オーブンレンジの焦げ付きの落とし方は?きれいを維持する方法も紹介

オーブンレンジの中が焦げ付いたまま、放置している人はいるのではないでしょうか?焦げ付きや汚れを放置しておくと危険なので、しっかりと落とすことが大切です。掃除の手順や予防法を具体的に紹介しているので、自分に合った方法を取り入れてみましょう。

オーブンレンジの焦げってなぜ付くの?

オーブンレンジの焦げが付く理由をご存知でしょうか?焦げが付いてしまうメカニズムと、放置しておくと起こり得る危険性に付いて解説しているので、しっかりとチェックしましょう。

オーブンレンジの焦げの正体

オーブンレンジが、意外と焦げ付いて驚く人も多いのではないでしょうか?

オーブンレンジは、料理を温めたり、解凍したりするときに使います。料理は高温になると膨張するので、油やカスがレンジ内に飛び散ってしまうのです。

それらを拭き取らずに使い続けていると、汚れとして付着してしまいます。

そのままレンジを使っていると、汚れを加熱し続けていることとなり、結果として焦げになってしまうのです。

焦げを放置すると起きること

オーブンレンジの焦げは、見た目の問題だけではありません。衛生面にも影響が出てしまう危険性があるので、放置しないようにしましょう。

起こり得る現象として、具体的には以下が挙げられます。

  • カビ
  • 電気代の向上
  • 発火

まず、タンパク質の汚れを放置していると、カビが発生する恐れがあります。

また、レンジが温める対象として汚れも含んでしまうため、加熱効率が下がってしまい、結果的に電気代が上がるでしょう。

さらに、高温になると焦げが発火し、火事になる危険性があります。電子レンジとオーブン機能が一体になっているオーブンレンジは、特に注意が必要です。

実際、平成20〜24年度の5年間で、『庫内に付着した食品カス等が加熱されて炭化し、発火・発煙』した事案は180件も報告されています。

参考:電子レンジの安全な使用に関する調査報告書

オーブンレンジの焦げ掃除の仕方

(出典) photo-ac.com

オーブンレンジの焦げ掃除の方法を、具体的に紹介します。焦げを落とす方法でも落ちない汚れがある場合は、水あか汚れの可能性があるので、適宜洗浄アイテムを変えて試してみましょう。

重曹やセスキ炭酸ソーダ使った掃除方法

オーブンレンジの掃除には、重曹やセスキ炭酸ソーダが有効です。

準備するものと掃除手順を具体的に紹介します。

  1. 重曹もしくはセスキ炭酸ソーダ・耐熱容器・水・布巾を用意する
  2. 耐熱容器に水500mlと、重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを大さじ2杯入れて混ぜる
  3. オーブンレンジの庫内に耐熱容器ごと入れて、レンジで5分ほど加熱する
  4. 庫内に広がる蒸気によって汚れをふやかすため、そのまま扉を開けずに10分ほど放置する
  5. 耐熱容器を取り出し、布巾で庫内とターンテーブルを拭く
  6. 汚れが落ちない部分は、耐熱皿に残った重曹水もしくはセスキ炭酸ソーダ水を布巾やメラミンスポンジに染み込ませ、さらに拭く

弱アルカリ性のオキシクリーンも使用可能

オーブンレンジの焦げ落としには、オキシクリーンも使えます。弱アルカリ性なので、手が荒れる心配のある人は、ゴム手袋を使用するのがおすすめです。

手順は以下の通りです。

  1. オキシクリーン・耐熱容器・水・布巾を用意する
  2. 耐熱容器にお湯400mlと、オキシクリーン約10gを入れて溶かす
  3. オーブンレンジの庫内に耐熱容器ごと入れて、レンジで5分ほど加熱する
  4. 庫内に広がる蒸気で汚れをふやかすため、そのまま扉を開けずに20分ほど放置する
  5. 耐熱容器を取り出し、布巾で庫内とターンテーブルを拭く

水あか汚れにはクエン酸で対応

アルカリ性の水あか汚れには、酸性のクエン酸が有効です。

以下、手順を具体的に紹介します。

  1. クエン酸・耐熱容器・水・布巾を用意する
  2. 耐熱容器に水400mlと、クエン酸大さじ1杯を入れて混ぜる
  3. オーブンレンジの庫内に耐熱容器ごと入れて、レンジで5分ほど加熱する
  4. そのまま扉を開けずに10分ほど放置する
  5. 汚れが落ちない部分は、耐熱皿に残ったクエン酸水を、布巾やメラミンスポンジに染み込ませてさらに拭く

オーブンレンジ、きれいのキープ術

(出典) photo-ac.com

オーブンレンジに汚れが付かないよう、予防する方法を紹介します。日頃の一手間から専用のお掃除グッズまで、自分に合った方法を探してみましょう。

日頃のお手入れ方法

まずは、日頃からできるお手入れの方法です。オーブンレンジの焦げの原因となる汚れが、こびり付かないように予防していきましょう。

まず、料理を温めるときは、油やタンパク質などが飛び散らないように、ふたやラップをして加熱するのが基本です。

そして、オーブンレンジを使った後は、小まめに布巾などで拭き取りましょう。庫内が温かいうちは、汚れを落としやすいです。

また、オーブンレンジの天板やドアも、拭き掃除します。天板は使用後すぐ、ドアは1週間に1回くらいの頻度が理想です。

焦げ臭いにおいの落とし方

オーブンレンジの中から、焦げ臭いにおいがする場合には、以下の方法を試してみましょう。『コーヒーのカス』や『茶がら』、もしくは『レモンの皮』や『オレンジの皮』を使う方法です。

  1. 耐熱容器にコーヒーカスか茶がら、もしくはレモンやオレンジの皮を入れる
  2. レンジで1分ほど温める
  3. 冷めるまで待ってから、扉を開けて取り出す

取り出す際、容器は熱くなっているので、やけどしないよう気を付けましょう。

また、庫内に水滴が残った場合は、布巾やキッチンペーパーで拭き取ります。レモンやオレンジの皮を使った場合、皮は温め後にそのまま拭き掃除に活用できます。

市販のアイテムにも注目

オーブンレンジ内の掃除の手間を省いてくれる、便利グッズも販売されています。

例えば、レンジ庫内に保護シートを貼っておくと、汚れが付くのを防ぐことができます。

シートはハサミでカットして、自宅のレンジのサイズに調整しながら使えるので便利です。汚れたらそのまま剥がして捨てて、張り替えましょう。

また、レンジでチンして温めて、そのまま汚れをラクラク拭き取れるお掃除シートもあります。重曹水などを自分で作る時間が取れない場合には、ぜひ検討してみましょう。

オーブンレンジの焦げをきれいに掃除しよう

(出典) photo-ac.com

オーブンレンジの焦げは、放置していると見た目が汚いだけでなく、火災などのリスクにつながるケースもあります。普段からなるべく汚れが付かないように使いつつ、小まめに掃除をすることが大切です。

もし、既に焦げが付いてしまっている場合には、紹介した方法を試してみましょう。重曹やクエン酸などを使うので、食材を扱う電子レンジにも安心です。

また、掃除用の便利グッズも販売されているので、必要に応じて取り入れるのもおすすめです。

焦げをきれいに落とし、オーブンレンジをいつも安心して使える状態にしておきましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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