押し入れの奥行きが深すぎる!奥行きを活かした収納アイデアやグッズを紹介

押し入れの奥行きが深すぎることで上手く収納ができず、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。押し入れの収納問題は、空間の使い方やものをしまう場所を工夫することで解決できます。

今回は、押し入れを有効活用できる収納方法をご紹介します。奥行きの深さを活かした収納ができれば、使い方がグッと広がりますよ。おすすめの収納グッズもまとめているのでぜひ参考にしてみてください。

奥行きが深くて使いづらい!を解決する押し入れ収納アイデア

押し入れは、もともと布団などの寝具をしまうための収納スペースです。幅と奥行きがあるので大きい布団でも難なく収納できる反面、布団以外のものは収納しづらいというデメリットも。

特に奥行きが深いことによって、しまったものが取り出しにくく、結果的に何を収納したかわからない状態になってしまいがちです。押し入れの奥行きの深さを活かした収納方法を知ることで、使いやすい空間になります。

  • 奥と手前で分ける
  • 仕切りを作る
  • 高さと奥行きを無駄にしないアイテムを選ぶ
  • 見せる収納にする

以上4つの方法を紹介します。

奥と手前で分ける

収納するものの使用頻度に合わせて、押し入れの奥と手前に分けて収納しましょう。よく使うものを手前、あまり使わないものを奥にしまうことによって、使用頻度が高いものを取り出しやすくなります。

例えば、洋服ならオンシーズンの服を手前に、オフシーズンの服を奥に収納します。他にも、スーツケースや季節飾り、アルバムは奥にしまうのがおすすめです。奥と手前のエリア分けを行うことで、ものの位置が分かりやすくなり探し物をする手間を減らせます。

仕切りを作る

押し入れは一つの空間が広く、デッドスペースが出来やすいのが難点です。広い空間を有効活用するには、複数の収納アイテムを組み合わせて空間を仕切ると良いでしょう。

例えば、押し入れラックを置くことで、収納スペースを確保しつつ空間に仕切りを作れます。ラックの上下にものを置けるので収納力がアップしますよ。また、積み重ねられる収納ケースを使えば、デッドスペースになりがちな上部の空間を持て余すことがありません。

適切にスペースを仕切ることで、幅と奥行きにムダが無くなります。さらに、物が取り出しやすくなるメリットもあります。

高さと奥行きを無駄にしない収納アイテムを選ぶ

押し入れのサイズや特徴に合った収納アイテムを使うことで、使いやすさが格段に上がります。例をあげると、以下のようなものがあります。

  • 衣装ケース
  • 布団収納ラック
  • ハンガーラック
  • キャリーラック
  • カラーボックス
  • ストッカー

衣装ケースは、押し入れ専用のものを選びましょう。押し入れの奥行きに合うように作られているので、空間を無駄にしません。また、スタッキングできるアイテムを揃えると、高さを有効に使えますよ。

見せる収納にする

押し入れの奥にものを詰め込んでしまう人は、見せる収納にすると良いでしょう。襖を取り払うことで、奥まで見やすくて使い勝手が良くなるメリットがあります。収納ケースの色や形を統一すれば、おしゃれな空間に仕上がります。

また、思い切って押し入れの一角をデスクスペースにしてしまうのもおすすめです。奥に棚を置いて手前を机として使うことで、空間を無駄なく活用できます。おこもり感が出るので、作業に集中しやすいですよ。

押し入れの奥に何を入れる?アイテム別最適な収納場所

押し入れ収納は、しまうアイテムによって適した場所があります。上段手前→下段手前→上段奥→下段奥の順で出し入れしやすいので、よく使うものを上段手前に配置すると良いでしょう。また、重いものは下段に入れるのがセオリーです。

ここでは、押し入れによく収納されているアイテム別に、おすすめの収納場所をご紹介します。

  • 【服】上段(オフシーズンは下段または奥)
  • 【季節もの・イベント用品】奥
  • 布団】上段・下段
  • 【おもちゃ・本】下段

それぞれ順番にみていきましょう。

【服】上段(オフシーズンは下段または奥)

洋服は使用時期によって収納場所を変えましょう。オンシーズンの服は上段手前に収納します。スーツやスカートなどの折りたたみたくないものは、ハンガーポールや突っ張り棒を設置することでクローゼットのように使うことができますよ。

オフシーズンの服は出し入れの頻度が少ない奥側、もしくは下段に収納しましょう。押し入れ用の収納ケースは奥行きがあるため、家族の服をまとめて収納しやすいです。

子ども服の収納は、オンシーズンのものでも下段に収納するのがおすすめです。小さい子どもでも手が届きやすいので、自分で着替えるなどの自立を促すことができます。

【季節もの・イベント用品】奥

季節ものやイベント用品は、以下のものが該当します。

  • 季節飾り(雛人形、五月人形、クリスマスリースなど)
  • 季節家電(扇風機、ヒーターなど)
  • アルバム
  • 子供の作品
  • スーツケース

共通しているのは、使う時期が限られていることと使用頻度が少ないことです。季節ものやイベント用品を奥にしまうことで、その他の使用頻度が高いものの出し入れがしやすくなります。

上段と下段どちらに置くかは、重さで判断しましょう。家電は重量があるので、キャスター付きのラックに乗せて下段にしまうと、必要なときにすぐ取り出せます。

注意点として、押し入れの奥は埃をかぶりやすく、湿気の影響を受けやすいです。密閉できる箱にしまう、1週間に一度は襖を開け放して換気するなどの対策をとりましょう。

【布団】上段・下段

布団は、日常的に使うかどうかによって収納場所が変わります。

毎日使用するなら上段に収納しましょう。布団の上げ下げがしやすく、腰の負担になりにくいです。また、しまう時は布団収納ラックが便利です。通気性が良いので清潔を保てるうえに、棚の下にも収納スペースが作れます。

頻繁に使用しない布団や来客用布団は、下段または奥がおすすめです。布団収納ケースにいれて保管すると、埃やカビから守ることができますよ。

【おもちゃ・本】下段

おもちゃや本は下段に収納するのがおすすめです。子どもがよく遊ぶおもちゃを下段手前、遊ぶ機会が少ないおもちゃを下段奥に収納します。下段手前は子どもでも手が届きやすく、自分で片付けをする意欲が育ちます。

種類ごとに細かく分類してケースで分けるより、バスケットなどに放り込むだけのざっくり収納の方が片付けが億劫になりません。小さい子どもがいる家庭はぜひ試してみてください。

また、本は重さがあるので下段が良いでしょう。スリム型の押し入れ収納ラックを使えば、奥行きを活かしつつ出し入れが簡単です。さらに可動棚つきなら、本のサイズに合わせて高さを変えることができます。

押し入れの奥行きを活かす100均・ニトリ・その他の収納グッズ

ここからは押し入れの奥行きを活かせる収納グッズを紹介していきます。100均やニトリなどの手に入りやすいものもあるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。

  • 【100均】ワイヤーネット
  • 【100均】つっぱり棒
  • 【ニトリ】押し入れ収納キャリー
  • 【天馬】ピタっと伸びるん棚トールサイズ
  • 【GOQ RAQ】収納ボックス

【100均】ワイヤーネット

ワイヤーネットとは、アルミやスチール素材を格子のように組んで作られたパネル状のアイテムです。100均では、さまざまな大きさのものが売られています。ワイヤーネット同士は、結束バンドなどで簡単に組み合わせられるので、押し入れの奥行きにぴったり合った収納をつくることが可能です。

また、ワイヤーネットとつっぱり棒を組み合わせると、押し入れの壁も収納として使えます。フックを活用することで、帽子やネクタイなどをかけるだけの収納が簡単に叶いますよ。

 

【100均】つっぱり棒

100均のつっぱり棒も、押し入れ収納に活躍します。奥行きに合わせてつっぱらせることで服をかけられ、押し入れがクローゼットに早変わりします。

100均にあるつっぱり棒は、バネ式とネジ止め式があります。重いコートやスーツを収納したい人は、耐荷重が大きいネジ止め式を選ぶと良いでしょう。

 

【ニトリ】押し入れ収納キャリー

4つのキャスター付きで、出し入れがスムーズにできる商品です。押し入れの奥行きにぴったりなので、下段に置くことで奥のものを取り出しやすくなります。

本体重量が約1.7kgと軽いため、引き出すのが苦になりません。耐荷重が10kgなので、保存水や家電の収納にも適しているでしょう。さらに組み立てにかかる時間が15分と簡単なのも嬉しいポイントです。

 

【天馬】ピタッ!と伸びるん棚トールタイプ

天馬のピタッ!と伸びるん棚は、幅と高さを変えられる収納棚です。無段階伸縮式で、高さは約48〜80cmまで、幅は約76〜93cmまで伸ばすことができます。収納するものに合わせて細かく調整できるのがメリットです。また、ストッパー機能がついているので、ポールが抜け落ちることがありません。

縦に2つ並べると押し入れの奥行きにちょうど良いサイズになるので、押し入れ用の収納ケースを置けますよ。トールサイズは棚の下に大きなスペースができるため、扇風機やスーツケースなどの高さがあるものをしまうのに便利です。

棚板は通気性が良い形状なので、湿気の影響を受けやすい布団をしまうのにもぴったりでしょう。再生素材を使用しており、環境に優しいのも魅力です。

天馬 ピタッ!と伸びるん棚 トールタイプ

【GOQ RAQ】収納ボックス

GOQRAQの収納ボックスは、扉が底以外の5方向に開くのがポイントです。天板の蓋を開けずに好きな方向からものを取り出せるため、ボックスを積み重ねて収納できます。

大きさが3種類あり、押し入れのどんな空間にもフィットするでしょう。キャスターが4つついているので、奥から取り出しやすい点も魅力です。

色は4色展開しているので、収納するものごとにわけても良いですね。

押し入れの奥行きを活かすDIYアイデア

押し入れの奥行きを活かすなら、思い切ってDIYも検討してみましょう。収納したいものや目的に合わせてDIYすることで、使いづらさを解消することができます。ここでは、ホームセンターで手に入るものを使った、簡単なDIYを紹介します。

  • ハンガーパイプ
  • 収納棚
  • 作業デスク

以上3つをみていきましょう。

ハンガーパイプ

ハンガーパイプを設置することで、押し入れをクローゼットのように使うことができます。「上段全面に服をかけたい」「つっぱり棒は耐久性に不安がある」という人におすすめです。

DIYに必要なものは、ハンガーパイプとブラケットの2点です。押し入れの奥行きの深さを利用して、ハンガーパイプを2本並べるのも可能です。手前はよく使うオンシーズンの服、奥は礼服やオフシーズンの服と分けることでクローゼット以上の収納力を確保できます。

収納棚

押し入れの奥に棚をつくるのもおすすめです。奥行き部分に収納棚を作ることで、手前部分を作業スペースのように使えるメリットがあります。棚を押し入れの外で作ってから入れ込むと、直接ねじやビスを打たなくて済みますよ。壁に穴を開けられない賃貸の押し入れに最適です。

また、100均に売っているすのことボンドを使って棚を作る方法もあります。工具不要で簡単にできるので、DIYが苦手な人にもぴったりですよ。

作業デスク

押し入れの奥行きの深さは、作業デスクとして活用できます。枕棚の高さが机に使うのにぴったりなうえに、厚みがあって丈夫なのでパソコンやミシンを置いても安心です。

さらに壁に囲まれているため、落ち着ける、集中しやすいなどの効果も期待できるでしょう。リメイクシートを貼れば、自分好みのおしゃれな空間を作れますよ。

まとめ|奥行きを活かして押し入れを使いやすくしよう!

押し入れの収納は、奥行きを活かした収納方法やアイテムを駆使することで使いやすさがアップします。収納する場所を使用頻度や重さによって変えると、必要なときに楽に取り出せるようになりますよ。

また、ハンガーパイプを取り付けてクローゼット風に使ったり作業スペースにしたりと、使い方をアレンジするのも良いでしょう。DIYをすることで、より自分好みの空間にすることができます。

押し入れは奥行きが深すぎることがデメリットと思われがちですが、工夫次第で広い収納スペースを有効活用できます。今回紹介したアイデアをぜひ取り入れてみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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