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野菜や果物の栄養をあまさず摂取!フードロスを減らせる切り方3選
野菜の皮むきやきのこの石突きを取る作業は、料理を美味しくするのに欠かせない作業。でも、「野菜は皮と身の間に一番栄養が詰まっている」という言葉を聞いたことはありませんか?皮や石突きと一緒に栄養まで捨ててしまってはもったいないですし、フードロスも増えてしまいます。
野菜・果物・きのこ可食部や栄養を捨てない、フードロスを減らせる切り方を紹介します。
しめじの石突きをきれいに取る
1年通して価格が安定している食卓の味方、きのこ類。特にしめじやブナピーは、蒸したり炒めたり味噌汁に入れたり、きのこの中でも汎用性が高い万能選手です。
しめじの下ごしらえといえば、石突き(菌床)を取って小房に分けること。ただこの石突き、しめじの根元の中央部分にあるため、写真のようにざっくり切ると可食部も一緒に捨てることになってしまいます。
しめじはまず、手で半分に裂きましょう。
2つに割いてから石突きを落とすと、きれいに無駄なく取り除けます。
きのこは冷凍保存でさらに美味しく!
きのこは鮮度が落ちやすく、生のままでは長持ちしない食材です。余ってしまったら、ジップロックに入れて冷凍保存すると上手に使い切れます。
きのこは冷凍すると、細胞壁が壊れてダシが出やすくなり、美味しくなると言われています。複数の種類のきのこを混ぜて「きのこミックス」にしておくと、便利で料理の見た目も豪華になります。
りんごをスターカットにする
りんごを短時間で美味しくカットできる「スターカット」をご存知ですか?
りんごを横に寝かせて輪切りにするだけ!芯の部分が星形に見えることから「スターカット」と名付けられました。
皮の部分が少ないから、皮ごとそのまま食べても気にならず、芯ぎりぎりまで食べられます。簡単かつ合理的なことから、「りんご農家さんの食べ方」として話題に。青森りんごのプロモーションを行う「青森県りんご対策協議会」も推奨しており、数々のアレンジレシピを公開しています。
芯をクッキー型で抜けば、小さなお子さんも食べやすい!りんご以外でも、梨でも同様にカットして食べられます。
この切り方のおすすめレシピ
・干しりんご
スターカットりんごはアレンジも楽!薄めに切って干し野菜用ネットに入れておけば、数日で干しりんごができてしまいます。セミドライからパリパリまで、乾き加減も自由自在。添加物不使用のヘルシーなお菓子になります。
・超時短!焼きりんご
ステーキのように厚めに切って、バターを溶かしたフライパンでこんがり焼けば、食べたい時にすぐ焼きりんごが食べられます。シナモンパウダーやバニラアイスのトッピングもおすすめ。
・スターカットチョコレート
スターカットにしたりんごに、チョコペンや砕いたナッツでデコレーション。ポップでかわいいアレンジに。
トマトの汁が出ないように切る
トマトのみずみずしい断面は食欲をそそるもの。でも、しばらく時間が経つと、そこから水分がしみ出てびちゃびちゃに…。トマトを炒め物に使う時なども、水分はなるべく出てほしくないものです。
そんな時はトマトの切り方を工夫してみましょう。まずはトマトのヘタ部分をカットします。
ヘタをカットすると、タイヤのホイールのような筋状の模様が現れます。
この筋の上に包丁を入れ、カットしてみてください。
種が表面に出ないようカットできました。
この切り方のおすすめレシピ
・水っぽくならない!シャキッとサラダ
「下ごしらえだけしておいて、食べるのは明日」という場合は、トマトの種が表面に出ないよう切ると、水っぽさを軽減できて美味しく食べられます。
・トマトと卵のふわふわ炒め
中国や台湾では定番のメニュー、トマトと卵の炒め物。高火力が出せるお店では美味しく仕上がりますが、家庭ではなかなか難しいもの。トマトの種を表面に出さない切り方をしておくと、水っぽさを軽減できて美味しく仕上がります。
ちょっとした工夫で野菜や果物をさらに美味しく
切り方をちょっと工夫するだけで、野菜や果物はさらに美味しく食べられます。美味しくて栄養たっぷりな部分をあますところなく食べられたら、家計にも環境にも嬉しいですよね。
ぜひ今夜から試してみてください。