使い勝手のよいフライパンは、日々の調理時間を楽しく、快適なものに変えてくれます。自分にぴったり合うフライパンを選ぶためのポイントをチェックしておきましょう。フライパンを長持ちさせるためのコツや、人気のあるおすすめ商品も紹介します。
目次
自分に合ったフライパンの選び方
「どんなフライパンを選ぶべき?」と迷ったら、家族構成に応じたサイズ、重さやお手入れのしやすさ、キッチン設備などを考えて選びましょう。使いやすいフライパンを選ぶコツを紹介します。
使いやすいサイズ、重さ
ごく一般的なフライパンのサイズは、24cm、26cmです。作るメニューによって多少の変動はあるものの、24cmなら1~2人分、26cmなら2~3人分の調理に対応します。
家族が4人以上なら、28cm以上のフライパンを選ぶと1回で4人分の調理ができます。
フライパンのサイズを決めるとき気を付けたいのが、作る量は少ないものの「とりあえず大きめを買おう」としてしまうことです。
作る量に対してフライパンのサイズが大きすぎると、重くて取り回しにくい上、火の回りが遅くなり、使い勝手がよくないと感じてしまうかもしれません。
使い勝手のよさを重視するなら、『とりあえず大きいサイズを一つ』という考えにとらわれず、標準サイズと小型サイズを併用するなど、作る量・ライフスタイルに応じてフライパンを選びましょう。
表面のコーティングと材質
コーティング加工が施されているフライパンは食材がこびり付きにくくなる上お手入れが簡単です。加工なしのものに比べると寿命は短い傾向ですが、機能性を重視する人に向いています。
コーティングの種類には以下のようなものがあります。
- テフロン加工(フッ素樹脂加工):焦げ付きにくい
- ダイヤモンド加工・チタン加工:耐久性が高い
- セラミックコート:耐熱性が高い
またフライパンは、材質による違いもあります。主な材質は次の4種類です。
- アルミニウム:軽量で熱伝導性が高い
- 鉄:強火調理の仕上がりがよい
- 銅:熱伝導性が高い
- ステンレス:耐久性が高い
アルミニウムは火の通りが早いのが特徴で、軽量なので日々のお手入れもしやすいです。
また鉄は強めの火力に耐えられるため、料理を高温・短時間で仕上げたい人向いています。お手入れをきちんと行えば、長く愛用できる材質です。
一方、火にかけるとすぐにフライパン全体に熱が通るのが銅です。火加減の調整具合によって仕上がりに差が出る料理に向いています。
そしてステンレスは、お手入れのしやすさが魅力です。さびに強く、汚れを簡単に落とせます。
キッチンの熱源もチェック
自宅のキッチンの熱源がIHクッキングヒーターであればIHに対応するフライパンを選び、ガスならばガスの使用に適したフライパンを選ぶ必要があります。
IHは火を使わない点が特徴で、ガスに比べると使用できる材質は少なくなります。またフライパンの材質だけでなく、どのような構造で作られているかによって使用できる・できないが変わってきます。
例えば鉄やステンレスは使用可能なものが多い傾向ですが、多層構造になっているものは使用不可です。判断が難しい場合は、『IH対応』表示の有無を確認しましょう。
新しくIH対応のフライパンを購入する場合は、一般財団法人製品安全協会における基準に適合した証である『SGマーク』(『SG』はSafe Goods (安全な製品)の略)が付いている製品の中の、『IH対応』製品を選ぶのもおすすめです。
一方ガスは材質を問わず使用可能で、『IH対応』のフライパンも使えます。ただし『IH専用』製品はガス調理用に作られたものではないため、使用は避けるべきでしょう。
人気のあるフライパンメーカーは?
フライパン選びに迷ったときは、まずは人気のあるメーカーのフライパンを検討するのもよいでしょう。
フライパンを購入する際にチェックしておきたい人気メーカーを三つ紹介します。
こだわりの鉄フライパン『リバーライト』
リバーライトは『丈夫であること』『充分な機能を備えていること』『使うほどに愛着が湧くこと』をモットーとして掲げ、鉄製フライパンにこだわりを持つメーカーです。
求めやすい価格・デザイン性の高さ以上に、実際に料理をする人の『使いやすさ』に重きをおいた製品作りが徹底されています。
「フライパンを長く使いたい」という人は、鉄型フライパンに定評のあるリバーライトのフライパンがおすすめです。
一般的なフライパンはもちろん、クレープパンからステーキパンまでさまざまなタイプのフライパンがラインアップされています。
お手頃価格『パール金属』
パール金属は、生活に必要なキッチン・リビング商品を扱うメーカーです。
圧力鍋からカトラリーまで多様な商品がありますが、フライパンの種類も豊富です。焦げ付き防止加工を施したフライパンのほか、鉄製やガス専用フライパンなどもあります。
また、コストパフォーマンスが高いのもパール金属の魅力です。低価格帯の商品も多いため、「試しに一つ購入してみたい」と思ったときに手を出しやすいでしょう。
使い勝手がよい『T-fal』
『取っ手が取れるフライパン・鍋』が有名なT-fal(ティファール)は、1960年代半ばにフランスで生まれた調理器具メーカーです。
世界で初めて『こびりつきにくいフライパン』を生み出したことで、広く知られるようになりました。
ティファールでは、強靭なチタンコーティングを施したフライパンやステンレス製、クレープ専用パンなどがラインアップされています。「なるべくたくさんの種類から選びたい」という人には、特におすすめです。
しっかり火力ガス専用フライパン
自宅の熱源がガスなら、ガス専用のフライパンを選ぶのがおすすめです。ガス調理に特化した、おすすめのフライパンを紹介します。
北陸アルミ『センレンキャスト』
日本有数の鋳物の街で作られた、職人仕様のフライパンです。溶かしたアルミニウムを鋳型(いがた)に流し込んで作る『アルミキャスト』という製造方法で作られています。
フライパンは、特殊合金と特殊加工で底の厚みを保ちつつ、側面を薄くして軽量化させた仕様です。耐久性が高い一方で重量は約620gほどと、女性でも取り回しやすいのが特徴です。
また、底面・内底面とも、波立たせたような『リップルウェーブ加工』が施してあります。熱が均一に伝わりやすく、効率的な調理が可能です。
加えて、フライパンの内側には『テフロンTMプラチナプラス加工』が施されています。傷つきにくく、焦げ付きやこびり付きを気にせずに調理できます。
北陸アルミ センレンキャスト
パール金属『ストロングマーブル』
フライパンは、内側に4層・外側に3層の『マーブル加工』が施されており、傷への耐久性が高く、金属ヘラも問題なく使えます。汚れも落としやすいのが特徴です。
また、一体成型で作られているため、ハンドルと本体部分には継ぎ目がありません。留め具などがなく、スムーズに洗えます。
製品重量は約620gと軽量で、定番の26cmサイズのほか玉子焼き用や炒め用も取り揃えられています。
パール金属 ストロングマーブル
T-fal『インジニオ・ネオ プレミアセット』
取っ手を着脱できるフライパンは、調理後にそのままオーブンに入れたり食卓に出したりできます。料理を皿へ移し替える手間がなく、後片付けも簡単です。
取っ手を外した状態なら重ねて収納できるため、余計な場所を取りません。つまみを畳めるガラス蓋と併せて、すっきり収納できます。
また、フライパンにはティファールの独自技術『5層チタン・プレミアコーティング』が採用されているため、使いたてのようなこびり付きにくい状態が長く続きます。
このほか、余熱完了を知らせてくれる『お知らせマーク』も便利です。食材を投入するのにベストなタイミングが一目で分かります。
T-fal インジニオ・ネオ プレミアセット
オール電化住宅にIH対応フライパン
家庭の熱源がIHクッキングヒーターのみなら、フライパンを選ぶときは『IHに対応しているかどうか』必ずチェックしましょう。
数あるIH対応のフライパンの中から、特におすすめの商品を紹介します。
Vita Craft『コロラドフライパン』
『コロラドシリーズ』のフライパンは、ビタクラフトならではの全面5層構造が採用されています。いずれも熱効率・熱伝導性に優れ、熱しやすく冷めにくい仕様です。
熱源に乗せるとフライパン全体が素早く温まり、調理時間を短縮できます。素材の油分だけで調理できるため、ヘルシーな無油調理も可能です。
また、本体と蓋の密着度が高いため調理中に発生した熱や水分を逃がしにくく、食材・素材の水分だけで調理する無水調理にも適しています。
オールステンレス製で高級感もあるので、見栄えにこだわりたい人にもおすすめです。
Vita Craft コロラドフライパン
Fissler『クリスピープレミアム』
フライパンの内面には、『ノボグリル』という凸凹加工が施されています。食材の余分な油が落ちやすく、ヘルシーな調理が可能です。
加えて、素材として使われているステンレスは高温調理にも対応しており、肉を焼けば「中はジューシー、表面はカリッと」料理をおいしく仕上げます。
また、フライパンの底面には、加熱時に平らになるよう設計された『クックスター・サーミックベース』が採用されています。平坦度が高く、IHでの使用にぴったりです。
Fissler クリスピープレミアム
ウルシヤマ金属工業『クワトロ-IH』
金物の産地・新潟で生まれた『メイドインジャパン』のフライパンです。フライパン製造の全行程は自社工場で行われているため、国産にこだわりたい人におすすめできます。
フライパンは全面4層構造が採用されており、蓄熱性の高いステンレス層と熱伝導性の高いアルミニウム層が交互に重ねられており、IHにも対応しています。
また、内側は高性能のフッ素樹脂で3層にコーティングされています。こびり付きや焦げ付きが発生しにくくお手入れが簡単で、製品安全協会認定の『SGマーク』も付いています。
ウルシヤマ金属工業 クワトロ-IH
使い勝手がよい浅型フライパン
浅型のフライパンは、表面積が広いのが特徴です。深型と比較して振りやすいので、チャーハンや炒め物などをよく作る家庭なら一つは持っておくとよいでしょう。
使い勝手がよい浅型のフライパンから、特におすすめの商品を紹介します。
エバークック 『フライパン』
こびり付きにくさに定評のあるフライパンです。
『JIS S 2010耐摩耗性試験に準じた試験』を50万回クリアした実績を持ち、耐久性には一定の信頼がおけます。汚れもするっと落ちやすく、お手入れ時のストレス軽減も期待できます。
内面フッ素樹脂のはがれに対して、『1年保証』が付いている点もうれしいポイントです。本体の高さは約6.6cm、重量は約900gでガス、IHのどちらにも対応しています。
エバークック フライパン
タフコ『ダイヤモンドマーブルコーティング IH対応 フライパン』
溶かしたアルミ合金などを金型へ圧入して成形する『アルミダイキャスト』で製造されています。
本体にはダイヤモンド粒子も配合されており、熱伝導性に優れています。フライパン全面に熱が伝わりやすく、調理時の加熱ムラができにくい仕様です。
また、内面には5層のコーティングが施され、食材のこびり付きや焦げ付きを防ぎます。
なお、本体と取っ手は一体成型で、深さ約5.5cm・重量約690gと軽量浅めのタイプ、ガス・IHのどちらにも使えます。
タフコ ダイヤモンドマーブルコーティング
煮炊きもできる深型フライパン
深型のフライパンは、煮炊きをしたり揚げものを作ったりするときにぴったりです。また「とりあえず汎用性の高いフライパンがほしい」という人にも向いています。
深型のフライパンから、特におすすめの商品を紹介します。
アサヒ軽金属『オールライト 深型フライパン』
フライパンの深さは約7.1cmありますが、重量は約950g程度、ガス・IHどちらも対応しています。
炒め物はもちろん、煮物や炊飯にも対応できます。本格オーブン風の調理も可能なので、パンやスポンジケーキ作りも楽しめるでしょう。
また、本体外面にはセラミックホーロー加工を、内面にはフッ素樹脂を4層コーティングした仕様です。外・内側とも耐久性が高く、食材が焦げたりこびり付いたりしにくくなっています。
50ものレシピが掲載されたレシピブックも付属しており、いろいろなメニューに挑戦できそうです。
アサヒ軽金属 日本製 フライパン オールライト
ヨシカワ『栗原はるみ 深型フライパン』
人気料理研究家・栗原はるみ氏プロデュースのフライパンです。深さは約8.5cmあり、IHには非対応、パスタを茹でたり煮物を作ったりするときに適しています。
28cmサイズなら蒸し器を入れることも可能なので、温野菜や茶碗蒸しに挑戦するなど、料理のバリエーションが広がるでしょう。
また、本体外側はアルミニウム合金、内側はフッ素樹脂加工仕上げです。食材や汚れがこびり付きにくく、少ない油で調理できます。
おしゃれなワイヤーハンドルや液だれしにくい縁を採用するなど、細かな配慮も行き届いています。
ヨシカワ 栗原はるみ 深型フライパン
コージークック『セラミックパン』
熱伝導率の高いステンレス鋼をセラミックコートで包んだフライパンです。深さは約9cm、重量は約985gでIH、ガスのどちらにも対応しています。
短時間で熱が行き渡りやすく、効率よく調理できるのが特徴です。また、全面に施されたセラミックコートにより、食材がフライパンにくっつきにくい仕様になっています。
使う油は少量で済むため、ヘルシーな料理を作りたい人・健康志向の人にもおすすめできます。
コージークック セラミックパン
自分で育てる鉄型フライパン
鉄型のフライパンはお手入れの手間がかかるものの、耐久性に優れています。きちんと使えば自分仕様にしっくりとなじみ、「育てている」という満足感を得やすいでしょう。
鉄型フライパンから、おすすめの商品を紹介します。
柳宗理『マグマプレート鉄フライパン』
工業デザイナー・柳宗理氏プロデュースによるフライパンです。本体には、鉄材の表面に焼きを入れて酸化させた『ブルーテンパ材』が使われており、ほかの鉄板材料と比較して、さびにくいという特徴があります。
ブルーテンパ材の表裏には南部鉄器風の凹凸が付けられています。表面には特殊加工が施してあり、焦げ付きやこびり付きが発生しにくい仕様です。
強火調理にも適しており熱効率がよく食材の旨味を逃がさずに調理できます。IH・ガスどちらも使用可能です。
柳宗理 日本製 マグマプレート鉄フライパン
及源『南部鉄器 フライパン』
岩手県で作られる伝統工芸品『南部鉄器』のフライパンは約900年も続く伝統技術で作られた鉄器は、繊細な肌質と重厚感が特徴です。
こちらのフライパンは、全て職人の手による手作り品です。南部鉄器特有の高い蓄熱力を持ち、IH・ガス・高温調理にも対応します。
また、鉄製品に付いたワックスを落とし、食用油をなじませる『シーズニング』という作業がほとんど必要なく、お手入れにかかる手間が少ないのもポイントです。
及源 南部鉄器 フライパン
プリンス工業『鉄のフライパン』
フライパンの内側には、『オキシナイト加工』が施してあります。さびにくい上、食材のこびり付き・焦げ付きが起こりにくい仕様でガス・IHのどちらでも使えます。
また、ハンドル部分には天然木が使用されており、腐食に強く軽量でありながら、美しい持ち手のフォルムが印象的です。
フライパンのデザインは、工業デザイナー・萩野光宣氏が手掛けています。機能的な作りでありながら、おしゃれなキッチンにもなじむスタイリッシュさも兼ねています。
キッチン用品のデザイン性にこだわる人にもおすすめです。
プリンス工業 鉄のフライパン
忙しいときに便利な仕切りフライパン
仕切りの付いたフライパンは、複数の調理を同時に行うことができます。朝食作りやお弁当作りなどで使えば、調理時間の短縮につながります。
忙しいときに重宝する、おすすめの仕切り付きフライパンを紹介します。
タマハシ『ニュー モーニングエッグパン』
仕切りに高さがあるため、二つの料理の具材をきっちり分けて調理できます。焼面内寸が約17.5×22.5cm、大きいほうにはトーストも入るサイズです。深さも約2.5cmあるため玉子焼きなども作れます。
また、本体は熱伝導性の高いアルミキャスト製です。内面にはフッ素コーティングが施してあり、食材のこびり付きを防ぎます。ガス・IHのどちらにも対応しています。
タマハシ ニュー モーニングエッグパン
アーネスト『センターエッグトリプルパン』
3品の調理を同時進行できるタイプで、時短料理をしたい人に向いています。内側にはフッ素加工が施されているため、食材のこびり付きや焦げ付きにくく、使い勝手がよいでしょう。
フライパンのサイズは、直径約24.5cmと一般的なフライパンと同じくらいのサイズで仕切りの高さは約1.5cmあり、汁気のあるものの調理にも適しています。
アーネスト フライパン (センターエッグ トリプルパン)
杉山金属『とりぷるぱん』
『とりぷるぱん』という名のとおり、同時に三つの調理が可能なフライパンで、ガス・IHに対応しています。
上二つは丸型なので、目玉焼きなどを作るときに重宝します。内側に施されたフッ素加工により、食材がきれいに離れるのが特徴です。
また、熱伝導性・熱効率が高いのもこのフライパンの魅力です。本体底面にはステンレス板が付いており、空気層を形成します。空気分子が熱を横に伝えて、全面がムラなく温まります。
お弁当や朝食の調理のほか、ホットケーキやどら焼きなどを作るのにもおすすめです。
杉山金属 とりぷるぱん
ちょっとした料理に小型フライパン
副菜を作ったりソースを作ったりしたいとき、あると便利なのが小型フライパンです。サイズは12~16cmとバリエーションがあるため、用途に合うものを選びましょう。
ちょっとした料理に使える、おすすめの小型フライパンを紹介します。
デバイヤー『ミネラルビー エレメント ミニフライパン』
1830年創業という歴史を持つデバイヤーは、フランス生まれの調理器具メーカーです。
熟練の職人が作るフライパンは、重みと厚みがあります。食材の旨味を逃しにくく、プロ仕様のフライパンとして多くのシェフに愛用されています。
こちらの12cmサイズのフライパンは、1人ご飯やソース作りなどにおすすめです。見た目もおしゃれなので、食卓にそのまま出してもよいでしょう。
ただし、鉄型フライパンとしてのお手入れは必須です。また、購入直後は銀色ですが、使っていくうちに黒色に変化していきます。
フライパンを育てるつもりで、変化も楽しみながら、大切に扱いましょう。
ミネラルビー エレメント ミニフライパン
パール金属『ミニフライパン』
目玉焼き1~2個分の調理に適した、14cmサイズのフライパンです。中身の見えるガラス製の蓋が付属しており、熱を効率よく閉じ込めながら調理できます。
ちょっとしたおつまみ作りや、朝食・お弁当作りにぴったりのサイズです。
また、本体はアルミニウム合金で、フライパンの内側にはフッ素加工が施してあります。食材がくっ付きにくく、お手入れも簡単です。ただしIHには対応していません。
パール金属 ミニフライパン
和平フレイズ『オーレル フライパン』
取っ手部分を折りたためる、14cmサイズのフライパンです。IH・ガスのどちらでも使うことができ、9cmと深型なので、コンパクトながらも多彩な料理に使えます。アウトドア好きな人なら、キャンプのお供にもおすすめです。
また、本体はステンレスとアルミの2層鋼が使われています。シンプルかつすっきりした見た目で、どんなデザインのキッチンにもマッチするでしょう。
和平フレイズ オーレル フライパン
フライパンを長持ちさせる使い方
コーティング加工が施されたフライパンは、食材がこびり付きにくく、調理ストレス少なく使えます。とはいえ、購入直後のような快適な使用感は永続的に続くわけではありません。
使い方を誤れば、購入したばかりでも食材がこびり付いたり焦げたりしやすくなる可能性もあります。
コーティング加工が施されたフライパンを長持ちさせるにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
空焚き、強火で使用しない
フライパンの寿命を短くしてしまう要因として挙げられるのが、空焚き・調理中の火加減です。フライパンの温度は食材や水分が入っている状態であれば約150~190℃、空焚き状態では5分ほどで約350℃に達するといわれます。
フッ素樹脂の耐熱温度は、約260℃前後が一般的です。フッ素コーティングが施されたフライパンを空焚きしたり長く強火に当てたりすると、コーティングが溶けてしまう可能性があるため、調理は弱火からスタートするのがよいでしょう。
また調理中も強火を避け、弱火から中火でじっくり調理することで長持ちしやすくなります。
調理後に急冷させない
調理が終わったばかりのフライパンをすぐに水にさらすと、表面温度が急速に低下して、金属がゆがみ、すき間が生じやすくなります。
フッ素コーティングがそのすき間からはがれ落ち、ボロボロになってしまうこともあるのです。
そのため調理後のフライパンは、自然に冷めるまで一定時間待つのがベターです。どうしてもすぐに洗いたい場合は、急激に温度を下げないよう注意しなければなりません。水ではなく、なるべく熱いお湯かぬるま湯で洗いましょう。
洗うスポンジは柔らかいものを
フライパンを洗うときに使用するスポンジはなるべく柔らかいものを選び、フライパン表面を傷つけないよう注意しましょう。
頑固な汚れを落としたいとき、タワシでこすったり研磨剤で磨いたりしたくなります。しかし、フッ素コーティングされたフライパンではフッ素樹脂まではがしてしまう可能性があります。
「すぐにフライパンのコーティングがダメになる」と感じる人は、使用しているスポンジに研磨剤が入っていないか、今一度自宅のスポンジをチェックしてみましょう。
使いやすいフライパンで料理がもっと楽しく
フライパンは、日々の調理に欠かせない存在です。使い勝手のよいものを選べば調理ストレスが軽減されたり、料理の出来栄えが改善されたりするでしょう。
フライパンを選ぶときは、『何人分の調理をするか』『消耗品として使うのか、長く使いたいのか』などのポイントを明確にしておきます。そうすれば、選ぶべきサイズや材質はおのずと見えてくるはずです。
フライパンに求める機能をきちんとピックアップして、理想のフライパンを見つけましょう。