自宅でのムダ毛処理にはカミソリを使うのが便利です。しかし、各部位に適したものを選び、正しい方法で処理しなければ、肌を傷めてしまうこともあるでしょう。この記事では、カミソリの種類や正しい使い方、さらにはおすすめの女性用カミソリを紹介します。
目次
手動と電動どちらを選べばいい?
カミソリには、大きく分けて手動タイプと電動タイプの2種類のタイプがあります。どちらにもメリット・デメリットがありますので、自分の肌質やお手入れする頻度などに合わせて選ぶとよいでしょう。
深ぞりするなら手動タイプ
深剃りをしてつるつるの肌にしたいなら、手動タイプがおすすめです。手動タイプには、T字型やI字型などいくつかの形状があるので、処理したい部位に合わせたものを選びましょう。
特にT字型には、男性用と女性用のタイプがあります。女性用は女性の肌に合わせてなめらかにそることができ、肌に与えるダメージが軽減されるように設計されています。そのため女性が使用する場合は、女性用のものを選ぶのがおすすめです。
またカミソリを選ぶ際には、刃の枚数が多いものを選びましょう。刃の枚数が多いほど1度にたくさんの毛をそることができる上、力が分散される分、肌への負担も軽減されます。
それでも肌へのダメージが気になる人は、敏感肌用のものを選ぶとよいでしょう。
肌へのダメージを抑えるなら電動タイプ
電気シェーバーを選べば、肌へのダメージを極力抑えることができます。カミソリによって肌が荒れてしまう原因は、刃が直接肌に当たることによって、肌の表面の角質層を傷つけてしまうことです。
電気シェーバーは、ほとんどのものが網刃と内刃の2枚の刃でムダ毛を挟むようにしてカットする構造になっているため、刃が直接肌に当たらないようになっています。
そのため肌荒れを起こす心配も少なく、敏感肌の人でも使いやすいタイプといえるでしょう。
ただし深剃りができない分、きれいな肌を保つには、それなりに頻繁に手入れをする必要があります。
正しいカミソリの使い方
カミソリを使うにあたって特に注意したいのは、刃が肌へ与えるダメージです。肌が受けたダメージを回復し、きれいな肌を保つためにも、カミソリでのムダ毛処理後は、保湿ケアをしっかり行うようにしましょう。
またカミソリは、常に切れ味のよいきれいな刃のものを使用することも大切です。
そり終わったら保湿ケアを行う
カミソリを使ってムダ毛処理をすれば、肌へ多少の負担をかけてしまうことは避けられません。肌が受ける負担を最小限に抑えるためには、そり終わった後に保湿クリームなどを使い、保湿ケアを行うことがとても大切です。
使用する保湿クリームは、自分の肌質に合ったタイプのものを選ぶのがベストです。しかし、自分の肌質がよく分からない場合は、保湿力の高いものを選んでおくとよいでしょう。
またテクスチャや香りなど、自分の好みに合わせて選ぶのもおすすめです。
さびたカミソリは使わない
カミソリのさびを見つけたり、肌にひっかかるような感じがして刃こぼれしていることに気づいたりしたら、新しいカミソリに換えましょう。
さびていたり、刃こぼれがあったりするカミソリを使って処理すると、切れ味の悪さ故に、肌を傷める原因になりかねませんし、衛生的にもよくありません。刃が傷んでいることに気づいたら、迷わず新しいものに交換しましょう。
使うカミソリは部位によって違う
カミソリは部位によって使い分けることが大切です。それぞれの部位に適するように設計されたものを使うことで、肌トラブルを防ぎ、きれいにムダ毛処理をすることができるでしょう。
顔周りの産毛処理に適したフェイス用
顔周りの産毛の処理には、顔専用のフェイスシェーバーを使用しましょう。顔の産毛の処理までしている人はあまり多くないかもしれませんが、より美肌に見せるためには顔ぞりがとても効果的です。
シェーバーを使って処理すれば、くすみの原因となる古い角質層や毛穴汚れを取り除くことができますし、毛穴が引き締まって見えます。その結果、くすみのない透明感にあふれた肌に見せることができるのです。
また肌の明るさをワントーン上げ、ファンデーションを均一に乗せることもできるので、より肌をきれいに見せることができるでしょう。
腕や足にも使えるボディ用
腕や足、脇などほぼ全身のムダ毛処理をできるボディ用は、一つあると便利なタイプのカミソリです。
特に、T字カミソリやヘッドの面積が大きい電気シェーバーを選ぶと、短時間で広範囲のムダ毛を処理できます。
電気シェーバーは、産毛から太くしっかりした毛まで処理できる製品もそろっているので、自分が使いたい部位に合わせて選ぶとよいでしょう。
デリケートゾーンに適したVIO用
デリケートゾーンはVIO専用のカミソリを使ってムダ毛処理をするのがおすすめです。欧米では当たり前に処理されている部位ですが、日本では親しい間柄でも話題にするのがはばかられ、何も処理していない人も多いのではないでしょうか。
デリケートゾーンは粘膜に近い上、常に高温多湿な環境にあるため、不衛生になりがちな部位です。この部分のムダ毛を処理することで、むれや臭いを軽減することができ、清潔を保ちやすくなります。
また微生物の繁殖により、炎症やかぶれを起こす心配も減り、快適に過ごせるようになるでしょう。
顔の処理に特化!おすすめフェイス用カミソリ
顔の産毛処理には専用のカミソリを使いましょう。フェイス用カミソリには、肌を傷つけないよう配慮されて設計されたものも多く、安心して使うことができます。
化粧ノリのよいきれいな肌を手に入れるためにも、フェイス用カミソリを使って、顔のムダ毛をしっかり処理しましょう。
パナソニック フェイスシェーバー ES-WF51
刃先が丸く、石鹸やローションがなくても肌を傷めずにムダ毛処理ができます。
ヘッド部分の稼働域は左右10度ずつあり、肌にしっかり密着しながらシェービングすることができるので、すっきりきれいな仕上がりを期待できるでしょう。細かい産毛もしっかり処理でき、化粧ノリのよいすべすべ肌を目指すことができます。
またメイクの上からでも使用できるので、気になったときにすぐに使えるのもうれしいポイントです。カラーは紫とゴールドの2種類があります。
パナソニック フェイスシェーバー ES-WF51
フェザー安全剃刀 ピアニィ 敏感肌 フェイス用カミソリ
刃先のガード部分の角を落とすことで、肌当たりをより滑らかにした敏感肌用のフェイス用カミソリです。
ガードの間隔をより狭くすることでソフトなそり心地を実現し、しっかりそりつつも、そった後のヒリヒリ感がないと評判です。
また持ち手部分はスリムで持ちやすく操作性に優れ、初めてでも使いやすい設計になっています。しっかり留まるすべり止めキャップ付きなので、化粧ポーチの中に入れておいても安心です。
フェザー安全剃刀 ピアニィ 敏感肌 フェイス用カミソリ
貝印 プリティー フェイスL 3本入 FRL-3P16
顔・眉そり・えりあし用のカミソリで、鏡を見ながら眉のお手入れをしやすいよう、角度がついたハンドル形状になっています。また、ハンドルはすべりにくく持ちやすいように設計されているので、使いやすさは抜群です。
さらに刃先には、クシ目状になった安全ガードがついているので、横滑りをしてしまっても肌を傷つけにくく、安心して使うことができます。
貝印 プリティー フェイスL 3本入 FRL-3P16
1本で全身に使える!おすすめボディ用カミソリ
ボディ用カミソリは、1本持っていれば全身に使うことができて便利なタイプも多くあります。ここでは手動タイプの中でも、肌へのダメージを最小限に抑えるための工夫が凝らされたものや、全身使える電動タイプのものをご紹介します。
シック ハイドロシルク 敏感肌用
モイスチャー美容ジェルが搭載された、ムダ毛処理と同時に肌ケアもしてくれるカミソリです。水に触れると、ヒアルロン酸とセラミド配合のモイスチャー美容ジェルが溶け出し、そった後の肌に潤いを与える設計になっています。
また1枚1枚の刃には、独自のスキンガードが付いており、5枚刃で深ぞりしながらも、肌をダメージから守ってくれます。
口コミランキングでも1位に輝いた『つるつや肌』を目指せるカミソリです。
シック ハイドロシルク 敏感肌用
コイズミ USB充電式 ボディ用シェーバー KLC-0620/A
これ1台で腕・足はもちろん、脇やビキニラインのムダ毛処理もできます。肌がぬれた状態でも、乾いた状態でも使用することができるので、ムダ毛が気になったらいつでもどこでも処理することができて便利でしょう。
USB充電式でポーチにすっぽり入るサイズのため、持ち運びにも便利です。スイッチはロック付きなので、誤作動する心配もありません。
トリマー刃とネット刃の2枚の刃で、全身をつるつるにすることができるシェーバーです。
コイズミ USB充電式 ボディ用シェーバー KLC-0620
肌に優しい!おすすめVIO用カミソリ
デリケートゾーンのムダ毛処理用のカミソリには、刃が直接肌に当たらないよう、しっかりガードされたものが多いことが特徴です。ここでは肌を傷つけないようにしながらも、しっかり処理できるタイプのカミソリを集めました。
アメイズプラス ラブ・ジョリー シークレット AZ-375
美容脱毛サロンがプロデュースした、I・Oライン専用のカミソリで、自宅でもケアしやすい形状に設計されています。
肌に刃が当たらないようにしっかりとガードされた設計で、またヘッド部分は小さく、見えにくい場所でもきれいに処理することができます。
また安全な設計にはなっていますが、使用方法には注意が必要です。強く押し付けたり、横方向に動かしたりすることなく、軽くそっとなでるイメージでそりましょう。
衛生面を考慮して替刃対応ではないので、切れ味が落ちたら買い替える必要があります。
アメイズプラス ラブ・ジョリー シークレット AZ-375
ナチュラルプランツ Iラインシェーバー
下着を脱いだときのアンダーヘアの毛量や長さが気になる人や、整えてもすぐにショーツからはみ出してしまうという人に、おすすめのIライン専用のシェーバーです。
ヘッド部分の幅がしっかり確保されているので、1度にたくさんの毛をスピーディーに処理することができます。また刃はガードされているため安全に使用でき、切れ味もよいのでしっかり整えることができるでしょう。
USB充電式なので、どこでも使うことができるのも便利です。
ナチュラルプランツ Iラインシェーバー
audorx ヒートカッター Vライン用 RH-1801-1
刃ではなく、熱線によってカットするタイプの製品です。熱線によって処理することで、カット後の毛先が丸くなり、カミソリで処理をした後のようにチクチクしたりかゆくなったりすることがありません。
また発熱線は200~300℃にまでなりますが、コームによってガードされているので、直接肌に当たってやけどをする心配もなく安心です。
上下左右360度回転する鏡と、LEDライトが付いているので、どんな環境でもしっかりカットできるのも特徴です。
audorx ヒートカッター Vライン用 RH-1801-1
セルフ処理派にとってカミソリ選びは重要
自宅でムダ毛処理をするには、カミソリを使うのが最も手軽で便利な方法です。しかし刃が直接肌に当たることで、肌荒れなどを起こす可能性もあるため、自分の肌に合ったカミソリを選ぶことはとても大切といえるでしょう。
またカミソリには、各部位に特化したものも多数あります。肌に与えるダメージを最小限に抑えるべく、それぞれの肌質や特徴に合わせた工夫が凝らされているのです。
処理したい部位に合わせたカミソリを選び、ムダ毛のないすべすべで美しい肌を目指しましょう。