アルバム選びで失敗しないためには、どれくらいの写真をどのように整理したいかで選ぶことが大切です。また、自分の好みや性格に合わせることも重要といえるでしょう。この記事では、アルバムの選び方からおすすめ商品、まとめ方のコツを解説します。
目次
アルバムのまとめ方をチェック
アルバムには大きく分けて、フリー台紙タイプ・スクラップブック・ポケットフォルダータイプの3種類があります。それぞれ特徴があり、手軽さや使いやすさも違いますので、自分に合ったまとめ方ができるものを選びましょう。
何度も貼り直せるフリー台紙
フリー台紙は、粘着性の台紙に写真を貼って、上から透明フィルムをかぶせるタイプです。
写真は1度貼り付けた後も簡単にはがせるので、レイアウトを変えたくなったら、何度でも貼り直すことができます。また上から透明フィルムで覆うことで、写真の劣化や色あせも防ぐことができるので、長期に渡ってきれいに保存できます。
特に色あせしやすい、インクジェット写真を保存するのにおすすめです。
スクラップブックで可愛くまとめる
スクラップブックは、無地で粘着性のない台紙に自分で写真を貼り付けていくタイプのアルバムです。
無地なので文字やイラストを描いたり、マスキングテープなどを使ってデコレーションしたりすることができるため、オリジナルのアルバムが作れます。その分手間はかかりますが、イラストやデコレーションが好きな人にはおすすめです。
ただし、写真を保護するフィルムシートなどが付いていない分、ほかのタイプのアルバムに比べて、写真は劣化しやすいでしょう。
ポケットフォルダーで手軽に
ポケットに写真を差し込むだけで、写真をまとめられるアルバムです。最も手軽に写真を片付けられるので、写真整理にあまり手間や時間をかけたくない人には便利でしょう。
大容量のものが多く、5冊以上がセットになったボックス型のものもあるので、大量の写真を整理するときにもおすすめです。
本体が軽量のものも多く、写真を入れても比較的軽いので、持ち運びをしたいときにも便利でしょう。
アルバムのとじ方にも種類がある
アルバムには製本仕様になった固定型と、ページの追加や入れ替えを自由にできるバインダー型と、とじ方によっても種類があります。自分が使いやすいと感じるタイプを選ぶとよいでしょう。
安価で手に入りやすい固定型
固定型は製本仕様で、後からページを追加することができないタイプです。製本されているため、ページをめくりやすく見やすいでしょう。100円ショップなどでも多く取り扱いがあり、リーズナブルなものも豊富にあります。
またファイリングしすぎて不格好になることもなく、すっきり収納できるのもメリットです。特に収納したい写真を入れ替える予定がない場合は、使いやすいタイプといえるでしょう。
入れ替え自由なバインダー型
バインダー型はルーズリーフのように、ページを追加したり、自由に入れ替えができたりするタイプのアルバムです。台紙の留め具によって、リング式とビス式のものがあります。
また写真をもらったり、どこかから昔の写真が出てきたりしても整理しやすいタイプです。収納する写真が増えていく見込みがある場合に便利でしょう。
デメリットとしては、固定式に比べると、ページがめくりにくいことが挙げられます。
アルバム購入前のチェックポイント
アルバムの購入に失敗しないためには、どんなサイズの写真を何枚収納したいのかを把握しておくことが大切です。また収納に困らないよう、アルバム自体のサイズもしっかりチェックしておきましょう。
好みの写真のサイズを決める
アルバムを購入する前に、アルバムに収納したい写真のサイズを決めておきましょう。
特にポケットタイプのアルバムは、一般的な写真サイズであるL版に合わせて作られたものがほとんどです。集合写真によくある2L判や、はがきに近いサイズのKG判は収納できません。
L判以外のサイズの写真が多くある場合は、レイアウトを自由に決められるフリー台紙タイプやスクラップブックタイプのアルバムを選ぶのがおすすめです。
作りたいアルバムの雰囲気を明確に
作りたいアルバムの雰囲気を明確にしておくことは、特に台紙の色を選ぶ際に重要です。アルバム全体の雰囲気は、写真の背景となる、台紙の色によって演出できます。
最もベーシックな白は、写真の色彩が映えるので穏やかで明るい雰囲気になり、日常シーンを撮影した写真に向きます。また黒を選べば、大人っぽい引き締まった印象となり、入学式や卒業式など、節目となるイベントの写真を収めるのによいでしょう。
台紙の色にはほかにも、ピンク・ブラウン・グレーなどさまざまあり、作りたい雰囲気によって選べます。
どの程度の期間、枚数をまとめたいか
どの程度の期間分の、何枚の写真をまとめるかを決めた上で、アルバムを選ぶことも大切です。特に固定型のアルバムはページを追加できず、収納枚数が限られます。
収納したい期間を決めたら、そのうち収納する写真は全部で何枚あるのかを確認し、その枚数分収納できるアルバムを選ぶとよいでしょう。台紙の枚数が余りすぎたり、不足したりすることなく、上手に写真を整理できるはずです。
アルバムのサイズ感や収納場所を確認
せっかくお気に入りのアルバムを作ることができたとしても、大きすぎて収納場所に困るようなサイズなら問題です。購入前に、アルバムの縦・横のサイズや厚さをしっかり確認の上、収納場所はどこにするのかも決めておきましょう。
長期に渡って大切に保管するアルバムは、収納場所も大事です。収納スペースを確保した上で、収納に適したサイズのものを選びましょう。
フリー台紙のおすすめアルバム
フリー台紙タイプのアルバムは、写真を自由にレイアウトでき、きれいに保存できる点がメリットです。容量が十分なものも多く、使いやすいでしょう。
ナカバヤシ「ドゥファビネ フエルアルバム Lサイズ」
台紙表面にアルミ箔を貼合した『100年台紙』は耐久性に優れ、黄ばみも抑えられるので、いつまでもきれいに写真を保管できるアルバムです。
大容量タイプで、従来品に比べて2倍の枚数の写真を収納でき、近年人気のましかく写真も見開きで18枚収納できます。
また布生地の表紙は、カラー展開も豊富にそろいます。定番のLサイズのシンプルなデザインで、使いやすいアルバムです。
ナカバヤシ『ドゥファビネ フエルアルバム Lサイズ』
SEKISEI「ハーパーハウス A4フリーアルバム XP-2501」
ナチュラルな雰囲気の生地を使用した表紙が特徴のアルバムです。
A4サイズで、1ページあたりに貼れる写真の枚数は、L版なら3枚、ポストカード・ハイビジョン・パノラマなら2枚、2Lサイズなら1枚です。台紙が増やせるビス式で、ビスはコインを使えば簡単に取り外しができます。
黒色のフリー台紙が10枚セットされており、補充枚数は約15枚、最大25枚分までセット可能です。
SEKISEI『ハーパーハウス A4フリーアルバム XP-2501』
ポケットタイプのおすすめアルバム
ポケットタイプのアルバムは手間をかけず、写真を手軽に収納できて便利です。L版写真用のポケットのほか、未収納の写真の保管や、チケットやパンフレットなどの収納に使えるものもあります。
無印良品「ポリプロピレン高透明フィルムアルバム 3段 3冊組 38311973」
6ポケットのポケット台紙が、1冊あたり22枚付いており、132枚のL判の写真を収納できます。
また4ポケットの多目的用ポケットも、1冊につき2枚ずつあり、チケットの半券やパンフレットも一緒に収納できて便利でしょう。
ポケットに使われているフィルムは、透明度の高いものが使用されており、写真の色彩もきれいに見せてくれます。
無印良品『ポリプロピレン高透明フィルムアルバム 3段 3冊組 38311973』
ナカバヤシ「ポケットアルバム セラピーカラー TCPK-6L-240-CG」
鮮やかな色の表紙が特徴のポケットアルバムです。表紙のカラーは7色展開で、箔押しのロゴが表紙のデザインを引き締めます。
また台紙はポリプロピレン製の黒台紙です。エンボス加工が施されていることで、写真の入れ替えもスムーズにできるでしょう。黒色の背景によって、写真を鮮やかに際立たせて見せます。
サイズは5種類あり、収納したい枚数や収納場所に合わせて選べます。スリップケース付きで耐久性にも優れたアルバムです。
ナカバヤシ『ポケットアルバム セラピーカラー TCPK-6L-240-CG』
ゼットアンドケイ「L判ポケットアルバム 80-229-233」
L版・EL判の写真を240枚収納できるポケットアルバムです。ポケット台紙は、写真が落ちにくいセンターインポケットで、1面あたり6ポケット付いています。
また全面ポケットが前と後ろに1枚ずつ付いているので、写真整理の際に便利です。クラフトカラー3色とピンク・ミントの5色から選べ、背表紙に貼るインデックスシールも付いています。
ゼットアンドケイ『L判ポケットアルバム 80-229-233』
ゼットアンドケイ「ましかくポケットアルバム 80-200-204」
ましかく写真専用のポケットタイプのアルバムです。168枚ものましかく写真を収納できるので、スマホにどんどんたまっていく子どもの写真の整理にもぴったりです。
サイズは縦30.9×横22.9×厚さ1.5cmで、14枚の台紙がセットされています。写真を入れても膨らまないので、収納しやすいでしょう。
カラーは5種類あり、ミルク・クリーム・ピンク・ミント・クラフトと優しい色味がそろいます。
ゼットアンドケイ『ましかくポケットアルバム 80-200-204』
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おすすめのスクラップブック
自由にコラージュできるスクラップブックは、しっかりした台紙のものを選ぶと貼り付けやすく使いやすいでしょう。また表紙がおしゃれなものを選べば、プレゼント用の手作りアルバムにもおすすめです。
SEKISEI「ふうあい スクラップブック コラージュ向き FU-2161-00」
シンプルでクラシカルな雰囲気の表紙が特徴のスクラップブックです。クラフト台紙はしっかりした厚みがあるので、写真やチケット、新聞の切り抜きなど、さまざまなものを貼り付けてコラージュするのに向いています。
その名の通り、紙の風合いを大事に作られた台紙は20ページ分あります。ポケット付きなので、写真やコラージュしたいものを収納しておくのにも便利です。
SEKISEI『ふうあい スクラップブック コラージュ向き FU-2161-00』
ラボクリップ「スクラップブック スクエア ネイビー SCSQ01-NV」
上品なパール調の表紙にリボンも付いてるので、手作りアルバムとしてプレゼントするのにもぴったりのスクラップブックです。
シンプルで使いやすい台紙は30枚セットされており、台紙のカラーはオフホワイト・うす茶・ブラックの3色から、雰囲気に合わせて選べるのもうれしいポイントです。
また表紙はレッド・ネイビー・ピンク・シャンパンゴールド・ホワイト・ブラック・ブラウンの7色から選べます。
ラボクリップ『スクラップブック スクエア ネイビー SCSQ01-NV』
子どものアルバムを見やすくまとめるコツ
どんどんたまっていく子どもの写真は、印刷する枚数のルールを決めたり、イベントごとにアルバムを作ったりすることで、整理がずいぶん楽になります。またアルバムは、できるだけ同じ種類のものでまとめることで、すっきりと収納できるでしょう。
印刷する枚数のルールを決める
スマホやデジカメに撮りためた子供の写真は、すべてプリントアウトするわけにはいきません。印刷する枚数のルールを決めると、楽に整理できます。
枚数のルールは、どれくらいの期間のものを、どれくらいの台紙を使って、何枚の写真を収納するかを決めることで、設定します。例えば1カ月ごとに見開き分の台紙2枚を使って、写真12枚を収納するといった具合です。
また、見開き2ページで12枚の写真を収納できるポケットアルバムなら、写真11枚と育児日記カード1枚を収納する使い方がおすすめです。後から見返したときに、当時の状況をより鮮明に思い出し、懐かしむことができます。
イベントや月ごとにアルバムを作る
誕生日や運動会、七五三などイベントや月ごとに1冊ずつアルバムを作るのもおすすめです。
子どもは1年を通して、たくさんのイベントがあります。イベントがあるたびに写真がたまって、アルバムが増えていく様子を眺めるのも、満足感があって楽しいものです。
また日常的なシーンを写したものと分けることで、アルバムの見分けもつきやすく、見たい写真を取り出しやすくもなるでしょう。
アルバムは同じ種類を使う
アルバムはメーカーやブランドを同じ種類のものにそろえると、収納したときに統一感が出て、整然とした印象になります。
写真が増えるごとに1冊ずつ買い足すよりは、数年分の写真を収納できるくらいの冊数をまとめて買い置きしておくのがおすすめです。または廃版になる可能性が低い、定番のものにしておくのもよいでしょう。
シンプルなデザインのものに統一しておけば、ほかのインテリアの邪魔もしにくくなります。
アルバムを見やすく楽しくまとめよう
アルバムは写真を見やすく整理すると同時に、楽しく続けられるようなまとめ方をすることが大切です。
アルバムは種類によって、写真の収納方法が異なります。自分が負担に感じないタイプのものを選び、楽しく写真を整理できるような方法で収納していくのが、アルバム整理を続けるコツといえるでしょう。
ぜひ、写真整理が楽しくなるようなアルバムを選び、上手に大切な写真をまとめてみましょう。