一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」
「自宅でサウナが楽しめたら最高なのに」そう思ったことはありませんか?最近では、自宅にサウナを設置する人が増えており、健康やリラックスの手段として注目を集めています。
しかし、「費用はいくらかかるのか?」「どのくらいのスペースが必要なのか?」「毎月の電気代は?」といった疑問も多く、導入に踏み切れない人も少なくありません。
この記事では、自宅用サウナの種類や設置方法から、かかる費用の目安、光熱費、維持管理のポイントまでをわかりやすく解説します。さらに、実際に導入する際のメリット・デメリットも整理しているので、自分に合ったサウナライフを実現するための判断材料としてご活用ください。
目次
サウナの分類
サウナにはいくつかの種類があり、熱の加え方や湿度の違いで分けられます。どのタイプにも特徴があるため、自宅に設置するなら違いを知っておくことが大切です。
ドライサウナ
ドライサウナは「高温低湿」のタイプで、温度は80度から100度ほどになります。湿度がとても低いため、空気はカラッとしています。体全体がじんわりと温まる感覚があり、汗をたっぷりかけるのが特徴です。
多くのスーパー銭湯や温泉施設でも使われており、サウナといえばこのタイプを思い浮かべる人が多いです。サウナストーブを使って熱を作り、石を熱して水をかける「ロウリュ」と呼ばれる方法で蒸気を発生させる場合もあります。
空気が乾いているので息苦しさは少なく、サウナ初心者でも比較的入りやすいタイプです。ただし、室内の温度が高いため、短時間でものぼせないように注意が必要です。
スチームサウナ
スチームサウナは、40度から50度ほどの低めの温度で、湿度が非常に高いのが大きな特徴です。まるでお風呂場の中にいるような感覚で、ゆっくりと体を温めることができます。肌や喉が乾きにくく、ドライサウナに比べて刺激が少ないため、高温が苦手な人や体力に自信がない人でも無理なく楽しめます。
スチームサウナではスチームを発生させる装置を使い、室内をやわらかい蒸気で満たす構造です。そのおかげでリラックス効果が得やすく、美容や保湿を目的に利用する方も少なくありません。
湿気がこもりやすいため、カビやにおいを防ぐ工夫が求められます。こまめな換気と清掃は必須となり、この点はドライサウナとの大きな違いといえるでしょう。
自宅に設置できる家庭用サウナの種類と設置方法
家庭用サウナには簡単に使えるものから本格的なタイプまでいろいろあります。使いたい場所や予算、目的に合わせて選ぶことができます。
傘で行う簡易サウナ
傘で行う簡易サウナは、折りたたみ式の椅子に座り、サウナ専用の大きな傘を頭からすっぽりかぶるだけで使える手軽なサウナです。足元にはスチームを出す機械を置いて、温かい蒸気で体を温めます。スチームを出す機械を使わなくとも、自宅のお風呂にお湯を溜めて使うことも可能です。
電源やお湯さえあればどこでも使えるので、浴室やリビング、脱衣所など限られたスペースでも楽しめます。大掛かりな工事も必要なく、届いたその日からすぐに始められるのが魅力です。
ただし、顔までは温まりにくく、本格的なサウナのような「ととのう」体験はやや難しいでしょう。身長が高い人には狭く感じるかもしれません。軽く楽しみたい人におすすめです。
組み立て式のサウナボックス
サウナボックスは、パネルを組み立てて部屋の中にサウナルームをつくるタイプです。木や断熱パネルでできた箱の中にストーブを設置し、しっかり温めることができます。
完成すれば見た目も本格的で、温度や湿度の調整もできるため、サウナ施設に近い使い方が可能です。組み立ては2人以上で行えば半日ほどで終わることが多く、大がかりな工事がいらないのもポイントです。室内用のテント形式であれば半日もかかりませんが、使い方も簡易的になります。
ただし、本体の価格がやや高めで、設置スペースも必要になります。室内に余裕がある家庭や、サウナを日常的に使いたい人に向いています。
室内用のドームサウナ
ドームサウナは、かまぼこのような形をしたカプセルに体を入れて使うタイプの家庭用サウナです。寝転がったまま利用でき、リラックスしやすいことに加え、使用後はコンパクトにたためる点も魅力のひとつです。
内部はスチームで温まり、顔だけ外に出せる構造になっているため、のぼせにくくなっています。そのため、高温が苦手な人やサウナ初心者でも取り入れやすいです。発汗はマイルドですが、しっかりと汗をかけるため、健康維持や美容目的での利用にも適しています。
操作はシンプルで、家庭用コンセントに差し込めばすぐに使用できます。特別な工事をする必要はありません。軽いものからしっかりしたものまであり、女性一人でも無理なく設置や片付けが行える製品もあります。
ベランダや庭でテントサウナ
テントサウナは、アウトドア用のサウナとして人気が高く、自宅のベランダや庭に設置して楽しめるタイプです。テントの中にストーブを置いて薪や電気で温め、本格的な高温環境を作ることができます。
広めのベランダや庭があれば、特別な工事をしなくても設置可能です。使うときだけ組み立てて、使い終わったら片づけることもできるため、スペースを有効活用しやすいのもメリットといえます。
温度はドライサウナと同じ80度を越える程度まで上がり、しっかり汗をかけるのが特徴です。外気浴とセットで楽しめるため、「ととのう」体験を自宅で味わいたい人にはぴったりの選択肢でしょう。
薪ストーブを使う場合は煙や火の取り扱いに注意が必要です。近隣への配慮や安全対策を考えた上で使うことが求められます。
屋内設置型の据え置きサウナ
屋内設置型のサウナは、室内の一部に本格的なサウナルームをつくるタイプです。木材で囲まれた箱の中にストーブを設置し、しっかりと温度と湿度を管理できるようになっています。
温度調節や換気機能が備わっており、安全に使用できる設計がされています。設置にはある程度のスペースが必要ですが、そのぶん快適性や使い勝手の良さが得られます。
自宅にいながら温泉施設のようなサウナ体験ができる点は大きな魅力です。設置後は毎日でも利用できるため、健康維持やストレス解消に役立つでしょう。
導入には数十万円以上かかる場合が多く、電気の容量や換気経路など事前に確認しておくポイントがいくつかあります。信頼できるリフォーム会社に相談して計画的に進めることが大切です。
JR神戸駅前のHDC神戸には自宅にサウナを設置したい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。家庭用サウナが欲しいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くとどんな調査や工事が必要か想像できるのでおすすめです。
庭に設置するログサウナやバレルサウナ
ログサウナやバレルサウナは、木製の小屋のような形をした本格的な屋外サウナです。丸い樽型や四角い小屋型のものがあり、庭に設置して使います。見た目にもおしゃれで、まるで北欧のコテージにいるような雰囲気が楽しめます。
内部には薪ストーブや電気ストーブを設置し、しっかりと高温にできるため、サウナ施設に近い体験が可能です。室内空間が広く、数人で一緒に入ることも可能です。
設置には広いスペースと基礎工事が必要な場合もあるため、十分な計画が欠かせません。費用も比較的高額になりやすいため、趣味としての本気度が問われる設備といえるでしょう。
メンテナンスや防腐処理、断熱対策もしっかり行えば、長く快適に使えるサウナになります。自宅にいながらアウトドア気分を味わいたい方には、非常に魅力的な選択肢です。
ユニットバスをリフォームするミストサウナ
ユニットバスにミスト機能を追加するリフォームは、浴室全体をサウナのように使える手軽な方法です。蒸気を発生させる専用機器を取り付けると、ミストサウナの環境を作成できます。
このタイプは温度が40度前後と低く、湿度が非常に高いのが特徴です。肌や喉にやさしく、息苦しさも少ないため、高齢者や子どもでも安心して利用できます。
工事の内容は既存の浴室にミスト機器を取り付けるだけのケースが多く、大がかりな改装をせずに導入できる点も魅力です。バスルームを使うついでにサウナ気分を味わえるという手軽さが好まれています。
ただし、ドライサウナのような高温にはならないため、「ととのう」感覚を重視する人には物足りなさを感じるかもしれません。リラクゼーションや美容目的に適したタイプといえるでしょう。
リフォームで設置する自宅サウナ
本格的な自宅サウナをつくる場合、リフォームで専用スペースを確保し、木製の壁やサウナストーブ、断熱材などを備えた空間に仕上げます。まるで商業施設にあるようなサウナを、自宅に持つことが可能です。
設置には工事期間や専門的な知識が必要で、住宅の構造や電気容量、換気計画などを事前に確認する必要があります。安全性や快適性を確保するには、経験豊富な施工業者に依頼するのが一般的です。
この方法は初期費用こそ高めですが、断熱性能やデザインにこだわった空間が手に入ります。日常的にサウナを使いたい方や、家族みんなで楽しみたい人にとっては価値のある投資といえるでしょう。
将来のメンテナンスやランニングコストも見越して計画を立てると、長く快適なサウナライフを楽しめます。
自宅にサウナを設置する場合の費用相場
家庭用サウナは種類や設置場所によって、かかる費用が大きく異なります。ここでは、それぞれのタイプごとにおおよその相場を紹介します。
サウナの種類 | 費用の目安 | 注意点 |
---|---|---|
屋内設置型のサウナ | 約60万円〜150万円 | 木製パネル・ストーブ・換気装置含む。設置スペース要確認。 |
屋外設置型のサウナ (テント) | 約10万円前後〜 | 簡易設置。屋外使用に配慮が必要。低コスト。 |
屋外設置型のサウナ (ログ/バレル) | 約100万円〜300万円 | 断熱や基礎工事含む。本格派向け。 |
ユニットバスをリフォームするサウナ | 約20万円〜50万円 | 浴室への後付けタイプ。比較的手軽。 |
リフォームで設置する本格サウナ | 約100万円〜300万円 | 空間設計から施工まで必要。高額だが自由度が高い。 |
屋内設置型のサウナ
屋内に据え置き型のサウナを設ける場合、目安となる費用はおおよそ60万円から150万円ほどです。大きさや仕様によって幅がありますが、木製のパネルやサウナストーブ、換気装置などを含めた価格です。
工事が不要な組み立て式であれば費用はやや抑えられますが、電気工事や耐荷重の確認が必要になる場合もあります。断熱や防湿の対策をしっかり行えば、長く安全に使える空間が実現できます。
室内の空きスペースを活用できるため、住宅全体を大きく変える必要がない点も魅力です。ただし、マンションなどでは設置できる条件が限られる場合があるため、事前に管理規約の確認が必要です。
屋外設置型のサウナ
庭やベランダに設置するログサウナやテントサウナの場合、費用はかなり幅広くなります。テントサウナのような簡易型であれば、10万円前後から購入可能です。
一方、木製のログハウスのような丸太で作られたログサウナや樽(バレル)のような円筒形の形状をしたバレルサウナなどの本格型では、100万円から300万円程度が相場です。ストーブの種類や断熱材の仕様、基礎工事の有無によっても費用が変動します。
また、薪ストーブを使用するタイプでは、煙突の設置や周囲への配慮も必要です。設置場所によっては思わぬ費用がかかることも。設置場所の広さや使い方に応じて、予算と機能のバランスを検討するとよいでしょう。
ユニットバスをリフォームするサウナ
ユニットバスにミスト機能を追加する場合の費用は、約20万円から50万円程度が相場です。スチーム発生装置のグレードや操作パネルの機能によって価格が異なります。
既存の浴室に後付けするタイプであれば、大規模な解体工事は必要ありません。そのため、比較的短期間での施工が可能です。
バスルームとしての使い勝手を損なわずにサウナ体験が加わるので、日常生活の中に無理なく取り入れられる選択肢として人気があります。高温を求めない方や、家族で共有したい場合にも適しています。
リフォームで設置する本格サウナ
専用のサウナルームをリフォームでつくる場合、費用は100万円から300万円を見込んでおく必要があります。木材の質やサウナストーブの性能、断熱・換気・防湿といった施工内容によって大きく変わります。
一から空間をつくるため、設計段階で希望の広さや仕上がりをしっかり検討することが重要です。電気の契約容量の見直しや、防火・耐湿対策などもあわせて行うことで、より安全で快適な環境が整います。
高額な投資にはなりますが、生活の質を高めたい方や、日常的にサウナを楽しみたい方にとっては、その価値は十分あるといえるでしょう。
JR神戸駅前のHDC神戸には、自宅にサウナを設置することついて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。現在の住まいの状況や、今後の暮らし方に応じた提案を受けながら、それぞれの会社が提案する家庭用サウナを検討できます。
また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、サウナリフォームと同時に浴室や洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、水風呂や外気浴といった休憩スペースに向かう理想通りの動線が想像できるのでおすすめです。
自宅にサウナを設置したら電気代や維持費はいくら?
サウナの設置費用だけでなく、使い続けるためにはランニングコストも考えておくことが重要です。ここでは維持費と毎月の光熱費について見ていきます。
維持費
サウナを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。木材で作られたサウナ室の場合は、湿気やカビを防ぐための換気や清掃をこまめに行う必要があります。使ったあとはタオルでふき取るなど、日常的な手入れも不可欠です。
加えて、サウナストーブやスチーム発生装置などの機器も、数年ごとに部品の交換や点検が求められます。こうしたメンテナンスにかかる費用は、年間で1万円〜2万円程度が目安です。
また、薪を使うタイプのサウナでは、煙突のスス掃除や防火対策の確認も必要になります。安全性を保つためにも、定期的に点検を行うことが大切です。
維持費そのものは大きな金額にはなりませんが、こまめな対応を怠るとサウナの劣化が早まるため、継続的なケアを前提に考えておきましょう。
電気代や薪代
電気式のサウナでは、電気代がランニングコストの中心になります。1回あたり30分〜1時間程度の使用でかかる電気代は、約50円から200円程度が一般的です。
使用するストーブの出力や室内の断熱性によっても変わりますが、たとえば1日1回使った場合、月に1,500円から6,000円ほどかかると見ておくとよいでしょう。家庭の契約電力を超える場合は、容量アップ工事が必要になるケースもあります。
一方、薪ストーブを使用するタイプでは、薪代が主なランニングコストになります。薪は1束あたり500円前後で販売されており、1回の使用で2〜3束程度を使うと考えると、1回あたり1,000円〜1,500円程度が必要です。
薪の保管スペースや入手方法によってもコストや手間が変わるため、事前にしっかり準備しておくことが大切です。電気と薪のどちらが適しているかは、使用頻度やライフスタイルに合わせて選びましょう。
自宅にサウナを設置するメリット・デメリット
自宅サウナには多くの利点がありますが、注意すべき点もいくつか存在します。メリットとデメリットの両方を知ることで、より納得のいく選択ができるでしょう。
【メリット1】移動時間や混み具合を気にせず好きなときに楽しめる
自宅にサウナがあれば、わざわざ施設に出かける必要がありません。天気や交通状況に左右されず、自分のタイミングでサウナを楽しめるのが大きな魅力です。
施設でありがちな混雑や順番待ちのストレスもありません。人目を気にせず、自分だけの空間でリラックスできるのは、自宅ならではのメリットです。仕事のあとや休日の朝など、好きな時間に気軽に利用できるため、サウナをより日常に取り入れやすくなります。これにより、継続して健康習慣として活用できるようになります。
家族で利用できる環境が整っていれば、プライベートな癒やしの時間を共有できる点でも価値があります。
【メリット2】設置してしまえば利用料金を気にしなくて良い
施設を利用するたびに支払う入浴料や交通費は、積み重なると意外に大きな出費になります。一方、自宅にサウナを設けてしまえば、そういった都度の支払いが不要になります。
月々の電気代や維持費はかかりますが、頻繁に利用する人であれば、結果的にコストパフォーマンスは高くなるでしょう。とくに週に何度もサウナに通っている方にとっては、経済的なメリットも見逃せません。
サブスクリプションのように使い放題の感覚で利用できるため、費用を気にせずサウナ時間を楽しめる点は大きな魅力です。毎回の出費を気にすることなく、自分のペースで使えることが、継続的な習慣化にもつながります。
【メリット3】好きな温度や湿度でサウナを楽しめる
自宅のサウナでは温度や湿度を自分好みに調整できるのが大きな特徴です。
高温でガツンと汗をかきたい日もあれば、低温でゆっくり体を温めたい日もあるでしょう。こうした体調や気分に応じて調整できる点は、施設の決まった設定では得られない自由さがあります。ロウリュのタイミングや回数も自分のペースで決められるため、より深く「ととのう」感覚を味わえるのが魅力です。
湿度が高いほうが心地よいと感じる人や、逆にドライな環境を好む人など、好みの違いにも柔軟に対応できます。これにより、より満足度の高いサウナ体験が可能になり、自分だけのベストな環境を手に入れることができます。
【メリット4】水風呂や外気浴までの動線、休憩スペースも含めて自由に作れる
サウナの楽しみ方は「温める」「冷やす」「休む」を繰り返すことにあります。自宅サウナであれば、その流れを自分の生活動線に合わせて自由に作成できます。
サウナ室からすぐに浴室のシャワーや水風呂に移動できるようにしたり、庭にリクライニングチェアを置いて外気浴を楽しむことも可能です。施設ではできないような自分好みの配置や雰囲気づくりができるのは、自宅ならではの強みです。
照明や音楽、アロマの香りなど、リラックスのための工夫も思いのままに取り入れられます。自分にとって最適な「ととのう環境」を演出できるのは、非常に大きな魅力といえるでしょう。
【デメリット1】初期費用やランニングコストがかかる
自宅にサウナを設置するには、ある程度の費用が必要になります。簡易的なタイプであっても数万円、本格的なものになると100万円を超えるケースも珍しくありません。
設置後も電気代や薪代といったランニングコストがかかります。これらの維持費は毎月の家計にも関わってくるため、事前にしっかりと試算しておくことが大切です。特に電気式のサウナを使う場合は、電気容量の契約変更やブレーカー工事が必要になる可能性もあります。
【デメリット2】自分でお手入れが必要
サウナ施設とは違い、自宅でサウナを使う場合は清掃や換気などの管理をすべて自分で行う必要があります。
使ったあとの汗や湿気を放置しておくと、カビやにおいの原因になるため、こまめな手入れが欠かせません。特に木製のサウナ室では、水気に弱い素材が使われていることが多いため、使用後はしっかり乾かすことが必要です。ストーブやスチーム機器のフィルター清掃や、部品の交換なども必要になる場合があります。
日々の使用にともなう細かな作業を面倒に感じる人にとっては、このメンテナンスの手間がデメリットになり得ます。
【デメリット3】余裕のあるスペースが必要
サウナを設置するには、それなりのスペースを確保する必要があります。折りたたみ式やコンパクトなドーム型であっても、人が1人入れるだけの空間と、換気できる環境は必要です。
本格的な木製サウナやログサウナになると、室内の一角や庭に数平方メートルの専用スペースを用意しなければなりません。
住宅の間取りや構造によっては、思いどおりに設置できないケースもあります。マンションや狭小住宅などでは、設置自体が難しい場合もあるため注意が必要です。スペース的な制限をクリアできるかどうかは、導入の可否を大きく左右する要素といえるでしょう。
自宅サウナで叶える快適な暮らし。費用と注意点をしっかり確認しよう
自宅にサウナを設置すると、サウナ施設に通わずとも自分のペースでリラックスできる環境を構築できます。手軽な簡易タイプから本格的なリフォームによる造作サウナまで、その選択肢は多岐にわたります。
費用については手軽な簡易タイプでは数万円から設置可能です。一方、屋外用の木製サウナや屋内にサウナルームを造作するリフォームでは、100万円~300万円程度かかることもあります。目的や使い方に合ったプランを選ぶことが大切です。設置後の維持費や光熱費も事前に確認しておけば、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。
メリットとしては、移動不要で自由に使える点や、自分好みの温度・湿度設定ができる点が挙げられます。一方で、設置にかかる費用やメンテナンスの手間、スペースの確保といった課題も存在します。
これらをしっかりと理解したうえで、自分や家族にとって最適なサウナ環境を整えていけば、自宅でも充実した「ととのう」時間を手に入れることができるでしょう。
JR神戸駅前のHDC神戸には、家庭用サウナについて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。
また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新のユニットバスの他にシステムキッチンなどを見て、自宅にサウナを設置すると同時に浴室や洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、水風呂や外気浴まで含めた「ととのう」空間が想像できるのでおすすめです。
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