デザインがかわいい急須10選。選び方やお茶を入れるコツも紹介

かわいい急須でお茶を入れれば、お茶を頂くだけでなく入れる時間も楽しめるでしょう。今回は、フォルムや柄などかわいいデザインの急須を一挙ご紹介します。自分に合う急須の選び方も解説するので、お気に入りを見つけてお茶の時間をより楽しみましょう。

急須を選ぶときのポイント

急須を選ぶときにチェックすべきポイントは四つあります。素材・サイズ・茶こしのタイプ・持ち手の形状を、使いたいシーンや自分のこだわりなどに応じて選びましょう。

素材で選ぶ

急須の素材には、陶器・磁器・鉄・樹脂・耐熱ガラスの5種類があります。素材によって特徴があり、中にはお茶の味が変わるものもあるので、自分の好みに合わせて選びましょう。

陶器製の特徴は、吸水性に優れていることです。お茶に含まれるカテキンを吸着するので、渋みの少ないまろやかなお茶を入れられます。土の温かみを感じる見た目で、使ううちに艶が出るので表面の変化が楽しめるのも魅力です。

磁器製は、吸水性は低いもののお茶本来の味を楽しめます。代表的なものに波佐見焼や有田焼があり、ツルツルと手触りのよい質感が特徴です。

南部鉄瓶などに代表される鉄製の急須は、重厚な雰囲気の見た目が特徴です。耐久性に優れるので、長く使い続けられます。

樹脂製は軽くて割れにくいため、小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。手ごろな価格のものも多く、お手入れもしやすいため取り入れやすいでしょう。

本体が透明な耐熱ガラス製の急須は、茶葉が開く様子やお湯が色づいていく様子も楽しむことができます。電子レンジに対応の商品もあり、そのまま温め直せるのも魅力です。

サイズで選ぶ

急須の容量はジャストサイズのものを選ぶことが大切です。

大きすぎるものを選ぶと、お茶が出過ぎてしまい、苦味や渋みが強くなってしまいます。逆に、小さすぎると、人数分のお茶を入れるのに、何度もお湯を足さねばならず、時間がかかります。最初に入れたお茶が冷めてしまうこともあるでしょう。

急須のサイズは、1~3人用なら200~350ml、4~5人用なら400~600mlが適当です。何人分のお茶を入れることが多いのかを考えながら、適当なサイズのものを選びましょう。

茶こしのタイプで選ぶ

茶こしのタイプは、味を重視するか、お手入れのしやすさを重視するかによって選ぶとよいでしょう。

急須の茶こしには、内側に『ささめ』と呼ばれる穴が開き、そのままお茶を入れられるタイプと、取り外し可能な網状の茶こしが付いているタイプの2種類があります。

お茶の味わいを重視したい人はささめタイプがおすすめです。ささめタイプは、急須の内部が広くお湯の中で茶葉がよく踊るため、お茶のうまみをよく引き出せます。

お手入れのしやすさを重視するなら、網状の茶こしが付いたタイプがよいでしょう。茶こし取り外せるので、お茶を抽出した後の茶葉を簡単に捨てられます。

持ち手の形状で選ぶ

持ち手の形状には、横手型・後手型・上手型・宝瓶の4種類があります。

日本の伝統的な急須のタイプが横手型です。片手で入れられるので使いやすく、便利でしょう。ただし、収納には少し場所を取ります。

後手型は、注ぎ口の反対側に持ち手がついています。テーブルにつきながらお茶を入れる際に使いやすい形状です。日本茶だけでなく、中国茶や紅茶を入れるのにも便利でしょう。

上手型は、急須の上側に持ち手があるタイプです。お湯の量が多くても持ちやすく入れやすいので、大人数分のお茶を入れるときに重宝します。持ち手は竹などでできていることが多く、熱くなりにくいのも特徴です。

持ち手のないタイプが宝瓶です。玉露など、温度の低いお湯で入れる高級なお茶に向いています。最後の一滴まで注ぎ切ることができるので、優雅にお茶の時間を楽しみたい人におすすめです。

花柄や水玉がかわいい急須

(出典) unsplash.com

スタンダードな花柄や水玉デザインの急須なら、飽きることなく長く愛用できるでしょう。日本の伝統的な焼き物なら、さらに『和』を感じながら、ほっこりお茶を味わえそうです。

団陶器 有田焼 桜散らしポット(カゴ網付)

白地にピンクの桜やブルーの花柄がかわいらしく、どことなく和を感じさせる陶器製の急須です。お花の模様は一つ一つ手描きや手押しで加工されており、全く同じものはありません。

花びらが、後ろに付いた取っ手と注ぎ口にもデザインされているのも小粋でしょう。

茶こしは網タイプなのでお手入れがしやすくなっています。有田焼の急須ですが、茶こしを外せば電子レンジでも使えて便利です。容量は500mlと4~5人分のお茶を入れるのに適します。

団陶器 有田焼 桜散らしポット(カゴ網付)

税込2022円

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西海陶器波佐見焼 中型急須 水玉柄

深い紺色に白い水玉がデザインされた、シンプルかつほっこりとかわいらしい波佐見焼の陶器製の急須です。絵付けは熟練の陶工によって一つずつ丁寧に手作業でされています。

片手でもお茶を入れやすい横手型で、2010年には『グッドデザイン ロングライフデザイン賞』を受賞し、時代を問わずスタンダードであり続ける力を持ったデザインとして認められています。飽きることなく、長く愛用できるデザインといえるでしょう。

茶こしはささめタイプで、お茶の味を重視したい人におすすめです。容量は270mlと少々小さめで、1~2人分ほどのお茶を入れるのに向くでしょう。

西海陶器波佐見焼 中型急須 水玉柄

税込2840円

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九谷焼 陶器 急須ポット 花詰(茶こし付き)

豪華な見た目が特徴的な九谷焼の陶器製の急須です。九谷焼は、日本の三大色絵磁器の一つであり、世界的にも高く評価されています。美術的完成度も高いので、贈り物にしても喜ばれるでしょう。

後手型の持ち手で座ったままでもお茶を注ぎやすく、おもてなしの際にも便利に使えます。茶こしは取り外しのできる網タイプでお手入れも簡単にできます。容量は、360mlと3~4人分のお茶を入れるのに適したサイズです。

九谷焼 陶器 急須ポット 花詰(茶こし付き)

税込6189円

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フォルムがかわいい急須

(出典) pixabay.com

丸くてフォルムがかわいい急須は、眺めているだけでも気持ちが安らぎそうです。使いやすいものを選び、おいしいお茶でさらにほっこりした時間を楽しみましょう。

LOLO 結 土瓶急須

ころんとした丸い形がかわいい磁器製の急須です。質感のあるマットなやさしい色味も特徴で、令和3年4月の伊藤園のCMでも使用されたシリーズでもあります。曲げ木の持ち手は天然木で作られており、持ちやすいでしょう。

取り外しのできるステンレス製の茶こしが付いているので、お手入れも簡単にできます。取っ手は上手型で、熱いお湯を注いでも熱が伝わりにくく、持ちやすいでしょう。容量は330mlと小人数分のお茶を入れるのに向きます。

カラーは桜・浅葱・灰・白・黒の5種類があり、普段使いはもちろん、おもてなしの場でも映えるでしょう。贈り物にするのもおすすめです。

LOLO 結 土瓶急須

税込5280円

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kinari まん丸ティーポット(大)

まん丸なかわいらしい形に線刻模様が施された、和洋どちらにも使いやすい陶器製のティーポットです。マットな艶消し調の釉薬と、アイボリーがかった色味にはどこかやさしい雰囲気があり、ほっこりした時間を過ごせそうです。

容量は500ccと大きいので、家族や友達とのティータイムに活躍するでしょう。取っ手は後手タイプなので、着席しながらお茶を注ぐことができるので、おしゃべりを妨げることもありません。

また、ステンレス製の網茶こし付きなので、お手入れもしやすいでしょう。

kinari まん丸ティーポット(大)

税込4950円

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KIHARA こだわりの茶葉ポット

白くて丸い形のポットに、濃いグレーのフタがおしゃれなデザインです。注ぎ口には撥水性セラミックスをコーティングすることで、後引きしないようになっています。見た目だけでなく、機能性にも優れた急須です。

また、フタの合わせ部分が長めにデザインされており、お茶を入れているときにフタが落ちない仕様になっています。さらに、フタのつまみは『ぎぼし』と呼ばれるつまみやすい形状です。

磁器製なので洗えば臭いが残りにくく、茶こしはささめタイプなので、さまざまな種類のお茶の味を楽しみたい人におすすめです。容量は300ccと小さめなので、少人数でお茶を楽しむときによいでしょう。

KIHARA こだわりの茶葉ポット

税込9100円

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ガラス製のかわいい急須

(出典) pexels.com

透明なガラス製の急須なら、茶葉が開いたりお湯が色付いたりする様子を見ることができ、目でもお茶を楽しめます。茶こしを外せば、電子レンジで温め直せるのも便利です。

HARIO 茶茶急須 丸

耐熱ガラス製で、日本茶だけでなく中国茶や紅茶も楽しめるデザインです。網タイプの茶こしは大きく、お茶の葉が広がりやすくなっているので、おいしいお茶を入れられるでしょう。

さらに、茶こしを取り外せばティーバッグにも使えますし、電子レンジで温め直すことも可能です。口が広いので洗いやすく、お手入れもしやすいでしょう。

また、後手タイプの取っ手は、左利きの人でも持ちやすい形にデザインされているのも特徴です。容量は450mlと4~5人分のお茶を入れるのに向くでしょう。

HARIO 茶茶急須 丸

税込907円

※2021年10月27日時点

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iwaki ジャンピングティーポット KT894T-BK

丸形で、茶葉が中でジャンピングしやすいように設計された耐熱ガラス製のティーポットです。フタの裏に茶こしが付いているので、そのまま注いでも茶葉が混じってしまうことも、茶葉のジャンピングを妨げることもありません。

さらに、茶こしは取り外し可能なので、お手入れがしやすく使いやすいでしょう。食器洗い乾燥機に対応しているのも便利です。フタと茶こしを外せば電子レンジにも対応できます。

容量は640mlと大きく、取っ手は後手タイプなので、着席したままでもお茶を注ぎやすいでしょう。

iwaki ジャンピングティーポット KT894T-BK

税込1173円

※2021年10月27日時点

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レトロなデザインがかわいい急須

(出典) pexels.com

懐かしさを感じるレトロなデザインの急須を選ぶのも、雰囲気が出てよいですよね。ステンレスや鉄器など、金属製のものなら耐久性にも優れるので長く愛用できるでしょう。

ブランシェ・アソシエ 急須 オリエンタルモダン 360cc

レトロな和風デザインがかわいいステンレス製の急須です。艶消し加工がされており、マットな質感が上品さも感じさせます。傷が付いても目立ちにくいので、長く使えるでしょう。

取っ手は上手に付いており、熱いお湯を注いでも、熱さを気にせずに注げるでしょう。ステンレス製の茶こしが付いており、お手入れも楽にできます。容量は360ccで湯飲み2杯分くらいのお茶を入れられます。

注ぎ口は湯切れがよいので、最後の1滴まできれいに注ぎ切れるでしょう。

ブランシェ・アソシエ 急須 オリエンタルモダン 360cc

税込3686円

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南部鉄器 カラーポット 5型線引

おしゃれでかわいい南部鉄器の急須です。内面とフタの裏はホーローで仕上げられているので、一般的な急須と同じように扱えます。初めて南部鉄器を使う人でも扱いやすいでしょう。

取っ手は上手タイプなので、ポット部分が熱くなっても、持ち手は熱く感じることなくお茶を注げます。ステンレス製の茶こし網が付いているので、使い終わった茶葉も簡単に片づけられます。

容量は650ccと大きめで、カラーはダマン青と若草の2種類があります。

南部鉄器 カラーポット 5型線引

税込9680円

※2021年10月27日時点

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急須を使っておいしいお茶を入れるコツ

(出典) pixabay.com

お気に入りの急須を手に入れたら、早速お茶を入れて楽しみましょう。ちょっとしたコツを実践するだけで、お茶の味はずいぶん変わるはずです。

お湯の温度や茶葉の量にこだわる

おいしいお茶を入れるには、お湯の温度と茶葉の量がポイントです。

お湯の温度は、お茶の味に大きく影響します。渋味とうまみのバランスがよいお茶を入れるには、70~80℃位が適温です。

お湯の温度をちょうどよい加減にするには、お湯を急須に入れる前に、一度湯飲みに入れて冷ますとよいでしょう。器も温められるのでおいしいお茶を入れられます。

また、温度調節機能付きケトルを使うのもおすすめです。一度沸騰させて冷ませておけば、湯飲みにお湯を入れなくても、ちょうどよい温度のお湯でお茶を入れられます。

茶葉の量は、ティースプーンで測りましょう。煎茶の場合は、1人分あたりティースプーン中盛り1杯(2g)が目安です。

ただし、同じ煎茶でも蒸し加減によってスプーンに乗る茶葉の量が若干異なります。蒸し加減が浅くなるほど、多めに入れた方がおいしく入れられるでしょう。

蒸らしてから回し注ぎをする

お茶は蒸らし時間も大切です。急須にお湯を入れたら、フタをして1分ほど待ちましょう。お湯の中で対流によってお茶が泳ぎ、葉が開いてうまみが抽出されます。急須を振ると、茶葉が泳がず開かなくなってしまうので、必ずじっと待ちましょう。

蒸らし終わったら、お茶の濃さが均等になるよう『回し注ぎ』をします。回し注ぎとは、すべての湯飲みに少しずつ、何往復もしながらお茶を注ぐことです。

お茶は最後の1滴まで残さず注ぎ切りましょう。最後の方のお茶には、うまみなどがたくさん抽出されています。最後まで注ぎ切ることで、よりおいしくお茶を入れられるのです。

お手入れは水かお湯で

お茶を入れ終わったら、急須のお手入れもこまめに行いましょう。特に茶殻をそのままにしてしまうと、茶渋が付く原因になります。

急須のお手入れは簡単で、水かお湯ですすぎ、雑菌予防のためにしっかり乾燥させるだけでOKです。洗剤を使うのはよくありません。それほど汚れは付きませんし、吸水性の高い陶器素材の場合は、洗剤の香りが移ってしまうこともあるためです。

もし茶渋が付いてしまった場合は、重曹を使って落としましょう。ぬるま湯を入れた洗い桶に重曹を大さじ2杯ほど溶かして、30分ほど浸け置き洗いをします。

また、重曹と水を2:1の割合で混ぜて作る重曹ペースを使って、こすり落としてもよいでしょう。

かわいい急須を使っておいしいお茶を入れよう

(出典) unsplash.com

お気に入りのかわいい急須なら、お茶を入れる時間まで楽しめるはずです。自分に合った急須を選ぶには、見た目だけでなく素材・サイズ・茶こしのタイプ・持ち手の形状もチェックしてみましょう。

また、お茶を入れる際は、ちょっとしたコツを知って実践することで、ずいぶん味が変わります。お気に入りの急須で、おいしいお茶を入れ、ほっこり安らぐ時間を過ごしましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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