提供:大平紙業株式会社
家庭用金庫は盗難・火災・災害から大切な財産や思い出の品を守ってくれるアイテムです。「うちには盗られるようなものがない」「1人暮らしで仰々しい金庫はいらない」という方も、ぜひ見直しを。家庭用金庫ならではの使い方や、選ぶポイントを紹介します。
目次
家に金庫、置いていますか?
家に保管していた現金・通帳・貴重品などが、いつもの場所に見当たらない。そんなとき、同居の家族や出入りのあった友人、業者の方を疑うのは気分が悪いものです。家庭用金庫があれば、そんな場面を未然に防げるはずです。
最近は金庫に「思い出の品」を入れる方も増えています。耐火性能の高い金庫は火事や災害に強いため、思い出の写真や手紙などを金庫に入れておけば、万一の際も焼失せずに済みます。
「うちには盗られるようなものがない」「1人暮らしで仰々しい金庫はいらない」という方も、ぜひ見直しを。家庭用金庫ならではの使い方や、選ぶポイントを紹介します。
家庭用金庫はこんな時に役に立つ
家庭用金庫は主に「盗難被害」「火災・災害による被害」から、大切な物を守るために使われます。
盗難
金庫は「重い」「動かせない」というだけで盗難の抑止力につながります。金庫は「ここに貴重品がある」というメッセージになり、家庭においては逆に危険と言われることもありますが、そんなことはありません。特に重さが50kg以上あるタイプの金庫は、単独犯による持ち去りが難しく、盗難されるリスクを減らせます。
さらに、窃盗犯は空き巣などの「プロ」ばかりではありません。ポータブルの金庫であっても、鍵のかかる場所できちんと貴重品を管理しているという事実が、家族・友人・業者などへの「魔が刺した」に対する強い抑止力になります。
火災・災害
耐火性・防水性に優れた金庫は火災や災害に強いです。火災や災害で家が全壊したとしても、金庫の中身は無事に残ることが多いのです。
2011年の東日本大震災では、津波で多くの金庫が流されました。そのうち5700個が警察に届けられ、中に入っていた通帳や保険証券などから金庫の持ち主を割り出し、97%が返還されました。(※)。現金・通帳・印鑑・保険証券・貴金属といった貴重品を窃盗・火災・災害から守るのはもちろん、大切な物を守るためにも金庫は役に立ちます。
家庭用金庫って何を入れればいいの?
家庭用金庫には基本的に何を入れても問題ありません。
貴重品、悪用されると困るもの、火災・災害で失いたくない物を入れておきましょう。
金品・貴重品類
- 現金
- マイナンバーカード
- 印鑑・印鑑証明
- 通帳・証券類
- 貴金属・宝石類(※宝石の種類によっては高温に耐えられないものもある)
紛失・悪用を避けたい物
- パスポート
- スペアキー
見られたくない物
- 遺書
- 日記帳
思い出の品
- 写真・アルバム
- 賞状・メダル・トロフィー
- コレクション品
- 母子手帳
- 手紙など
家庭用金庫を選ぶポイント
家庭用金庫はオフィス用金庫と異なり、入れるものは基本的に自由です。入れたいものや扱いやすさから選ぶと良いでしょう。
ポイント①:大きさ
家庭用金庫を選ぶ上で、まず選ぶ基準にしたいのが「大きさ」です。入れたいものをあらかじめ決めておき、それに合わせて金庫の大きさを選びましょう。
「最低限の金品・貴重品だけ入れたい」「1人暮らしで大きなスペースが取れない」という方には小型のものがおすすめです。耐火性能のあるポータブルタイプの金庫もあります。
「アルバムを数冊入れたい」「思い出の品やコレクション品も入れたい」という方には、大型の金庫がおすすめです。大型の金庫は非常に重いものが多いので、床が抜けないよう、あらかじめ強度確認や補強を行っておきましょう。
ポイント②:耐火・防水性能
金庫の耐火性能には30分・1時間・2時間・3時間・4時間の5つのランクがあります。木造家屋の場合、全焼するまでおよそ20分と言われているため、30分〜1時間耐えられれば中身が無事に残る可能性が高くなります。マンションやオフィスビルのような建物だと消火に1時間〜1時間半程度かかるケースが増えるため、2時間の耐火性能があると安心です。
防水性能もあるとよいでしょう。消化のための放水や津波などによる浸水から金庫内部を守ってくれます。
金庫の耐用年数は20年です。製造から20年が経つと耐火性能が落ちてしまい、いざというときに内部が高温になってしまうため、買い換えや見直しを行いましょう。特に1995年の阪神淡路大震災以降、金庫の規格が見直されているため、これ以前に製造された金庫は買い替えをおすすめします。
ポイント③:鍵のタイプ
鍵のタイプは普段の使い勝手や、防犯性に関わる大事な要素です。
鍵を使って解錠する「シリンダー式」、ダイヤルを使って解錠する「ダイヤル式」、番号を打ち込んで解錠する「テンキー式」、指紋を使う「指紋認証式」などがあります。
シリンダー式やダイヤル式は、電子部品を使わないものが多いため「電池切れ」の心配はありませんが、一方で鍵を紛失したり解錠番号を忘れてしまうと「開かずの金庫」と化してしまいます。「テンキー式」は自分で番号が設定できるタイプが多いため忘れにくいですが、定期的に点検しないと「電池切れ」でボタンが反応しなくなり、開けられなくなるリスクがあります。「指紋認証式」も同様に、鍵いらずですが「電池切れ」のリスクがあります。
鍵のタイプごとに使用時のメリット・デメリットがあり、防犯性能にも違いがあるため、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
ポイント④:デザイン
デザイン性も見逃せないポイントです。オフィス金庫のような無骨なデザインだけでなく、カラフルでポップなものや、木目調のナチュラルなものなど、インテリアの中で浮かないデザインの家庭用金庫も多く販売されています。
家庭用金庫で財産と思い出を守る
ペーパーレス化により通帳や保険証券などが電子化され、スマホで写真を残すのも当たり前の時代になりました。盗難・火災・災害によって、財産や思い出が全て失われる時代は終わりを迎えているのかもしれません。
ですが、電子化すれば全て大丈夫というわけではありません。貴金属のように電子化できないもの、手書きの手紙のように替えのきかないものは、まだまだ多くあるはずです。
家庭用金庫を家に置いてみませんか。盗難を未然に防ぎ、火災・災害から大切な財産や思い出を守りましょう。