ストレートアイロンを選ぶポイントを解説します。髪の長さやプレートの素材、使用するシーンなどを考えてみましょう。また、おすすめ製品を11種類ピックアップしています。自分の髪の長さや生活スタイルにぴったりの商品を選びましょう。
目次
ストレートアイロン選びのポイント
ストレートアイロン選びのポイントを四つの視点から紹介します。
髪の長さやかなえたいスタイリング、温度設定やヘアケア機能など、自分の中で譲れないポイントを決めて選ぶことが大切です。
また、プレートの素材によって価格や髪へのダメージには大きな差が出ます。時短をかなえる立ち上がりまでの時間などにも注目していきます。
髪の長さで選ぶ
まず、髪の長さに合わせて『プレートの幅』を選びましょう。髪の長さとプレートの長さの組み合わせの目安は以下の通りです。
- 前髪・ショート…20~25mm
- ボブ~ミディアム…30mm前後
- セミロング~ロング…40mm前後
ショートヘアの人は、プレート幅が25m以下のものが小回りが効いておすすめです。また、前髪だけをカールさせたい場合にも使いやすいサイズなので、ショートヘアではない人も、サブとして持っておくと便利でしょう。
ボブや肩くらいのミディアムヘアであれば、30mm前後のものが扱いやすくなります。内ハネ・外ハネはもちろん、ウェーブヘアなどアレンジまでオールマイティーに使えるでしょう。
一方、ロングヘアの場合は、プレート部分が大きいものを選んでおくと、一度に多くの髪の毛を挟むことができるので時短につながります。目安としては、40mm前後がおすすめです。
なお、ベリーショートの場合は、15~19mmの極細タイプのものが扱いやすくなります。地肌の近くで使用するため、小回りの効くものや低温タイプを検討するとよいでしょう。
プレートの素材ごとの特性を知る
プレートの素材には、主に『テフロン』『チタン』『セラミック』の3種類があります。
素材は、髪の傷みやさすさに直接影響を与えるため、ストレートアイロンを選ぶ際の重要なポイントの一つです。とはいえ、価格とのバランスもあるため、複合的に検討するとよいでしょう。
『テフロン』は、熱伝導率・滑りのよさを両立した素材で、髪へのダメージが低い点が特徴です。価格もお手頃なのもが多く販売されていますが、耐久性は高くありません。
『チタン』は、滑りのよさはテフロンには劣りますが、熱伝導率が高いため、スタイリング時間を短縮できることで髪へのダメージが少ないのが特徴です。しかし、価格は高めな傾向にあります。
熱伝導率と耐久性が備わっているのが『セラミック』です。熱を均一に伝えることで、スムーズにスタイリングできるのがメリットですが、滑りが悪いため、髪にダメージを与えてしまいます。
そのため、別途ヘアケアを行う必要があるといえるでしょう。
まっすぐ仕上がる時間を確認
ストレートアイロンは、忙しい朝の時間帯に使うことが多いアイテムの一つです。スピーディーに仕上げるために必要な特徴を押さえておきましょう。
チェックポイントは『立ち上がり時間』『挟む強さ』『滑りのよさ』で、なるべくこの3点を満たすものがおすすめです。
電源を入れてすぐに温まるものであれば、急いでいるときにもすぐに使用できます。また、挟む力が強いストレートアイロンは、弱いもでは複数回の往復が必要なところを、1回で仕上げられます。
滑りのよさもポイントです。摩擦を起こして滑りが悪くなると、スタイリング効率は下がってしまいます。加えて、切れ毛や枝毛などの髪ダメージにもつながってしまうため、美しいストレートヘアから遠ざかってしまう可能性も否定できません。
立ち上がりからスタリングまでの時間が短いものを選ぶと、時短と髪へのダメージの軽減の両立をかなえられるでしょう。
髪が傷みにくい機能があるか
ストレートアイロンは、日々使うものなので髪へのダメージが気になる人は多いことでしょう。
ヘアケア機能が搭載されている製品が増えているので、『スチーム』『マイナスイオン』『遠赤外線』などのキーワードを目印に選びましょう。
『スチーム機能』があれば、水蒸気で髪のうるおいを保ちながらスタイリングが可能です。『マイナスイオン』は静電気による髪の広がりを抑える効果が期待できます。
『遠赤外線』は、髪内部のたんぱく質に働きかけることで、ダメージを抑えるといわれています。
また、高温でのヘアセットは効率よくスタイリングを完成させることができますが、一方で、熱で髪の毛にダメージを与えてしまいます。
効率はもちろん大事なポイントですが、低温でもしっかりとスタイリングできる製品もあるのでチェックしてみましょう。
ストレートアイロンの形は2種類
ストレートアイロンには、『プレートタイプ』と『ブラシタイプ』があります。どちらにもメリットとデメリットがあるので、特徴を踏まえて選びましょう。
しっかり仕上げる『プレートタイプ』
『プレートタイプ』は、熱の力で髪の毛のクセをストレートに改善します。熱されたプレートでしっかりと髪の毛を挟み込むことができる構造なので、クセの強い髪にも効果的です。
ストレートヘア以外にも、毛先に使えばカールを作ることもできるなど、アレンジの幅もあります。
ただし、熱による髪へのダメージは避けられないため、たとえヘアケア機能が付いたストレートアイロンであっても、ケア用品とセットで使うことをおすすめします。
ストレートアイロン使用前に髪に付けるスタイリング剤は多く販売されています。ケアと同時にストレートやカールを持続させる効果が期待できるタイプもあるので、髪質にあったものを選ぶとよいでしょう。
また、プレート部分の面積が広いため、間違えて触ってしまったり、肌にあたってしまったりすることのないように、使う際には火傷にも注意が必要です。
ナチュラルに整う『ブラシタイプ』
ブラシの形をしたタイプのヘアアイロンです。プレートタイプの威力には劣りますが、ブロー感覚でスタイリングできるので使いやすく、ふんわりナチュラルに仕上げられます。
プレートタイプに慣れてない初心者にもおすすめです。また、ブラシ部分は熱くならないため、火傷のリスクを気にする必要がありません。
ブラッシング効果もあり、使いながら髪の毛にツヤが出るというメリットもうれしいところです。
コード有り無し、それぞれのメリットも確認
ストレートアイロンには、コード有りと無しのものがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、使用シーンを想像しながら、自分に合ったものを選びましょう。
パワーで選ぶならコード有り
コード有りのヘアアイロンのメリットは、なんと言っても『パワー』です。
パワーが強いので、高温までのスピードも早く、スムーズに理想のヘアスタイルに整えることができます。
時短効果も期待できるので、家の中など、コンセントに差し込んで使える環境を確保しやすいシーンで使う場合には、コード有りのタイプに軍配が上がります。
また、数日間の旅行や出張などの場合にも、充電が切れる心配もなく時間を気にせず使えるので、コード有りが便利でしょう。
どこでも使えるコードレスタイプ
コードレスタイプのメリットの一つは、小回りが効きやすいことです。電源コードを気にせずに動かせるので、ポイントにしっかりと当てながらヘアセットできます。
もう1点、大きなメリットは持ち運びに便利な点です。
バッグに納まるコンパクトなものを選んでおくと、仕事が終わったあとにサッとヘアセットして出かけたい場合にも、出張や旅行にも荷物にならずに便利です。
ただし、コード有りのタイプに比べるとパワーが弱いので、温度を高めに設定できるかどうか、購入前に確認しましょう。
充電や電池などが切れてしまうといざというときに使えないので、定期的なチェックは欠かせません。
プレートタイプのおすすめストレートアイロン
プレートタイプのおすすめストレートアイロンを3点紹介します。リニューアルしたばかりのものからロングセラーアイロンまで、それぞれにメリットがあるので比較してみましょう。
パナソニック ストレートアイロン ナノケア
約20秒のスムーズな立ち上がりで、忙しい朝にも強い味方になってくれるストレートアイロンです。
温度設定も、最高200度まで5段階で調整ができるので、髪の状態に合わせながら自在にコントロール可能です。
水分量たっぷりの『ナノイー』で、キューティクルを引き締め、ツヤ髪をキープしてくれます。
また、プレートの高機能ヒーターのパワーと進化した滑りのよさが、サロン級のストレートヘアを実現してくれます。
ブラックとホワイト2色のラインアップで、短時間で髪の毛をケアしながら、満足度の高い仕上がりをかなえてくれる製品です。
パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HS0E-K
クレイツ グレイスストレート
プレート幅は約20mmの使いやすいスリムヘッドタイプで、髪の根元、襟足など細部のスタイリングも自在です。
温度調整は、最高200度まで5段階調整が可能なので、髪の状態に合わせながら使えます。
プレートには、オリジナルの『クレイツイオンゴールド加工』がされ、髪滑りがよく、艶やかに仕上がると大人気です。
最後のボタン操作から約1時間後には自動的に電源がオフされる、安全にも配慮した設計です。
クレイツ グレイスストレート CIS-R01
ヴィダルサスーン スチームストレートアイロン
大量のスチームとマイナスイオン機能が搭載されており、髪の毛のケア効果に優れたストレートアイロンです。
高温スチーム効果により、ストレートヘアが24時間続きます。最大200度の4段階で温度調整も可能です。
プレートには、ヴィダルサスーン独自のコーティング技術が駆使されており、使うことでしなやかでツヤのある髪へと導いてくれます。ブラック・レッドの2色展開です。
ヴィダルサスーン スチームストレートアイロン VSS-9510/KJ
ブラシタイプのおすすめ商品
ブラシタイプのおすすめストレートアイロンを3パターン紹介します。
初心者でも簡単に使えるのに、仕上げはプロ並みといううれしい使い心地をぜひ手に入れてみましょう。
アゲツヤコームアイロン
プロ仕様の最高温度設定220度まで可能な、ブラシタイプのストレートアイロンです。温度は6段階で調整でき、コーム部分は熱くならないため、火傷の心配もありません。
マイナスイオン搭載なので、うるおいを与えながら、しっかりとツヤ髪に仕上げてくれます。
コードと本体のコネクト部分が360度ぐるぐると自由に回る構造になっており、コードの位置に関係なく、使いたいところにピンポイントで当てることができます。
アゲツヤコームアイロン
ショップジャパン SIM-WS05シンプリーストレート
寝起きの髪にそのままブラシで髪の毛をとかす感覚で、ヘアアイロンを当てることができます。
一気にたくさんの量をストレートにすることができるので、忙しい朝に時短効果を発揮してくれるうれしい製品といえるでしょう。
ブラシの1本1本がセラミックでコーティングされているため、ブラッシング時の摩擦を軽減し、美しいツヤ髪に仕上げてくれます。
温度調整は、最大180度の5段階設定が可能です。海外でも使用できるので出張や旅行時にも重宝するでしょう。
ショップジャパン SIM-WS05シンプリーストレート
2wayタイプでアレンジを楽しめる商品
ストレートもカールも、1本でモードチェンジができる一石二鳥の商品を2点紹介します。いずれもプレートタイプのアイロンです。
パナソニック ストレートアイロン マルチ
アタッチメントと呼ばれる、アイロンの先端部分を付け替えるだけで、『ストレート』『カール』どちらも自在に作れる2wayのプレートタイプのアイロンです。
プレート部分はセラミックコーティングがされているので、効率よく髪に熱伝導されます。
ささっと簡単に仕上げられるので、長時間使って髪が傷むのを防ぐこともできます。
パナソニック ストレートアイロン マルチ 2way EH-HW12
外出先でもOK。コードレスならこれ
コードレスタイプは、持ち運びに大変便利です。小型かつ、パワフルといううれしい特徴揃いのアイテムを集めました。
バッグに入るので、出張や旅行にはもちろん、仕事終わりの予定前にもさっと髪の毛を整えられるため便利です。
コイズミ コードレスストレートアイロン
コードレスかつ、手のひらサイズのコンパクトな製品なので、持ち運びがとても楽です。重さは170gなのでスマートフォンと同じ程度の軽さを誇ります。
3時間のフル充電で、可能となる使用時間は約25分です。外出時に持ち歩く際には、事前の充電をチェックしておきましょう。
最高温度は200度です。ヘアアイロンにはめずらしい、ピンク・ホワイト・グリーンのポップなカラーバリエーションから選べます。
コイズミ コードレスストレートアイロン
JETty Next
170度になるまで10秒という、とてもパワフルなコードレスアイロンです。さらに、90分の充電で、最大温度210度で40分の使用ができる極めてパワフルな商品です。
特殊なシリコンを使ったプレート部分にはクッション効果があり、髪のキューティクルをしっかりと保護してくれます。
ミニサイズなので、バッグにも入れることができ、持ち運びにも便利です。マットブラック・ローズゴールドの上品な色合いも人気です。
JETty Next
毎朝のスタイリングを手早く素敵に
ストレートアイロンには、形状や素材などさまざまなタイプが販売されています。
髪の毛の長さ・ケア機能の搭載有無・プレート素材による違いなど、基本的なポイントを押さえておくと、グッと選択肢を限定することができ、自分にあったストレートアイロンを選びやすくなります。
その上で、コードの有無や家での使用なのか、持ち運びたいのかという観点で選んでみましょう。