アイビーはその生命力の強さから、結婚や永遠の愛といった花言葉があります。同時に、怖い花言葉を持つとも言われる植物です。この記事ではアイビーの花言葉が怖いと言われる理由と、風水的に良いとされるアイビーの性質や意味について解説します。
目次
アイビーとはどんな植物?
アイビーは常緑で、つる性の植物です。生命力が強く、放っておくとあっと言う間につるが伸び、一面を覆います。丈夫で育てやすい植物でもあるので、園芸初心者が育てるにもおすすめです。
アイビーの見た目の特徴
アイビーは常緑のつる性植物で、ウコギ科・ヘデラ属に分類されます。地や壁を這うようにつるを伸ばし、手入れをせずに放っておくと、あっと言う間に辺りを覆います。鉢植えで育てた場合は、つるが下に垂れ下がるように伸びていくので、壁掛け植物や、下向きの寄せ植え植物として飾られることが多いでしょう。
葉の形は丸みを帯びたもの、先の尖ったものなど様々な葉があります。また、色も明るい緑から深めの緑、班入りなど色々な種類があります。
アイビーの別名、学名について
アイビーとは通称であり、学名は別にあります。
アイビーの学名はヘデラ(Hedera)で、ラテン語で「しがみつく」という意味の「haerere」、または、ギリシャ語で「葉が密生する」という意味の「hedra」が語源と言われています。
様々な種類があり、その数は100種類以上にものぼると言われていますが、その代表格として有名なのは「ヘデラ・ヘリックス」という種類のものです。一般的にアイビーと言えば、ヘデラ・ヘリックスを指すことが多いでしょう。
育てやすく初心者にもおすすめ
アイビーは園芸初心者でも育てやすい植物です。暑さにも寒さにも強く丈夫なうえ、日陰でも育つので室内のどこに置いても育てることができます。
毎日水やりをする必要もなく、肥料もほとんど与えなくても良いので、手間がかかりません。
また、挿し木をして簡単に株を増やすこともできます。伸びすぎて弱ってきた枝を見つけたら、伐採して挿し木にすると良いでしょう。
結婚式の定番「アイビー」の花言葉
アイビーは結婚式の定番の植物です。その花言葉には結婚、永遠の愛などの他に、絆や友情といった言葉があります。どの花言葉も生命力の強さや、一度つるを絡みつかせれば簡単には離れないアイビーの性質に由来します。
愛にまつわる花言葉を持つ
アイビーには「結婚」・「永遠の愛」といった花言葉があります。
常に緑色をしていて、枯れることがない様子から、ヨーロッパでは古くから恒久的な愛を表すシンボルとされてきました。
また、ギリシャ神話に登場する、結婚を司る女神の祭壇飾りに使われてきたことから結婚を象徴する植物ともされ、今でも結婚式の飾りやブーケに使用されています。
怖い意味に解釈されることも
アイビーの持つ花言葉には「死んでも離れない」というものがあります。これはアイビーが一度壁や樹木に絡みつくと、葉が枯れても根がしっかりと張り付き簡単に取り除くことはできない様子に由来するものです。
この花言葉は途絶えることのない非常に強い愛や信頼と解釈される一方で、度の過ぎた愛や執着を思わせる部分もあります。そのため、恐ろしい意味の花言葉を持つと言われることもあります。
絆や友情の意味もある
アイビーには絆や友情、誠実といった意味の花言葉もあります。これは、アイビーが他のつる性植物と違って、対象に巻き付くだけでなく、根を張って絡みつき、簡単には離れない性質に由来します。一度信頼して身を預けた相手からは、めったなことでは離れないということでしょう。
常緑で生命力が強く、ほとんど枯れることがない様子から、不滅という花言葉もあります。
風水でも注目されるアイビー
アイビーは風水においても邪気を吸収し、良い気を引き寄せるアイテムとして人気です。丈夫で、どんな部屋に置いても枯れることなく育つので、運気アップのために取り入れやすい植物といえるでしょう。
風水アイテムとしての意味
生命力の強いアイビーは、風水では邪気を吸収し、良い気を招き入れると言われています。特に、下に垂れ下がる植物は、風水では恋愛運がアップすると言われますので、恋愛運を上げたい場合は、アイビーの鉢植えを部屋に置いておくと良いでしょう。
また、金運にも良いとされ、金運アップに効果的な場所に置くのもおすすめです。
アイビーは枯れにくく、育てるのにほとんど手間がかからないので、園芸に疎い人でも取り入れやすい植物と言えるでしょう。
風水に良いアイビーの置き方
邪気を吸い取り、家の中に良い気を入れてくれるアイビーは、玄関やトイレに置くのがおすすめです。
風水において玄関は、良い気も悪い気も入ってくる場所とされています。玄関にアイビーを置いておけば、家の中に邪気が入ろうとするのを阻止できるでしょう。
また、トイレは家の中でも特に邪気の溜まりやすい場所とされています。トイレにアイビーを飾れば、邪気が溜まるのを防げるでしょう。
さらにリビングに置いておくのもおすすめです。アイビーが良い気も招き入れてくれるので、さらなる運気アップを狙えます。
アイビーのおしゃれな飾り方
アイビーはその特性から、他の植物とは一味違うおしゃれな飾り方ができます。しなやかなつるを生かして、リースにして飾るのもおしゃれですし、下向きに伸びるので、高いところに飾っても素敵な空間になるでしょう。
リース作りにおすすめ
アイビーのつるは、しなやかなので、形が作りやすく丸いリースを作るのにもおすすめです。
丸い形にすることで、かわいらしい葉形も生かされ、素敵なグリーンリースが完成します。アイビーを主役にする場合は、少しボリュームを持たせることで、存在感のあるおしゃれなインテリアとなるでしょう。
また、葉を乾燥させてから使えば、いつまでも枯れることなく飾っておけます。
ガラス瓶を使って一輪挿しに
緑の植物は無色透明なガラス瓶を使って飾れば、緑の鮮やかさがよく映えます。
つるが垂れ下がるアイビーの場合は、一輪挿しに入れて、目線よりも高い位置に飾ってみるとおしゃれです。一輪挿しの代わりに、シャンパングラスを使ってみても、スタイリッシュな雰囲気が出て素敵でしょう。
また、長く伸びすぎたつるを使って、水耕栽培を楽しむこともできます。水耕栽培をする際には、水をきれいに保つことが大切です。水に浸かってしまう部分の葉は、予め取り除いておき、水が汚れにくいようにしておくと良いでしょう。
特に、水が汚れやすい暑い季節は、水をこまめに取り換えるようにすると、上手く育ちます。
吊るして飾る
つるが下に向かって伸びるアイビーは、吊るして飾るのもおすすめです。ハンギングポットを使って、壁や天井から吊り下げて飾れば、空間に変化が生まれ、部屋がとてもおしゃれになります。
大きく育てば、インテリアとしての存在感も抜群です。室内はもちろん、庭やベランダに飾っても、鮮やかで美しい緑がよく映え、素敵な空間となるでしょう。
素敵な花言葉を持つアイビーを飾ろう
アイビーには結婚などの愛にまつわる花言葉や、絆や友情といったたくさんの素敵な花言葉があります。風水ではよく邪気を吸収し、良い気を招き入れるとされるので、運気アップのために部屋に置くのもおすすめです。
また、飾り方を工夫すれば、おしゃれなインテリアとしても楽しめます。アイビーを飾って、家の中をより素敵な空間にしてみましょう。