離乳食や少量のスープを温める時に使えるミルクパンは、1つ持っていると様々な場面で重宝します。しかし、いざ購入しようとなると使い道や選び方が分からず迷ってしまいますよね。
そこで今回は、購入する前に知っておきたいミルクパンの活用方法や選び方を解説します。人気のホーロー素材やステンレス製のおすすめ商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ミルクパンとは?使い道もご紹介
まずはじめに、そもそもミルクパンとはどんな種類の鍋なのかを解説します。
- そもそもミルクパンとは?
- ひとり暮らしに丁度いい
- ミルクパンで離乳食も作れる
ミルクパンの便利な活用方法も紹介するので、ご自宅に合うミルクパンのイメージを膨らませてみてくださいね。
そもそもミルクパンとは?
ミルクパンとは、元々は牛乳を温めるための片手鍋のことです。鍋の直径は16㎝未満のものが多く、コンパクトなサイズ感が特徴です。注ぎ口が付いているタイプもあります。
素材は人気のホーロー製や使い勝手の良いステンレス製、熱伝導率が高い銅製など様々なものがあります。また、対応熱源もガス火専用かIH対応かで分かれているので、購入する前に必ず確認するようにしましょう。
ひとり暮らしに丁度いい
1~2人分のみそ汁やスープを作るなど、ちょっとした料理に最適なサイズ感のミルクパンはひとり暮らしにおすすめです。コンパクトなので収納しやすく、とにかく気軽にさっと使えるところがポイントです。
あまり料理をしない場合でも、お湯を沸かすときや飲み物を温めるときにも使えるので汎用性があり、ひとり暮らしに丁度いい鍋と言えるでしょう。
ミルクパンで離乳食も作れる
少量ずつ作りたい赤ちゃんの離乳食作りにも、ミルクパンが使えます。お気に入りのデザインのものを選んで、楽しく育児を行いたいですよね。
離乳食作りには蓋つきのミルクパンがおすすめです。蓋をすることで水分の蒸発を防いで焦げ付きにくくしてくれる上に、野菜を茹でるときやおかゆを作るときの加熱時間も短縮できます。
ミルクパンの選び方
次にミルクパンの選び方の具体的なポイントを4つ解説します。
- 素材で選ぶ
- IH対応かどうかで選ぶ
- 蓋付きかどうかで選ぶ
- サイズも確認
1つ1つ見ていきましょう。
①素材で選ぶ
ミルクパンの代表的な素材と特徴は次の通りです。
- ホーロー:可愛いデザインが多く人気なホーロー製は、汚れやにおいもつきにくくお手入れが簡単です。
- ステンレス:錆びにくく耐久性があり、長持ちします。比較的安価なタイプが多く、使い勝手が良いのも特徴です。
- 銅:熱伝導性に優れているため、時短調理をしたい人におすすめです。
- アルミ:熱伝導性が高く、軽量で使いやすいのが特徴です。
それぞれの素材によって特徴が異なるので、使用するシーンや好みに合わせて最適な素材のミルクパンを選びましょう。
②IH対応かどうかで選ぶ
ガスコンロの場合はIH対応のミルクパンも使用できますが、IHコンロの場合は対応熱源の確認が必要です。ミルクパンもIH対応の商品が増えてきていますが、ガス火専用の商品もあるので注意が必要です。
店頭で購入する場合は、プライスカードの説明欄や商品の外箱にIH対応の記載があるかを確認するか、店員さんにIH対応かどうかを確認するようにしましょう。ネットで購入する場合は、商品名や商品説明欄にIH対応の記載があるか確認する必要があります。
③蓋付きかどうかで選ぶ
蓋つきのメリットは、水分の蒸発を防いでくれることです。ミルクパンは容量が少ないため加熱するときに焦げ付きやすいのがデメリットですが、それを防ぐことができます。蓋つきの方が加熱時間も短縮できるので、ちょっとした料理や離乳食作りにミルクパンを使いたい場合は、蓋付きを選ぶといいでしょう。
ドリンクやスープを軽く温めるのに使いたい場合は、蓋無しの方が収納スペースも取らず、洗い物も減って気軽に使いやすいかもしれません。用途に合わせて選ぶようにしましょう。
④サイズも確認
IHの場合、使用できる一般的な鍋底のサイズは12~26cmなので、鍋底が12㎝以上のミルクパンを選べば安心して使用できるでしょう。
ガスコンロの場合、五徳の形状やサイズによってはミルクパンが安定した状態で置けない可能性もあります。また、ミルクパンが軽すぎると中央のセンサーが反応しない場合や、最悪の場合は転倒してまう危険性もあるので注意が必要です。
もし、安定しない場合はミニ五徳を取り入れるのも手です。五徳の上に設置すると、小さい鍋底のミルクパンでも安定させることができます。
パール金属 五徳 ブラック 外径14cm 鉄鋳物製ミニ
人気素材ホーローのミルクパンのおすすめ4選!IHにも対応
お手入れが簡単で可愛いデザインのものが多く人気なホーロー製。IHにも対応するのホーロー製ミルクパンを4つ紹介します。
【ニトリ】ホーローミルクパン 15cm IH対応
木製の持ち手が可愛い「ニトリ」のミルクパンです。落ち着いた印象のくすみカラーがキッチンに自然と馴染みそうですね。こちらは蓋がついていないのでドリンクやスープを軽く温めるのに最適です。注ぎ口が鍋の両側についているのも、使い勝手が良く嬉しいポイントです。
ホーローミルクパン 15cm IH対応
【月兎印】ホーロー ミルクパン 14cm IH対応
大正15年から続く歴史あるブランド「月兎印」のミルクパンです。熟練した職人の手作業によって1つ1つ昔ながらの製法で作られています。持ち手もホーロー製なので長時間加熱する場合は、持ち手も熱くなります。加熱後は鍋つかみを使うようにしましょう。注ぎ口は鍋の両側についています。
持ち手にフック穴がついているので、キッチンに吊るして収納することもできます。シンプルで洗練されたデザインがおしゃれなミルクパンです。
ミルクパン 14cm ホワイト IH対応
【Kaico】ホーロー ミルクパン 15cm IH対応
細部までこだわって作られた「Kaico」のミルクパンです。木製の持ち手は加熱しても熱くなりにくく、鍋底が広めの形状になっているので安定感があります。容量は1.45ℓと大きめなので、2~3人分のドリンクやスープを温めるのにピッタリなサイズ感です。
ホーロー ミルクパン 15cm IH対応
【富士ホーロー】ホーロー ミルクパン コットンシリーズ 14cm IH対応
キッチンでの使い勝手の良さとシンプルさを追求して作られた「富士ホーロー」のミルクパンです。こちらは蓋付きなので、ちょっとした料理や離乳食を作るのにおすすめです。持ち手と蓋の取手が木製なので熱くなりにくく、安心して使用することができます。色もライトグレーを含めて5色展開されています。
ホーロー ミルクパン コットンシリーズ 14cm IH対応
ステンレスのミルクパンのおすすめ4選!IHにも対応
ステンレス製は耐久性が高く、錆びにくいのが特徴です。使い勝手が良いため、初めてミルクパンを使う人にもおすすめの素材といえます。IHにも対応するステンレス製ミルクパンを4つ紹介するので参考にしてみてくださいね。
【無印良品】ステンレス ミルクパン 14cm IH対応
シンプルなデザインが人気な「無印良品」のミルクパンです。内側に目盛りがついているので、事前に計量する手間が省けて便利ですね。持ち手にフック穴がついているので、キッチンに吊るして収納することもできます。
ステンレス ミルクパン 14cm IH対応
【パール金属】ステンレス ミルクパン 14cm つぼ型 サティーナ IH対応
コロンとしたつぼ型が可愛い、「パール金属」のミルクパンです。鍋の両側に注ぎ口がついていて使い勝手が良く、鍋底が広めなので安定感があるのも嬉しいポイントです。
ステンレス ミルクパン 14cm つぼ型 サティーナ IH対応
【ZWILLING (ツヴィリング)】ステンレス ミルクパン 14cm ピコ IH対応
ドイツの歴史あるメーカー「ZWILLING (ツヴィリング)」のミルクパンです。持ち手の形が特徴的でおしゃれな見た目ですね。IHにも対応しています。鍋底が深いタイプで容量もたっぷり1.5lあるので、ゆで卵や野菜を茹でるのにおすすめなミルクパンです。
ステンレス ミルクパン 14cm ピコ IH対応
【ヨシカワ】ステンレス ミルクパン 15cm IH対応
金属加工で有名な燕三条の技術を使った商品開発が得意な「ヨシカワ」のミルクパンです。持ち手がプラスチックなので、調理中に熱くなる心配がありません。鍋の両側に注ぎ口がついていて使い勝手も良いです。鍋の外側はツヤ消し加工がされていて、長く使っても飽きないシンプルなデザインがポイントです。
ステンレス ミルクパン 15cm IH対応
まとめ|毎日使う物だからお気に入りのミルクパンを選ぼう
離乳食や少量の料理、飲み物を温めるのにも最適なミルクパンを紹介しました。ミルクパンの素材によってそれぞれ特徴が異なるので、用途に合った素材のミルクパンを選ぶのがポイントです。
また、離乳食やちょっとした料理を作る場合は、蓋つきのものを選ぶことをおすすめします。IHコンロの場合は、IH対応かどうかも忘れずにチェックするようにしましょう。
せっかく購入するなら、毎日使えるお気に入りの1つを選びたいものです。使用するシーンに合わせてご自宅にぴったりのミルクパンを見つけてくださいね。