畳を6畳新調するのにかかる価格は〇〇!サイズ別に費用を解説!

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

畳は日本の伝統的な床材であり、快適な住環境を作る上で重要な役割を果たします。しかし、長年使用すると劣化するため、張替えが必要です。畳を新しくすると部屋の美観が向上し、快適な空間の維持が可能です。

この記事では、畳の張替え方法である「表(おもて)替え」、「新調」、「裏返し」について、どのようなタイミングで必要になるのか、どの方法が最適なのかを詳しく解説します。

合わせて、サイズ別の費用やDIYの可否、追加費用の有無など、畳を新調する際に知っておきたい情報をわかりやすく説明します。畳の寿命を延ばし、快適な和室を維持するための参考にしてください。

畳の張替えってそもそも何?必要なの?

畳は長く使うと色が変わったり、表面がささくれたりする場合があります。毎日歩いたり、物を置いたりすると、知らないうちに傷んでいくのです。畳が古くなると、部屋の見た目が悪くなるだけでなく、ダニやカビの原因になる可能性もあります。そこで必要なのが「畳の張替え」です。

張替えにはいくつかの方法があり、状態に合わせて選ぶことが大切です。表面だけを新しくする方法もあれば、畳そのものを交換する方法もあります。適切に張替えを行い、畳の寿命を延ばして快適な空間を維持できます。

張替えを理解するための畳の用語

畳を張替えるときには、いくつかの専門的な言葉を知っておくと便利です。

畳表(たたみおもて)

「畳表(たたみおもて)」は、畳の表面の部分を指します。一般的にイ草で作られており、触れると独特の香りが広がります。イ草は時間の経過とともに日焼けし、徐々に黄金色に変化しますが、長年使用すると擦り切れたり、ささくれができたりする場合があります。

最近では和紙や樹脂を使った畳表もあり、耐久性や防汚性に優れたものが選ばれることも増えています

畳床(たたみどこ)

「畳床(たたみどこ)」は、畳の芯にあたる部分です。昔ながらのワラ床はクッション性があり、踏み心地が良いですが、重さがあり湿気を吸いやすい特徴があります。

木質ボードを使用した畳床は、ワラ床よりも軽量で丈夫なため、マンションや床暖房のある住宅に適しています。発泡樹脂を用いた押出法ポリスチレンフォーム畳床は、断熱性や防湿性に優れ、湿気の多い地域やカビ対策が必要な場所で重宝されます

畳縁(たたみべり)

「畳縁(たたみべり)」は、畳の端にある布のことで、デザインや素材によって部屋の印象を変えることが可能です。伝統的な和柄のものから、シンプルな無地のものまで種類が豊富で、最近では畳縁をあえて目立たせない「縁なし畳」も人気があります。畳縁の選び方によって、和室の印象をより現代的にしたり、格式高い雰囲気を演出したりできます。

畳の構造を知ることで、張替えの際に適切な選択がしやすくなります。また、使用する素材によっても耐久性や風合いが異なるため、理想の空間に合わせた選択が重要です。

畳の張替えには3種類ある

畳の張替えには、大きく分けて三つの方法があります。

一つ目は「裏返し」です。これは、畳表をひっくり返して、裏側を使う方法です。畳表がまだ新しいうちに行うと、コストを抑えながらキレイにできます。新品のような見た目に戻るわけではありませんが、軽い汚れや変色が目立ちにくくなります。

二つ目は「表替え」です。畳表を新しいものに交換します。畳床はそのままなので、比較的手軽に行える方法です。新しいイ草の香りを楽しむことができ、部屋全体の印象も明るくなります。

三つ目は「新調」と呼ばれ、畳床ごとすべてを新しくします。長年使った畳が傷んでいたり、カビやダニが発生していたりする場合にはこの方法が最適です。新しい畳にすると、耐久性が向上し、長期間快適な状態を保てます。

それぞれの張替え方法について、以下で詳しく解説します。

表面を剥がして表と裏を入れ替える「裏返し」

「裏返し」は、畳の表面である畳表を剥がし、ひっくり返して裏面を表側として使う方法です。畳表が比較的新しい場合に適しており、表面の軽い汚れや色あせが気になったときに行うと効果的です。特に、まだ畳表の傷みが少なく目立つ汚れや黒ずみがない場合には、裏返しで新品に近い状態に戻せます。

この方法は、新しい畳を使い始めて3年〜5年のタイミングで行うのが理想的とされています。畳表の裏側は通常、直射日光に当たらず、汚れも少ないため、見た目がきれいなケースが多いです。ただし、カビや湿気の影響で裏面が変色している可能性もあるため、作業前に状態をよく確認することが重要です。

裏返しはコストを抑えながら見た目を改善できるのが魅力ですが、畳表の裏面がカビや汚れで傷んでいる場合は、期待したほどの効果が得られないかもしれません。また、裏返しをしても畳表の耐久性が落ちている場合、すぐに傷んでしまう可能性もあるため、適切なタイミングで行うことがポイントになります。

裏返しを行った後は、次回の張替えでは「表替え」か「新調」かを選ぶことになります。裏返しは一度しかできないため、その後のメンテナンス計画も考えておきましょう。

表面を新しくする「表替え」

「表替え」は畳表を新しいものに交換する方法です。畳床はそのまま使用するため、畳の芯部分がしっかりしている場合に適しています。表面を新しくすることで部屋全体の雰囲気が明るくなり、イ草の香りを楽しめます。また、新しい畳表は弾力があり、足触りが心地よいのも魅力です。

表替えを行うタイミングは、一般的に5年~10年程度が目安です。畳表がすり減ってきたり、ささくれが目立ってきたりしたら、表替えを検討するとよいでしょう。特に、日当たりのよい部屋や使用頻度の高い部屋では畳の劣化が早くなるため、定期的なチェックが必要です。

表替えの際には、天然イ草だけでなく耐久性の高い和紙製や樹脂製のものなど、さまざまな種類の畳表から選べます。天然イ草の畳表は独特の香りや温かみがあり、伝統的な和室に適しています。和紙製や樹脂製の畳表は、水や汚れに強く、ダニやカビの発生を抑える効果があります。そのため、アレルギーのある方や小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。

表替えの際に、畳縁のデザインも変えることができます。畳縁は色や柄が豊富で、シンプルなものから華やかなものまで幅広く揃っています。これにより、部屋の雰囲気を和風からモダンに変えることも可能です。最近では、畳縁をあえて目立たせないデザインも人気があり、洋風のインテリアにも馴染む畳が増えています。

畳すべて交換する「新調」

畳をすべて交換する「新調」は、畳床ごと新しくする方法です。長く使った畳は、中まで傷んでいることが多いため、新調することで快適な状態に戻せます。本来は張り替えではありませんが、畳を新しくするという点から一般的に「張替え」と呼ばれるケースが多いため、ここでは張替えに含めています。

特に、畳がへこんできたり、歩いたときにフワフワした感じがする場合は、新調のタイミングです。畳の種類や素材を選び直すこともできるため、より理想的な空間づくりができます。

新調の際には、畳床の種類にも注目しましょう。昔ながらのワラ床はクッション性があり、足触りが良いですが、重量があります。一方、木質ボードを使用した畳床は軽くて丈夫なため、扱いやすいのが特徴です。

押出法ポリスチレンフォームを使用した断熱性に優れた畳床もあります。押出法ポリスチレンフォーム畳床は湿気に強く、カビやダニの発生を抑える効果があります。特に、湿気がこもりやすい地域や床下の通気が悪い場所では、押出法ポリスチレンフォーム畳床を選ぶと畳の寿命を延ばすことが可能です。

最近では、防湿性や耐久性を向上させた畳床もあるため、住環境に合わせた選択が重要です。

部屋のサイズ別畳の新調、表替え、裏返しの価格

畳を新調したり表替えしたりする際、部屋のサイズによって費用が異なります。一般的な部屋のサイズごとにかかる費用の目安を見ていきましょう。

4.5畳

4.5畳の部屋で一般的なイ草の畳を張替える場合の価格目安は、以下の通りです。

1枚あたりの相場 4.5畳分の価格
新調 約8,000円〜15,000円 約40,000円〜70,000円
表替え 約5,000円〜10,000円 約25,000円〜50,000円
裏返し 約3,000円〜5,000円 約15,000円〜25,000円

4.5畳の部屋で畳を新調する場合、一般的なイ草の畳であれば、1枚あたり約8,000円〜15,000円が相場です。そのため、4.5畳分では約40,000円〜70,000円程度かかることが多いです。

表替えをする場合は新調よりも安く済み、1枚あたり5,000円〜10,000円が一般的です。これにより、4.5畳の部屋では25,000円〜50,000円程度で表替えが可能です。

裏返しをする場合はさらにコストを抑えられ、1枚あたり3,000円〜5,000円程度になります。4.5畳で考えると、15,000円〜25,000円で裏返しができるでしょう。

6畳

6畳の部屋で一般的なイ草の畳を張替える場合の価格目安は、以下の通りです。

1枚あたりの相場 6畳分の価格
新調 約8,000円〜15,000円 約50,000円〜90,000円
表替え 約5,000円〜10,000円 約30,000円〜60,000円
裏返し 約3,000円〜5,000円 約20,000円〜30,000円

6畳の部屋に畳を新調する場合、1枚あたりの費用は8,000円〜15,000円が相場ですので、全体で50,000円〜90,000円ほどかかる計算になります。

表替えの場合は1枚5,000円〜10,000円で、6畳なら30,000円〜60,000円ほどが目安です。使用する畳表の素材によっても価格は変動します。

裏返しを選択すると1枚あたり3,000円〜5,000円程度で、6畳の部屋では20,000円〜30,000円で収まるケースが多いです。

8畳

8畳の部屋で一般的なイ草の畳を張替える場合の価格目安は、以下の通りです。

1枚あたりの相場 8畳分の価格
新調 約8,000円〜15,000円 約65,000円〜120,000円
表替え 約5,000円〜10,000円 約40,000円〜80,000円
裏返し 約3,000円〜5,000円 約25,000円〜40,000円

8畳の部屋で畳を新調する場合、1枚8,000円〜15,000円で計算すると全体で約65,000円〜120,000円の範囲になります。広い部屋になるほど畳の枚数が増えるため、費用も高くなります。

表替えの場合は、1枚あたり5,000円〜10,000円なので、8畳では40,000円〜80,000円ほどが参考価格です。

裏返しの場合は、1枚3,000円〜5,000円で、8畳分の費用は約25,000円〜40,000円となります。裏返しは比較的安価にできるため、定期的なメンテナンスには最適です。

部屋の広さ別に畳の張替えにかかる費用目安を解説しました。上記はあくまでも参考価格となります。畳の素材やリフォーム会社によって価格は異なりますので、畳の張替えを依頼する際には、見積もり内容をよく確認してください。

張替えや交換以外にかかる追加費用

畳の張替えや新調をする際、基本の費用以外にかかる可能性のある追加費用も把握しておきましょう。

運搬費用は畳の交換を依頼する業者によって異なりますが、1,000円〜3,000円程度かかる場合があります。古い畳の処分費用として1枚あたり500円〜2,000円ほどかかるケースも

防虫処理や抗菌加工を施す場合、それぞれ1枚あたり1,000円〜3,000円の追加費用が発生する可能性もあります。特に、湿気の多い地域やアレルギー対策をしたい場合は、これらのオプションを検討するとよいでしょう。

DIYでできるの?

畳の裏返しはDIYで挑戦も可能ですが、専門的な知識がないと難しいかもしれません。畳を剥がして裏返す作業はシンプルに思えますが、畳表が破損しないように慎重に扱う必要があり、専用の道具が必要になる場合が多くあります。

表替えや新調はDIYでは難易度が高く、専門業者に依頼するのが一般的です。特に新調する場合は、畳床の調整が必要になることもあり、適切な技術が求められます。仕上がりの品質を考えると、専門家に依頼するほうが安心でしょう。

メンテナンスを適切な方法で行うことで、畳を長持ちさせることができます。価格を抑えつつ美しい畳を保つために、自分に合った方法を選びましょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には畳の新調や表替えなどをしたい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。畳の張替えをしたいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くと完成後が想像できるのでおすすめです。

畳の新調(交換)時期は10年~20年

畳は使用環境や手入れの仕方によって寿命が異なりますが、一般的には10年から20年程度で新調するのが理想的です。長期間使い続けると、表面の劣化だけでなく、畳床そのものが傷んでくるため、快適な居住空間を維持するためにも定期的な交換が推奨されます。

表面が傷んだら新調

畳の表面が擦り切れていたり、ささくれが目立つようになった場合は、新調を検討するタイミングです。特に、畳表が剥がれたり、足を引っかけるようになったら、安全性の面でも新しい畳への交換が必要になります。

畳の表面が劣化すると、触れた際にチクチクとした違和感を感じる場合があります。こうした状態では、掃除をしてもホコリが溜まりやすくなり、快適な空間を維持するのが難しいでしょう。表面の毛羽立ちがひどくなれば、畳に座ったり、素足で歩いたときに肌に負担がかかるケースもあるため、早めの新調が望ましいです。

畳表がめくれたり、ひび割れが生じたりしている場合も、新調のタイミングが来ています。畳の表面は日常の歩行や家具の圧力によって少しずつダメージを受けます。特に、よく使う部屋では短期間で劣化が進むケースもあります。家具を移動した際に畳の表面が裂けるような状態になったら、早めの対処が必要です。

畳の変色も劣化のサインの一つです。イ草の畳は時間が経つと日焼けして色が変わりますが、部分的に色ムラが出てしまうと美観を損なう原因になります。特に、窓際や部屋の入り口付近で日当たりが偏っている場合は、色の違いが顕著になります。こうした状態になると、畳の新調を検討するのがよいでしょう。

カビやダニを強く感じたら新調

湿気の多い環境では、畳にカビやダニが発生しやすくなります。特に梅雨時期や冬場の結露が多い家では畳が湿気を含みやすく、気づかないうちにカビが広がってしまうかもしれません。そんなときは新調を検討してください。

カビが発生すると、畳の独特な香りや見た目が損なわれるだけでなく、空気中に胞子が飛散してアレルギー症状を引き起こすなど、健康への影響も心配されます。

また、ダニも畳の繊維に入り込み繁殖しやすいため、こまめな掃除や換気が欠かせません。畳のカビやダニを防ぐためには、定期的な乾燥や防湿シートを敷くなどの対策が有効です。しかし、一度カビが広がってしまうと完全に除去するのは難しく、放置すると被害が広がる場合もあります

特に小さな子どもやアレルギー体質の方がいる家庭では、カビやダニの影響を最小限に抑えるためにも、早めの対策が推奨されます。

カビが発生してから長期間放置していると、畳の強度自体が落ち、歩いたときに軋みを感じる可能性もあります。このような状態になる前に、新しい畳への交換を検討しましょう。

畳の奥まで湿気が染み込んでいると、表替えや裏返しでは根本的な改善が難しいため、畳床ごと交換するのが望ましいです。

最近では、カビやダニの発生を抑える加工が施された畳や、湿気に強い押出法ポリスチレンフォーム畳床なども登場しており、こうした選択肢を活用することで、長期間清潔な状態の維持が可能です。畳の寿命を延ばし、より快適な室内環境を保つためにも、早めの対応が大切です。

畳がガタつきはじめたら全体を新調

畳の上を歩いたときに沈み込む感覚があったり、畳がガタガタ動くようになった場合は、畳床が劣化している可能性があるので新調を考えるタイミングです。

畳床は畳の骨組みに当たる部分で、長年の使用によってへたりや歪みが生じるケースがあります。特に、湿気の多い環境では畳床が吸湿し、内部がふやけたりカビが発生したりするかもしれません。これが進行すると畳がうまく固定されず、歩いたときにガタつきを感じる原因になります。

このような状態を放置すると、床全体の耐久性にも影響を与えかねません。畳の隙間からホコリやゴミが入り込み、内部の劣化が進行しやすくなるため早めの対策が必要です。さらに、畳が均等に支えられていないと、歩行時のバランスが崩れて転倒のリスクも高まります。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、安全面からも注意が必要です。

畳床が寿命を迎えている場合は、畳をまるごと新調するのが最適です。新調する際には、使用する畳床の種類を慎重に選ぶことが重要です。ワラ床はクッション性が高く、足触りが良いですが、重さがあり、湿気の影響を受けやすい特徴があります。

木質ボードの畳床は、ワラ床よりも軽量で強度があり耐久性に優れており、畳全体の安定性が増し、床のたわみを抑えられるので選択肢の一つとなるでしょう。

押出法ポリスチレンフォーム畳床は軽量で断熱性が高く湿気にも強いため、長持ちしやすいというメリットがあります。押出法ポリスチレンフォーム畳床は発泡樹脂を使用しており、湿気を吸収しにくい特性があるため、特に湿気の多い地域や床下の通気が悪い家には最適です。

これらの選択肢を踏まえ、住環境に合った畳床を選ぶことが快適な空間を維持するポイントです。

また、新調時には畳の固定方法にも注意が必要です。古い畳をそのまま置き換えるだけではなく、床下の状態を確認して必要に応じて補強を行うことで、より長期間安定した状態を保つことができます。畳を交換する際に床板の点検を行い、異常がないかのチェックも重要です。

踏んだときにでこぼこしていたら新調

畳の表面が平らでなく、凹凸を感じるようになった場合も新調のサインです。

これは、畳床の中の素材が劣化し、均一な形状を保てなくなっているために起こります。畳の中にはワラや木質ボード、押出法ポリスチレンフォーム畳床などの異なる素材が使われていますが、長年の使用によってこれらがへたり、変形する場合があります。

特に、畳の中央部分が沈み込んだり、逆に一部が盛り上がるような状態になると、歩くたびに違和感を覚えるケースが増えます。このような状態では、畳の上に置いた家具や敷物も安定せず、部屋全体のバランスが悪くなります。また、凹凸がある畳は見た目にも影響を与え、古びた印象を与えてしまいます。

さらに、畳の歪みは足腰への負担を増やす原因にもなります。床が均一でないと、歩行時に無意識に姿勢を調整しようとするため、足の疲れや膝への負担が増してしまうかもしれません。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、転倒のリスクを高める要因にもなります。

新しい畳に入れ替えると、快適な床環境を取り戻すことができます。特に、押出法ポリスチレンフォーム畳床のような耐久性の高い素材を選ぶことで、長期間にわたって快適な使用が可能になります

また、木質ボード畳床も軽量で強度があり、畳全体の安定性を向上させるため、選択肢のひとつです。

畳の新調時には床の状態を点検し、必要に応じて補修することで、さらに安定した環境を作ることができます。畳の寿命を最大限に活かすためにも、凹凸が目立ち始めたら早めに新調を検討するとよいでしょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には畳を新調したい場合に、どのような工事が必要になるか相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。畳の新調をお考えの方は、施工事例などの話を聞くと完成後が想像できるのでおすすめです。

畳を使用したリフォーム事例

ここでは畳の新調や表替えなどの張替えをしてリフォームした事例をご紹介します。

和室を畳コーナーがある和洋室へと変更して畳を新調した事例

ビフォー

アフター

施工会社 住友不動産ハウジング
費用 1000万円~1500万円(フルリフォーム)
築年数 40年

和室を和洋室にリフォームし、畳コーナーを新設した事例です。正方形の畳を9枚で4.5畳の空間を作り、小上がりにしたことで温泉旅館のような雰囲気を再現しています。

和室空間に床の間も確保しており、洗練された和モダンなお部屋を実現しました。

畳を張替えた事例

ビフォー

アフター

施工会社 アートリフォーム
費用 2340万円以上(フルリノベーション)
築年数 80年

1階のリビングに隣接していた小さな和室をセカンドリビングに変更しています。そのセカンドリビングに隣接している和室が、写真の和室です。

畳を張り替えて壁紙もきれいに仕上げ、和の雰囲気を蘇らせました。床の間や障子・欄間などは可能な限り既存のものを残してヴィンテージを感じさせるデザインとなっています。

和室をすべて新調して畳を張り替えた事例

ビフォー

アフター

施工会社 ナサホーム
築年数 30年

客室用の和室をきれいにリフォームして、再度使用できるようにした事例です。畳に加え、壁紙、ふすまなどをすべて張り替えました。明るい色味で雰囲気の良い和室になっています。

畳と畳縁の色を同系色にすることで広がりのある空間を実現し、全体的な調和をとりました

まとめ

畳の張替えには、「裏返し」「表替え」「新調」の三つの方法があり、それぞれに適したタイミングやメリットがあります。裏返しは畳表の汚れや傷みが軽い段階で行うことでコストを抑えられ、表替えは畳床がまだしっかりしている場合に効果的です。新調は畳全体が劣化したときに最適な方法となります。

畳の状態を適切に見極め、定期的にメンテナンスを行うことで、和室の快適さを長く保つことが可能です。また、最近では押出法ポリスチレンフォーム畳床や木質ボード畳床など、新しい素材を活用した畳も登場し、ライフスタイルに合わせた選択肢が広がっています。

畳の張替えを検討する際には自分の住環境や使用頻度を考慮し、最適な方法を選びましょう。適切なメンテナンスを続けると、和室の魅力を最大限に引き出して快適な住まいを維持できます。

JR神戸駅前のHDC神戸には畳をリフォームしたい場合に、どのような工事が必要になるか相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。畳の新調をしたいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くと完成後が想像できるのでおすすめです。

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