ワードローブにはいくつかのタイプがあります。収納力やサイズによって、それぞれ特徴が違うので、自分の収納したい洋服の量や置きたい部屋の広さによって選ぶとよいでしょう。この記事では、ワードローブの選び方と種類別のおすすめの商品を紹介します。
目次
ワードローブとは?
ワードローブとは衣類専用の収納家具のことです。ワードローブには3種類のタイプがあり、それぞれ使い勝手や収納力が異なります。ワードローブを購入するメリットやデメリットも踏まえながら、最適なものを選びましょう。
クローゼットとの違い
ワードローブとクローゼットの違いは、端的に言えば、家具のことかスペースのことかということです。
ワードローブとは、洋服だんすのことです。衣類に特化した収納家具なので、衣服の種類に応じて保管できます。
対してクローゼットとは、衣類などを入れるための、備え付けの大型収納スペースのことです。スーツやワンピースの収納に対応するため、ハンガーパイプが取り付けられていることが多いのも特徴といえるでしょう。
ワードローブの種類
ワードローブには大きく分けて、下記の3種類のタイプがあります。使いやすさ、収納力に違いがあるので、自分が何を重視するかに合わせて選ぶとよいでしょう。
- ハンガーラックタイプ
- チェストタイプ
- ロッカータイプ
ハンガーラックタイプは扉がなく、ハンガーで洋服をかけていくだけのタイプです。収納しやすく取り出しやすいので、よく着る服を収納するのに便利でしょう。カーテン付きの物を選べば、必要に応じて隠すこともできます。
チェストタイプは、ハンガーラックとチェストが組み合わさったものです。チェストが増える分ハンガーラックより収納力があり、靴下や下着など細々したものも収納できる点で便利です。
ロッカータイプは、最も収納力があるタイプです。扉付きなので、洋服をほこりから守れますし、おしゃれなデザインのものを選べば、インテリアとしても映えます。大型のものからスリムでコンパクトなものまで幅広くあります。
ワードローブを使うメリットやデメリット
ワードローブのメリットとしては、二つのことが挙げられます。一つ目は、洋服の収納スペースが確保できること、二つ目は、使い方やデザイン次第でインテリアになることです。
一方デメリットとしては、スペースの必要な家具が増えることで、部屋が狭くなることが挙げられるでしょう。
ワードローブは、部屋の広さと収納したいものの量を考慮しながら、選ぶことが大切です。
ワードローブの選び方をチェック
ワードローブ選びで失敗しないためには、耐荷重と実寸をチェックしておくことが大切です。まずは実際にどれくらいの量を収納するのか、設置スペースはどれくらい確保できるものかを確認してから探しましょう。
置くものや耐荷重で選ぶ
ワードローブを選ぶ前に、何をどれだけ収納したいのか、またパーツごとの耐荷重はどれくらいかを確認しておきましょう。
1枚1枚は軽い洋服も、何枚にもなるとかなりの重量になるものです。耐荷重の小さすぎる簡素な作りのものを選ぶと、転倒する恐れもあります。また棚にたくさんのものを置きすぎても、棚板が歪んだり、反ってしまったりする恐れがあるでしょう。
さらにワードローブの高さを確認しておくことも大切です。コートやワンピースなど、丈の長いものを収納したいなら、ある程度の高さがあるものを選ぶ必要があります。
逆に丈の短いものばかりを収納する場合は、ハンガーラックが二段になったタイプや、下にチェストが付いたタイプだと、収納力もあるのでおすすめです。
置く場所に適したサイズを選ぶ
置く場所に適したサイズのワードローブを選ぶことも大切です。ワードローブのサイズは、壁一面を覆うほどの大きさのものから、幅が60cmほどのコンパクトサイズのものまで、商品によってさまざまです。
「実際に部屋に置いてみたら、思ったより大きく部屋が狭くなってしまった」というような失敗を避けるためにも、事前に商品の幅・高さ・奥行きを確認しておきましょう。
また幅を調節できるタイプのものを選べば、設置スペースや収納する洋服の量に合わせられるので便利です。
ワードローブにあると便利な機能
特にロッカータイプ以外のタイプを選ぶ際は、カバーやカーテン付きの物を選ぶと、ほこり対策になるのでおすすめです。またワードローブを移動させることが多い人は、キャスター付きが便利でしょう。
カバーやカーテン付きはほこり対策に
よく着るものだけでなく、たくさんの洋服を保管するために選ぶなら、ほこり対策ができる、カバーやカーテン付きのものを選ぶのがおすすめです。目隠しにもなるので、必要に応じて生活感を隠すこともできます。
また扉付きのものと違い、扉を開閉するスペースが要らない分、部屋が狭くても設置しやすいでしょう。幅が伸縮できるタイプのものも多く、スペースの有効利用もできます。
キャスター付きは移動が楽
キャスター付きのものを選べば、楽に移動させることができるため、掃除や模様替えの際に便利です。
特に部屋が狭く、ワードローブを頻繁に動かさざるを得ない人や、定期的にワードローブの位置を変えたい人には、使い勝手がよく重宝するでしょう。
またキャスターにストッパーが付いているものを選べば、安定して使いやすいのでおすすめです。
ハンガーラック型のおすすめワードローブ
ハンガーラック型はスリムで場所を取らないものが多く、狭い部屋でも置きやすいタイプです。上手に『見せる収納』をすれば、よりおしゃれな部屋にすることもできるでしょう。
ドウシシャ「クローゼット・ワードローブ ラック本体のみ EL25-90183」
リーズナブルなのに、さびにくく高品質なハンガーラック型のワードローブです。さまざまなパーツを組み合わせて使うことができるので、収納量が増えたり、他のものも収納したくなったりしたときにも対応できます。
例えばハンガーポールを増やせば収納量を増やせますし、リバーシブルウッドシートを組み合わせれば、棚板部分に小物を置くこともできるようになります。
他にもバスケット・ストレージボックス・延長用ポールなどのパーツもあり、自分好みにカスタマイズが可能です。
ドウシシャ 『クローゼット・ワードローブ ラック本体のみ EL25-90183』
アイリスオーヤマ 「ハンガーラック ラック付き PI-B3」
ハンガーラックやパイプ部分はスチール、ラックの棚板部分は木製と見た目にもおしゃれなワードローブです。
ハンガーラックは幅約64×高さ約127cmと、コートやワンピースをかけても十分な高さがあり、また横幅もしっかりあるのでたくさんの洋服を収納できるでしょう。4段になった棚はディスプレイ収納もでき、見せる収納を楽しめます。
パイプの色はブラックとホワイトの2色展開です。
アイリスオーヤマ 『ハンガーラック ラック付き PI-B3』
山善 「突っ張り ハンガーラック WJ-775」
バーが突っ張り棒式になっているので、転倒の心配がありません。2段式になっており、最大80着まで収納可能です。引っ掛け棒も付いてくるので、上段にかけてある服も楽に取れます。
もちろんバーの高さは調整できますし、横幅も72~140cmの間で調整できるので、途中で収納量が変わっても対応可能です。
工具を使うことなく、誰でも簡単に設置できます。
山善 『突っ張り ハンガーラック WJ-775』
uyoyous「ハンガーラック 天然竹製 4段棚 JP41-C2-0005A」
竹でできたフレームが特徴のハンガーラックです。竹は軽量ながら丈夫な素材で、多少重いものを置いてもびくともしません。
棚付きなので畳んだ洋服やバッグ、帽子などの収納にも便利です。幅90×奥行30×高さ130cmとスリムな設計で、部屋のスペースを占領することもありません。
またシンプルなデザインは、どんなスペースとも調和するでしょう。
uyoyous 『ハンガーラック 天然竹製 4段棚 JP41-C2-0005A』
カバー付きのおすすめワードローブ
カバー付きのワードローブは、洋服をほこりや日焼けから守ってくれます。シンプルな見た目のものからおしゃれなものまで、さまざまな商品がありますので、自分の好みや部屋に合わせて選ぶのもよいでしょう。
IMILLET「ワードローブ組み立て式 カバー付き WDRB」
ガーリーな雰囲気のカバーが特徴の、置くだけでよりかわいい部屋にしてくれるワードローブです。カバーの生地は、防じん・はっ水加工されたポリエステルで、洋服を湿気やほこり、臭いから守ってくれます。
また組み立て式なので、収納したいものに合わせてレイアウトを変えることができ、無駄なくスペースを活用できるのもうれしいポイントです。ハンガーパイプは25mmと太めで、コートや冬物など重い衣服もたくさんかけられます。
IMILLET 『ワードローブ組み立て式 カバー付き WDRB』
ドウシシャ「ハンガーラック 不織布カバー付き CHR-1250」
カバーにはダブルファスナーを採用しており、左右別々に付いたファスナーを開閉して洋服を取り出せるので便利です。
左側には棚板も設置されているので、小物の収納もできます。また右側は上下2段のハンガー式となっているため、たくさんの洋服を収納できるでしょう。さらにキャスター付きなので、移動させるのにも便利です。
シンプルなデザインで、どんな雰囲気の部屋にもなじむでしょう。
ドウシシャ 『ハンガーラック 不織布カバー付き CHR-1250』
川口工器「耐荷重150kg 洗えるカバー付き 頑丈 ハンガーラック CKA-927」
側面・背面・上部には外カバー、前面にはカーテンが付いていて、ほこりや日焼けから洋服を守ってくれます。カバーを洗濯機で洗うことができるのも、清潔を保ててうれしいポイントです。
総耐荷重150kg、ハンガーバーの耐荷重は100kgと大変丈夫で、たくさんの洋服を収納できます。棚に収納ボックスや衣装ケースを置くこともでき、収納力抜群のカバー付きハンガーラックです。
川口工器 『耐荷重150kg 洗えるカバー付き 頑丈 ハンガーラック CKA-927』
アイリスオーヤマ「カラーメタルラック ワードローブ CMW-75183C」
カバーは通気性のよい不織布性なので、湿気がこもりにくく、カビやダニによる洋服の被害を防いでくれます。両端に付いた2列のファスナーを開けてから、カバーをロールアップして洋服の出し入れを行います。
ロールアップしたカバーは固定しておくこともできるので、開けたままにして使うことも可能です。棚板は約2.5cm間隔で高さを変えることができ、収納するものに合わせて、無駄なくスペースを使えます。
アイリスオーヤマ 『カラーメタルラック ワードローブ CMW-75183C』
ロッカータイプのおすすめワードローブ
ロッカータイプは収納力に優れるうえ、洋服をほこりや日焼けからも守ってくれます。スペースは必要になりますが、インテリアとして楽しめるものを選べば、部屋の雰囲気作りに一役買ってくれるでしょう。
ネオ・クリエート「カリーナseries フレンチカントリー風ロッカークローゼット CR-1590L」
クラシカルなデザインの引手と、カントリー風の雰囲気を漂わせる脚部が特徴の、ロッカータイプのワードローブです。扉は両開きで、左右どちらからでも洋服の出し入れできます。
ハンガーラック部分は幅84.8×奥行50×高さ102.5cm、引き出しの深さは24cmと、収納力も抜群です。
さらに上部分の天板もしっかりしているので、普段使わないものの収納にも使えます。扉の真ん中に鏡が付いているのも便利でしょう。
ネオ・クリエート 『カリーナseries フレンチカントリー風ロッカークローゼット CR-1590L』
ぼん家具「木製 クローゼット 扉付き lrauw0310-na」
和歌山の家具通販専門店のワードローブです。家具職人が組み立て終わった状態で届けてくれるので、自分では組み立て不要ですぐに使えます。
全体のサイズは幅59.4×高さ179.3×奥行53.5cm、ハンガーポールの高さは約141cmあり、ロングコートやロングワンピースなど丈の長い衣類の収納に便利です。
シンプルなデザインなので、どんな部屋にも違和感なく置けるでしょう。カラーはダークブラウン・ナチュラル・ホワイトの3色があります。
ぼん家具 『木製 クローゼット 扉付き lrauw0310-na』
Mericodan 「ワードローブクローゼット 組み立て式」
12個のラックの組み合わせ方次第で、収納したいものやスペースに応じて、自由に組み立てることができます。ジョイントに棚板をはめ込むだけなので、組み立ても分解も簡単にできるでしょう。
棚板を支えるフレームはスチール製で耐荷重は8kg、またジョイント部分はABS樹脂なので、耐久性と強度にも優れたワードローブです。
Mericodan 「ワードローブクローゼット 組み立て式」
引き戸タイプのおすすめワードローブ
引き戸タイプのものは、扉タイプのもののように、扉を開閉するためのスペースが要りません。通気性に優れたルーバー仕様の扉を採用しているものも多く、湿気や臭い、カビ対策にもなります。
充英アート「JAJAN ルーバー引き戸クローゼット ヴィスタ LHC-7559SB」
扉が左右に動くスライド式で取っ手も大きく、開閉しやすいワードローブです。上・中・下と三つのゾーンに分かれた棚タイプで、畳んだ洋服や小物の収納に使えます。
ゾーン1カ所あたりのサイズは、幅70.6×奥行51.2×高さ54.5cmですが、3cm間隔で高さを変えることができ、11段階に調整できます。
また扉はルーバー使用になっているため通気性に優れており、湿気や臭い、カビから洋服を守ってくれます。
充英アート『 JAJAN ルーバー引き戸クローゼット ヴィスタ LHC-7559S』
株式会社ナカムラ「マストバイ ルーバー引き戸 mb-I-3500245」
高さが200cmもある大容量のワードローブです。ハンガーバーは1段にも2段にもすることができるのも特徴で、1段の場合は高さ156cmと、ロング丈の洋服もきれいに収納できます。
またキャリーバッグやゴルフバッグなど、普段は使わない大型アイテムの収納にも便利でしょう。扉にはルーバー扉を採用し、通気性も抜群です。
すっきりしたデザインで、部屋を落ち着いた空間にしてくれるでしょう。
株式会社ナカムラ 『マストバイ ルーバー引き戸 mb-I-3500245』
服選びの時間をワードローブで快適に
ワードローブを導入すれば、洋服をきれいに収納できるだけでなく、どんな服があるのか一目で分かるので、洋服選びがしやすくなります。
自分が何を持っているのか把握しやすくもなるため、服を買い足す際でも無駄な買い物が減り、賢くおしゃれできるようになるでしょう。
またワードローブを選ぶ際には、設置スペースや耐荷重を確認することが大切です。ぜひ自分に合ったワードローブを購入し、おしゃれをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。