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静電気が痛い!くっつく!
冬場、金属などに触れた瞬間、バチッと痛い静電気。空気が乾燥しやすく、重ね着をした衣類がこすれることも多い冬場は静電気が起こりやすくなるシーズンです。
自宅であれば加湿器を使ったり、暖房をつけて上着を脱いだりすれば静電気の発生をある程度抑えられますが、外出中はそうもいきません。
静電気を上手に逃がす方法を紹介します。
金属に触った時の静電気が痛い
金属のドアノブに触れた瞬間、静電気がバチバチッ!
冬場の人の体は、身に付けた衣類の摩擦などで常に帯電している状態です。空気中に湿気があれば自然に放電していきますが、乾燥しやすい冬場は放電しにくい状態に。金属など電気を通しやすい物に触れると、体に溜め込まれていた電気が一気に流れ、「バチッ」と痛い静電気が発生します。
静電気を「痛くなくする」方法は、大きく分けて2つ。電気が流れる表面積を増やして分散させる方法と、先に放電しておく方法があります。
ドアノブの静電気を逃す
ドアノブなど金属部分に触れる際、一番痛いのは「指先でチョンと触れた」場合です。1ヶ所に電気が集中してしまうため、強い電流が走ります。
逆に手を広げて、広い面積で触れれば、電気が分散して痛くなくなります。
手のひら全体を勢いよくドアノブに押し付けてみてください。静電気が分散され、痛みが起きにくくなります。
車のドアの静電気を逃す
車から降りてドアを閉めようとした瞬間、静電気がバチッ!この嫌な静電気を上手く逃がす裏技があるんです。
車から「降りる時」の静電気は、主にシートと衣類がこすれる摩擦で発生しています。特にシートから立ち上がる瞬間に大きな摩擦が発生!体が帯電状態になってしまいます。
この状態を防ぐには、「電気が発生する瞬間に、電気を逃がせるものに触っておく」こと。つまり「服とシートが離れて摩擦が発生する瞬間に、車の金属部分を握っておく」と、電気が金属(車)に逃げてバチッとこなくなります。
車を降りる時、シートから立ち上がる前にドアのふちなど車の金属部分をしっかりつかんでおきましょう。そのまま地面に足をつけ、シートから完全に体を離してから、車をつかんでいた手を離します。
これでドアノブに触れてもバチッときません。
スカートとタイツが静電気でくっつく
スカートをはいていると足元が冷える!かといってタイツを重ね履きすると、静電気で足にまとわりついてしまいます。
そんなときのライフハックをご紹介。
ハンドクリームを手に普通に塗ってください。ハンドクリームでしっとりした手でタイツを何度かなでると、スカートがまとわりつかなくなります。
静電気は乾燥しているときに発生しやすくなります。水分や油分があると静電気が発生しにくくなるため、スカートがまとわりつきにくくなるわけです。
素材の相性を合わせるのも効果的
タイツとスカートなど、重ね着が多くなる季節。重ね着をする際は、素材同士の相性も気にするとまとわりつきが軽減します。
素材にはプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものがあります。
マイナスの電気を帯びやすいのはポリエステルやアクリル、プラスの電気を帯びやすいのはウールやカシミヤ、ナイロンなどです。綿や麻は水分を含みやすく、帯電しにくい素材です。
重ね着をする場合は、同じ電気を帯びやすいものとセットにしましょう。アクリルのニットを着るならインナーはポリエステルのもの、ウールのニットを着るなら綿かナイロンのインナーにすると静電気のバチバチを軽減できます。
異なる電気を帯びやすい組み合わせは避けるのが無難です。ポリエステルのインナーにウールのニットを合わせてしまうと、静電気が起き、チクチクした感触や肌荒れに繋がってしまいます。
乾燥機の静電気を逃す
乾燥機から衣類を出す時、バチバチとした嫌な感触が!
衣類を乾かし終わった乾燥機の中は当然カラカラに乾燥しており、着用時とは比較にならないほどの衣類の摩擦が起きている状態。強力な静電気が発生しています。
そんな酷い静電気を軽減するには、アルミボールが効果的。アルミは金属の中でも特に帯電しやすい素材なので、乾燥機に入れておくと、うまく電気を逃がしてくれます。
洗濯が終わり、乾燥が始まる前に、丸めてボール状にしたアルミホイルを乾燥機に2〜3個放り込んでおきましょう。乾燥後のバチバチがなくなります。
※洗濯中には入れないでください
※デリケートな素材と一緒に入れないでください
※塩素系漂白剤と一緒に洗濯しないでください
静電気はある程度防げる!
静電気は空気や肌の乾燥、重ね着などで発生しやすくなります。室内では加湿器を使ったり、普段から水分を意識的にとる、肌や髪の保湿を丁寧にする、静電気が起きにくい服を選ぶなどの方法で予防しましょう。
外出先では、突然の「バチッ」があるもの。今回紹介したライフハックで防げるので、ぜひ試してみてください。