台所用のスポンジは、値段を基準に選んでいることが多いのではないでしょうか？実は鍋洗い用や食器用など、洗いたいものによって適したタイプがあります。特徴や素材を意識して選んで、家事の効率をアップさせましょう。チェックポイントも紹介していきます。
目次
キッチンスポンジの種類を見てみよう
キッチンスポンジには、いくつかの種類があります。あまり意識せずに選んでいたかもしれませんが、それぞれの特徴を押さえて、より用途に合ったものを選ぶヒントにしましょう。
スポンジの主な形状の種類と特徴
スポンジには、1層タイプ・2層タイプ・3層タイプ・ネットタイプの4種類があります。
1層タイプは、ウレタンなどの1種類の素材でできているシンプルな作りです。
2層タイプは、ウレタンと不織布など、2種類の素材がミックスされています。食器用と焦げ付いたフライパン用など、使い道を分けられるのが特徴です。
3層タイプは、不織布と大小2種類の網目のウレタンが組み合わされています。泡立ちと水切れのよさに特徴があります。
ネットタイプは、ウレタンスポンジの周りを覆う網目が汚れをしっかりと落としてくれるのがメリットです。
また、スポンジの中にはかわいいデザインのものもあるので、好みに合わせて選んでみましょう。
スポンジの素材別の特徴
洗剤の泡立ち方や汚れの落ち方は、素材によって変わります。洗うものに合わせて適切なスポンジを選ぶヒントを紹介しましょう。
ウレタンは弾力性と柔軟性があり、泡立ちのよさを求める人にぴったりです。
不織布は、フライパンの焦げ付きなど頑固な汚れ落としに向いています。商品によっては、研磨剤が含まれているものもあるので、しっかり汚れを落としたい場合にはこちらがおすすめです。
また、傷を付けたくない食器を洗う場合には、柔らかいセルロースのスポンジを使いましょう。吸水性も高いので、一通り食器を使ったあと台拭きに使うこともできます。
キッチンスポンジの基本の選び方
(出典) pixabay.com
キッチンスポンジを選ぶ際に、指針となるポイントを3点紹介しましょう。スポンジは毎日使うものなので、用途に合わせて適切なものを選んでおくと、家事の効率がぐっとアップします。
耐久性重視で選ぼう
キッチンスポンジは消耗品ですが、毎日使うものです。すぐにへたって使えなくなるものよりも、耐久性が高い商品を選ぶのがおすすめです。単価が安いものを頻繁に交換していると、逆にコスパが悪くなってしまいます。
スポンジの密度が高めのものを選び、洗浄力や泡立ち効果を維持しながら使い切れるものを選ぶのがベストです。
買い替えのタイミングとしては、1カ月に1回が目安となるので、いろいろ試しながらお気に入りを見つけてみましょう。
泡立ち、泡切れも重要なポイント
泡立ちや水切れのよさも、スポンジの使い勝手を大きく左右します。
泡立ちがよいスポンジを使うと、洗剤の無駄使いを避けることができます。泡立ちのよさは、スポンジの密度の高さに比例することが多いので、選ぶときの参考にしてみましょう。
泡立ちを求める場合、おすすめの素材はウレタンフォームです。
また、水切れのよさも、スポンジを清潔に使い続ける上で重要になります。乾きが悪いと、雑菌が繁殖してしまうリスクがあるためです。購入時にパッケージなどで確認するようにしましょう。
用途に合わせて選べば作業効率アップ
スポンジは、洗いたいものや場所に合わせて選ぶと洗浄効率がアップします。
例えば、深いコップなどを奥までしっかりと洗いたいときには、柔らかくて細長いスポンジがおすすめです。お鍋やフライパンの焦げ落としには、研磨剤入りの不織布が適しています。
用途別のおすすめを、具体的に見てみましょう。
- 食器全般：泡立ちのよいウレタンフォーム、研磨剤なしの不織布
- 頑固な汚れ：研磨剤入りの不織布
- 繊細な食器：水にぬらすととても柔らかくなるセルロース
丈夫でよく泡立つ1層タイプの人気スポンジ
(出典) photo-ac.com
泡立ちがよく、長持ちする丈夫な1層タイプのスポンジから、おすすめを3点紹介します。どれも水切りや泡立ちがいいので、色や形などの好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ダイニチ・コーポレーション サンサンスポンジ ブラック 4個セット
抜群の耐久性で、一度使ったらリピートしたくなると評判のスポンジです。
特殊高級ポリウレタン素材を使っているので、へたりにくく、泡立ちもとてもよいです。水切りもよいので、長く使っていても衛生面に不安がありません。
また、柔らかいので深いコップの奥まですっきりと洗えます。カラーバリエーションも豊富で、用途によって色分けしてそろえるのもおすすめです。
ダイニチ・コーポレーション サンサンスポンジ ブラック 4個セット
太陽油脂 パックスナチュロン キッチンスポンジ 4個
目の粗いスポンジで、泡立ち・水切れに優れています。丈夫で、衛生的に使い続けられる点でも人気のある商品です。
研磨剤は使われていないため、ガラス・陶器・プラスチックなどの食器を傷つけずに優しく洗うことができます。ただし、漆器への使用は避けましょう。
また、柔らかいので細いコップの奥までしっかり届き、汚れを隅々まで落とせるのもポイントです。シンプルで使いやすいデザインなので、好みを選びません。
太陽油脂 パックスナチュロン キッチンスポンジ 4個
亀の子束子西尾商店 亀の子スポンジDo 角型 クリーム 3個セット
亀の子スポンジは、シンプルさ・清潔さ・持ちやすさにこだわった商品です。
2021年のリニューアルによって、銀イオン系抗菌剤がスポンジ全体に練りこまれました。これにより、抗菌効果のみならず、握り心地も向上しています。
角形タイプは、食器用だけでなく、お鍋をゴシゴシと洗うのにも向いています。リニューアルの際に、オレンジ・グリーン・クリームも加わり、カラーバリエーションが広がりました。
亀の子束子西尾商店 亀の子スポンジDo 角型 クリーム 3個セット
2層、3層構造のおすすめスポンジ
(出典) photo-ac.com
複数の層になっているタイプのスポンジの中から、おすすめを3点紹介します。デザインがかわいいものもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
ダスキン 台所用スポンジ 9個入り
年間出荷数1000万個以上を誇る、ダスキン独自の3層構造が人気の台所用スポンジです。
研磨剤入りの不織布、細かい網目の気泡スポンジ、大きな網目の気泡スポンジと3層になっているので、グラスから鍋のこびり付きまで、これ1個あればしっかりと洗えます。
少ない洗剤でも洗える泡立ちのよさや、長持ちする丈夫な作りなどもうれしいポイントです。細長い形状なので、底が深めのコップもしっかりと洗える点でもおすすめです。
ダスキン 台所用スポンジ 9個入り
マーナ ペンギンスポンジ グリーン キッチンスポンジ K266G
ペンギンの形をしている、かわいいデザインの3層キッチンスポンジです。不織布、ウレタンフォーム、脱膜ウレタンが使用されており、快適な使い勝手を実現してくれています。
かわいいだけではなく、汚れ落ち・泡立ち・水切れ・耐久性・握りやすさの全ての点で、主婦モニターの最高点を獲得した実績もあります。ペンギンの鼻の部分は、お弁当箱の隅など、細かいところを洗うのに最適です。
また、ペンギンが立った状態で置くだけで、水切りがよくなる構造になっています。かわいさの中に機能性をしっかりと盛り込まれている点も魅力です。
マーナ ペンギンスポンジ グリーン キッチンスポンジ K266G
キクロン キッチンスポンジ キクロンA 2個
1960年に、世界で初めての貼り合わせスポンジとして誕生しました。発売以来、製造法を変えずに愛され続けているロングセラー商品です。
洗う・磨くを一つでできる研磨粒子入りのスポンジです。あらゆる食器に使えるだけでなく、研磨力のある不織布で、鍋の焦げ付きもしっかりと落とせます。
スポンジ全体に、銀系抗菌剤が練りこまれているので、衛生的に使い続けることができます。
キクロン キッチンスポンジ キクロンA 2個
セルロース、ネット素材も要チェック
(出典) photo-ac.com
セルロースやネット素材のスポンジも紹介しましょう。いずれも汚れをしっかりと落としてくれて、使い勝手のよさに定評がある商品です。使用シーンを想像しながら選んでみましょう。
スリーエムジャパン スコッチブライト セルロースたわし C-31K
セルローススポンジと、ポリエステル不織布を貼り合わせて作られているスポンジです。不織布部分には、研磨粒子が配合されています。
そのため、不織布部分ではしっかりと鍋の焦げ付きを落とせるだけでなく、セルロースの柔らかい部分では、大切な食器を優しく洗えます。
優しさと、しっかりとした洗浄力のいずれも持ち合わせている優れものです。波形のカットが手にフィットしやすく、食器を洗いやすいのもおすすめのポイントです。
スリーエムジャパン スコッチブライト セルロースたわし C-31K
ワイズ 高品質泡立つクリーナー ネット5個組 HQ-305
泡立ち・水切れ・耐久力に優れた高品質な素材を使い、プロ向けに開発されたキッチンクリーナーです。たっぷりと泡立ち、通気性もよいスポンジを丈夫なメッシュのネットがしっかりと包んでくれています。
ネットが丈夫なので、中に入っているスポンジが型崩れしにくく、食べカスによる劣化を防ぐ構造になっているのもポイントです。
5個セットなので、汚れてきたらさっと取り換えられる点でもおすすめです。
ワイズ 高品質泡立つクリーナー ネット5個組 HQ-305
Martini S.P.A. mr.ECO セルロース キッチンスポンジ
イタリア『Martini S.P.A.社』のスポンジです。天然植物繊維を原料とするセルロースと、サイザルをリサイクルしたPET繊維が使われているのが特徴です。
セルロースはとても吸水力が高いので、洗剤を使わなくてもしっかりと汚れを落としてくれます。また、とても丈夫なので長く使い続けることも可能です。
セルロース面は、ガラスや漆器などの繊細な素材の食器を洗う際にも使えます。一方、PET繊維の面は、頑固な汚れをしっかりとこすり落としてくれます。
キッチン周りだけではなく、洗面台やお風呂場でも重宝するので便利です。
Martini S.P.A. mr.ECO セルロース キッチンスポンジ 7228MRE
使いやすいスポンジで洗いものを快適に
(出典) pixabay.com
層になっているタイプや、ネットに入ったものなど、スポンジには豊富なバリエーションがあります。
頑固な汚れをごっそり落としたり、繊細な食器を洗ったりと、素材やタイプによってスポンジの得意分野が異なるので、特徴を押さえて用途に合った商品を選びましょう。いくつか併用するのもおすすめです。
スポンジ選びによって、日々の洗いものの効率のよさが変わると言っても過言ではありません。具体的な商品リストも参考にしながら、お気に入りを見つけましょう。
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