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食べごろのアボカドの見分け方とは?皮の様子や硬さをチェック

アボカドは『森のバター』とも呼ばれ、栄養価もたっぷりです。しかし、熟す前のアボカドは硬くておいしく食べられません。ここでは、皮の様子などをヒントに食べごろを見分ける方法を紹介しています。選ぶポイントを知って、良いアボカドを手に入れましょう。

アボカドの食べごろはいつ?

日本で流通しているアボカドは、大半がメキシコ産です。年中いつでも手に入るので、季節的な『旬』というタイミングは特にありません。

しかし、風味は季節によって変わります。自分にとって美味しい時期をチェックしてみましょう。

濃厚な味を楽しむなら春から初夏

基本的には、年間いつでも手に入るフルーツですが、4〜6月頃のものが最も味が良いと言われています。この時期のアボカドは、油分が多めなので、濃厚でクリーミーです。

また、8〜10月頃になると、サイズも小ぶりで油分も少なめになり、あっさりとした風味になります。

どの時期のアボカドを美味しいと感じるかは、好みによるでしょう。アボカドの風味に合わせて調理方法を変えても楽しめそうです。

熟すと緑から黒へ変化

アボカドは収穫後にも熟していくフルーツです。その熟し具合により皮の色が変化していくので、食べごろかどうかの一つの目安とすることができます。

まず、まだ熟していないものは鮮やかな緑色をしています。このときのアボカドはまだ固くて食べられません。

その後、さらに熟していくと濃い緑の斑点が出てきます。この頃にはほぼ成熟しているのですが、よりやわらかいアボカドを食べたい場合はもう少し待ちましょう。

最後に、アボカドが熟し切ると、皮の色が黒くなります。黒く変色すればやわらかくなっているので、食べごろです。

良いアボカドの見分け方

店頭に並ぶたくさんのアボカドの中から、いいアボカドを見分ける方法はあるのでしょうか?『食べごろ』のものを選ぶ方法を紹介します。

黒みがかった濃い緑色

買ってきてすぐに食べたい場合には、皮の色が黒みがかかった濃い緑色の物を選びましょう。

数日後に食べる予定であれば、緑色のものを選び、色が黒っぽくなってから食べるとよいです。

ただし、黒っぽい状態が熟しているとはいえ、真っ黒で皮にシワができているものは、熟しすぎている可能性があるので避けましょう。また、その状態になるまで放置するのもNGです。

表面にハリとツヤがある

アボカドは、皮の色だけではなく、状態もよく見ながら選びましょう。皮に『ツヤ』と『ハリ』があれば、良いアボカドであるといえます。

アボカドを選ぶ際、皮にシワができてしまい、少し実から皮が浮いたようになっているものもあるでしょう。

この場合、皮の色が黒くて食べごろのように見えたとしても、熟しすぎているサインですので、選ばないように気をつけましょう。

固すぎる・柔らかすぎるものは避ける

アボカドの食べごろは、固さからも判断できます。

指で少し押すと、やわらかくへこむものが食べごろです。指で押す際、強い力を指に入れてしまうと傷んでしまうので、なるべくやさしい力でそっと確認しましょう。

ただし、この『指で少し押して固さを確かめる』方法は、店頭で使うと商品を傷めてしまう可能性があるため、お店で行うのは避けましょう。

そのため、店頭では皮の色などで食べごろを判断し、家で食べる前に固さを確かめる方法を試してみるとよいでしょう。

外皮とヘタに隙間がある

アボカドのてっぺんにある『ヘタ』にも、食べごろのサインが現れます。

アボカドは、ヘタから熟していきます。そのため、ヘタが浮いており、触ると動いたり、少し中にへこむような感触がある場合は、ほどよい食べごろです。

これは、アボカドが水分を多く含む野菜だからこそ起きる現象といえます。熟すにつれて、アボカドは水分が少なくなっていきます。水分が減るにつれて、ヘタがへこむようになるのです。

ただし、ヘタが取れているものは、熟しすぎているので避けましょう。

アボカドの保存方法

買ってきたアボカドを、家で上手に保存する方法を紹介します。アボカドの熟し具合によって、常温・冷蔵・冷凍と、それぞれ適切な保存状態が変わるので、正しく押さえておきましょう。

冷蔵庫の野菜室が最適

アボカドは、まだ熟す前であれば、常温で保管しましょう。

そして、皮の色が黒く変わってきたり、触ると少しやわらかくなったりしてきたら、乾燥しないようにポリ袋などに入れて冷蔵庫の『野菜室』に保管しておきます。

熟した後も常温で保管してしまうと、さらに熟しやすくなって傷んでしまいますので要注意です。

また、冷蔵庫で保管する場合には、4〜5日間ほどを目安にしておきましょう。

冷凍保存のコツ

アボカドは、冷凍保存もできる食べ物です。熟してしまったもののすぐに使う予定がない場合には、ラップで丸ごと包んで冷凍してしまいましょう。

このとき、空気による変色を防ぐため、ビニールなどに入れてから空気を抜き切ります。

また、カットしたものを冷凍する際には、レモン汁や酢などを塗ってから冷凍するとより変色を防ぐことができます。

冷凍したアボカドは常温で解凍すればOKです。ただし、長時間出しっぱなしにすると傷んでしまうので気をつけましょう。

アボカドを追熟させたいとき

収穫後に『追って熟させる』ことを『追熟(ついじゅく)』といいます。収穫してすぐに食べごろを迎える野菜やフルーツもありますが、アボカドは収穫してから食べごろまでに時間が必要になるタイプのフルーツです。

ここでは、アボカドを追熟させる方法を紹介します。

18〜24℃の常温で保存

鮮やかな緑色のアボカドを熟させたいという場合には、18〜24℃の常温を目安に保存しましょう。このまま数日置いておくだけで、自然と食べごろの状態になってくれます。

一方で、アボカドは27℃以上の環境に置くと腐りやすくなり、4.5℃以下に置くと固くなって味が落ちてしまいます。

そのため、夏や冬などは、冷蔵庫に入れたりあたたかい場所に置いたりするなどの工夫が必要です。

バナナやりんごのそばに置く

アボカドを熟させたいとき、バナナやりんごと一緒に保存する方法があります。

バナナやりんごはエチレンガスを放出しています。このガスに、追熟を早めてくれる効果があるのです。

そのため、まだ緑色のアボカドを早く食べたいとき、タッパーなどにバナナやりんごと一緒に入れておくと熟すスピードを早めることができます。

逆に、熟していてもしばらく間をおいてから食べたい場合は、追熟が進まないよう冷蔵庫などに入れておきましょう。

このとき、袋に入れて保管してしまうと、アボカドから出るエチレンガスによって、追熟効果が出てしまうので要注意です。

ヘルシーで美味しいアボカドを楽しもう

アボカドは、ヘルシーで美味しいのでとても人気がある食べ物です。食べごろのタイミングの見分け方を知っておけば、美味しいタイミングを逃しません。

また、未熟のアボカドは皮の色をよく観察しながら、数日待って追熟させましょう。

この際、皮にツヤやハリがあり、黒くなりすぎないところまで追熟させるのがポイントです。さらにヘタのチェックはもちろん、既に購入済みのものであれば、触って確認するとより確実です。

ぜひ、美味しいタイミングを逃さず、ベストな状態でアボカドを食べましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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