ズボンプレッサーのおすすめ5選。選ぶポイントから使い方まで解説

折り目の薄くなったスラックス・パンツでは、ときにだらしない印象を与えてしまいます。アイロンの手間を掛けたくない人は、ズボンプレッサーできれいなラインを取り戻しましょう。ズボンプレッサーを選ぶポイントや使い方、おすすめの商品を紹介します。

ズボンプレッサーって?

ズボンプレッサーは『一般家庭に必ずある』というアイテムではありません。しかし、家庭によっては「所持するメリットが大きい」と感じるはずです。

ズボンプレッサーとは、どのようなアイテムなのでしょうか?詳細を見ていきましょう。

ズボンの折り目をキープできるアイテム

ズボンプレッサーとは、パンツやスラックスをプレスする機械です。パンツやスラックスに付いたシワを伸ばし、折り目をきれいに付けたいときに使います。

形状はさまざまですが、『2枚のプレートでズボンを挟み込む』という仕組みは同じです。

ズボンプレッサーのプレートには発熱体が付いており、電気をオンにすると高温になります。そのままズボンを挟めば、熱と圧がシャープなセンターラインを付けてくれるというわけです。

ズボンプレッサーは、「ビジネス用のスラックス・パンツに使うもの」と考える人が多いかもしれません。しかし実際は、チノパンなどのカジュアルなパンツやタイトスカートにも使えます。

ズボンプレッサーの使い方

ズボンプレッサーの使い方は、『2枚の板の間にズボンを挟むだけ』と簡単です。
ズボンプレッサーの使い方を紹介します。

  1. スラックスの折り目をそろえる
  2. プレートにスラックスをセットする
  3. プレスする
  4. 電源オフから約10分後に取り出す

まずはプレートを開いて、折り目をそろえた状態のスラックスをセットします。プレスシートがあるタイプは、片足をめくってその間にシートを入れましょう。

スラックスをセットしたら、ヨレやたるみをきれいに整えてからプレートを閉じます。この後は電源を入れて、プレスを開始すればOKです。プレス時間は機種によって異なるため、設定に従いましょう。

プレスが終わったら、速やかに電源をオフします。このとき10分程度置いておくと、仕上がりがよりきれいになるでしょう。

ズボンプレッサーの種類

(出典) photo-ac.com

ズボンプレッサーの仕組みは基本的にどれも同じですが、形状は『縦型』『横型』があります。それぞれ特徴や使い勝手が異なるため、購入前に違いを理解しておきましょう。

場所を取らない縦型

縦型はスタンド式で、コンパクトに設置できるズボンプレッサーです。キャスター付きなら移動させやすく、使う場所を選びません。ズボンをプレスするために立ったりしゃがんだりする必要もなく、ムダな動作が出にくいのもメリットといえます。

また種類によっては、ハンガーや小物入れが付いているものもあります。スーツの上着やネクタイ・小物類をそのまま置けるため、翌日の身支度が容易です。

ただし縦型は、上からのぞき込みながらスラックスをセットするスタイルです。「下が見にくく、うまくセットできない」と感じることがあるかもしれません。

全体を均一にプレスできる横型

横型は、床に直接置いてスラックスをプレスするズボンプレッサーです。

このタイプは上下からしっかりとプレスするため、圧を均一に掛けやすい特徴があります。きれいにシワを伸ばしたりセンターラインを付けたりしやすく、「手軽さよりも仕上がりの質を重視する」という人に向いています。

横型は収納時こそ立ててコンパクトに置けますが、使用時は十分なスペースが必要です。置きっぱなしでは見栄えが悪く邪魔になりやすいため、「スラックスを挟んだまま、翌朝まで放置する」という使い方には適さないでしょう。

ズボンプレッサーを使うメリット

(出典) photo-ac.com

「シワ伸ばしや折り目付けなら、アイロンでいいのでは…」と疑問を感じる人もいるかもしれません。ズボンプレッサーの具体的なメリットを知り「我が家に必要か」を適切に判断しましょう。

ズボンプレッサーを使うメリットを紹介します。

きれいな折り目を付けられる

アイロンで折り目を付けようとすると、結構な力が必要です。頑固なシワだと何度アイロンを掛けても取れなかったり、センターラインがずれたりするかもしれません。

しかしズボンプレッサーなら、高温と圧でしっかりスラックスのシワを伸ばします。人力よりもパワーがあり、しっかりとした折り目が付くでしょう。

シワもきれいに伸びるため、少ない労力でクリーニングしたばかりのようなスラックスに仕上がります。

嫌なニオイや雑菌を防ぐ

ズボンプレッサーの高温は、除菌・消臭効果も期待できます。特に湿度・温度が高い季節は、ズボンプレッサーでプレスした方が快適なはき心地となるでしょう。

また機種によっては、除菌・防臭効果を売りにしているものもあります。例えば防臭なら、ニオイを吸い込む『大型ファン』を設置したもの、『消臭フィルター』を搭載したものなどさまざまです。

「普段からタバコを吸う」「汗をかきやすい」などがある人は、ズボンプレッサーを使うことでスラックスの清潔を保ちやすくなります。

時短につながる

スラックスのシワを伸ばすのは、意外に手間が掛かります。毎日きれいな状態をキープしようと思ったら、毎日多くの時間をアイロン掛けに費やすこととなるでしょう。

ところがズボンプレッサーなら、基本的に放置でOKです。機械が自動的にシワを取ったりセンターラインを付けたりしてくれるため、手間といえば『機械にスラックスをセットすること』くらいしかありません。

スラックスにアイロン掛けする必要がなくなり、時間に余裕が生まれるでしょう。

ズボンプレッサーを選ぶポイント

(出典) photo-ac.com

ズボンプレッサーは価格帯から機能までさまざまで、使い勝手も異なります。我が家のニーズに合うズボンプレッサーを選べるよう、ポイントを押さえておきましょう。

ズボンプレッサーを選ぶときチェックしたいポイントを紹介します。

プレス時間の長さを確認

スラックスのプレスに必要な時間は、メーカー・機種によって異なります。購入前に、欲しい機種のプレス時間を確認しましょう。

プレス時間が長いものは、時間に余裕が必要です。『朝起きてバタバタとスラックスをプレスする』という使い方には向きません。この場合は、短時間でプレスが終わるタイプがベターです。

メーカー・機種にもよるものの、プレス時間は10~45分程度といわれます。急ぎで使うことを想定するなら、短時間でプレスが終わるタイプがおすすめです。

タイマー機能があると便利

タイマー機能があれば、自動で電源がオフになります。スラックスをセットしたとき、熱の当て過ぎを防止しやすくなるでしょう。

一般的に、生地は熱への耐性がさほどなく、高温にさらすほど傷みやすくなります。ズボンプレッサーを使うときはなるべく短時間に留め、使い終わったらすぐに電源をオフにするのが理想です。タイマー機能付きなら、生地を傷める心配を減らせるでしょう。

またズボンプレッサーによっては、分単位でタイマー設定できるタイプもあります。これなら、生地に合わせてプレス時間を細かく変えることも可能です。

さまざまな機能性にも注目

近年は使い勝手を考慮して、『プラスアルファ』の機能が付いているタイプがたくさんあります。ズボンプレッサーの購入を迷っている場合は、ニーズに合いそうな便利機能に注目してみるのもおすすめです。

例えばプレートの間にプレスシートを搭載したタイプなら、当て布効果を期待できます。生地のヨレやたるみも生じにくくなり、プレスの失敗を防ぎやすくなるでしょう。

この他『ハンガー・小物入れ付き』『防菌・防臭機能付き』『プレートがガラス仕様』など、さまざまなタイプがあります。

ただし多機能なタイプは、価格も高価になりがちです。ニーズとコストのバランスを考えて、我が家にちょうどよいタイプを選びましょう。

おすすめズボンプレッサー

(出典) photo-ac.com

ズボンプレッサーはメーカー・機種がさまざまあって、選ぶときに迷う人が少なくありません。「どれを選ぶべき?」と悩んだら、人気のメーカー・機種をチェックしてみましょう。

ズボンプレッサーから、特におすすめの機種を紹介します。

コルビー ズボンプレッサー 4400JC

ズボンプレッサーの老舗として知られる、英国『コルビー社』のズボンプレッサーです。高級感のあるデザインが特徴で、おしゃれなズボンプレッサーを探している人におすすめできます。

本体には『ストレッチャーバー・システム(自動引き延ばし機能)』が付いており、膝部分の出っぱりや不要なシワをしっかりと伸ばします。

またスイッチを入れると約60度まで温度が上がり、内蔵のサーモスタットが理想的な温度をキープする仕様です。低温プレスで、生地の傷みを少なく抑えられます。

また15分・30分のタイマー機能が付いているので、加熱し過ぎの心配もありません。

サイズは幅46×奥行×36×高さ109cmで、重量は約9.8kgです、上着を掛けられるハンガーと、小物入れが付いています。

コルビー ズボンプレッサー 4400JC

税込27700円

※2021年12月23日時点

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ツインバード パンツプレス SA-4625BL

『2段ロック機能』搭載で、セット時のミスを防ぎやすいズボンプレッサーです。

スラックスをプレートにセットするときは、いったん『仮留め』をして様子をチェックできます。スイッチオンにする前にワンクッション入るため、セット失敗によるシワ・ズレを防ぎやすいのがメリットです。

またプレートの間には『プレスシート』も付いており、両足の間に挟んで使います。二重シワができにくく、センタープレスがしっかり付いたきれいな仕上がりを実現できます。

本体サイズは幅約43×奥行×40×高さ90cmのスリム設計で、置く場所を選びません。『オートオフ機能』『小物ケース』付きで、便利に使えます。

ツインバード パンツプレス SA-4625BL

税込10978円

※2021年12月23日時点

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東芝 ズボンプレッサー HIP-T100

消臭機能と除菌機能のあるズボンプレッサーです。

本体に設置された『大型ファン』がニオイを吸い込み、『消臭フィルター(使用期限約6カ月)』がニオイの元を分解します。背面のハンガーに上着を掛ければ、上着の消臭まで可能です。

スラックスを除菌したい場合は、『パワフルモード』をオンにしましょう。付属のプレスシートを使えば、セットミスを防ぎやすくなります。二重線が発生しにくく、シワの防止も可能です。

本体サイズは幅51.4×奥行48.2×高さ107.5cmで、重量は約11.5kgです。小物入れ・コンセント、さらには移動をスムーズにするキャスターも付いています。

東芝 ズボンプレッサー HIP-T100

税込17465円

※2021年12月23日時点

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コルビー ズボンプレッサー 3300JA

コルビー社の『サーミカーブコントロール機能』を搭載したズボンプレッサーです。電源を入れると約60度まで上昇し、その後は自動でオン・オフを切り替えながら低温を維持します。生地にやさしく、プレス時に生地を傷めにくい仕様です。

レバーを下げるだけで自動的にスラックスを引き延ばす『ストレッチャーバー・システム(自動引き伸ばし機能)』も搭載しており、理想に近いプレスを実現します。

30分のタイマー機能の他、ジャケット・ネクタイハンガーや小物入れも付いています。

本体サイズは幅46×奥行36×高さ109cm、重量は9.8kgです。

コルビー ズボンプレッサー 3300JA

税込30047円

※2021年12月23日時点

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東芝 ズボンプレッサー HIP-L36-S

床に置いて使う横型タイプのズボンプレッサーです。スラックスの形を整えながら設置できるため、ズレによる二重線やシワが生じにくくなります。プレス時の高熱でスラックスの除菌もでき、衛生面が気になる季節も使いやすいでしょう。

プレート表面の温度は約75度で、プレス時間は約15分です。プレスが終わると自動で電源が切れるため、そばに付いている必要はありません。

本体サイズは、幅53.8×奥行85.3×高さ7.5cmで、重量は約6.2kgです。

東芝 ズボンプレッサー HIP-L36-S

税込11277円

※2021年12月23日時点

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る

 

ズボンプレッサーを使う際の注意点

(出典) photo-ac.com

ズボンプレッサーは便利なアイテムではありますが、使用上の注意点がいくつかあります。うっかり忘れると本体の故障につながったり、満足のいく仕上がりにならなかったりするかもしれません。

使用前に『すべきこと』『すべきでないこと』を理解しておきましょう。

よく乾かしてから使用する

ぬれた状態のスラックスをプレスすると、ズボンプレッサーが故障する恐れがあります。スラックスが汗や水分でぬれているときは、必ず乾かしてからセットしましょう。

アイロンは水気OKですが、ズボンプレッサーに水気は厳禁です。2枚のプレートで圧を掛けるズボンプレッサーは、水分が蒸発しにくい作りとなっています。

スラックスを脱いだ後に湿気を感じた場合は、一晩干しておきましょう。スラックスをプレスするのは、お出掛け前がベターです。

折り目はきちんとそろえてセット

折り目を適当に合わせると、プレス後に二重線やおかしなシワが発生します。すっきりシャープなシルエット・センターラインを実現できるよう、丁寧に折り目の当たりを付けましょう。

きれいにセットするコツは、『スラックスの裾を持ち、できるだけ真っすぐにすること』です。すでに折り目がなくなっていたり薄くなっていたりする場合は、ズボンプレッサーを使う前にアイロンでラインを付けておくことをおすすめします。

ズボンプレッサーで毎日のお手入れが簡単に

(出典) photo-ac.com

ズボンプレッサーは『スラックス・パンツの折り目をキープする』『シワを伸ばす』ためのアイテムです。アイロン掛けの手間を省いてくれるため、毎日アイロンと奮闘する必要がありません。

それでいてスラックスをシャープな状態に保てるため、アイロンを掛ける人・スラックスをはく人ともにストレスを感じずに済みます。

ズボンプレッサーの種類は縦型タイプ・横型タイプがあり、好み・スペースに合わせて選べます。消臭機能付き・除菌機能付き・ハンガー付きなどとさまざまなタイプがあるので、我が家のニーズに合うものを選びましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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