【洗剤別】上履きの簡単な洗い方!つけ置きや洗濯機を使った方法を紹介

子供の上履きを洗う際「ある程度汚れが落ちればいいや」と思っていませんか。正直なところ、どんどん蓄積されていく汚れをキレイに落とすのは大変ですよね。

汚れがなかなか落ちないのは、洗い方と使用する洗剤に原因があるかもしれません。そこで今回、上履きをキレイにする洗い方を紹介します。めんどくさがりやのあなたでも、簡単にできる洗濯機を使った方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

子供の上履きは汚れ・汗がたくさん付いている

子供たちの大半が、運動場や体育館以外の場所では上履きを履いて一日中過ごしているため、上履きには汚れや汗がたくさんついています。育ち盛りの子供たちは新陳代謝が活発です。一日中履いている上履きには汗がしみ込み、さらに汗と皮脂が混ざることで臭いも発生します。

トイレ専用のスリッパが用意されていない学校もあります。トイレの床が汚れていたり、幼稚園生や小学校低学年の子供であればトイレに失敗して上履きを汚したりすることもあるでしょう。

また、上履きには屋内だけでなく、屋外の汚れも付いています。渡り廊下や玄関を歩くと砂埃が付きますし、上履きと外履きを同じ下駄箱に入れると外の汚れがそのまま上履きについてしまうこともあります。

上履きはある特定の汚れだけが付いているわけではないので、全ての汚れに対応できる洗剤を使って洗う必要があるのです。

洗剤別の上履きの洗い方!ブラシやジップロックを使って汚れを落とす

上履きの基本的な洗い方は、まず目に見える範囲のゴミや小石を手で取り除き、手洗いまたはつけ置きをしてから最後にすすぎます。ここで大切なのは「どんな洗剤を使うか」ということです。洗剤の働きを最大限に活かすための正しい上履きの洗い方を紹介します。

  • 【酸素系漂白剤】オキシクリーンなど
  • 【衣類用漂白剤】ワイドハイターなど
  • 【重曹】セスキやシャボン玉石鹸など
  • 【石鹸】ウタマロ石鹼やアタックなど

比較的手に入りやすい商品を中心に紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

【酸素系漂白剤】オキシクリーンなど

酸素系漂白剤は弱アルカリ性の洗剤です。酸性の油や食べ物の汚れ、ほこりに対して効果的に働くため、漂白・消臭・除菌などの様々な効果が期待できます。たらいやバケツを使った方法とジップロックを使った方法を紹介します。

たらいやバケツを使った洗い方

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. たらいまたはバケツに上履きと中敷きを入れる
  4. パッケージ記載の分量に従って上から酸素系漂白剤をかける
  5. 40~50℃程度のシャワーを④にかけ泡立たせる
  6. 20分〜1時間つけ置きする
  7. ブラシでこする
  8. ぬるま湯ですすぎ洗いをする

たらいやバケツを使ったつけ置きで、上履きはキレイになります。しかし、上履きが浮いてきて片面が顔を出してしまうと、つけ置きの意味がありません。上履きの中に重りを入れたり、水を入れたペットボトルを横向きにして上に乗せたりして、上履きが浮くのを防ぎましょう。

もしも家にジップロックがあれば、より効率的に上履き全体の汚れを落とせるのでおすすめです。

ジップロックを使った洗い方

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. 上履きよりも一回り大きいジップロック(チャック付きポリ袋)を用意する
  4. 40~50℃のお湯と酸素系漂白剤を分量に従って③に入れしっかり混ぜる
  5. 上履きと中敷きを④に入れる
  6. 酸素が発生してジップロックが膨らみだしたら一度空気を抜く
  7. 20分〜1時間つけ置きする
  8. ブラシでこする
  9. ぬるま湯ですすぎ洗いをする

お湯と酸素系漂白剤は、ジップロックの口を締めてから振るとしっかり混ざります。後から上履きを入れることを考慮して、お湯の入れすぎに気をつけてください。ジップロック以外のチャック付きポリ袋でも問題ありませんが、口がしっかり閉まる袋が安心です。

酸素系漂白剤はオキシクリーンがおすすめです。大容量タイプや個包装タイプがあり、衣類やリビングのほこり掃除にも活用できます。40〜50℃のぬるま湯で最大限の効果が発揮するといわれているため、水でつけ置きしないように注意してください。

【衣類用漂白剤】ワイドハイターなど

酸素系漂白剤が家にない場合は、普段使っている衣類用漂白剤でも上履きの汚れを落とすことができます。

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. たらいやバケツに上履きと中敷きを入れる
  4. パッケージ記載の分量に従って③に衣類用漂白剤を入れる
  5. 40℃程度のお湯を④に入れる
  6. 約30分つけ置きする
  7. ブラシでこする
  8. ぬるま湯ですすぎ洗いをする

衣類用漂白剤は重曹よりも洗浄力が高いメリットがある一方、つけ置き時間が長すぎると上履きの素材を傷めてしまうかもしれません。パッケージに記載の分量とつけ置き時間をあらためて確認してから使用してください。

また、ジップロックを使って上履きを洗うことも可能です。酸素系漂白剤で紹介した「ジップロックを使った洗い方」を参考にしてみてください。

衣類用漂白剤でおすすめなのがワイドハイターです。香り付きのワイドハイターもありますが、食べ物の汚れや汗と混ざると不快な臭いを発生する可能性があります。液体タイプ、粉末タイプどちらでも洗浄力に大きな変わりはないので問題ありませんが、香りは無臭のものを選ぶといいでしょう。

【重曹】シャボン玉石けんなど

キッチンのガンコな油汚れも落とせる重曹は、上履きの汚れにも効果的です。注意点を踏まえながら、たらいやバケツを使った洗い方を紹介します。お家にジップロックがある場合は、酸素系漂白剤で紹介したやり方を参考にしてください。

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. スプーン2杯分の重曹をたらいまたはバケツに入れる
  4. 65℃以上のお湯を入れてよく混ぜて溶かす
  5. 上履きと中敷きを④の中に入れる
  6. 1~3時間つけ置きする
  7. ブラシでこする
  8. ぬるま湯ですすぎ洗いをする

これまで紹介した酸素系漂白剤や衣類用漂白剤を使った上履きの洗い方と大きな違いはありませんが、一点、お湯の温度に注意してください。重曹がもっとも効果的に働くお湯の温度は65℃以上です。その他の洗剤のお湯の温度は40〜50℃が多いため、間違えないようにしてください。

重曹とお湯を合わせたら、重曹が溶けるまでしっかり混ぜましょう。直接手で混ぜると火傷するかもしれないので、厚手の手袋を使ってくださいね。

おすすめはしゃぼん玉石けんの重曹です。鍋の焦げ付きやコップの茶渋取り、生ごみの消臭など幅広く使えるのが重曹の魅力です。家に1つあれば生活のさまざまなシーンで活躍しますよ。

 

食べ物や垢などアルカリ性の汚れに効果的なセスキは、重曹の約10倍の洗浄力を持つといわれています。レックから泡タイプの商品も発売されているのでおすすめです。

レック セスキの激落ちくん 密着泡スプレー

【石鹸】ウタマロ石鹼やアタックなど

これまで石鹸を使って上履きを洗っていた人の中には「染みついた汚れはキレイに落ちない」と諦めていた人も多いでしょう。しかし、ポイントを押さえるだけで漂白剤と同程度の洗浄力を期待できます。

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. たらいまたはバケツに40℃程度のお湯を入れる
  4. 石鹸を③の中に入れ少し溶かす
  5. 石鹸を取り出す
  6. 上履きと中敷きを④に入れる
  7. 10分程度つけ置きする
  8. 石鹸を上履きにこすりつけてブラシでこする
  9. ぬるま湯ですすぎ洗いをする

ポイントは2つです。まず1つ目は、石鹸を混ぜた40℃のお湯の中に約10分つけ置きすることです。事前に、石鹸を含むお湯に上履きを浸ければ表面の汚れが落ちやすくなり、こすり洗いの負担を減らすことができます。

2つ目は、石鹸を上履きに直接こすりつけて洗うことです。手で泡立てた石鹸を上履きに付けるのではなく、直接石鹸を練り込み石鹸成分を浸透させることで、ガンコな汚れも落とせます。

おすすめの石鹸はウタマロ石鹸アタックのプロEX石けんです。

スプレータイプのウタマロクリーナーも吹きかけるだけなので、使いやすくておすすめです。

洗濯機で上履きが洗える?必要なものと注意点も紹介

上履きを洗濯機で洗うことに対し「洗濯機が壊れそう」「上履きの形が変形しそう」といった心配の声が多数あります。しかし、実は縦式でもドラム式でも上履きを洗うことができ、さらに洗浄力もバツグンなのです。

使う洗剤は、普段使用している洗濯洗剤に加え、酸素系漂白剤または衣類用漂白剤を使用するとよりキレイになります。以下の流れに沿って、洗濯機を使って上履きを洗ってみてくださいね。

  1. 上履きについたゴミや小石を取り除く
  2. 中敷きを取り外す
  3. たらいまたはバケツに上履きを入れる
  4. 40~50℃程度のお湯と洗濯洗剤と酸素系漂白剤(衣類用漂白剤でも可)を③の中に入れる
  5. 1~2時間つけ置きする
  6. ぬるま湯ですすぎ洗いをする
  7. 洗濯ネットに上履きを入れる
  8. 洗濯洗剤と酸素系漂白剤(衣類用漂白剤でも可)を使って洗濯機で洗う
  9. 脱水までする

上履きが傷ついたり変形したりするのを避けるために、必ず洗濯ネットに入れてから洗いましょう。靴用洗濯ネットも販売されており、衣類用洗濯ネットよりもクッション性があるのでおすすめです。洗濯中の騒音防止にもなります。

上履きを洗濯機で洗うときに、上履き入れも一緒に洗いましょう。洗濯機の故障を防ぐためにも、上履き入れを裏返して、中の砂やホコリを取り除いてから洗浄してくださいね。

また、どうしても家の洗濯機を使うことに抵抗がある人は、コインランドリーの靴専用洗濯機と乾燥機を使用してみてはいかがですか。汚れがキレイに落ちるだけでなく、乾燥まで短時間で終わらせられるので忙しい人におすすめです。

洗い終わった後が肝心!上履きの乾かし方と注意点

洗い終わった後の上履きを適当にベランダに置くだけでは、なかなか乾きません。月曜日の学校に間に合わないだけでなく、カビや臭いの原因にもなります。洗い方と乾かし方はセットで覚えてくださいね。

  • 上履きの乾かし方5選!早く乾かす裏ワザを大公開
  • 乾かし方を間違えるとカビや臭いが発生する

乾かし方の注意点も踏まえて紹介します。

上履きの乾かし方5選!早く乾かす裏ワザを大公開

ベランダで干す方法や暖房器具を使って家の中で乾かす方法など、早く乾かすための裏ワザを5つ紹介します。雨や曇りといった湿気の多い日でも、素早く簡単に乾かせられるので、ぜひ参考にしてください。

新聞紙

新聞紙は水分を素早く吸収するため、乾くまでの時間の短縮につながります。

ベランダ干しをする場合は、まず、上履きの中にクシャクシャに丸めた新聞を隙間なく奥まで詰めます。寝かせて置くのではなく、立てかけたりハンガーを使って吊るしたりして干しましょう。衣類用の針金ハンガーの両端を上に折り曲げ、先端部分にスニーカーを引っかけると靴用ハンガーができあがります。100円均一に靴専用のハンガーが販売されていることもあるので、チェックしてみてください。

直射日光は生地が縮んだり変色したりするため、風通しの良い日陰で干すのがベストです。また、新聞紙が吸収できる水分の量は決まっているので、およそ20分おきに新しい新聞紙と交換しましょう。チラシで代用はできないので注意してください。

ヒーター

冬であれば、ヒーターを使った乾かし方もあります。ヒーターのすぐ側に置くと熱で変形する可能性があるので、最低でも30㎝離して置いてください。水が垂れてくるのを防ぐために、上履きの下に新聞紙を敷くといいですよ。事前に、上履きの水分を新聞紙で軽く拭き取ると乾きやすくなります。

こたつ

温かい空気で密閉されたこたつの中に入れて、上履きを乾かすことができます。ヒーターと同じように、上履きの下に新聞紙を敷いてマットが濡れるのを防ぎましょう。

ただ、時々空気の入れ替えをしなければ、こたつの中の湿度が徐々に上がっていってしまいます。早く乾かすためにも、湿気でこたつの中がこもっていないか時々チェックしてください。

扇風機

扇風機またはサーキュレーターを使って、短時間で上靴を乾かすことができます。扇風機の風が上履きの中まで入っていくように、上履きのかかと部分を扇風機側に向けて置きましょう。紐タイプの上履きであれば、紐を外してつま先まで風が通るようにすると効果的です。

ドライヤー

上履きに新聞紙を詰めてドライヤーを当てると短時間で乾かすことができます。注意点は、温風ではなく冷風で乾かすことです。温風を至近距離で当てると形が変形する可能性があるので気をつけてください。

乾かし方を間違えるとカビや臭いが発生する

ある程度水分を拭き取ってから乾かさないと、乾くまでの時間が長くなるだけでなく、カビや臭いの発生につながるかもしれません。ベランダで干す際に直置きしたり、湿度の高い洗面所で乾かしたりせず、なるべく風通しの良い乾燥した場所で乾かすようにしましょう。

カビは目に見えず、痒みのような症状がすぐに現れるわけではないので、軽視しがちです。上履きに発生したカビが靴下や他の衣類に付着して増殖していくのを防ぐためにも、上履きをキレイに洗い、しっかり乾かしましょう。

上履きを洗うときに気をつけるポイント

これまでキレイに洗うためのポイントを紹介してきましたが、洗い方を間違えれば逆に汚れやシミの原因になる可能性があります。よりキレイに、そして洗剤による思わぬトラブルを防ぐためにも、以下のポイントに注意してくださいね。

  • 洗剤はしっかり流す
  • 子供の手が届く場所に洗剤を置かない
  • こまめに洗うのが一番

順に紹介します。

洗剤はしっかり流す

汚れを落とすことに必死で、最後のすすぎ洗いを適当にしていませんか。アルカリ性の洗剤を使用した場合、洗剤が上履きに残っていると黄ばみや変色の原因になります。ぬるま湯で上履きの中までしっかりすすぎましょう。

乾燥後に黄ばみに気づいた場合は、クエン酸を使って黄ばみの原因であるアルカリ性を中和させるといいですよ。

  1. たらいまたはバケツ水1〜2Lにクエン酸小さじ1〜2を入れる
  2. 上履きを①に入れ30分程度つけ置きする
  3. しっかりすすぐ

クエン酸がお家にない場合は、お酢でも代用可能です。バケツ水1〜2Lに対して、クエン酸であれば小さじ1〜2杯、お酢であれば100ml入れましょう。

また、洗剤で洗った後に上記の方法を取り入れると、黄ばみ対策にもなります。少し手間はかかるかもしれませんが、少しでも長く同じ上履きを履いてもらうためにも、黄ばみ予防は欠かせないでしょう。

子供の手が届く場所に洗剤を置かない

洗面台下の棚に洗剤を収納している人は多いですが、子供が開ける可能性があるので、洗剤はなるべく手の届かない高い位置に保管しましょう。

また「自分の上履きは自分で洗いなさい」という指導をされる親御さんもいるでしょう。もちろん何もかも親任せではいけませんが、子供が洗剤の使い方や扱い方をまだきちんと理解できていない場合は、注意が必要です。一人で任せるのではなく「手伝って」と声をかけ、一緒に上履きを洗うといいでしょう。

こまめに洗うのが一番

洗剤の効果が十分に発揮できれば、上履きに付いたガンコな汚れも落とせます。しかし、汚れが染みついてしまうと、つけ置き時間を長くしたりブラシで何度もこすったりする必要があります。

そうならないために、汚れが染みつく前に定期的に洗うよう心がけましょう。毎週持って帰ってきて洗うのがベストですが、難しいようであれば1ヶ月に最低1回は学校から持って帰って洗ってください。

日頃から「食べ物を踏んだり落としたりして汚れが目立つようになったら、持って帰ってきてね」と子供に呼びかけておくのもいいかもしれないですね。

まとめ:こすり洗いとつけ置きで上履きはキレイになる

今回紹介した洗剤はどれも洗浄力の高いものばかりです。気に入った洗剤を使用して、つけ置きとブラシを使ったこすり洗いをすると上履きはキレイになります。洗剤によって洗い方は異なるので、お湯の温度や使用量に注意してくださいね。

また、長期休みに入るタイミングだけでなく、定期的に持って帰って洗うことも、上履きをキレイに保つ秘訣です。洗い方はもちろんのこと、乾かし方にも注意してくださいね。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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