時短できれば、料理のハードルが下がる
大人も子供もみんな大好きなカレー。味がなじんだ「2日目のカレー」の美味しさは格別ですし、カレーうどんやカレーピラフなどのアレンジレシピも自由自在です。
冷凍庫にカレーのストックがあれば便利ですが、冷凍カレーは意外にトラブルが多いです。「固まったまま全然溶けない」がその代表格ではないでしょうか。
美味しいのはわかっていても、時間がかかったり、面倒だから作らないという料理は多いもの。時短テクを4つ紹介します。
冷凍カレーを素早く温める
カレーは痛むのが早い食べ物です。常温保存は避け、粗熱が取れたらできるだけ早く冷蔵・冷凍しましょう。
カレーは冷凍すればおよそ1ヶ月保存できます。カレーを解凍して白米を用意するだけなので準備がラクチン!と思いきや、電子レンジで解凍しようとしても、いつまでもカチコチに凍ったまま…。
カレーを冷凍する前にひと工夫してみましょう。
カレーを冷凍する前に、ハチミツ小さじ1を加えてみてください。
500Wで6分加熱したところ。左がハチミツなし、右がハチミツあり。ハチミツありの方が早く柔らかくなります。
ハチミツに含まれている酵素「アミラーゼ」がカレーのルーに含まれている小麦粉を分解し、ゆるめてくれるため、早く柔らかくなるのです。
カレーを美味しく冷凍するワンポイント
カレーによく入っているジャガイモ・ニンジンは、冷凍するとボソボソとした食感になってしまいます。冷凍する前に取り除いておきましょう。
お肉やタマネギは冷凍・解凍した後も美味しく食べられます。
玉ねぎの皮を素早くむく
玉ねぎの皮をむくのはなかなか大変!モタモタしていると、手に玉ねぎ特有のにおいがしみついてしまいます。
玉ねぎの皮を素早くむくには、まず玉ねぎの上下を切り落とし、半分に切りましょう。
あとは皮がついている面を数回、まな板に打ち付けてみてください。
皮が浮くため、簡単にはがせるようになります。
乾燥ひじきを素早く戻す
煮物やサラダ、豆腐ハンバーグなどに使えるひじき。栄養たっぷりで和食には欠かせない食材ですが、使う前に20〜30分、水で戻さなければなりません。
そんなときは砂糖を小さじ1/2程度入れた水でひじきを戻してみてください。
砂糖の浸透圧で、5分程度で戻ります!砂糖には保水力があるので、料理にした後もふっくらした食感が長持ちします。
温泉卵を時短で作る
つるんと美味しい温泉卵。そのまま食べてもいいですが、ローストビーフ丼やシーザーサラダ、うどんなどにトッピングすれば、味も見た目も格上げできます。
ただ温泉卵をちゃんと作ろうとすると、65〜70℃のお湯か蒸気で30分程度調理することになります。低温調理機が家にあれば簡単に作れますが、持っていないと、温度計とにらめっこしながら作ることになってしまいます。
そんなときは、電子レンジでお手軽温泉卵を作ってしまいましょう。
耐熱の器に卵がかぶる程度の水を入れ、加熱中の爆発を防ぐため、つまようじや竹串などで黄身に穴を開けておきます。
小さな穴を開けておくことで、黄身が加熱した時に発生する蒸気を逃し、卵の爆発を防ぎます。
500Wで50秒温めます。
あとは穴あきの玉じゃくしなどを使い、余分な水を捨てたら、お手軽温泉卵の完成です。黄身も白身も半熟トロトロ!
料理の待ち時間、短くしよう
料理をしている時は、「解凍できるまで待つ」「皮むきなど地味な単純作業がある」「水で戻るまで待つ」「ゆであがるまで待つ」など、待ち時間がたくさんあるもの。上手に作業を逆算できればいいですが、うっかり時間配分をミスすると、貴重な時間をただただボーッと過ごすことになります。
時短テクを覚えておけば、工程をショートカットできます。面倒な料理もささっと作れるように!ぜひ試してみてください。