ニットのほつれは切っちゃダメ!自分でできる補修方法、紹介します

まだ捨てないで!ニットのほつれを自分で直そう

さらっとした素材のサマーニットやUVカットのカーディガン、エレガントな見た目になるハイゲージニットやカジュアルな雰囲気のローゲージニット…。Tシャツとは異なる柔らかな風合いが魅力で、「1年中ニットを着ている」という方も多いのでは。

洗濯機で気軽に洗濯でき、Tシャツ感覚でラフに着まわせるものも増えてきましたが、本来ニットはとてもデリケートな素材です。「洗濯中にほつれてしまった」「保管中、虫に食われて穴が開いてしまった」なんてトラブルも。

ちょっとしたほつれなら、自分で元通りにお直しできます。ニットのほつれや虫食いを修理する方法を紹介します。

針とピンクッションでニットのほつれを直す

何かにうっかり引っ掛けてしまい、ほつれてしまったニット。飛び出た部分を切ってしまいたくなりますが、ハサミを使うのはNG!ニットに穴が開いてしまいます。

かといって放置するのも見た目が悪いし、放置しているとほつれがだんだん大きくなってしまうことも…。

そんなときは針とピンクッションを使って、ほつれを直してみましょう。

ほつれた部分にピンクッションを当て、裏返します。

あとは上から馴染ませるように、針でサクサクと刺していくだけ!

針を刺したことで、ほつれ周辺の糸が引っ張られ、元に戻すことができました!

大きなほつれは?

針を刺しただけでは元に戻らない大きいほつれ。この程度なら、周辺に力をかければ元に戻ります。

ほつれ周辺を斜めに引っ張ってみてください。まっすぐ引っ張ると生地が伸びてしまうため、斜めに軽く引っ張るのを繰り返しましょう。

ほつれ周辺の編み目を針ですくって軽く引っ張り、ほつれた部分をを引っ込めていきます。

ほつれが目立たなくなったら、洗濯表示タグを見てアイロンが使えるか確認しましょう。

アイロンが使えるようなら、アイロンを当て、ほつれ周辺の生地のうねりを取ります。

ほつれた部分が元に戻りました!

補修グッズを使ってニットのほつれを直す

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ほつれ補修の専用グッズを使うと、手間なく簡単に補修できます。

服の表から裏へ向かって、「ほつれ補修針」を何度か通します。糸は不要です。

ほつれ補修針は針の根元がやすり状になっています。やすり状の部分がほつれた部分を絡め取り、服の裏側へ出してくれます。

ほつれた糸を服の裏側へ全部出したら、「ほつれ止め筆ペン」で固定します。

ほつれた部分が目立たなくなりました。

ニット以外のもの、タオルやフリース、カーテンやクッションカバーなどの補修にも使える方法です。

虫食いの穴を直す

久しぶりにニットを着ようとしたら、虫食いの穴が!穴が広がってしまう前に、縫って補修しましょう。

見本では白い糸を使って補修していますが、実際に補修するときはニットと似た色・素材の糸を使って補修してください。

穴の周りを囲むようになみ縫いをしていきます。なるべく穴に近いところを、細かい縫い目で3〜5周しましょう。

3周したら、ぎゅっと糸を絞って穴をふさぎます。最後に玉止めをしたら、修理完了です。

無事に穴をふさぐことができました。

ニットのほつれは自分で直せる!

特に冬物の厚手のニットは高額だったり、長持ちするため愛着があったりして、手放したくないケースも多いのでは。ちょっとしたほつれや虫食いなら、自分で簡単に直せます。

ほつれや虫食い穴は、放置しているとどんどん広がってしまうことも。早めに修理して、大切なニットを長く着られるようにしましょう!

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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