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断線を防ぐイヤホンコードの結び方とは。手軽にまとめる方法を紹介

カバンの中でイヤホンのコードがもつれてしまうと、ほどく手間はもちろんですが、結び目に負荷がかかって断線するリスクもあります。コツを取り入れるだけで、コードを傷めずに、快適に使えるようになるでしょう。上手に結んで保管する方法を紹介します。

イヤホンが絡まるとストレス大

イヤホンが絡まると、使いたい時にすぐ使えないストレスが発生します。電車に乗っている時間に音楽を楽しむつもりが、ほどいている間に目的地に到着してしまったというようなことも起こるでしょう。

このような状況を避けるためには、イヤホンを正しく結んで保管することが肝心です。そもそも、イヤホンのコードのような長い紐は、そのままにしておくと絡まりやすい性質を持っています。

長い紐は結び目ができやすい

イヤホンコードが絡まってしまうと、自分の保管方法に原因があると思いがちですが、必ずしもそうではありません。長い紐は、そもそも絡まりやすいのです。これは数学的にも証明されており『結び目理論』と呼ばれています。

この『結び目理論』に基づき、『箱などの容器の中に紐を複数本垂らしてかき混ぜると、結び目ができるかどうか』という実験も行われました。この実験結果でも、短時間のうちに半数の紐に結び目ができてしまったそうです。

つまり、保管方法にかかわらず、使っているだけでも自然と絡まりやすくなってしまうというわけです。

絡まりは断線の原因に

コードが絡まると、使う時に面倒に感じたり、見た目が美しくなかったりするだけではなく『断線』の原因にもなってしまいます。長く使うためにも、あらかじめ防止対策を講じておくことが大事です。

まず、イヤホンのコードが絡まっているのに気がついたら放置せずに、その都度ほどきましょう。また、パッケージから出したばかりの新品のイヤホンも要注意です。梱包時のクセがついてしまっているので、開封したらまず、コードを真っ直ぐに伸ばし、半日ほど放置してから使うのをおすすめします。

このひと手間をかければ、ある程度コードのクセが取れるので、真っ直ぐに近い状態で使い始められます。

道具を使わないイヤンの結び方

イヤホンコードを絡ませないための、具体的な結び方を紹介していきます。まずは、道具を使わずに、イヤホンコードそのものの『巻き方』を工夫して、カバンの中などにしまっておく方法を紹介します。

手早くできる『包帯巻き』

片手を使い、包帯を巻くときのように、くるくると巻いていく方法です。

まず、親指だけ上にして、他の指は真っ直ぐに揃えて伸ばします。その揃えて伸ばした部分に、コードをぐるぐると巻き付けていきましょう。ただしこの際、断線リスクを避けるためにも、きつく巻き付けないよう注意が必要です。

そして、プラグ側のコードをある程度残したところで、スルッと輪のまま手から取り外します。次に、輪の真ん中部分に、残りのコードを巻き付けてリボン状にしましょう。

最後に、リボン状の輪の片方に、プラグ部分を通して完成です。

見た目もおしゃれな『8の字巻き』

まず中指と薬指の間に、イヤホンを挟みます。そして、イヤーピースを手のひらの方に垂らしましょう。

次に、人差し指と小指を立てて、コードの部分を8の字になるように巻いていきます。この際、強く引っ張りすぎると断線リスクにつながるので、力を入れ過ぎないように注意しましょう。

20cm程を残し、指からコードを外します。残しておいた20cmを8の字にクロスしている中央部分に巻き、固定していきましょう。

仕上げに、イヤホンのプラグ部分を、中央に巻き付けた部分に差し込んで完成です。

使いたい時には、イヤーピースと、このプラグ部分の両先端を軽く引っ張ると、簡単にほどけます。

好みの長さに調整可能『三つ編み結び』

この結び方は、コードの長さをあらかじめ使いやすい長さに調整した状態で使う方法です。まず、コードのプラグ側を持って、端っこで『の』の字を作ります。次に、『の』の字でクロスしているところに、プラグ部分のケーブルを持ってきて垂らします。

そのまま、垂らした部分のコードを真ん中に固定し、左右から順に三つ編みの手順で編み込んでいきましょう。編み込んでいくと、プラグ側の先端が余るので、最後にできる大きめの輪っかをくるっとねじって、その中にプラグを差し込んだら完成です。この編み方でも、コードを引っ張り過ぎないように注意しましょう。

道具を使った結び方

道具を使って結ぶと、何も使わない場合よりも、さらに楽にコードを保管できます。早速、見ていきましょう。

ケーブルホルダーを使う

市販のケーブルホルダーやクリップなどに、コードを巻き付けて保管する方法です。特に巻き方を考えたり工夫しなくても、そのまま巻きつけるだけなので、とても簡単です。

また、使いたい長さにあらかじめ調整し、長すぎる部分だけを巻き付けておくという使い方もできます。こうすることで、ホルダーを付けたままでもイヤホンを使用できるので、使うたびにほどく手間も省けます。数百円から手に入れることができるのも嬉しいポイントです。

輪ゴムなどで束ねる

一般家庭に常備されていることの多い輪ゴムでも、ひと工夫すれば簡単にコードを結ぶツールを作ることが可能です。

まず、1本の輪ゴムの両端をそれぞれくるっと結び、『両端の小さい輪・真ん中の大きい輪』と、3つの輪にします。

その後、小さい輪の片方にケーブルの端を通し、好みの長さでコードを折りたたみます。折りたたんだら、真ん中の大きい輪を、ケーブルの真ん中に巻き付けて、リボン状の形を作っていきましょう。

真ん中の大きい輪の部分をある程度巻き終えたら、残りはケーブルの頭にはめて止めます。最初に通していない方の小さい輪っかは、ほどく時に結び目を探す目印として使うとよいでしょう。

イヤホンを結ぶ際の注意点

イヤホンを結んで保管する方法をいくつか紹介しましたが、全ての方法に共通するのは『断線』に注意が必要という点です。イヤホンはとても繊細な作りになっているので、ちょっとした力でも、負荷になってしまいます。

こちらでは、無意識に負荷を与えているケースを紹介していきます。

断線を避けるため強い力をかけない

イヤホンの断線を避けるために、『強い力をかけない』よう心掛けましょう。

イヤホンを結ぶ際には、コードを強く押さえつけたり、きつく縛ったりしないようにするとよいです。

また、いつも同じところでコードを折り曲げ続けていると、負荷が集中してかかってしまいます。時々、巻き方のサイズを少しずつ変えるなどの工夫をしましょう。

イヤホンジャックの折れに注意

イヤホンを使用した後は、必ずイヤホンジャックからイヤホンを抜いておきましょう。イヤホンを抜いておかないと、スマホなどを落としたときや、カバンなどから取り出す際に引っかかり、イヤホンプラグが折れてしまうことがあります。

イヤホンプラグがイヤホンジャックの中で折れてしまうと、プラグの取り出しが困難な上、スピーカーから音が出なくなるため通話も音楽鑑賞もできなくなってしまいます。

また、イヤホンのコードが引っかかったりしているうちに、断線に繋がる恐れもあるので注意が必要です。

そうならないためにも、イヤホンをイヤホンジャックに差しっぱなしにすることは避けるようにしましょう。

端末などに巻き付けるのはNG

イヤホンジャックに挿したまま、デバイスに巻き付けて収納するのもNGです。

確かに、イヤホンをデバイスに巻き付けて保管するのは、とても楽です。また、カバンの中で、デバイス本体とイヤホンがバラバラになってしまって、探さねばならなくなる手間も省くことができるでしょう。

しかし、そうすることでプラグとコードの連結部分に負荷がかかってしまい、断線してしまう恐れがあります。そのため、デバイスとイヤホンは別々に分けてから、巻き付けるようにしましょう。

正しい結び方でイヤホンを長持ち

イヤホンを正しく結ぶことで、日々快適に使えるのはもちろんのこと、断線のリスクを抑えることができ、長持ちさせられます。ここでは、ちょっとした工夫で実施でき、無理なく取り入れやすい方法を紹介しました。

正しく結んで、イヤホンをスムーズに使えるようになれば、通勤や通学時間に、今までよりも数曲多く聴くことができたり、リスニングの問題を1問多く解くといったようなことができるようになるかもしれません。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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