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カーテンのカビを発見したらすぐに対策。洗濯の方法を紹介

カーテンには、気づかないうちにカビ汚れが付いてしまっていたり、ホコリやダニが付着しています。もしカーテンにカビ汚れが付いていたら、すぐに洗いましょう。こちらの記事ではカーテンの洗い方や日々のお手入れ方法を紹介します。

カーテンのカビは放置NG

カーテンのカビは、放置していると危険です。正しい対策を講じるために、まずはカーテンに繁殖しやすい黒カビの特徴を知っておきましょう。

カビが生える原因

カーテンのカビの原因は、主に『湿気』です。1年の中で湿度が高くなる時期には、窓に結露が発生しやすくなってしまいます。この結露を放置しておくと、カーテンが水分を吸収してしまい、カビが生えてしまうのです。

また、加湿器を使っていたり、洗濯物を室内干ししている場合も注意しましょう。カーテンを風通しの悪い部屋に設置している場合、湿度の高い窓辺に設置してあるのと同じような環境になってしまうためです。

そのため、加湿器の使用や、室内干しをする習慣がある人の場合、気付いたらカーテンにカビが生えていたということもあり得ます。

窓際にできるのはほぼ『黒カビ』

カーテンに生えるカビは、『白カビ』『黒カビ』『青カビ』の3種類が挙げられます。窓際で発生するカビには『黒カビ』が多いため、カーテンに生えるカビも黒カビの割合が大きくなってきます。

また、黒カビは、素材に根を張りながら生える特性を持っているので、カビに気付いたらすぐに除去することが重要です。

生えてから間もないタイミングであれば、洗濯で落とすことができます。しかし、時間が経っていたり、全体的にカビが生えてしまったりしている場合には、カーテンそのものを処分しなければならないこともあります。

アレルギー症状を引き起こすこともある

カーテンにカビが生えると見た目が悪化するだけではなく、健康面にも悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

特に、免疫力が落ちているタイミングのときは注意が必要です。カビの混ざった空気を吸い込み続けてしまうことで、アレルギー症状を起こしてしまうリスクがあるためです。

また、カビを放置していると、カビを大好物とするダニが増えてしまいます。ダニもカビと同様に、アレルギー症状を引き起こす要因になってしまうのです。

まずは、根源となるカビをしっかりと取り除き、アレルギー症状を引き起こすリスクを下げ、快適な住環境を整えましょう。

カビが生えたカーテンの洗い方

ここでは、カーテンの洗い方と干し方を紹介します。

使っているカーテンが自宅で洗えるものであれば、紹介している手順に従って洗ってみましょう。また、洗えない素材のカーテンもあるので、洗う前に洗濯表記の確認が必要です。

漂白剤を使って洗濯しよう

カビが生えてしまったカーテンは、『酸素系漂白剤』を使って洗いましょう。洗濯機で回す前に漂白剤につけ置きしておくと、カビ汚れが落ちやすいです。

おすすめの手順は以下の通りです。

  1. 洗濯表示を確認し『洗濯機OK』の表示があれば自宅で洗います。『洗濯機NG』の場合は、クリーニング店などに相談しましょう。
  2. カーテンを取り外します。このとき、必ずフックも取り外しましょう。
  3. まず、つけ置きをします。大きめのバケツなどを準備し、40℃くらいのお湯と酸素系漂白剤を混ぜて溶かします。4リットルのお湯に、キャップ1杯ほどの漂白剤という割合がおよその目安ですが、つけ置き時間と分量は洗剤のラベル表記に従いましょう。
  4. つけ置き時間が過ぎたら、洗濯機に入れて洗います。洗濯表記に従ってコースを選びましょう。『手洗い』『ドライ』などが推奨されていることが多いようです。また、脱水時間は、レースカーテンは30秒、布カーテンは1分くらいに調整しましょう。

しつこいカビはカビキラーを利用する

洗濯しても落ちないカビには、『カビキラー』などのカビ取り剤や、キッチンで使う塩素系漂白剤が有効です。気になる箇所に使用し、ブラシなどでこすって洗い流せばOKです。

ただし、この『塩素系漂白剤』は、つけ置きで推奨した『酸素系漂白剤』とは、混ぜて使ってはいけません。いわゆる『混ぜるな危険』にあたる状態になってしまうためです。

また、酸素系漂白剤を使ってカーテンを一度洗濯した場合は、洗剤を完全に洗い流して乾かした後にカビキラーを使うなど、必ず時間を置きましょう。

カーテンの干し方

洗濯を終えたカーテンは、物干し竿に吊り下げてもよいですが、おすすめはカーテンレールに吊り下げて乾かすことです。この際、窓を開けて乾かすようにしましょう。

カーテンレールに吊り下げておくことで取り込む手間も省け、カーテンの重みでシワも自然に取れるため、きれいに乾いてくれます。

ただし、カーテンの素材が重めの布である場合は、物干し竿などに干しましょう。カーテンレールに水を吸った状態で吊り下げると、重みでレールが歪んでしまう可能性もあるためです。

また物干し竿などを使って外に干す際には、色あせを考慮して、陰干しにしましょう。

落ちないカビはクリーニングへ

そもそも自宅で洗えない仕様のカーテンを使っていたり、自宅で洗っても落ちない頑固なカビがついてしまったりしている場合には、クリーニングに出しましょう。費用などは事前に確認しておくことをおすすめします。

繊維に入り込んだカビ取りは困難

繊維に入り込んでしまっているカビは、家庭の洗濯で除去するのは難しいため、クリーニング店に依頼しましょう。費用はかかってしまいますが、自宅で洗濯するよりもきれいに仕上げてもらえます。

また、費用によっては、買い替えの方がいいというケースも出てくるでしょう。そのため、依頼する前に、まずは相談してみることをおすすめします。

カビ以外の汚れがついている場合も

カーテンには、カビ以外の汚れもたくさん付着しています。ホコリ・ダニ・花粉などの付着はもちろん、料理やタバコのにおいを吸収してしまってもいるのです。

一見きれいに見えていても、意外と目に見えない汚れだらけなことが多いものです。そのため、放置したままにしておくと部屋そのものが不衛生な状態になってしまいます。

カーテンは汚れているという前提で、日々掃除をしなければならないものだという意識を持っておくことが重要です。

クリーニングの費用相場

カーテンをクリーニングに出す場合の費用相場を紹介しておきます。裏地の有無などの仕様や、レースか布かなどのカーテンの素材、そしてサイズによって変わってくる傾向にあります。

ベランダへの出入り口となる大きな窓のカーテンであったり、もう少し小さめのサイズの窓のものであったりと、窓の大きさによってカーテンのサイズもさまざまです。

また、正確な費用はクリーニング店や業者によっても異なるため、もちろん依頼する際には確認が必要です。目安としては、1回のクリーニングにつき、1000〜2000円前後くらいをイメージしておくとよいでしょう。

カビの発生を防ぐ方法

カビを発生させないように、普段からできるお手入れ方法を紹介します。カビの大敵は湿度なので、その対策が必須です。

最初は手間だと感じるかもしれませんが、生えてしまったカビを落とす労力を減らすことができるので、ぜひ日々の掃除の中に取り入れてみましょう。

部屋の換気をする

カビは湿気が大好きです。ですので、まずは部屋に湿気をため込まないように『換気』を行いましょう。窓を閉め切ったままにせず、空気を定期的に毎日入れ替えることが重要です。

ただし、雨の日に窓を開けると、湿った空気を取り込んでしまいます。そうなると部屋の湿度を上げてしまうこととなり、湿度対策としては逆効果です。

また、除湿機があると、天気にかかわらず部屋の湿度をコントロールしやすいので、除湿機を使用するのもよいでしょう。

結露を放置しない

夏や冬など、エアコンを使うことによって室内外の気温差が大きくなる季節になると、窓に結露が発生しやすくなります。

この結露がカーテンに付着するとカビの温床となってしまうので、その前に拭き取ってしまいましょう。一日のうちで結露が発生しやすいタイミングは、朝と夕方です。

カーテンの開閉時に、タオルや給水スポンジなどで結露を拭き取る作業を、毎日の習慣にしてしまうとよいでしょう。

カーテンは日頃のお手入れも重要

カビ以外のカーテンの代表的な汚れである『ホコリ』対策を紹介します。これも日々できることですので、カビ対策とまとめて一緒に行えるとスムーズです。

日頃のお手入れと、ここぞというときの本格的な洗濯とを使い分けて、効率よく快適に過ごしましょう。

こまめにホコリを落とそう

普段からホコリを落としておくだけでも、カーテンの汚れのたまり方は随分と変わってきます。

生地を傷めないように、掃除機を弱めモードに設定して吸い取りましょう。また、ドレープの間もブラシでやさしく払いながら掃除をするとよいです。

カーテンの開け閉めを毎日行うだけでも、自然とホコリが落ちたりするものです。日々換気を行い、カビ対策と合わせて一緒にホコリ対策も行っていきましょう。

年に1度は洗濯をする

自宅で洗う場合でも、クリーニングに出す場合でも、レースカーテンは年に2回、布カーテンは年に1回の頻度で洗濯するのがおすすめです。

洗う回数は、多ければいいというものでもありません。頻繁に洗えば確かに清潔な状態を保つことはできますが、洗いすぎると生地が傷んでしまうためです。

また、面積の大きいカーテンを、頻繁に洗うのも大変です。洗濯頻度は年に1〜2回とし、こまめなお手入れを心掛けましょう。

カーテンのカビは早めの対処を

カーテンのカビは、放っておくと健康面にも悪影響が出てしまうことがあります。時間が経ってしまうと汚れも落ちにくくなりますので、見つけたらすぐに洗いましょう。

また、カーテンは頻繁に洗うものではないので、日々のお手入れが欠かせません。ももちろん日々、こまめな掃除ができればベストです。しかし、難しい場合はカーテンと窓を開けて換気をするだけでも、湿度・ホコリいずれに対しても有効な対処法となります。

無理のない範囲でメンテナンスを行い、住空間を清潔に保ちましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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