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重曹パックで肌ケアをしよう。メリットとデメリット、注意点を紹介

重曹は食品にも使われるなどとても身近なアイテムですが、実はパックとして肌ケアにも使えます。毛穴汚れのケアやピーリング効果などもあるので、方法を知って実行してみましょう。また注意点も紹介しているので、必ず守って美肌を手に入れましょう。

重曹ってなに?

重曹とは、どのような成分の物質なのかを紹介します。食用や薬用に使われるものは、お肌にも使うことができます。工業用のものもあるので、誤って使わないように注意しましょう。

重曹の主成分と特徴

重曹の主成分は『炭酸水素ナトリウム』です。通称は『重炭酸ソーダ』で、それが略されて『重曹』と呼ばれるようになりました。

白い粉末状をしており、食用としても活用されている弱アルカリ性の安心な物質です。ベーキングパウダーの主成分としても使われており、膨張効果が有名でしょう。

また研磨作用もあるため、掃除をする際の洗剤として、市販のクレンザー剤代わりに活用されることも多いです。

重曹の種類とスキンケアに使えるものは?

重曹には、『食品用』『薬用』『工業用』の3種類あります。成分は変わりませんが純度が異なるので、スキンケアとして顔や肌に使う場合には食品用か薬用を使うようにしましょう。

その最大の理由は口に入ったときの安全性です。また工業用の重曹は、粒子が荒かったり、添加物が配合されてたりすることもあります。

食品用や薬用は口に入れることを前提とされているため、キメが細かく不純物も少なく作られています。

重曹パックのメリットとは?

重曹には、タンパク質を分解してくれる働きがあります。そのため、ピーリング効果や、毛穴汚れ除去効果が高く、お肌の悩みを解決してくれる可能性があります。

ピーリング効果がある

重曹には、『ピーリング効果』を期待できます。ピーリングとは、肌の古くなった角質を取り除く美容方法です。ピーリングを行うとシミやしわ、くすみの原因となる古い角質を除去し、新しい角質へと生まれ変わるよう促進することができます。

古い角質を除去して新しい角質に生まれ変わらせる『ターンオーバー』と呼ばれるサイクルを整えることで、美しい肌を手に入れることが可能です。重曹パックは肌をケアして、ニキビ跡や肌のゴワツキなどを改善する近道になってくれます。

毛穴の汚れを落とす

重曹は、洗浄力に優れている特徴があります。そのため、通常の洗顔やクレンジングでは落とせずにたまってしまった毛穴の黒ずみ汚れも、すっきりと落とすことができるのです。

また重曹は洗浄力が強いので刺激も強そうですが、弱アルカリ性なのでお肌への刺激も基本的には低めです。

プツプツと鼻などにたまりやすい頑固な黒ずみに悩んでいる人は、ぜひ試してみましょう。

重曹パックのデメリットとは?

良いこと尽くしに見える重曹パックにも、デメリットがあります。肌質や肌の状態によっては刺激が強すぎるので注意が必要です。また、あまりにも高い頻度でケアするのも禁物です。ここでしっかり注意点を押さえておきましょう。

肌が弱い人には刺激が強い

弱アルカリ性なので基本的には肌に優しいのですが、肌の調子が悪いときには刺激が強すぎることもあります。乾燥していたり、生理前後だったり、ニキビが出ていたりするときなどは、使用するのを控えましょう。

また、肌が弱め・敏感な方は特に慎重に使うのをおすすめします。初めて使う場合は、肌の状態に関わらず、腕などでパッチテストをしておくと安心でしょう。

大事な皮脂も落としてしまう場合も

重曹でスキンケアをする際に、強い力でこすりすぎたり、毎日のように洗顔したりしてしまうと、大切な皮脂まで落としてしまうことになります。

また、摩擦によって肌の黒ずみを招くこともあるので、やりすぎには注意しましょう。傷めた肌に紫外線が当たることで、シミができてしまうこともあります。肌に負担をかけすぎず、適切な強さや頻度を守ってケアをすることが大切です。

重曹パックをしてスキンケアをしよう

重曹パックを使ってスキンケアをする方法を具体的に紹介します。正しい材料を使い、適切な時間を守って使用しましょう。刺激を与えすぎると、逆に肌を傷めてしまうので要注意です。

重曹パックの作り方

まずは食用か薬用の重曹を用意しましょう。重曹大さじ1杯に対して、水を小さじ1〜2杯加えて混ぜます。重曹は水に溶けずに粒子が残るので、手触りはざらついたスクラブ状のままで問題ありません。

顔に乗せて垂れてこない程度の硬さを目安に仕上げましょう。なお水の量は絶対的なものではなく、あくまでも目安なので様子を見ながら調整します。

重曹パックは顔に乗せて10分待つ

重曹パックが作れたら、顔に乗せていきましょう。顔全体に乗せてもOKですが、肌調子は日によって異なります。そのためまずは、小鼻の黒ずみ部分など、部分的に試して刺激がないかどうかを見ていきましょう。

適量をケアしたい部分に乗せたら、そのまま10分間ほど放置します。ちょうど10分くらい経過するとピリピリとした刺激を感じるケースもあるので、目安時間は必ず守りましょう。約10分経ったら、ぬるま湯でしっかりと洗い流し、保湿をします。

重曹パックの注意点

重曹パックを行う際の注意点に触れておきます。まず、頻度には要注意です。やりすぎると逆効果になるので、必ず頻度を守って実施しましょう。

また、パックを使った後の保湿も忘れてはいけません。重曹パックをして満足するのではなく、ケアまで行って完了としましょう。

正しい頻度でケアをしよう

重曹パックは、やりすぎると肌に過度な負担を与えてしまいます。効果が高いと、つい毎日行いたくなりますが、それはNGです。

適度な頻度としては、週に1〜2回程度が妥当です。毎日行っていると、肌全体が弱アルカリ性になる傾向があり、乾燥や肌荒れしやすくなる可能性があります。

またケアしすぎると、肌に必要なセラミドを含む保湿成分もなくなってしまい、バリア機能が低下してしまいます。適切な頻度で行うことが、美肌を保つ秘訣です。

アフターケアをしよう

重曹でピーリングした後の肌は、とても敏感な状態になっています。また、毛穴が開いた状態になってしまっているので、放置しておくと汚れがまた入ってきてしまうでしょう。

そのため化粧水や乳液などをたっぷりと使い、うるおいを十分に与えることが大切になります。セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・アミノ酸などの成分が入っているアイテムがおすすめです。

せっかくケアをしても、この保湿ステップをサボると乾燥や肌荒れなど逆効果となってしまうので、最後まで丁寧に行いましょう。

重曹パックを正しく使って肌ケアをしよう

食品用もしくは薬品用の重曹であれば、パックを作って肌ケアをすることができます。弱アルカリ性の口に入れても問題ない物質なので、安心して使える材料です。

また基本的には肌にも優しいのですが、重曹パックはスクラブ状で使われます。そのためざらざらとした質感が残り、敏感肌であったり、一時的に乾燥していたりと肌の調子がよくないときには、避けた方が無難です。

さらにタンパク質を分解する力があるので、頑固な毛穴汚れにも有効なのですが、使用しすぎると肌を傷める原因にもなります。そのため、多くても週に2回以内にとどめましょう。

そして使用後は、肌が刺激を受けて敏感な状態になっているため、必ず保湿などのケアを入念に行うのが大切です。正しいケア方法を知って、重曹を日々のスキンケアに取り入れてみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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