台風・ゲリラ豪雨への備えで大切なことは?日頃からできる対策を紹介!

提供:コープ住宅株式会社

もしも明日、巨大な台風や予期しない集中豪雨に見舞われたら…。大切な家や家族を守るための備えは万全ですか?自然現象の発生は防げませんが、事前の準備で被害を最小限に抑えることは可能です。

この記事では、普段から心がけておくことで台風やゲリラ豪雨の被害を最小限にするポイントを紹介します。家族を守るために意識しておくべきことや、家の点検項目、災害に強い家にするためのリフォーム方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

台風やゲリラ豪雨への備えはできていますか?

家や家族を被害から守るためには、日頃からの準備が何より大切。いざという時にあわてないよう、事前にできることをしっかりと進めていきましょう。

近年増加する台風やゲリラ豪雨

近年、地球温暖化や気候変動の影響で台風やゲリラ豪雨による被害が増加しています。かつてないほどの大雨や強風、それによる洪水や土砂崩れなどの被害のニュースを目にする機会が増えたと感じる方も多いのではないでしょうか。

台風は広範囲にわたり甚大な被害をもたらすことがあり、ときには命を危険にさらすことも。一方、ゲリラ豪雨は短時間に局地的に強い雨が降り、予測が難しいため、突然の浸水により日常生活が困難になるケースもあります。

備えで大切なことは日頃の準備!

日頃から台風やゲリラ豪雨を想定してどれだけ準備できているかが、災害時に家や家族を守るためのカギになります。「自分の家は大丈夫だろう」と油断せず、日頃からしっかりと対策をしましょう。

台風は事前に接近の予測ができるため、備えができる自然災害です。また、ゲリラ豪雨は完全な予測は難しいものの、日頃からの備えで被害を最小限に抑えることが可能です。大切な家や家族を守るため、事前にできることをしっかりと進めていきましょう。

まずは自宅周辺のリスクを知ろう!

ここからは、台風やゲリラ豪雨の被害を最小限にするために日頃からできる準備を具体的に紹介します。

ハザードマップを使って安全確認

自宅周辺のハザードマップを確認したことはありますか?台風や大雨のとき、自宅の周辺がどのような影響を受けやすいかをハザードマップで確認しましょう。ハザードマップは、地域ごとに水害や土砂災害、河川の氾濫のリスクを色分けして表示しているため、自宅周辺のリスクを視覚的に把握するのに役立ちます。

例えば、洪水が予測されているエリアでは、川の氾濫によってどのくらいの浸水が起こるかが表示されているため、必要に応じて事前に避難の準備ができます。

ハザードマップを見る際には、次のポイントを確認しましょう。

土砂災害警戒区域

自宅がこの区域に入っている場合は「土砂災害警戒警報」が発表されると命に危険を及ぼす土砂災害が発生する可能性があります。鉄筋コンクリートなど、頑丈な建物に避難し、命を守る行動をしましょう。

家屋倒壊等氾濫想定地域

自宅がこの地域に入っている場合、川が氾濫した際に、水が勢いよく流れ込んで家ごと流されてしまう危険性があります。「氾濫警戒情報」などが発表されたら、川から離れた安全な高台などに避難し、命を守る行動をしましょう。

浸水の深さ、浸水予想エリア

河川の氾濫や大雨による浸水のリスクが高い場所を確認します。浸水の深さが表示されているため、家の階数と予想される浸水の深さを比較し、避難の必要があるかをチェックしましょう。

ハザードマップは、自治体のホームページで公開されています。これを機にしっかりと確認し、自宅周辺のリスクを把握してくださいね。

家族と避難場所を共有

万が一の際、どこに避難すればいいかを家族と共有しておきましょう。災害は家族が揃っている時に発生するとは限りません。家族のそれぞれが仕事や学校で外出中に、災害が発生し、通信手段が使えずに連絡がとれなくなることも十分に考えられます。そのような場合にも、家族が安全に合流できるように準備しておきましょう。

家族と避難場所を共有する時には次のポイントを押さえましょう。

  • 避難場所をピンポイントで決める(例:〇〇小学校の正門の前)
  • 避難場所は優先順位をつけ、複数決めておく
  • 避難場所へのルートは複数確認しておく
  • 連絡先を一覧化し、家族全員で共有しておく

家族全員で避難ルートを実際に歩いて確認し、夜間や悪天候時の移動を想定しておくとより現実的な対策となります。

台風に負けない家づくり!

大切な家を被害から守るために、台風が来る前に家全体を点検しておきましょう。ここでは、家の点検のポイントを紹介します。

台風前に家の点検をしよう

台風はある程度予測が可能です。台風が自宅周辺に接近する前に、家の点検をしておくと被害を最小限に抑えられます。

点検時には特に以下のポイントをチェックしましょう。

まわり

  • 雨戸や網戸がきちんと閉まるかを確認する
  • 取り外しできないオーニング(日よけ)は留め具を確認し、たたんでおく

屋根まわり

  • 瓦屋根の割れ、欠け、ズレがないかを確認する
  • テレビアンテナがある場合はサビ、ゆるみがないかを確認する

雨どい

  • 雨どいに落ち葉や泥が溜まっている場合は取り除く
  • 雨どいの接続部分が外れていないかを確認する

外壁

  • ヒビや隙間ができていないかを確認する
  • プロパンガスが置いてある場合は、固定されているかを確認する

庭など外構

  • 掃除用具、自転車などは室内にしまう
  • 庭木を固定する

窓とドアを強化する方法

台風時の強風や大雨により、窓ガラスが割れたり、雨水が家の中に侵入したりすると被害が拡大します。少しでも被害を抑えるために、台風が来る前にできる窓とドアを強化する方法を紹介します。

窓の強化方法

窓に段ボールや養生テープ、ガムテープを貼って、飛来物による窓ガラスの飛散防止ができます。テープを貼る時は「米」字に貼るのがポイントです。ただし、はがすときにはがしにくく、一苦労する素材もありますのでご注意ください。

ドアの強化方法

雑巾やタオルを下枠に当てておくと、多少の大雨でも雨水の侵入を防げます。タオルや雑巾では対応しきれない大雨の場合は、土のうを置いておくことで雨水による浸水予防ができます。

備蓄品を揃えておこう!

台風やゲリラ豪雨によって、電気、ガス、水道のライフラインが止まることもあります。その時になってあわてないよう日頃からできる備蓄のポイントを紹介します。

停電や断水に備える準備 

各ライフラインの準備のポイントは以下です。

電気

停電が発生すると、真っ暗な中で過ごさなければなりません。懐中電灯、ランタンは必須です。また、スマートフォンの充電ができるようにモバイルバッテリーをフル充電しておきましょう。大容量のポータブル電源や太陽光発電装置があると、さらに安心です。

ガス

簡易的な卓上ガスコンロがあると便利です。ガスボンベのストックも用意しておきましょう。

水道

断水に備えて水道水を確保しておきましょう。水道水には塩素が含まれているため、汲み置きから3日ほどは飲料水として使用できます。生活用水は、浴槽に水を貯めておくとトイレや洗濯に使えます。

非常食のストックは切らさないように

ライフラインが途絶えた場合でも、火を通さずに食べられる缶詰やレトルト食品を常備しておくと安心です。いざという時に「賞味期限が切れていた」ということにならないよう、日頃から多めに準備しておきましょう。使った分を買い足す「ローリングストック」を取り入れると常に新しい非常食を手元に用意しておけますよ。

ゲリラ豪雨対策も忘れずに!

ゲリラ豪雨とは、予測しない時に突然せまい範囲に集中的に降る激しい雨のこと。短時間で道路が冠水したり、家が浸水したりし甚大な被害をもたらす恐れがあります。局地的な集中豪雨での被害を最小限に抑えるため、できる対策を紹介します。

ゲリラ豪雨は突然やってくる

ゲリラ豪雨は予測が難しく、突然被害にあうこともあります。短時間に集中して大雨が降るため、都市部では排水機能が追いつかず、街が一気に水没してしまうことも。浸水被害だけでなく、落雷による被害も考えられます。

ゲリラ豪雨の被害を最小限に抑えるためにできることを紹介します。

雨雲レーダーアプリの活用

雨雲の様子を確認できるアプリを活用しましょう。リアルタイムで雨雲の動きを把握することで、雷や集中豪雨からの早めの避難が可能になります。

雷から身を守る

雷の際は、すぐに屋内に避難しましょう。家の中は基本的に安全ですが、家の中に侵入してくる雷を避けるため、念のため部屋の真ん中あたりで過ごしてください。金属は電気を引き寄せるため、感電を避けるために窓や蛇口などの金属に触れないようにします。水も通電しやすいので、入浴も避けたほうが無難です。

活動の再開は雷鳴が止んでから30分経過後と覚えておくといいでしょう。

水害にあいにくい土地を選ぼう

これから家を建てる人や、引っ越しを考えている人はハザードマップを活用して浸水リスクの低い土地を選ぶことが一番の対策になります。勾配のある高台に位置する土地は、浸水のリスクが少ないです。

可能であれば、土地選びの段階から浸水リスクを考慮すると、将来的な被害を最小限に抑えることができます。

家のメンテナンスで台風・ゲリラ豪雨に備えよう

日頃から家をメンテナンスしておくことで、台風・ゲリラ豪雨の被害を軽減することができます。大切な家と家族を守るため、事前にできるメンテナンスはしっかりしておきたいですよね。ここからは、具体的なメンテナンス方法(リフォーム方法)を場所別に紹介します。

場所別メンテナンスのポイント

災害にあう前に、以下のポイントを押さえて家のメンテナンス(リフォーム)を検討しましょう。

屋根

劣化した屋根材は防水性能に不安があります。実際に雨漏りしてからでないと、メンテナンスの必要性を感じにくい箇所ですが、気づいた時にはすでに深刻な事態になっていることも。

定期的に瓦やスレートの割れ、ヒビ、ズレ、屋根のめくれなどがないか、また瓦以外の屋根部材もゆるみがないか確認しましょう。問題が生じている場合は、耐久性の高い材料に交換したり、上から重ねる工法がおすすめです。

雨どい

雨どいは雨水から家を守るために大きな役割を果たしています。雨どいがないと、屋根に降った雨水は軒先から地面に落ち、地面に溝を作ったり、水たまりとなり、それが建物の基礎や縁の下を濡らすことになります。また、最近のような軒の出の少ない住宅では、跳ね返り水が外壁を濡らすことにもなります。

雨どいは、継手部分のズレやハズレ、腐食がないか念入りにチェックしましょう。劣化が進んでいる場合は、交換をおすすめします。

外壁

外壁塗装の劣化が進むと、建物内部に雨水が侵入する原因になります。雨水の侵入は家を傷める大敵です。そうした被害を防ぐ外壁の塗り替えは、家を長持ちさせる基本的なメンテナンスといえます。

外壁は耐久性の高い材料で定期的な塗替えを行いましょう。耐久性に優れる「ラジカル制御型シリコン樹脂塗料」や「フッ素樹脂塗料」を使用して塗替えをするのがおすすめです。

窓と雨戸

ひさしや雨戸のない窓は、雨が吹き込みやすくなります。豪雨や強風による被害を防ぐため、窓ガラスのヒビ割れや、窓枠、雨戸にガタツキやゆるみがないか確認しましょう。

ひさしや雨戸がない場合は、リフォームで後付けできるタイプのものを設置するのがおすすめです。窓からの雨の吹き込みを軽減し、家を長持ちさせることにもつながりますよ。

まとめ|日頃の準備で未来を守ろう

台風やゲリラ豪雨の被害は、日頃からの備えで最小限に抑えられます。災害から家族を守るために、避難場所の確認や備蓄品の常備をしておきましょう。台風やゲリラ豪雨が発生する前に、日頃から家の点検を念入りにしておくことで、家の浸水や窓ガラスの破損などの被害を軽減できます。

屋根や外壁、雨どいなど、家を守るために大切な箇所に劣化が見られる場合には、適切なメンテナンス(リフォーム)がおすすめです。耐久性、耐水性に優れた素材を使い、定期的にメンテナンスすることで、災害に強い家を作ることができます。

日頃の準備で、大切な家と家族の未来を守りましょう!

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