シャンプーは気に入っているけれど、容器が好みではないときはありませんか?お気に入りのシャンプーボトルを見つけてシャンプーを詰め替えれば、バスタイムも楽しくなります。多様な商品の中から選ぶ方法と、タイプ別のおすすめ商品を紹介します。
目次
シャンプーボトルには2種類ある
シャンプーボトルのデザインは豊富です。どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。大きく分けると「直置き」と「壁掛け」の2種類です。ここではそれぞれの特徴について解説します。
直置きタイプ
直置きタイプとは、市販のシャンプーボトルと同じように、浴室の棚やラック、空いたスペースに置いて使用するものです。
製品のデザインや容量など、さまざまな種類が展開されているため、浴室の雰囲気や自分の好みに合ったものを見つけやすいでしょう。
使い勝手はいいのですが、プッシュ時に流れ落ちたシャンプーや、水が底面に溜まりやすいです。そのまま放置していると、ボトルの底面にヌメリが発生してしまいます。こまめに容器を移動させて、置いてあったスペースや容器を掃除する手間がいるでしょう。
壁掛けタイプ
あまり掃除に手間をかけたくない人には、「壁掛けタイプ」がおすすめです。シャンプーボトルに磁石や吸盤が搭載されており、壁に付けて固定できます。またフック付きならば、浴室のバーなどに掛けて利用可能です。
万が一シャンプーが漏れても、底面に溜まりにくいため、掃除の手間が省けます。ただし吸盤や磁石の強度によっては、ボトルをプッシュする際に、ずれたり落ちたりするので注意しましょう。
ねじを使って壁に固定するタイプは、安定感が高い点が特徴です。しかしねじ穴を開けなくてはなりません。賃貸物件の場合には、事前にオーナーや管理会社への確認が必須です。
シャンプーボトルの選び方
形状や機能性、カラーなど幅広い種類が展開されているシャンプーボトルから、自分にぴったりの商品を見つけるためには、デザインだけでなく利用シーンに合ったものを選ぶのがポイントです。
ここからはシャンプーボトルの選び方4点について紹介します。
容量で選ぶ
シャンプーボトルの容量が小さすぎると、詰め替え用が1回で入りきりません。まずは、普段使っているシャンプーの容量をチェックしましょう。
一般的に市販の詰め替え用は、300~400mlです。ジャンボサイズなどの大容量タイプには、600mlのものもあります。
キャップ付きの詰め替えパックでない場合、余ったシャンプーを袋のまま保管しているとシャンプーが漏れてしまったり、劣化してしまったりするかもしれません。1回の詰め替えで、すべての容量が入るサイズだと便利です。
素材で選ぶ
シャンプーボトルの素材は、プラスチック製のほかステンレス製や陶器製などさまざまです。素材によって印象や特徴、値段が異なるので、自宅での利用シーンに合わせて選ぶといいでしょう。
プラスチック製の特徴は、比較的リーズナブルな価格帯の商品が多く、軽量かつ割れにくい点です。ステンレス製は割れにくく、スタイリッシュな印象になります。陶器製はプッシュがしやすく、高級感のある点が特徴です。
例えば小さな子どものいる家庭には、容器が倒れても割れにくいステンレス製やプラスチック製を選ぶと、安心して利用できるでしょう。
袋ごと詰め替えできるものを選ぶ
シャンプーの詰め替え用を使用する際には、容器に注いでから使用するのが通常です。しかしシャンプーボトルの中には、詰め替え用の袋ごとボトル内に入れて使用できる製品もあります。
ボトルへ注入するときに、シャンプーが漏れて床を汚してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか?袋ごと詰め替えできれば、手軽に詰め替え用を使用できます。
また、濡れたボトルに詰め替えると雑菌が繁殖する可能性がありますが、袋ごと入れるタイプならその心配もありません。
そのまま吊るせるものを選ぶ
詰め替え用シャンプーの袋を、そのままシャンプーボトルとして利用する方法もあります。袋にフックとポンプを取り付けて、浴室のバーに掛けるだけです。
棚がない場合や、詰め替え作業が面倒な人にぴったりのタイプでしょう。底のヌメリ掃除をする必要もなく、パック内のシャンプーを使い切ったら捨てられるので衛生的です。
またシャンプーが空気に触れにくいため、劣化しにくい点も特徴です。
使いやすさを判断するポイントは?
シャンプーボトルは製品ごとに特徴が異なります。デザイン重視で選んでしまうと、使いにくくて、結局違うものを購入しなおす羽目になるかもしれません。
家族みんなが使いやすいものを選べるよう、シャンプーボトルの使いやすさを判断するポイント3点について解説します。
詰め替えのしやすさで選ぶ
シャンプーボトルは中身がなくなったら、容器内を洗って乾かしたあとに、新しいシャンプーを注入するのが基本です。容器内に古いシャンプーが残っていたり、水滴が付いていたりする状態のまま新しく入れると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そのため、口が広いタイプを選ぶのがおすすめです。口が広ければ中身を洗いやすく、乾燥時間も短縮できます。また新しいシャンプーを注入する際も、漏れにくくなります。
ポンプを差し込む穴のほか、上蓋自体が取り外せるような商品ならば、さらに詰め替え作業をスムーズに行えるでしょう。
気に入ったシャンプーボトルの口が狭い場合は、同じものを2個用意して交互に使用しるのも一案です。
洗浄が面倒な人には、洗わずに詰め替えられる「袋ごと詰め替えられるタイプ」が便利です。
ヘッドが大きいものを選ぶ
ポンプヘッドの大きさは、使いやすさに影響します。なるべくヘッドが大きなものを選びましょう。
小さいヘッドの場合、濡れた手でプッシュするとすべりやすく、余計な力を入れてしまいます。ヘッドが大きければ、子どもの小さな手でも、すべりにくく押しやすいのでおすすめです。
また、ボトルヘッドの押し幅も一緒にチェックしておきましょう。プッシュした時にヘッドが深く下がるものは、一度にたくさんの量が出るので何度も押す手間が省けます。
中身が見えるもので選ぶ
ステンレスや陶器などのシャンプーボトルは中身が見えないため、残量がわからず、適切なタイミングで詰め替えができません。
実用性を重視する人は、中身が見える透明・半透明の容器を選びましょう。実用性だけでなく、デザインにもこだわりたい人には、ガラスの容器が最適です。ガラスに色が付いていたり、模様が施されていたりすれば、高級感も出ます。
小さな子どものいる家庭など、割れる心配がある場合はプラスチック製のものがおすすめです。最近では色付きや、かわいいロゴがプリントされたものもあります。
おしゃれでおすすめのシャンプーボトル
商品展開が豊富なシャンプーボトルの中から、おしゃれでおすすめのシャンプーボトルを2点紹介します。
リッチェル「ハユール ディスペンサー」
ハユール ディスペンサーはスリムな角形のシャンプーボトルです。浴室の棚が狭くても、すっきり収納できます。容量は約380mlです。カラー展開も豊富なので、自宅の浴室に合った色を見つけやすいでしょう。
取り外し可能な上蓋にはゴムパッキンが付いており、中身が漏れにくい仕様です。太いポンプノズルは、1プッシュで2~4ccとたっぷりと出るので、何回もプッシュする必要がありません。
最後までしっかりと使いきれるように、底面中央部分にシャンプーが溜まるように設計されています。
リッチェル ハユール ディスペンサー
Easy-Tang「330ml シャンプーボトル ディスペンサー」
切子ガラスが光を反射して、美しいきらめきを放つおしゃれなシャンプーボトルです。浴室に置くだけで、高級感が生まれます。底面にはすべり止めを施しているので安心です。
透明ガラスなので残量チェックがしやすく、プラスチック製よりも耐久性にも優れています。おしゃれでエコな生活をしたい人に最適です。
耐久性が気になるステンレス部分にも、高品質でさびにくいステンレスを使用しているので、長く愛用できるでしょう。
Easy-Tang 330ml ディスペンサー シャンプーボトル
直置きタイプでおすすめのシャンプーボトル
浴室の棚やラックに置きたい人のために、直置きタイプでおすすめのシャンプーボトル2商品を紹介します。
岩谷マテリアル「RETTO<レットー>ディスペンサー L」
RETTOのディスペンサーLは、約800mlと大容量タイプのシャンプーボトルです。ジャンボサイズの詰め替え用シャンプーにも対応しています。
シンプルなデザインは、洋風・和風問わず、どんな浴室にもマッチするでしょう。置くだけで、モダンでおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
大きなポンプヘッドはすべりにくく、小さな子どもでも押しやすい仕様です。また上蓋自体が取り外せるので、開口部が広く、詰め替えも簡単に行えます。
容器全体は白くてシンプルですが、残量チェックができるように、真ん中部分のみ半透明にしています。デザインも実用性も重視したい人に、おすすめの商品です。
岩谷マテリアル RETTO<レットー>ディスペンサー L
ニトリ「スリムディスペンサー Nアーバン 550mL」
リーズナブルな価格で多くのアイデア商品を展開する、ニトリのシャンプーボトル「スリムディスペンサー Nアーバン」は、一般的な市販の詰め替え用シャンプーを1回で注入できる約550mlの容器です。
大容量でありながら、スリムタイプに仕上げているため、狭いスペースでも圧迫感なくすっきりと収納できます。
シンプルな透明デザインで、シックなミドルグレー・爽やかなターコイズブルー・かわいらしいピンクなどが展開されています。残量がいつでも確認できるため、気づいたら中身がないなどの心配もありません。
上蓋は取り外し可能です。大きめの口は、洗浄・乾燥もしやすく、手入れに時間がかかりません。SHAMPOO・CONDITIONER・BODY SOAPの3種類のラベルが付属しています。
ニトリ スリムディスペンサー Nアーバン 550mL
壁掛タイプでおすすめのシャンプーボトル
ボトル底面にヌメリが発生しにくく、掃除が手軽な壁掛けタイプでおすすめのシャンプーボトルを2商品紹介します。
山崎実業「マグネットツーウェイディスペンサータワー」
容器の背面に大きな磁石を搭載し、浴室の壁に取り付けられるシャンプーボトルです。壁に穴を開けてねじで固定することなく、壁付けできるので賃貸の人にも向いています。
ポンプ部分を少し前向きに傾ける設計によって、壁付けでもプッシュしやすい点が特徴です。上蓋も取り外しできるので、詰め替え・洗浄・乾燥といった作業も簡単に行えます。
容量は約500mlあり、市販の400ml以内の詰め替え用シャンプーなら袋ごと入れて使用できます。磁石を使用せずに、直置きタイプとしての利用も可能です。カラーはホワイトとブラックの2色が展開されています。
山崎実業 マグネットツーウェイディスペンサータワー
便利で使いやすいシャンプーボトル
デザイン性よりも実用性重視の人におすすめな、便利で使いやすいシャンプーボトルを2品紹介します。
アイメディア「スリムna詰替用お手軽ポンプ」
面倒な詰め替え作業が不要なシャンプーボトルです。詰め替え用シャンプーの口にポンプを差し込み、容器に入れるだけなので、注入・洗浄・乾燥といった詰め替え作業が発生しません。
上蓋を取り外せるので、大きめの口にすっぽりと袋が入ります。半透明なのでシャンプーの減り具合も、パックのへこみ具合で判断可能です。
容器を三日月形にすることで、複数のボトルを省スペースで並べられます。コンディショナーやボディーソープを、一緒に揃えるのもいいでしょう。また底面には水切り穴があり、中に水が溜まる心配もありません。
アイメディア スリムna詰替用お手軽ポンプ
無印良品「フタが外せるPET詰替ボトル クリア」
シンプルさと実用性を追求したシャンプーボトルです。上蓋を取り外して、詰め替え用シャンプーを袋ごと入れられます。
余計なデザインを一切取り除いているため、浴室の雰囲気を壊す心配もありません。容量は約785mlと大容量タイプです。無印良品の詰め替え用シャンプーのほか、市販の詰め替え用にも対応しています。
ただし袋の形状によっては、すっきりと収まらない可能性があるので、事前にサイズが合うかチェックしておきましょう。
無印良品 フタが外せるPET詰替ボトル クリア
便利でおしゃれなシャンプーボトルを使おう
シャンプーボトルはステンレスやプラスチックなど、さまざまな素材の商品が販売されています。
素材によって雰囲気が変わるので、インテリアとして楽しめるようなものを選びましょう。ただし小さな子どものいる家庭では、割れにくい素材のものがおすすめです。
容器は袋から注入するタイプ・袋ごと詰め替えるタイプ・袋をそのまま吊るすタイプがあります。注ぎ口が広くて、ポンプヘッドが大きなものは、使い勝手がいいでしょう。
自分にとって便利でおしゃれなシャンプーボトルを見つけて、素敵なバスタイムを楽しみましょう。