LDKとDKはなにが違う?間取りを表す言葉の意味を解説

部屋探しの際によく目にする『LDK』と『DK』は、部屋の間取りを表すことはご存知でしょう。しかし、意味を正しく理解していない人は、意外と多いようです。『LDK』と『DK』の意味や違いを知れば、部屋探しがもっと上手になるかもしれません。

LDKの意味を知ろう

『LDK』や『DK』と聞いて、きちんと説明できない人は多いのではないでしょうか。実は広さの定義に違いがあったり、生活スタイルによって使い勝手が違ったりするので、部屋探しには重要な言葉になります。意味や特徴を紹介しましょう。

LDKは何の略?

『LDK』とは、リビング・ダイニング・キッチンの頭文字です。L(リビング)は家族がくつろぐ『居間』、D(ダイニング)は食事をする『食事室』、K(キッチン)は『台所』を指し、この三つの空間が一つになった部屋のことを表します。

また、リビングとダイニングが別になっている間取りは『L・DK』、反対にキッチンだけが独立しているものは、『LD・K』と表記されます。部屋を探す際は、この違いにも注目してみると、条件に合う物件を見つけやすくなります。

DKとの違いは?

『DK』とは、ダイニングとキッチンが同じ部屋にあることを表しています。『LDK』との違いは、リビングが含まれていないという点です。

また『DK』の場合、一つの部屋にキッチンと食事をするダイニングの部屋しかないので、部屋の広さが狭くなってしまうというデメリットもあります。

リビングとダイニングとは?

そもそも『リビング』と『ダイニング』には、どのような意味があるのでしょうか。ここでは、それぞれの意味を詳しく紹介していきます。

リビング

『リビング』とは、『リビングルーム』の略のことで、家族が主に生活するスペースのことを表し、『居間』や『茶の間』とも呼ばれます。一般的に『リビング』と言われる場合は、洋風の作りになっていることが多いでしょう。

『リビング』は家族がくつろぐ場であり、コミュニケーションの場であることから、家の中で一番日当たりが良く、開放感のある場所に配置されることが多いでしょう。

また、バルコニーが備わっているタイプもあります。家族とのコミュニケーションを取ったり、ゲストをもてなしたりと、様々な使い方ができるのがリビングルームと言えます。

ダイニング

『ダイニング』とは、家族がそろって食事する空間のことを表し、『ダイニングルーム』とも呼ばれます。

一般的には、ダイニング単体の部屋はなく、キッチンと一体になった『ダイニング・キッチン』や、居間と一体になった『リビング・ダイニング』などの間取りがあります。

また、三つの空間が一つになった『リビング・ダイニング・キッチン』(LDK)が、一般的な間取りでしょう。

『ダイニング』は家族で食事をする場所なので、食事が運びやすい台所の近くに設置されていることがほとんどです。

広さで比較、1LDKと1DK

1LDKと1DK、それぞれの広さはどのくらいだと思いますか?実は、各不動産会社による差が出ないように、最低限の広さがあらかじめ決められています。ここからは、それぞれの広さを比較しながら解説していきましょう。

1LDKとは

『1LDK』は、8畳以上10畳未満の広さがある『リビング・ダイニング・キッチン』にプラスして、もう一部屋あることを表しています。そのため、家族とくつろぐ時や食事をする時の部屋とは別に、寝室などに使う部屋がもう一部屋あることになります。

部屋探しの際には、8畳程の広さは十分にあると考えて、家具の配置などを考えることが可能です。

また人を家に招く際も、自分のプライベートな空間と、ゲストと過ごす空間とを分けることができるので、プライベートな空間を大事にしたい人にはおすすめでしょう。

しかし、主に生活をする部屋の他に、あと一部屋しかありません。そのため、2人暮らしか、加えて小さな子どもがいる世帯向けになるでしょう。3人以上の世帯になると、自由に使える部屋が限られてしまい、窮屈に感じてしまうかもしれません。

1DKとは

『1DK』とは、4.5畳以上6畳未満の広さがある『ダイニング・キッチン』にプラスして、もう一部屋あることを表しています。そのため、『1LDK』に比べると部屋が狭いことが多く、食事を取るスペースが十分にないこともあるようです。

スペースは、最大でも6畳程しかありません。そのため、『ダイニング・キッチン』に冷蔵庫や食器棚を置き、さらにそこに食事をするためのテーブルを置くとなると、複数人で食事をするには、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。

また、今持っている家具が入りきらず、買い替えなくてはならない場合もあります。そのため、あらかじめどの程度の広さがあるのかを十分に確認し、持っている家具の大きさと比較しておくことが大切です。

広さで比較、2LDKと2DK

では、2LDKと2DKの広さは、どの程度なのでしょうか?こちらも最低限の広さが決められていますので、解説していきましょう。

2LDKとは

『2LDK』は10畳以上の広さがある『リビング・ダイニング・キッチン』にプラスして二つの部屋があることを表します。広さは十分なので、家族で食事をしたり、くつろいだりするスペースが作れ、広さの心配はさほどいらないでしょう。

また、部屋が二つあるので、寝室に子ども部屋、または趣味の部屋にするなど、様々な使い方をすることが可能です。

2人家族、またはまだ小さな子どもがいる3人家族に適しているでしょう。しかし、4人以上の家族になると部屋数が足りずに、狭く感じてしまう場合もあります。

2DKとは

『2DK』は、『ダイニング・キッチン』の広さが6畳から10畳未満と決められており、それにプラスして二部屋あるのが特徴です。家賃が比較的安く、物件も多くあるのが特徴的な間取りです。

一方、リビングルームが無いので、3人家族以上の場合には、少し窮屈さを感じてしまうというデメリットもあります。

LDKでの暮らしの特徴

『LDK』での暮らしには、どのような特徴があるのでしょうか?暮らしの特徴に合わせて、どのような人に向いているのかを紹介していきます。

家族で暮らせる

『LDK』の特徴は、何といっても家族でゆったりと暮らせるスペースがあることでしょう。食事をしたり一緒にテレビを観たりと、家族でコミュニケーションを取れる場所があるので、ファミリー向けの物件といえます。

また、寝室、子ども部屋、リビングルームを分けることができるのもメリットでしょう。仕事などで家族と生活時間が異なる場合でも、それほど気にすることなく、自分のリズムで生活を送ることができるという特徴もあります。

知人や友人など、人を呼ぶことが好きな人にもおすすめです。ゆったりと広いリビングがあれば、気兼ねなくゲストを招くことができるでしょう。

リビングに家具や家電を置ける

リビングに家具や家電を置くことができるのも、『LDK』の特徴です。ソファーを置いたり、コレクションのものを飾ったりと、色々な使い方をすることができます。

アパートや賃貸など狭いスペースの物件でも、寝室とは別空間のLDKがあることで、こだわりの家具や家電を置くことができるでしょう。LDKなら、使い方に幅が出るのではないでしょうか。

また、家族と食事をする時間を大事にしたい人には、LDKならダイニングテーブルをゆったりと置けるだけの広さがあるので、安心です。

LDKとDKの意味を理解しよう

間取りを表す『LDK』と『DK』について、意味や広さの違いを紹介してきました。『LDK』と『DK』は、主にキッチンやダイニングの広さに違いがあります。

また、家族と一緒にゆったりと過ごす空間を大事にしたい人には、リビングがある『LDK』がおすすめです。

それぞれの意味や違いをきちんと理解し、自分の生活環境や、住む人の人数に合わせて、最適な部屋を探してみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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