提供:ヤクモ家具製作所
木とともに経年変化を楽しめる、MADE IN JAPAN のファブリック(生地)をご存知でしょうか。木や革などの素材を用いた家具は、時間をかけて使い込むことで少しずつ風合いが変化し、独特の魅力や味わいが生まれます。それと同じように、時間が経つと新しい色に出会える生地がminä perhone(ミナペルホネン)の「dop」です。「dop」は無垢の家具とどのような相性をつくるのか、その魅力をご紹介します。
目次
Point 1 minä perhone(ミナペルホネン)とは
minä perhone(ミナペルホネン)とは、デザイナー皆川明氏により設立されたファッションブランド。
ブランド名はデザイナーがフィンランドを旅する中で、そのライフスタイルやカルチャーに共感したことから、フィンランド語で名付けられたもの。「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味します。
minä perhonenの服を身にまとう人々の”私らしさ”が解放され、自分らしく過ごせるように。そして蝶の羽のような美しいデザインが無数に広がり、羽ばたいていくように。ブランド名には、そんな願いが込められています。
またテキスタイルデザインを中心に、衣服、家具や器、店舗や空間ディレクションなど、暮らしに寄り添う様々なデザイン活動を行っているのも特徴です。
Point 2 dop(ドップ)はどんな生地?
「dop」の由来はイタリア語の「doppio」=「ダブル」。裏表が異なる色で織られた、両面モールスキンのダブルフェイスの生地です。
モールスキンとは、表面が薄く起毛された厚めのコットン生地。耐久性にも優れており、暖かみを感じる、なめらかで柔らかな肌触りです。
「dop」は、使いこむうちに表面の糸が擦り減ることで、裏面の色が現れてくる性質を持っています。
劣化するのではなく時間をかけて変化し、擦り切れたところからのぞく新しい色を楽しみながら、永く愛用していただけるようにとデザインされました。
木も、時間を重ねるごとにその表情に深みが生まれます。
よく触れるところは艶が増していき、個体差はありますが、オークは黄色みがかった色合いへ、ウォールナットは赤みがかった明るい色合いへ、チェリーは濃い飴色へと変化していきます。
日々使っていくうちに生地と木、それぞれの素材の新しい姿が現れるので、変化が待ち遠しくなるかもしれません。
Point 3 刺繍 – tambourine(タンバリン)
minä perhonen のスタンダード柄とも言われる、小さな粒(ドット)が集まってできた大きな円が並ぶ刺繍のタンバリン。
フリーハンドで描かれた円を構成する不揃いの粒は、幾重にもステッチが重ねられ、立体的に表現されています。
遠くから見たときには同じように見えるのに、よく見るとドットひとつひとつの形やふくらみには微妙な違いがあります。まるで自然のような図柄は、どこか心地良さを感じさせてくれます。
当店人気のラウンドテーブル×コセンチェア×タンバリンの組み合わせ。
テーブル天板の”円形”とチェアの”半円”の笠木、ファブリックの”並んだ円””の刺繍が、良い相性をつくります。
Point 4 刺繍 – choucho(ちょうちょ)
choucho(ちょうちょ)は、その名の通り、テキスタイルの上を自由に飛ぶ蝶が描かれた刺繍。互いを少し気にしながらも、自分の時間を楽しみ飛んでいるように、間の取り方や向きを考えてデザインされています。
ブランド名にもある蝶(perhonen)の繊細で美しい刺繍は、まさにminä perhonenの象徴ともいえる図柄です。
あたたかい陽の光や深い海、豊かな森林などの自然をイメージするようなやさしい色合い。小さく可愛らしい蝶の刺繍は、丸みを帯びたやわらかな雰囲気のビーグルチェアともよくマッチします。
変化する生地(ファブリック)と木の表情を堪能する
人と家具は、長い時間を共に過ごします。使ってゆくうちに生地と木、それぞれが表情を変えていく様子は、とても味わい深いものです。使う人の座り方や使い方の癖など、歴史や思い出が刻まれていくと、自分だけの特別なアイテムのように感じられ、より愛着が増していくことでしょう。
時間をかけて変化をしていく生地を纏った、無垢の家具。ぜひ長く使い込んで、その表情を楽しんでみてください。
※ご請求いただけるサンプル数には限りがございます。