ドライヤーの掃除とは?汚れの種類や掃除の必要性、掃除のコツを紹介

日々の生活に欠かせないドライヤーは、掃除方法が分からないまま使用していると壊れてしまったり、けがをしたりといった事故のもとになります。今回はドライヤーにほこりがたまる原因や掃除する必要性、掃除方法について紹介します。

ドライヤーはいろいろなものを吸い込む

ドライヤーはさまざまなものを吸い込むため、掃除が欠かせません。まずはドライヤーの実体を知り、掃除の必要性を確認しましょう。

空気中のほこりを吸い込む

ドライヤーは吹き出し口から風を出すために、後ろの吸い込み口から空気を取り込みます。空気を取り込む際にほこりも巻き込んでしまうため、ドライヤーの吸い込み口や内部は汚れやすいのです。

吸い込み口に汚れがたまってしまうと、使うたびに汚れが視界に入ります。またドライヤーの内部にほこりがたまると、風力が弱まるだけではなく発火の原因にもなるので注意が必要です。

ドライヤーのほこりは、日頃の掃除と併せて取り除くように習慣づけるとよいでしょう。部屋の掃除機をかける際にほこりを吸引したり、ハンディーモップで床を拭く際に拭いたりするように意識するだけでも変わってきます。

髪の毛も吸い込む

ドライヤーの吸い込み口は人の髪の毛を吸い込むことがあるため、付着した髪の毛は小まめに取り除くことが大切です。またドライヤーを使う際は、頭から10cm以上は離し、吸い込み口を遠ざけて使いましょう。

さらに髪の毛がドライヤーの内部に入り込むと、ほこりと同じように発火の原因になります。気が付いたらすぐに取り除いたり、定期的な掃除をしたりすることで長く安全に使用できるでしょう。

ドライヤーを掃除しないとどうなる?

ドライヤーを掃除することの必要性について紹介します。ドライヤーを掃除することは、安全に使用する上で大切なことなため、具体的な理由を見ていきましょう。

温風が異常に熱くなる

ドライヤーを使っているうちに、温風が普段よりも熱く感じられたら掃除が必要です。吸い込み口にほこりがたまっているため、空気を十分に吸い込めず温度が高くなってしまっているのです。

もし温風が異常に熱い状態を放置してしまうと保護装置が作動し、吸い込み口からは火花が出ることもあります。ドライヤーの性能を落とさないために、またより安全に使用するためにも、温風が異常な熱さになっていたら掃除しましょう。

風量が落ちる

ドライヤーの吸い込み口の汚れが原因で、ドライヤーの風量が落ちることがあります。吸い込める空気の量が減ってしまうため、吹き出し口から出せる風の量も減ってしまうのです。

またドライヤーの内部に汚れがたまることも、風量の低下につながります。モーターにほこりが付着し、動きが鈍くなってしまい正常に作動しなくなります。

自宅で無理に分解掃除をすると危険なため、網目の汚れを取り除いたり、中を掃除機で吸引したりし、内部にほこりなどがたまらないよう予防していきましょう。

焦げ臭くなることも

ドライヤーがほこりや髪の毛を吸い込んでしまうことで、焦げたようなニオイを発することがあります。ドライヤーの内部のヒーターにより熱が加わることで、焦げてしまうのです。

またドライヤーの内部に詰まったほこりや髪の毛は、ドライヤーのヒーターやモーターの動きも劣えさせます。その状態で無理にドライヤーが動こうとすると火花が散ってしまい、火傷などのリスクにもつながるため注意が必要です。

ドライヤーの基本の掃除方法

ドライヤーの掃除方法を紹介します。自宅にあるもので掃除ができるため、思い立ったときに実践できます。方法もシンプルなので、確認していきましょう。

細かい汚れは歯ブラシや綿棒で掃除する

細かい汚れは歯ブラシや綿棒できれいに掃除できます。

吹き出し口は最初にノズルや送風口カバーを外し、綿棒で網目のほこりを取り除きます。この際、冷風を出しながら掃除すると、より汚れを飛ばしやすいです。また吹き出し口を下に向け、新聞紙を敷いた上で掃除すると汚れが散らかりにくくおすすめです。

また、より網目の細かい吸い込み口は、歯ブラシを使って掃除していきましょう。歯ブラシを網目に入れたら、ほこりをブラシでかき出すようにくるくる回したり、前後左右に動かしたりします。

掃除機を使うと効果的

掃除機は網目の奥にあるほこりや髪の毛を吸引するのに便利です。吸引する過程で網目にほこりや髪の毛が引っかかってしまうこともあるため、掃除機をした後に綿棒や歯ブラシで網目をきれいにするとよいでしょう。

注意点として、必ずドライヤーのコンセントを抜いてから掃除機で吸引します。また網目にたくさん付着した汚れまで完璧に取り除くことは難しいため、内部の汚れを吸引することに特化して使うようにしましょう。

大切なドライヤーを長く使うために

ドライヤーを大切に、なるべく長く使うためのコツを紹介します。日々正しい使い方を心掛けることで、ドライヤーが長持ちするでしょう。

月に1度は掃除をしよう

基本的に月に1度はドライヤーを掃除しましょう。定期的に掃除することで正常に機能するため、電気代がかかりすぎることを防いだり、より長く使い続けられたりします。使用頻度によっては2〜3回に増やすとよいです。

また掃除の手間を少しでも減らすためには、管理の仕方も重要です。棚や引き出しなど仕切られた場所に収納し、空気中のほこりがあまり付着しないようにしましょう。

使用しないときはコンセントを抜く

ドライヤーを使用しない間は、コンセントを抜いて保管しましょう。万が一コンセントを抜かずに保管すると、誤って電源が入った際に近くのティッシュや紙などの燃えるものが吸引され、発火などの原因になります。

また長期間コンセントを抜かずにいると、接続部分にほこりがたまります。コンセントとプラグの間にほこりが入り混むと、火災を引き起こすことがあるのです。そのため使わない間は、必ずコンセントを抜いて収納しましょう。

コードを巻き付けない

ドライヤーのコードは本体に巻き付けないようにしましょう。巻き付ける際に接続部分が折れ曲がってしまうと、ドライヤーが正常に作動しなくなり、状態がひどい場合には修理が必要になることもあります。

また巻きつけている過程でコードにねじれが生じ、それを繰り返すごとにねじれが深まり、徐々に取れづらくなります。コードのねじれは断線や火災、感電、ショートの恐れがあるため、危険性が高いことを覚えておきましょう。

ドライヤーの取扱説明書の注意・警告表示には『コードをドライヤー本体へ巻き付けない』旨が記載されていることもあります。誤った使い方をしないためには、事前に取扱説明書を読むことも大切です。

ドライヤーを掃除して安全に使おう

ドライヤーを長く使うためには、掃除の習慣をつけたり、異変に気が付いたときに汚れを取り除いたりすることが大切です。

ドライヤーは綿棒や歯ブラシなど自宅にあるもので掃除でき、大がかりな準備も必要ありません。また、ドライヤーの内部までほこりや髪の毛が入り込んでいることもあるため、併せて掃除機を使うのも効果的です。

もしドライヤーから出る風の温度や量に異変を感じたら、今回紹介した掃除方法を実践してみることをおすすめします。日常的な掃除も怠らず、ドライヤーを長く大切に使っていきましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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