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ドラム式洗濯機の機能とは?選び方から機能性に優れた製品まで紹介

ドラム式洗濯機は、乾燥機能も洗浄力も優れています。外出先から予約できる便利な機能や洗剤の自動投入など、時短効果も魅力です。ドラム式洗濯機の乾燥機能の種類やメリット・デメリット、また購入前に確認したいポイントやおすすめ商品を紹介します。

ドラム式洗濯機を使用するメリット

ドラム式洗濯機を使うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ドラム式洗濯機を使うメリットを『乾燥性能』『たたき洗い』の二つの観点から紹介します。

乾燥性能に優れている

ドラム式洗濯機には、乾燥機能が付いているものが多いです。洗濯物を洗ったあと、取り出して干さずにそのまま乾燥まですることができます。寝ている間や留守中に乾燥まで終えてくれるため、時短になるでしょう。

また、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使えば、天候に左右されずに洗濯物を乾かすことができるのもメリットです。

1人暮らしで洗濯は週末にまとめてというような場合にも、「雨が降って干せない」というようなこともなくなるでしょう。子どもの体操服などの洗い忘れにも、夜のうちに洗濯すれば朝には乾いているので便利です。

上から下へのたたき洗いで汚れを落とす

縦型の洗濯機が『もみ洗い』であるのに対し、ドラム式洗濯機は『たたき洗い』方式です。ドラム式の方が、一度の洗濯で必要とする水量が少なく、およそ半分の水量で洗えます。

そのため節水にもつながり、環境に優しいのはもちろん、コスト的にもメリットがあるでしょう。

また洗濯時に使う水が少ないため、洗剤の濃度が濃い状態で洗濯できることもうれしいポイントです。そのため、油汚れなどを落とす力も優れています。

ドラム式洗濯機にもデメリットはある

ドラム式洗濯機のデメリットは、『本体価格が高い』ことと『サイズが大きい』ことです。価格は製品によってもさまざまですが、概して縦型式の洗濯機よりも高額になります。

またサイズがそもそも大きいので、設置できないというケースもあります。購入を決める前に、あらかじめチェックしておきましょう。

価格が高い

ドラム式洗濯機は、10万円以上くらいの価格が一般的です。中には20万円を超える製品もあります。また乾燥機が付いているため、電気代もアップするでしょう。

節水できるメリットはありますが、導入コストと電気代を考えると、買い替えにも慎重になるかもしれません。

しかし縦型の一般的な洗濯機で乾燥機能を使う場合には、ドラム式洗濯機で乾燥機能を使う方が割安になる傾向があります。導入前には、具体的にシミュレーションしてみるとよいでしょう。

設置するのにスペースを取る

ドラム式洗濯機は、正面から蓋を開けて洗濯物を出し入れして使います。そのため、設置するにあたり、奥行きのスペースを十分に確保する必要があるのです。

賃貸物件などの場合は、洗濯機を置くスペースのサイズが、あらかじめ決まっているケースが多いでしょう。そのためサイズオーバーになる場合には、設置ができません。

またそもそも洗濯機が大きいため、玄関や廊下を通せずに搬入できないというケースもあるので、購入する前にシミュレーションしておきましょう。小型サイズのドラム式洗濯機もあるので、併せて検討してみるのもおすすめです。

ドラム式洗濯機の乾燥機能には種類がある

ドラム式洗濯機には、乾燥方式によって3パターンあります。具体的には『ヒートポンプ式』『ヒーター式』『ヒートリサイクル式』の三つです。

近年の製品はヒートポンプ式を採用しているものが多く、またヒートリサイクル式は日立の独自技術です。それぞれチェックしてみましょう。

少ない消費電力で済む、ヒートポンプ式

ヒートポンプ式は、電力の消費量を抑えられるメリットがあります。ヒートポンプで効率よく空気中の熱エネルギーを確保でき、乾燥や除湿を省エネで行える構造になっているのです。

また乾燥時に冷却水を使う必要もないので、水道代もかかりません。さらに洗濯機内部の温度が、乾燥機使用中も上がりすぎないので、扉の開閉をできるのもメリットです。

加えて衣類へのダメージが少ないので、縮んでしまうなど、衣類を傷めるリスクも下がります。

従来は主流だった、ヒーター式

従来は主流の乾燥方式だったヒーター式は、ドライヤーと同じような構造です。内蔵されたヒーターを加熱し、洗濯機内に温風を送り出す仕組みになっています。

そのため、洗濯物の上からドライヤーをひたすら当て続けるようなイメージとなり、電気代がとてもかかる構造です。また、冷却用の水もかなり必要になるので、水道代も上がってしまいます。

さらに乾燥機内の温度がとても高くなってしまうため、使用中に扉の開閉をすることもできません。なお体価格は、ヒートポンプ式よりも抑えられる傾向にあります。

熱を再利用する、ヒートリサイクル式

ヒートリサイクル式は、日立の製品で採用されている技術です。稼働中のモーターが出す熱を再利用し、乾燥時の熱に使うため、非常に省エネになります。

またヒーター式よりも低温で乾燥できるので、衣類へのダメージをより少なくすることができるのもメリットです。

さらにタオルをふかふかな状態に仕上げてくれるのもうれしいポイントでしょう。ドラムの中の熱が、乾燥機を使用している際にも上がりすぎないため、扉の開閉が可能です。

あったらいい、ドラム式洗濯機の機能

ドラム式洗濯機には、あるとうれしい機能がいくつかあります。時短になる便利機能から、子どもの安全を守る機能まで3種類紹介しましょう。安全を守るためのチャイルドロック機能は、小さい子どもがいる人には特におすすめです。

自動で洗剤の投入を行う、自動投入機能

事前にある程度の量の洗剤や柔軟剤を入れておくと、洗濯を行う度に自動で必要な洗剤量を計算し、投入してくれる機能です。あらかじめタンクにまとめて洗剤を流し込んでおけばよいので、時短にもなります。

数カ月に1度、タンクの中を洗浄する手間はかかりますが、洗剤の無駄遣いも防ぐことができます。洗剤を入れ忘れたり、洗剤を入れすぎたりしてしまう人には、特にうれしい機能の一つでしょう。

遠隔操作ができる、スマホ連携機能

スマホの専用アプリと連携すれば、外出先から洗濯機を作動させることができます。ちょうど帰宅時に洗濯を完了させるなど時間調整もできるので、効率的に洗濯を行えるでしょう。

また朝自宅で洗濯機を操作する時間がなくても、前日の夜に洗濯物を入れておけば、通勤電車の中で洗濯の予約をするといった使い方もできます。

さらに洗濯モードも細かく設定できるので、洗い方が雑になることもありません。

子どもがいる人は安心、チャイルドロック機能

ドラム式の洗濯機は扉の位置が低いため、小さな子どもでも手が届いてしまいます。自分で扉を開けて中に入ることもできてしまうので、大変危険です。

子どもがドラムの中に閉じ込められる事故を防ぐためにも、チャイルドロック機能が付いているものを選ぶとよいでしょう。

運転中や電源を切っているときは扉を開けられない仕様の製品、または扉の中から金具を外して開けられる構造になっている製品もあるため、自身の家庭に合ったものを選ぶのがおすすめです。

ただし子どもがドラムの中に入ってしまったら、いくら金具が付いているとはいえ、自力で開けるのは難しいでしょう。安全のためには、子どもが絶対に入らない状態を作っておくことが一番重要となります。

ドラム式洗濯機を買う前に確認したいこと

ドラム式洗濯機を購入する前に、いくつか確認しておくポイントを紹介します。使えなくなると困るので、扉の開閉方向はしっかりと確認しましょう。また、容量も家族の人数や子どもの有無によって考慮すべきポイントになります。

扉が開く方向を確認しよう

ドラム式洗濯機の扉は、左右いずれかに開ける構造になっています。そのため設置場所のスペースを確認し、どちらが使いやすいか購入前にチェックしておきましょう。

横に置いている物や、壁との間にスペースがなさすぎる場合には、扉がスムーズに開かず使いにくくなってしまうこともあります。

もし左右いずれにも余裕があるのであれば、利き手と反対側に扉が開く仕様の洗濯機を選ぶと便利でしょう。扉を開けたときに利き手でドラム内の洗濯物を取り出せて、作業をスムーズに行うことができます。

また製品によっては、左右どちらか選べるものもあるので都度確認してみましょう。

お手入れ方法を確認しよう

洗濯しながら衣類から出てしまう繊維のくずなどは、フィルターにたまります。また、洗剤を入れておくタンクなども放置しておくと雑菌がたまってしまうので、いずれも定期的に掃除が必要です。

洗濯槽の清掃は、自動清掃機能が付いているタイプの製品を選んでおくと便利でしょう。

また製品によっては、毎回洗濯後に洗濯槽を水ですすいでくれる自動清掃機能が付いているものもあります。ただし、洗濯槽の掃除の頻度を減らすことはできますが、全くしなくてよいわけではないので注意しましょう。

容量やサイズを確認しよう

家族の人数を考慮し、容量やサイズをよく確認して購入しましょう。一般的には、1日あたりの1人の洗濯物の量は、1.5kg程度だといわれています。

1人暮らしの場合には、数日分をまとめて洗濯するケースが多いでしょうから、7kg程度あるとよいでしょう。また子どもがいる場合は、洗濯物がどうしても多めになる傾向があるので、10kg程度あると便利です。

洗濯機は容量目一杯まで洗濯物を詰め込むと、汚れが落ちづらくなります。そのため、余裕を持ってしっかりと洗浄できるように、少し大きめのものを選んでおくとよいでしょう。

高い洗浄力と乾燥性能がおすすめのドラム式洗濯機

洗浄力と乾燥性能が高い製品を紹介します。便利なスマホ機能が搭載されていたり、菌の繁殖を抑えたり、またダニを退治できたりと、それぞれ優れた特徴があるのでチェックしてみましょう。

 

シャープ 「ES-W112」

独自の乾燥フィルター自動掃除機能を搭載しています。そのため、乾燥時に衣類などから出た糸くずやホコリなどを、乾燥しながら自動でダストボックスに集めてくれます。

小まめな手入れを省くことができる上に、乾燥効率を下げずに使い続けることができるのもメリットです。

また『マイクロ高圧洗浄』が可能なため、衣類を傷めずに毎秒100万個以上の水滴を噴射してしっかりと繊維の奥まで洗浄することができます。容量は、洗濯物が多めの家庭にもうれしい11kgです。

シャープ  ES-W112

税込255000円

※2021年02月25日時点

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パナソニック「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2800R-K」

洗濯物の汚れ移りを抑えてくれる『2度洗い』モードが新搭載された製品で、洗浄力がさらにパワーUPしました。スマホ操作機能を搭載しているので、外出先からも洗濯機の操作が可能です。

また洗剤の自動投入機能もあるため、忙しい人にもぴったりでしょう。パナソニックならではの『ナノイーX』機能が充実しているので、花粉ケアも可能です。

さらに洗濯槽も自動洗浄できるので、洗濯機の中を清潔に保てます。10kgの容量なので、たっぷり洗えるでしょう。

パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2800R-K

税込265,320

※2024年03月05日時点

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機能が豊富で使いやすいドラム式乾燥機

個性的な機能が搭載されているドラム式洗濯機を紹介します。メーカーごとにそれぞれ優れた技術が搭載されているので、ニーズに合わせて検討してみましょう。

シャープ「ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7E」

狭いスペースにも設置できる小型のドラム式洗濯機です。容量7kgなので、1人暮らしにもぴったりでしょう。

また時短コースを設定できるので、ボタンを押すだけでスムーズに洗濯を行うことができます。

さらに扉が、洗濯物を取り出しやすい場所に設置されているのもうれしいポイントです。シャープならではの『プラズマクラスター』搭載なので、洗濯槽もきれいにキープできますし、菌の発生も防ぐので洗濯物の嫌なニオイも防げます。

シャープ ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7E

税込141394円

※2021年02月25日時点

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日立「ビッグドラムBD-NX120EL」

洗剤自動投入だけでなく、洗剤が減ってきたら専用のアプリが自動で発注してくれる機能が搭載されています。また洗い方や洗濯時間もAIがお任せ管理してくれるので、とても便利です。外出先から、洗濯機を作動させることも可能です。

また『風アイロン』機能も搭載されているので、衣類のシワも目立ちにくく仕上げてくれます。さらに洗濯槽も自動洗浄してくれるので、常に清潔な状態を保てるでしょう。容量は12kgのファミリータイプです。

日立 ビッグドラムBD-NX120EL

税込248000円

※2021年02月25日時点

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アクア「ドラム式全自動洗濯機 AQW-FV800E」

泥だらけの衣類などを洗える『泥んこ予洗いコース』が搭載されています。またダウンジャケットなども洗えるなど、汚れ具合や種類に合わせて洗い方を細かく選べるのも魅力でしょう。

さらに30分単位で24時間後まで予約できるため、都合のよい時間にセットしておけば時間効率もアップします。出かける前や寝る前など、生活スタイルに合わせて設定できるのはうれしいポイントでしょう。8kgの容量で、価格も比較的リーズナブルです。

アクア ドラム式全自動洗濯機 AQW-FV800E

税込80784円

※2021年02月25日時点

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自分に合ったドラム式洗濯機を選ぼう

ドラム式洗濯機は、洗浄力と乾燥力が優れているので、導入するとメリットが大きいでしょう。外出先から操作できたり、洗剤も自動で投入できたりと、忙しい毎日にあると便利な機能が搭載されている製品も多いです。

一方で、縦型式の洗濯機に比べて価格は全体的に高くなります。また、扉を前方に開く形になるので、設置スペースに余裕があるかどうかもしっかりと確認しましょう。せっかく導入しても、扉を開くスペースがないということにもなりかねません。

加えて子どもがいる家庭では、チャイルドロック機能が必須だと言っても過言ではないでしょう。子どもが中に入って、閉じ込められてしまう危険性があります。注意点を念頭に置き、便利なドラム式洗濯機を日々活用しましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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