バレンタインデーに女性から義理チョコをもらった時、「お返しはいらないよ」と言われたことはありませんか?もちろん本心で言っている人もいますが、中には「いらない」と言いつつも、本当はお返しが欲しい人もいます。
「正直なところ、どうすればいいのか分からない」と悩む男性も多いでしょう。
そこで今回、お返しが不要な場合と必要な場合の見分け方を紹介します。互いに気持ちよくバレンタインデーとホワイトデーを迎えるためのお返しの相場や、チョコレートの受け取り方なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
義理チョコのお返しはいる?いらない?
義理チョコのお返しは、いる場合といらない場合があります。
そもそも義理チョコとは、お世話になっている人に感謝の気持ちを込めて贈るものです。受け取る側は、そのお礼としてホワイトデーにお返しするのが礼儀だと考えられています。
ただ、義理チョコをあげる人が増えた今、半強制的な雰囲気があってチョコレートを渡している人がいるのも事実です。バレンタイン用に集金し、まとめて配っているケースもあります。
義理チョコに対する意識が変化してきた今、受け取る側は必ずしもお返しをしなければならないというわけではないようです。
- 義理チョコのお返しを期待していない人が多い
- 本心ではホワイトデーにお返しが欲しい
- ばらまきチョコをもらった場合はお返し不要の理由とは
女性の視点も交えながら、バレンタインデーのお返しが必要な場合と不必要な場合について紹介します。
義理チョコのお返しは期待していない人が多い
義理チョコをプレゼントした女性に、お返しを期待しているかどうかアンケート調査をおこなったところ、約3割もの人が「期待していない」と回答。理由として「お返しが欲しくてあげているわけではない」「逆に高価なお返しをもらっても困る」ということが挙げられました。
また、義理チョコを貰った側は「好きだと思われたら不安」といったお返しに付随するリスクも視野に入れたうえで、お返しをあげない選択をした人もいるようです。
義理チョコを受け取った側の考え方が、あげる側の「期待していない」につながっているとも考えられます。
本心ではホワイトデーにお返しが欲しい
約3割の女性がお返しを期待していないというアンケート結果でしたが、実は本心は違う人もいるようです。期待しない理由の一つに「お返しを貰えなかった時に腹が立つかもしれないから、そもそも期待しないようにしている」といった意見もありました。つまり、本当はお返しが欲しいのです。
ただ、会社であれば上司に向かって「お返しを期待しています」なんて言えないでしょう。社交辞令として「お返しはいりません」と言う人も中にはいました。
ばらまきチョコをもらった場合はお返し不要の理由とは
お返しはいらないと言いながらも本心ではお返しが欲しいなど、義理チョコを貰う側からしてみれば迷うのは当然でしょう。そこで、お返しの必要性は「どんなチョコレートをもらったのか」を基準に判断するといいですよ。
たとえば、チロルチョコや大袋に入ったチョコレートのようなばらまきチョコであれば、お返しをしなくてもいいでしょう。お返しを求めていないことをアピールするためだったり、義理チョコが習慣化して義務的に配っていたりする可能性があります。
休憩室や給湯室に「みなさんご自由にどうぞ」と置かれているチョコレートであれば、なおさらお返しは必要ありませんよ。
義理チョコのお返しをする場合はいくらが妥当?金額と注意点
ばらまきチョコでない限り、義理チョコのお返しはしたほうがいいでしょう。日頃からお世話になっている人からもらったのであれば、なおさらお礼と日々の感謝の気持ちを込めてホワイトデーにプレゼントを用意するべきです。
お返しを用意する際に注意しておきたいのは、金額とお菓子の種類です。相手に気を遣わせたり不快にさせたりしないプレゼントを準備することが大切なポイントです。
- 義理チョコのお返しは1000円以内がベスト
- ホワイトデーに返してはいけないお菓子の意味とは
あまり考えずに『好きそうだから』という理由でお返しを選ぶのは避けましょう。
義理チョコのお返しは1000円以内がベスト
義理チョコのお返しは500〜1,000円以内に収めましょう。普段お世話になっているという立場でいえば、あげる人も貰う人も同じです。もらったチョコレートと同等、もしくは1.3〜1.5倍程度の金額のお返しをするのが妥当でしょう。
もらったチョコレートの金額が分からないのであれば、調べてみるのも一つの手です。いただきものの金額を調べるのは失礼に当たりますが、お返しの参考にするためであれば把握しておいたほうがいいですよ。
注意しておきたいのは、あまりにも高価なお返しをすることです。女性に気を遣わせてしまう可能性もあり、「来年はあげたくないな」と思われてしまいかねません。
両方が気持ちよくやり取りするためにも、低すぎず高すぎない500〜1,000円以内のお返しを準備しましょう。
ホワイトデーに返してはいけないお菓子の意味とは
バレンタインデーでは多くの女性が男性にチョコレートを贈ります。対して、ホワイトデーではチョコレートだけでなくさまざまな種類のお菓子がプレゼント用に使われているのです。
実は、お菓子にもひとつずつ意味があります。ポジティブな意味であれば問題ありませんが、相手を傷つけてしまうような意味を持つお菓子をプレゼントしてしまうと、2人の関係性にも影響をおよぼしかねません。
特に注意しておきたいのは、マシュマロ・グミ・キャンディー・マカロンです。マシュマロとグミは「あなたのことが嫌い」といった意味を持ちます。キャンディーとマカロンは「あなたは特別な人」といった意味を持ち、勘違いさせてしまう可能性があるため、義理チョコのお返しにはふさわしくないでしょう。
おすすめは、チョコレートとクッキーです。チョコレートには「あなたと同じ気持ちです」、クッキーには「友達でいましょう」といった意味があります。今後より良い関係を継続させていくためには、ネガティブな意味合いはもちろんのこと、必要以上に深い意味を持つお菓子のお返しは控えたほうがいいでしょう。
義理チョコの受け取り方
最近では、「お返しするのが面倒くさい」といった理由で、義理チョコをもらうのをためらう人もいるようです。しかし、誰しもがお返し欲しさにチョコレートをプレゼントしているわけではありません。
チョコレートを贈るのは感謝の気持ちを伝えるための手段であり、目的ではありません。プレゼントと一緒に添えられた感謝の気持ちを踏みにじらないように、受け取り方にも注意してください。
- 相手も喜ぶ受け取り方
- 相手を不快にさせる受け取り方
上記を順に紹介します。
相手も喜ぶ受け取り方
義理チョコをもらったら必ず感謝の気持ちを伝えましょう。「これが食べたかった」「この日を楽しみにしていた」などのオーバーなリアクションは必要ありません。ストレートにありがとうという気持ちを伝えるだけで、相手は喜びます。
ひとりひとりの好みに合わせて準備しているわけではないので、自分の苦手な食べ物をもらう可能性もあるでしょう。その場合も、突き返さずに受け取りましょう。
相手を不快にさせる受け取り方
義理チョコをもらった際に「本当はお返しが欲しいでしょ〜」と言ってからかうのはやめたほうがいいでしょう。お返し欲しさに義理チョコをプレゼントするわけではないので、あげた側はもちろん傷つきます。
また、社内であれば新入社員からもらうこともあればベテラン社員からもらうこともあるでしょう。誰からもらっても態度を変えない、ということも大事なポイントです。
義理チョコの友達へのお返しはいらない?中学生・高校生の場合
中学生・高校生の場合、クラスや部活の男子全員に義理チョコを配っているのであれば、ばらまきチョコと同様、お返しは必要ないでしょう。女子同士でイベントを盛り上げようという雰囲気が強くなっている可能性もあるので、感謝の気持ちを伝えて受け取れば問題ありません。
しかし、個人的に義理チョコをもらった場合は、ホワイトデーにお返ししましょう。もらった義理チョコの金額によって変わりますが、お返しは500〜1,000円以内が妥当です。学生は金銭的に余裕があるわけではないので、お返しの金額が500円以下であっても、相手を不快にさせてしまうことはないでしょう。
物でお返しするとかえって気を遣わせてしまうので、クッキーやチョコレートなどのお菓子をお返しするのをおすすめします。
まとめ:お返しはいらないと言われたら用意しなくても良い
義理チョコをもらった時に「お返しはいらないよ」と言われた場合、ばらまきチョコであればお返しをする必要はありません。しかし、一人500円以上するようなチョコレートを貰ったり、日頃から一緒に仕事をしている間柄の人からもらったりすれば、お返しを準備したほうがいいでしょう。
義理チョコは「今後も良い関係を築いていきましょう」といった意味が込められているので、相手を不快にさせないためにも受け取り方やお返しの選び方に注意してくださいね。