忙しい日々のなか、たまっている洗濯物にため息をついていませんか?大量の洗濯物を洗いたいときに活躍するのがコインランドリーです。この記事ではコインランドリーの使い方や料金相場など、コインランドリー初心者が知っておきたい知識を解説します。
目次
コインランドリーを使うメリット
まずはコインランドリーを使う三つのメリットを解説していきます。どのメリットも家庭の洗濯機にはないものです。順番に見ていきましょう。
大量の洗濯物を1度に洗える
コインランドリーの最大のメリットといえば『大量の洗濯物を1度に洗える』ことでしょう。家庭の洗濯機の場合、1度に洗える洗濯物の量は多くても10kg程度です。
一方、コインランドリーでは20kg以上の洗濯物を1度に洗えます。もし洗濯機が空いていたら、同時に数台使うことで、何十kgもの洗濯物を1度に洗うことも可能です。
加えて、コインランドリーの洗濯機は業務用のため、家庭の洗濯機よりも洗濯・乾燥の時間が短く、時間を有効活用できます。家庭では洗いにくい布団や毛布など、大型の洗濯物もコインランドリーの大型洗濯機なら楽々洗えるでしょう。
仕上がりがプロクオリティ
コインランドリーの洗濯機や乾燥機で仕上げた洗濯物は、まるでクリーニングに出したかのようなクオリティです。ガス式が主流のコインランドリーの乾燥機は、家庭の乾燥機に比べて高温で洗濯物を乾燥させるため、より『ふわふわ』な仕上がりになります。
加えて、乾燥の温度が55℃以上に達するコインランドリーの乾燥機なら、ダニを退治することも可能です。一般的に、ダニは50~60℃程度の熱で死滅するといわれています。
家庭で洗濯して天日干しをしても50℃に達しないため、ダニはほとんど退治されません。ダニや生乾き臭が気になる洗濯物も、コインランドリーの洗濯機・乾燥機なら満足のいく仕上がりを目指せるでしょう。
時間を気にせず洗濯ができる
特にアパートやマンションに住んでいる人が洗濯をする場合、夜遅くもしくは早朝から洗濯機を回すと、近所に迷惑をかけてしまいます。しかし、仕事終わりが遅く、夜にしか洗濯機を回せないという人も多いでしょう。
コインランドリーであれば、朝早くから夜遅くまで営業している店舗が大半です。なかには24時間営業している店舗もあります。騒音を気にする必要がないため、忙しい人でも時間を気にせず洗濯できるのがうれしいポイントです。
コインランドリーで洗える・洗えないもの
コインランドリーを使い慣れていないと『コインランドリーでどこまで洗えるのか』が気になるでしょう。ここではコインランドリーで洗えるものと洗えないものを解説していきます。
毛布や布団、靴まで洗うことができる
基本的に『水洗いできるもの=コインランドリーでも洗えるもの』です。
Tシャツや下着類、ジーパン、チノパン、タオル、シーツ類など、普段家庭で洗濯しているものはコインランドリーでも洗うことができます。家庭の洗濯機では洗いづらい毛布や布団、丈夫な生地でできているスニーカーやスポーツシューズなどの靴類も洗濯可能です。
ただし、合皮やレザー素材を使った靴は傷つくおそれがあるため、コインランドリー・家庭用問わず、洗濯機では洗わない方がよいでしょう。
汚れたものや天然素材は洗えない
水洗いできないウールやシルクなどの天然素材のものやゴム素材、低反発ウレタンが含まれるものは、基本的に洗えません。縮んだり、変形したりしてしまうおそれがあるためです。たとえば、スーツやネクタイ、セーターなどが含まれます。
加えて、衛生面を考えて、汚れたもの(吐しゃ物や排泄物が付いたもの、ペットが使用しているもの)を洗濯禁止としているコインランドリーが多数です。
そのほか、ぬいぐるみを洗うのもNGです。破損し、ぬいぐるみの中身が散乱してしまうおそれがあります。
コインランドリーの使い方
ここでは「コインランドリーの使い方を事前に確認しておきたい」という人に向けて、コインランドリーの使い方を説明します。
洗濯機、乾燥機を使う手順
まずは洗濯機を使う手順を説明します。
- 洗濯物を洗濯機に入れて、扉を閉める
- 料金を入れて、スタートボタンを押す
- 洗濯が終わったら、洗濯物を取り出し、扉を閉める
続いて、乾燥機を使う手順です。
- 空いている乾燥機に洗濯物を入れる
- 料金を入れて、スタートボタンを押す
- 乾燥が終わったら、洗濯物を取り出し扉を閉める(火傷に注意)
このように洗濯機も乾燥機も手順は同じです。難しい手順ではないので、一度使えば、すぐに使い方を覚えられるでしょう。
ちなみに、ほとんどのコインランドリーの洗濯機で、洗剤は自動投入される仕組みです。事前に自分で用意する必要はありません。ただし、古い型の洗濯機の場合は洗剤が必要な場合があるため、念のため持参していくか、下調べしておくことをおすすめします。
洗濯や乾燥にかかる平均的な時間
洗濯や乾燥にかかる時間は平均どれくらいなのでしょうか。まず洗濯の場合ですが、おおよそ30分~40分程度で終わることがほとんどです。
一方、乾燥にかかる時間は洗濯物の量によって異なります。一般的な素材のTシャツや靴下、タオルなどの場合は30分程度で乾くでしょう。一方、生地が厚い毛布や布団などは40分~80分程度はみておきたいところです。
ついつい乾燥機にたくさんの洗濯物を入れたくなりますが、乾燥機にもキャパシティの限界があります。過度な量を入れてしまうと、却って乾きが遅くなるため注意しましょう。早く乾いてほしい場合は、少し余裕を持った量で使用するのがおすすめです。
コインランドリーの料金相場
気になるコインランドリーの料金相場はどれくらいなのでしょうか。
ここでは洗濯機・乾燥機、そして靴専用のコインランドリー『スニーカーランドリー』の料金相場を見ていきます。
洗濯機の料金相場
コインランドリーには、洗える量に応じて『大型』『中型』『小型』と複数のサイズの洗濯機が用意されてます。一般的には大型になるほど、時間あたりの料金が高めに設定されている傾向です。
洗濯機の容量 | 料金(30分あたり) |
8kg | 300円 |
13kg | 500円 |
20kg | 700円 |
28kg | 1000円 |
多くのお店がおおよそ上記のような料金設定でしょう。
乾燥機の料金相場
続いて乾燥機の料金相場を見ていきましょう。
乾燥機の容量 | 料金 |
14kg | 10分100円 |
25kg | 8分100円 |
洗濯機と同様に、容量に応じて料金設定にしているお店が多いでしょう。乾燥機は8~10分単位で利用できるため、洗濯物の量や渇き具合によって細かい調整が可能です。
一般的な衣類であれば、30分程度見ておくとしっかり渇くでしょう。料金に換算すると14kgの乾燥機で300円です。毛布や布団の場合はもう少し時間がかかり、25kgの乾燥機を使った場合で、毛布40分500円、布団80分1000円程度が目安です。
スニーカーランドリーの料金相場
コインランドリーの中には、スニーカーランドリーが置いてあるところもあります。自宅で洗うのが面倒な汚れた運動靴や、週末に洗うのを忘れていた上履きも、スニーカーランドリーを使えば短時間できれいに洗えるのが人気の理由です。
スニーカーランドリーは洗濯機と乾燥機に分かれており、料金の目安は洗濯機のみで200円、乾燥機も使うと100円(20分)程度です。渇き具合が悪い場合は、料金を追加することでしっかり乾かせます。
ICカードを使えるスニーカーランドリーもありますが、最初は念のため現金を持っていくようにしましょう。
コインランドリーの活用で時間を節約しよう
コインランドリーまで行くのに時間はかかりますが、家庭の洗濯機よりも短い時間で大量に洗濯できるため、結果的に洗濯にかかる時間を節約できるかもしれません。
最近はカフェを併設しているコインランドリーもあり、洗濯中の時間を有効活用することも可能です。
「洗濯物がたまりがち」「時間帯的に仕事がある日は洗濯できない」という悩みを持つ人は、コインランドリーを活用してみてはいかがでしょうか。