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腕時計が動かない!考えられる原因と電池交換の方法

腕時計が動かなくなった際、破損するような原因が思い当たらない場合には、電池交換で解消するケースは多いものです。しかし、自力での交換は避けましょう。時計の電池交換ができる場所や、交換してもらう店舗を選ぶ際のポイントを紹介していきます。

腕時計が動かなくなる原因は?

腕時計が動かなくなる原因の中で、よくあるパターンを紹介します。長く使っている時計の場合は、全ての原因が当てはまる可能性もあるでしょう。

一番多いのは電池切れ

電池で動いている時計が動かなくなってしまう原因は、単純に電池切れというケースが多いです。この場合は、ボタン電池を交換すれば解決します。

またボタン電池の寿命はおよそ2年程度なので、長期間使っていないうちに電池が切れてしまうことがあります。

加えて、店頭に出ている間に電池の大半を消費している可能性もあるので、買ってすぐに電池切れになるケースもあるでしょう。

部品の破損や消耗

ゼンマイや歯車など、時計の内部の部品が消耗してしまっているケースもあります。

腕時計内部の細かい部品には、あらかじめ専用の潤滑油が塗られていますが、時間の経過と共に油が酸化してしまい、部品同士がきれいに噛み合わくなるのです。この状態が続くと部品が摩擦を起こして、破損してしまいます。

また、気づかないうちに落としてしまっており、時計に思わぬ衝撃を与えていることもあるでしょう。このような場合には、知らないうちに破損していることもありますので要注意です。

油切れの可能性も

油切れは電池で動く時計に限らず、どの時計でも起こりうる故障です。もしも手元の腕時計が長期間使っているものであれば、油切れである可能性が高いでしょう。

時計の内部には潤滑油が使われているのですが、時間が経過すると油切れを起こしてしまいます。それによってパーツ同士がうまく噛み合わなくなったり、油が固まってしまったりしてしまい、動かなくなってしまうことがあります。

電池交換はどこに頼むの?

身近な場所では、主に『時計専門店』『家電量販店』『ホームセンター』などで時計の電池交換をしてもらうことができます。特注品や高級品などには対応できない場合もあり、それぞれのメリットやデメリットを把握した上で依頼するようにしましょう。

時計専門店

商店街などに古くからある街の時計店では、長年の経験に裏付けられた確かな技術で対応してもらえる可能性があります。腕の確かな技師であれば、大切な時計を安心して任せられるのではないでしょうか。

またこのような専門店は、価格も比較的良心的なケースが多いです。ただし、知識や経験の浅いアルバイトが修理を担当している場合もあります。修理を出す際に確認するとよいでしょう。

家電量販店

大型家電量販店には、時計の電池交換専用のカウンターが設置されていることも多いです。

1000〜2000円以内を目安に電池交換をしてもらえる上に、所要時間も1時間程度で交換してもらえます。電池交換の間に店頭を巡るなど、他の買い物を済ませられるのはメリットでしょう。

ただし、海外メーカーの製品などは、メーカー修理となる可能性もあります。その場合はコストアップの上、時間もかかってしまうので、修理に出す前に店頭で相談するのをおすすめします。

ホームセンター

ホームセンターでも、時計の電池交換専門カウンターが設置されているところがあります。価格は家電量販店よりもさらに安いケースもあるので、チェックしてみましょう。

ただし、修理を担当する技師の技術差が店舗によって異なる可能性もあります。技術があるわけではない一般のスタッフが行うこともあり、電池交換を行っても時計が動かない場合や、傷がついたりするリスクもあるでしょう。

そのため、特殊な時計や高級時計などは、メーカーに問い合わせる方が安全かもしれません。

事前にチェックしておきたいこと

自分の大切な腕時計を修理に出す店舗を選ぶ際の、チェックポイントを紹介します。大切な時計を預けることになるので、できるだけリスクを回避し、技術力や対応を信頼できる店舗を選びましょう。

メーカーや時計店の保証有無を確認

メーカーの保証書が手元にある場合は、記載されている保証期間を確認しましょう。期間内かつ、保証対象の内容に該当する故障理由であれば、メーカーにて対応してもらえるケースもあります。

また、メーカーだけではなく時計修理店でも、修理後に保証書が発行されることもあります。修理店の保証書があれば、万が一修理後に不具合が出た場合でも、修理店で修理費用などを負担してもらえるので安心です。

保証の有無は修理に出す前に、確認してみるとよいでしょう。

時計修理技能士のいる店を探す

時計修理技能士という国家資格があります。時計修理店では、この資格を保持している技師が電池交換に当たっていることが多いです。

しかし、資格がなくても電池交換をすることは可能であるため、中には資格を持っていない人が担当している店舗もあるのが現状です。

もちろん資格がなくても技術がある担当者もいるでしょう。しかし自分の大切な時計の修理を任せるにあたり、修理担当者の資格の有無はリスクを減らす観点の一つになるため、念頭に置いておくとよいでしょう。

腕時計の管理にも注意しよう

腕時計はとても繊細な構造になっているので、管理方法がとても大切です。適切に管理するためのポイントを知っておきましょう。また自力での修理はトラブルの原因になるので、必ず専門家に任せるのがおすすめです。

止まった時計をそのまま放置しない

止まった時計は、放置せずに電池交換を早めにするのがおすすめです。電池には使用推奨期限が設定されているため、時計の中で古い電池を放置していると、液漏れを起こしてしまうことがあります。

そのため「この時計はしばらく使わないだろう」と、止まった時計に古い電池を入れたままにしておくのはやめましょう。液漏れによって、時計の機械内部が故障してしまうことにもなりかねません。

大切な時計を使い続けるためにも、電池が止まったらすぐに交換しましょう。電池交換も、時計のメンテナンスの大事なポイントです。

自力の交換はトラブルの元

自分で電池交換をするのは、デメリットの方が大きいので避けましょう。時計の内部は非常に細かい部品が100個以上も詰まっており、より複雑なものになると1000個を超えることもあります。

安易に自分で蓋を開けて電池を入れ替えると、部品を傷つけてしまったり、時計の中にホコリが入ってしまったりし、破損してしまうことがあります。また、自分で時計の蓋を開閉すると防水機能も低下することが多いです。

修理店に依頼すれば、修理後の時計の防水検査も行ってもらえます。しかし自分で修理をすると、保証期間内であっても対象外となってしまい、修理費用も割高になるでしょう。そのため、自分で電池交換を行うことはおすすめしません。

腕時計の電池交換はお店に任せるのがベスト

腕時計が止まってしまう原因の大半は、電池切れです。しかし、部品の故障や経年劣化によるケースもあるので、まずは修理店で相談するのをおすすめします。メーカー保証書がある場合や高価な時計の場合、メーカーにまずは相談してみるのもよいでしょう。

また一般的な修理店は、商店街などにある専門店はもちろん、家電量販店やホームセンターの一角にも設けられています。

店舗の対応やコストはもちろんのこと、大切な時計を預けることになるので、『資格保持者がいる店舗』を選ぶとよいでしょう。修理保証書も出してくれる店舗の場合は、より安心です。

時計は想像以上に繊細な商品です。自力で電池交換や修理をしようと分解してしまうと、取り返しのつかないことになることもありますし、高額な費用が発生してしまうことにもなりかねないので避けましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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