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調味料が湿気で固まっちゃった!
七味、顆粒スープ、粉チーズなどの粉末調味料は基本的に湿気に弱いもの。「振っても全然出てこない!」という経験、誰しも1度や2度はあるのでは?
そんな湿気で固まってしまった調味料をサラサラにほぐすワザを紹介します。
七味やスパイスが固まって出てこない!
「久しぶりに使おうとしたら、ぜんぜん中身が出てこない」そんなことも多い七味。使用頻度が低い瓶入りのスパイス類も出てこなくなることが多いです。しかも、中身をほぐそうと瓶を勢いよく振ったら、急に中身がドバッと出てきて大惨事…なんてことにもなりかねません。
そんなときは、この瓶の裏のギザギザ模様を使ってみましょう。
同じようなギザギザ模様がある瓶をもうひとつ使い、ギザギザ同士をこすりあわせると、いい感じの振動が瓶に加わって中身がほぐれます。
七味やスパイスが固まらないようにするには?
粉末の七味やスパイスは湿気があると固まりやすくなります。
コンロの側など蒸気が発生しやすい場所や、温度変化が大きく結露が発生しやすい場所に保管するのはNG。コンロの側や直射日光が当たる場所などは避け、なるべく温度変化が少ない場所に保管しましょう。
ちなみにこの「ギザギザ模様」、なんのためにあるの?
この瓶の裏のギザギザ模様は「ナーリング」と呼ばれるもので、瓶が製造過程で壊れないよう補強する目的でつけられています。調味料の瓶のほか、ビール瓶などの裏にもあります。
顆粒スープやだしの素が湿気でダマになっちゃった!
顆粒スープやだしの素もダマになりやすい調味料のひとつ。
このままでも使えなくはないけれど、計量しにくいし、サラサラにしておきたいですよね。
そんなときは冷凍庫に約1時間入れてみましょう。顆粒状なので凍らず、湿気がほどよく抜けてサラサラになります。
こんな時は食べずに破棄しよう
たとえこのライフハックでダマがなくなっても、賞味期限が大幅に切れていたり、異臭がするなど様子がおかしいものは食べないようにしてください。
味の素株式会社は「「顆粒・固形調味料」の適切な保存方法」のページで、以下のようなダマになった顆粒・固形調味料は使用しないよう注意を促しています。
こうなったらご使用をおやめください!
ガス台の近くなどの温度の高い場所に保存すると固まることがあります。容器を揺り動かして崩れる、またはスプーンの背で軽く崩せる程度でしたらご使用いただけますが、硬く固まり変色している場合は変質の可能性がありますのでご使用はお勧めできません。
粉チーズがダマになって出てこない!
冷蔵庫に入れておくと、固まってしまう粉チーズ。粉チーズこと粉末状のパルメザンチーズは、冷蔵庫に入れておくと冷蔵庫から出し入れしたときの温度差や、温度差によって発生する湿気によって固まってしまいます。
粉チーズが固まってしまった時は、常温で20〜30分放置してみてください。ダマがほぐれてサラサラになります。
ちなみに粉チーズは他の多くのチーズとは異なり、もともと常温保存が推奨されている食品です。直射日光と高温多湿を避け、常温で保管しましょう。
夏場などどうしても高温多湿になってしまい、常温保存が心配な場合は、蓋を下にして冷蔵庫に入れてみてください。チーズが蓋がわりになって湿気をシャットアウトし、ダマになりにくくなります。
ちなみに、塩と砂糖が固まってしまった場合は?
ダマになりやすい調味料はまだまだあります。特に塩と砂糖は使用頻度が高いだけに、固まると困ってしまうもの。固まる理由を知っていれば、すぐサラサラに戻せます。
塩の場合
塩は湿気と乾燥を繰り返すことで結晶化し、固まります。
塩がダマになった場合は、フライパンで乾煎りしてみてください。水分が抜けてサラサラになります。
砂糖の場合
砂糖は逆に、乾燥しすぎると固まる性質があります。
砂糖が入ったボックスに湿らせたキッチンペーパーを入れて蓋をし、しばらく置いておくとサラサラになります。
ダマになった調味料はこれで復活!
粉末や顆粒の調味料は、基本的に湿気に弱く、ダマになってしまいます。コンロの側や窓際を避け、直射日光と高温多湿を避けられる場所に保管し、早めに消費するようにしてください。
もしダマになってしまった場合も、今回紹介したライフハックを知っていれば安心です。「振っても全然出てこない」「強く振ったら急にドバッと出てしまった」等の悲劇を防いで、気持ちよく最後まで使いましょう。