電球の色の種類と効果は?部屋ごとに合う選び方も紹介

日常生活に電球は欠かせないアイテムの一つです。電球にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。また明かりの強さや色合いなどもさまざまです。電球の色の種類や効果とともに、部屋ごとに合う色の選び方について紹介します。

電球の種類や色の特徴を解説

電球には種類があることを知っていますか?また種類だけでなく、光の色も複数種類があります。ここでは電球の主な種類と、色の種類について解説します。

主な電球の種類と特徴

電球の種類は大きく分けると、「白熱電球」と「LED電球」の2種類です。以前は電球型蛍光灯もありましたが、明るくなるまでに時間がかかりすぎることから、現在では白熱電球とLED電球が主流です。

白熱電球は昔からあるタイプで、ガラス球の内部にフィラメントと呼ばれる細い金属線があります。ここに電流が流れると、発光・発熱をして光ります。1個当たりの購入価格はLED電球よりも安い反面、寿命が1000~2000時間程度です。

LED電球はフィラメントではなく、LEDチップを内蔵し、発光ダイオードによって光る電球です。価格は白熱球よりも高いですが、寿命は10~40倍も長く、電気代も大幅に節約できます。

電球には色の種類がある

電球には以下の5種類の色があります。

  • 電球色
  • 温白色
  • 白色
  • 昼白色
  • 昼光色

電球色と温白色はオレンジがかった、温かみのある色です。昼白色と昼光色は青みがかった色で、白色がちょうど中間の色になります。

白熱電球は基本的に、電球色の1色のみしかありません。LED電球は商品やメーカーによっても異なりますが、全5種類の色を展開しています。

色の特徴や心理的効果

オレンジがかった電球色と温白色は、目にやさしく温かみのある色味が特徴です。昼白色や昼光色と比較すると、明るさが抑えられているため、目が疲れにくく、リラックス効果があると言われています。

少し青みがかった白い光が、昼白色です。人にとってもっとも身近な光である太陽光に近く、爽やかな自然の光色になります。心理的効果はないですが、シーンを選ばないのでさまざまな場所で使われています。色の識別や判別をしやすい点が特徴です。

1番明るく、青みがかった白色の昼光色は、脳を活性化させる効果があります。集中力を高めたいときにおすすめです。ただし目への刺激が強いので、目から離れた高い位置に設置するようにしましょう。

部屋ごとに合う電球の選び方

リラックスするための空間、集中したいときに使う空間など、部屋ごとに利用シーンが異なるでしょう。ここでは各部屋に合う電球の選び方について解説します。

リビングや寝室に合う電球色

リビングや寝室に明るさが強い電球を選ぶと、リラックスして過ごせません。リラックス効果が高く、穏やかな明るさの電球色が最適です。

オレンジ色の電球色には、睡眠に関係するホルモンの分泌が増える効果を期待できます。また明るい昼光色の下で過ごすよりも、睡眠の質が高まり、目覚めもいいと言われているので、寝室にも電球色を選びましょう。

LDKのようにキッチンとリビングつながっている場合には、キッチンの照明も電球色でそろえているケースが多いのではないでしょうか?電球色には料理をおいしく見せる効果もあるため、ダイニングにもおすすめです。

ただし調理の際には、食べ物の色がしっかり判別できて、手元をしっかりと照らす昼白色にした方がいいでしょう。

仕事部屋や勉強部屋には集中できる色を

仕事部屋や勉強部屋は、集中できる昼白色を選びましょう。仕事や勉強では、パソコンや本の字の読みやすさが重要です。

昼光色も同じく明るさがあり、青みがかった白色によって文字がはっきりと読みやすく、集中力をアップさせる効果があると言われています。しかし目への刺激が強く、リラックスできないため、家庭での使用にはあまり適していません。

部屋の電球を昼白色にした場合、デスクライトも同じ昼白色でそろえれば、より落ち着いた空間になります。

お風呂やトイレは電球色でリラックス

お風呂はリラックス効果のある電球色にすることで、ゆったりした空間が演出できます。

トイレは細かい作業をする場所ではないので、必要以上に明るくする必要はありません。トイレの照明が明るすぎると、夜中トイレに行った際に目が覚めてしまうので、電球色を配置しましょう。

電球色は洗面台の天井にも向いています。ただし、化粧や髭剃りをする洗面台では、電球色の明かりだけでは少し暗いと感じるかもしれません。洗面台に付属した照明には、手元をしっかりと照らしてくれる昼白色を利用してもいいでしょう。

色の切り替えが可能な電球が便利

電球の色は利用シーンに合わせることが大切です。例えば食事を楽しむダイニングテーブルでも、子どもが勉強したりテレワークをしたりする場合には、電球色だけでは快適に作業ができません。

より明るさが強い色への切り替え機能が搭載されている電球も、検討してみましょう。ここでは電球の交換が不要で、様々な利用シーンに対応できる、色の切り替えが可能な電球を紹介します。

パナソニック「LED電球 光色切替えタイプ(ダイニング向け) 9.0W(昼光色/電球色) LDA9GKUDNW」

光色切り替えタイプのLED電球です。色の種類は昼光色と電球色の2種類あり、スイッチ一つで切り替えられます。

ダイニングで食事をするときには電球色を使用すると、料理が鮮やかに見えるでしょう。くつろぎの場所なので、普段もリラックスできるように電球色がおすすめです。

勉強や仕事に集中したいときには昼光色を使用すると、白と黒のコントラスト感がアップし、文字がくっきり見えます。

パナソニック LED電球 光色切替えタイプ(ダイニング向け) 9.0W(昼光色/電球色) LDA9GKUDNW

税込3278円

※2021年03月31日時点

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オーム電機「LED電球 E26 60形相当 3段階調色 昼光色スタート|LDA7D-G/CK AG93 06-3428」

温かい光で落ち着く電球色のほか、爽やかな明るさの白色や細かい作業に適した昼光色の3段階調色が可能なLED電球です。密閉照明器具にも対応しています。

スイッチのON・OFF操作によって、光色の切り替えが可能です。最初は昼光色からスタートし、スイッチOFF後の3秒以内にON操作をすると電球色へと切り替わります。再度OFFにしてから、3秒以内にONにすれば白色になり、20秒以上経ってからONにすると、電球の色は昼光色に戻ります。

スイッチ一つで手軽に調色できるので、シーンに合わせて多様な使い方ができます。

オーム電機 LED電球 E26 60形相当 3段階調色 昼光色スタート|LDA7D-G

税込697円

※2021年03月31日時点

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電球の色を意識して快適な空間作りを

電球は利用シーンに合わせて、色を変えましょう。リラックスしたいときは温かみのある電球色か、温白色がおすすめです。

文字がはっきりと読みやすく、集中力を高めたい場合には、昼光色を利用しましょう。ただし目への刺激が強いので、長時間の利用には向いていません。

自然な光で照らしたい場合には、白色もしくは昼白色を選びます。電球の色を意識して、今よりもっと快適な空間を作ってみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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