「ネジを緩めたり締めたりしたいけれど、棚と棚の間が狭くてドライバーが入らない」なんてことはありませんか?
とにかく早く解決したい人のために、狭いところでもネジ回しが簡単にできるドライバーを紹介します。狭所だけでなく普段使いできるドライバーなので、これ1本あれば棚の組み立てやDIYも困りません。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
狭いところでもネジを締める緩める作業ができる道具とは
棚と棚の隙間や、手が届きにくい奥のほうにあるネジを締めたり緩めたりできるドライバーがあります。
一般的なストレートタイプのドライバーであれば、ネジに対して垂直に作業しなくてはならないため、スペースが確保されていない空間での作業は困難です。
しかし、今回紹介する3つのタイプのドライバーは特殊構造になっているので、狭い箇所でも楽々作業が進みますよ。
- 横方向に力を加えられるオフセットドライバー
- 軽い力でネジを回せらるラチェットドライバー
- 軸が自在に曲がるフレキシブルドライバー
各ドライバーの特徴や使い方を紹介します。
横方向に力を加えられるオフセットドライバー
オフセットドライバーとは、直角の狭いカーブが2つ繋がっているクランク形状のドライバーです。使い方は簡単なので、工具扱いに慣れていない人でも使いやすいのが特徴です。
オフセットドライバーはグリップ部分がないまたは薄いタイプのものが多く、クランク状に曲げられた箇所を握り、横方向に力を加えて回します。
ストレートタイプのドライバーと違って高さがないので、棚と棚の距離が近い側面のネジ回しに最適です。
しかし、線が細いため力を入れにくく、締め付けが弱くなってしまうデメリットがあります。グリップ部分がないオフセットドライバーであれば、さらに力が入らなくなるので、大きな棚や支えとなる板のネジ締めには、グリップがあるものを選ぶと良いでしょう。
7. オフセットドライバー
とにかく便利!プラスとマイナスがついてるし小さいしテコで力が入るし…などなど。ネジ回しだけでなくバールがわりに塗料の缶を開けたりするのにも使える。一番手前のL字型タイプが特に便利なのに店頭で見ない…残念。 pic.twitter.com/AooF6EqGPd— (‘ワ’)🌰🍁🌾🍠 (@fuetoguitar) June 8, 2016
軽い力でネジを回せるラチェットドライバー
ラチェットドライバーとは、グリップ部分とドライバー部分が分割した構造になっているドライバーです。
通常のドライバーであれば、ネジを締めたり緩めたりする際、半回転するたびに手を持ち換える必要があります。
しかし、ラチェットドライバーは回転後に手首を戻してもグリップ部分が動くだけでドライバーの先端部分は動かないので、グリップを持ち替えずに手首の反復動作だけで作業ができるのです。
ドライバーの先端部分が動くとカチカチ音が鳴る商品もあります。きちんと回せているかどうかを確認しながら作業したい人は、カチカチ音ありのものがおすすめです。
ラチェットドライバーは、狭い箇所に使えるタイプのものだけでなく、通常のストレートタイプもあります。
引っ越しが多い人やDIYが趣味の人は、ネジ回しが多くて手が疲れることもあるでしょう。片手だけで楽に作業できる上に、狭い箇所でも使えるラチェットドライバーが家に1本あれば重宝しますよ。
ざっくりとした外し方は
板ラチェットドライバーとインパクトのビットの組み合わせで適当な長さのドライバーを作り裏から止まっているプラスネジを数本外したら片側が外れます
あとは隙間から出せば行けるんで吹き出し口が割れたりしてる人は部品も4000円程度なのでおすすめです pic.twitter.com/J0SiYYsTdi
— ゑぼけん (@GF_CP9A_GSR) April 14, 2021
軸が自在に曲がるフレキシブルドライバー
フレキシブルドライバーのグリップ部分は、通常のストレートタイプのドライバーと似ています。しかし、軸が自在に曲がる特徴を持つので、狭いところや壁際でのネジ回しに最適です。
軸が曲がることで不安定になりやすいので、片手作業ではうまく力が入らないことがあります。しっかり締めるためには、先端を持って回しましょう。
視界が狭く作業がしにくい入り組んだスペースには、軸が細いフレキシブルドライバーがおすすめです。
ビットをロックするロック機構付きなのにヘッドが超スリム!しかもフレキシブルなので障害物を避けて回せる便利なWERAのビット差替えフレキシブルドライバーを動画で紹介しました。【工具屋てっちゃんがオススメします!Vol.138】 https://t.co/nR6O7v49nL pic.twitter.com/fPm8pNds7k
— ファクトリーギア豊橋店 (@FG_TOYOHASHI) July 24, 2021
狭いところでも使えるドライバーおすすめ3選
「今、手元に通常ドライバーしかなくて困っている」という人のために、狭いところでも使えるドライバーを3タイプ紹介します。ネット通販で購入できるので、お急ぎの人にもおすすめです。
- 【オフセットドライバー】誰でも簡単に使いこなせる
- 【ラチェットドライバー】マグネット入りビットだから作業がしやすい
- 【フレキシブルドライバー】壁際でのネジ回しもラクラク
それぞれみていきましょう。
【オフセットドライバー】誰でも簡単に使いこなせる
WILLIAMS オフセットドライバー
1882年からの歴史を誇るアメリカの老舗工具店WILLIAMSのオフセットドライバー。長さの違いや、マイナス溝とプラス溝のサイズ違いによって、数種類あります。
グリップが分厚いので握りやすく、力を入れやすいのが特徴です。さらに、特別な合金鋼を使用して作られているので、壊れる、曲がるといった心配がありません。
【ラチェットドライバー】マグネット入りビットだから作業がしやすい
VESSEL ラチェットドライバー
VESSELのラチェットドライバーは、ネジ回しの先端を含めて高さ1.8㎝。手が入らないような隙間のネジでも簡単に外せます。
また、先端工具のビットが変えられ、3個付き、6個付き、10個付きの3種類あります。マグネット入りビットなのでネジが落んだり飛んでいったりすることもないでしょう。
使う頻度の高いビットは、ラチェットドライバーの真ん中の空洞に収納できるので失くしてしまう心配がありませんよ。
【フレキシブルドライバー】壁際でのネジ回しもラクラク
KENOH フレキラチェットドライバー
ラチェット機能が付いたフレキシブルドライバーです。
一般的なフレキシブルドライバーであれば、片手で先端を押さえ、持ち替えながらドライバーを回す必要があります。
しかし、ラチェット機能が搭載されているので奥まった場所のネジ外しが簡単。ビットが6種類付いており、これ1つでさまざまなタイプのネジに対応できる万能ドライバーです。
まとめ|狭い場所でネジを回せるドライバーが1つあると便利
「狭くて手が届きにくい場所のネジを緩めたり締めたりしたいけれど一般的なドライバーが入らない。」
そんな時は、狭いところでも使えるオフセットドライバー・ラチェットドライバー・フレキシブルドライバーがおすすめです。緊急を要することもあるので、必要になる前に準備しておくことも大切です。
今回紹介したドライバーはそれぞれ形状や金額は異なりますが、どれも使いやすく普段使いもできるので工具扱いに慣れていない女性にもおすすめですよ。