JP

税込7299円

※2021年04月25日時点

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魚料理を作るならうろこ取りを活用しよう

硬いうろこ付きの魚を本格的に料理する際には、うろこ取りが欠かせません。しっかりとうろこを取り除くことで、ヌルヌルとした不快感や、口の中で引っかかって痛いなどの状況を避けることができ、衛生面でも安心して魚を食べることができます。

うろこ取りには、刃の素材別に、ステンレス・真鍮・樹脂があります。また、手動式だけではなく、便利な電動式も購入可能です。いずれもメリットが異なるので、自分の使用頻度や使用シーンに合わせて選んでみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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