ボールペンはよく使う日用品ですが、書き損じや、思いがけず手・壁・机に付いてしまって消したいときがありませんか。子供に予期せぬ場所に落書きをされることもあるかもしれません。ボールペンの汚れの消し方を知っておくと慌てず対処することができます。
目次
紙に書いたボールペンの文字を消す方法は?
「ボールペンの消し方を知りたい」と思う代表的なシーンといえば、書き損じをしたときでしょう。日常的にメモや手帳にボールペンを使いますし、公的文書や仕事などの提出書類にも欠かせない存在です。
修正テープを使って書いた文字を消すこともできますが、見栄えがあまり良くないのでなるべく避けたい方法です。自分だけが見るメモならいいですが、人に見せる書類なら、見栄えも気にするべきでしょう。
もちろん、公的書類や履歴書などで書き損じた場合は、訂正印を使って訂正したり新しく書き直したりするべきです。それ以外ならば、手軽にきれいに書き損じを直せる方法があります。
カッターを使う
紙に書いたボールペンの消し方として、カッターで紙を削るという方法があります。厚手の紙の場合はとても有効です。
ボールペンで書いた部分を毛羽立たせることで目立たなくし、インクの付いた部分を取り除くことができるので、上から書き直してしまえばほとんど目立ちません。
ただ、紙が薄い場合は穴が空いてしまったり、部分的に紙が薄いことが目立ってしまったりするので注意が必要です。
砂消しゴムを使う
紙に書いたボールペンの汚れは、砂消しゴムで消す方法もあります。砂消しゴムは一般的な消しゴムとは使い方が異なります。
ゴムに研磨砂が配合されており、原理としては、カッターと同じで、紙からインクを削ることで書き損じを消してくれます
一般的な消しゴムの感覚で使うと、紙に穴が空いたり紙の色が変わったりしてしまい、新しく書き直しが必要になる場合もあるので注意が必要です。
電動のものや細い形状の砂消しゴムだと、細かい修正にも使いやすいので便利です。優しく力を入れすぎないように使うのがコツですが、心配な人は電動の砂消しゴムを使うとよいでしょう。
机に付いたボールペンの汚れを消す方法は?
紙に書いていたつもりがうっかり書き広げてしまってボールペンが机に付いてしまうったり、子供に机に落書きされてしまうこともあるでしょう。
机に書き跡があると一気に生活感が出てしまうため、気が付いたときに消せる方法を紹介します。
クレンジングオイルを使う
油性のボールペンの汚れは、クレンジングオイルで落とすのがおすすめです。
クレンジングオイルは、家庭に一つはあるのではないでしょうか。机にボールペンの汚れを見つけたら一度試してみるとよいでしょう。
オイルの力でボールペンの汚れも浮かせて、すっきり落としてくれます。使い方は、汚れた部分にクレンジングオイルをなじませて拭き取るだけなのでとても簡単です。
何度か繰り返しても取れない場合は、クレンジングオイルをのせた後、少し時間をおいた後に拭き取ってみましょう。
柑橘系の皮を使う
みかんやグレープフルーツなど柑橘系果物の皮も、ボールペンの汚れを落とすのに役立ちます。
柑橘系の果物の皮に含まれる「リモネン」が油脂を溶かす性質を持っていて、ボールペンだけでなく油性マジックやクレヨンの汚れにも有効です。
使い方は果物の皮をよく揉み込んでから、汚れのある部分に擦り付けて、汚れが消えたら拭き取りましょう。
ただし果物の皮は、ボールペン汚れを消した後に匂い残りが気になる可能性も否定できません。そのため、少しでも匂いが付くと困る場所での使用は避けましょう。
壁に付いたボールペンの汚れを消す方法は?
子供のいたずらだけでなく、何気なくボールペンを使っていたら、知らない間に壁に付いてしまったということもあるでしょう。
特に白い壁紙に書き跡があると目立ってしまいます。壁に付いたボールペンの汚れを消す方法を紹介します。
漂白剤を使う
白い壁紙の場合に特に有効な方法ですが、漂白剤を使って壁の書き汚れを落とすことができます。
やり方も簡単で、綿棒を漂白剤で湿らせて、汚れを擦り落としていくだけです。強く擦るとかえって汚れが落ちずに広がってしまうこともあるので、優しく擦ります。汚れが落ちた後は、ティッシュなどで水分を拭き取りましょう。
電解水ウエットシートを使う
電解水ウエットシートは拭くだけて簡単に汚れが落とせる掃除用品です。スーパーや100円均一、ホームセンターなどで売っているので気軽に購入することができます。
掃除用品なのでボールペンの汚れ以外にも用途が多く便利ですが、アルミニウムやガラスなど、材質によっては使えないケースもあります。
壁紙を拭いた後、そのまま使ってしまわぬよう注意が必要です。
革に付いたボールペンの汚れを消す方法は?
革のソファや財布にもボールペンで書いてしまった汚れが付いてしまうこともあるでしょう。革はお手入れが難しそうなイメージがあったり、汚してしまうと面倒に感じたりするかもしれません。
汚れを付けてしまったらなるべく早く対処することで、インクが革に染み込む前にきれいに落とすことができます。
レザークリーナーを使う
革製品にボールペン汚れが付いてしまったら、レザークリーナーを試してみましょう。
クリームタイプが一般的ですが、消しゴムタイプやスティックタイプなどもあり、革製品をきれいに保ってくれます。革製品を持っていたら一つは用意しておくと便利です。
クリームタイプの使い方は、まずはブラシで皮表面に付いたほこりや細かな汚れを落とします。その後クリームを塗布して、乾くまで待ちます。しっかり乾いたことを確認してから、布などで拭き取れば完了です。
ただし革の種類によっては、多少の色落ちや変色の可能性も否定できません。まずは小さい面積で試してみてから使用しましょう。
専門業者に依頼する
革が柔らかいものや、高価な本革のもの、色の薄い革などは扱いが難しいです。汚れが付いてから時間がたっている場合も、専門業者に依頼する方が無難でしょう。
また革製品の場合は、革の種類によって用具を使い分ける必要があります。革の種類に詳しくない場合も、業者に依頼すると安心です。
肌に付いたボールペンの汚れを消す方法は?
ボールペンを使っていると知らない間に手に付いてしまったりすることがありませんか。不注意で顔に付いてしまった場合は、汚れが取れるまでしばらく気になってしまうでしょう。
石鹸で洗うことで何日か後には落ちる汚れかもしれませんが、なるべく早めに取れる方法を紹介します。
日焼け止めを使う
ボールペンの汚れは日焼け止めで落とせる場合もあります。日焼け止めの種類はスプレータイプでもクリームタイプでも、問題ありません。
使い方は簡単で、汚れの付いた部分に日焼け止めを付けて擦り、洗い流すだけです。
ベビーオイルを使う
オイルは汚れを浮かせて落としてくれるので油性のボールペンでもきれいに落ちやすいです。使い方は日焼け止め同様、汚れにのせて優しく擦ったら洗い流しましょう。
ベビーオイルは汚れを落としつつも保湿をしてくれますし、子供の肌に使うときも安心です。肌だけでなく、机などのボールペン汚れにも有効です。
ボールペンのインク汚れをきれいに落とそう
ボールペンはよく使う日用品なので、うっかり汚れを付けてしまうこともあるでしょう。
落とし方を知っていれば家庭にあるもの、手持ちの荷物にあるものでボールペン汚れは落とすことができます。
素材や材質、油性や水性ボールペンなどの違いによって汚れが落ちにくかったり返って広がったりすることもあるので、小さい面積で試してから行うなど工夫しましょう。