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ワインセラーの正しい温度管理とは?適正温度や種類による違いを解説

自宅でもおいしくワインをいただきたいなら、やはりワインはワインセラーで保管しておきたいものです。この記事では、ワインの保管に適した温度や種類による違い、さらには自宅に置くのにおすすめのワインセラーをご紹介します。

ワインセラーの正しい温度管理

 

おいしく飲める温度は、ワインの種類によって異なりますが、保管する場合はどの種類も13~15℃が適温です。ワインセラーを購入するなら、熟成温度や飲み頃の温度を設定できるものを選ぶと便利でしょう。

ワイン保管に適した温度・湿度とは?

ワインの保管に適した温度は13~15℃、湿度は70%程度といわれています。これはヨーロッパなどのワインの産地にある、洞窟のように深く掘られた地下セラーと近い条件です。

産地とは異なる気候の日本でワインを保管する場合に、特に気を付けなければならないのは、冬場の乾燥です。

ワインはコルクで栓がされており、そのコルクの細かい穴から、ちょうどよい量の空気が入って熟成していきます。しかし、乾燥した状態に置かれると、コルクが縮んで隙間ができ、余計な空気が入って酸化してしまうのです。

赤ワインと白ワイン、それぞれの適正温度

ワインの保管に適した温度は13~15℃ですが、保管期間が1週間以内で近いうちに飲むということであれば、各ワインの適切な『飲み頃の温度』で保管するとよいでしょう。

それぞれのワインを飲むのに適した温度は、以下の表の通りです。

ワインの種類 飲み頃の温度
白ワイン・甘口 4~6℃
白ワイン・辛口 7℃前後
赤ワイン・軽口 10~12℃
赤ワイン・中口 13~16℃
赤ワイン・重口 16~18℃
スパークリングワイン 5~8℃

二つの温度管理ができるワインセラーが便利

二つの温度管理ができるタイプのワインセラーなら、ワインの種類にかかわらず一つのワインセラーで管理できるので便利です。

例えば12~15℃に設定できる上室には、熟成を目的とした白ワインやスパークリングワインを、より低温に設定できる下室には、飲む前日に白ワインやスパークリングワインを入れておく、といった使い方ができます。

ただし、二つの温度設定ができるようなタイプは、温度のムラを作る特性故に、一年を通して一定温度をキープすることは難しいため、長期の保存には向いていません。最後までおいしく飲むためにも、約1カ月を目安に飲み切りましょう。

冷却方式による温度調整方法の違い

ワインセラーの冷却方式には、ペルチェ式・コンプレッサー式・アンモニア熱吸収方式の3種類のタイプがあります。どの方式にも一長一短あるので、使用方法や設置場所に合わせて選ぶとよいでしょう。

小型で使いやすいペルチェ式

ペルチェ式は、小型で使いやすく家庭用に多いタイプで、電気によって温度調整します。音や振動が少なく、高性能でリーズナブルなことがメリットです。

一方で、冷却力が弱く、排熱用のファンを常時稼働させるので電気代がかかることがデメリットといえます。

また、加温機能がないものも多く、外気の温度がワインセラー内よりも下がる寒冷地では、ワインが凍る可能性があるので、注意が必要です。

冷却力に優れたコンプレッサー式

コンプレッサー式は冷蔵庫と同じ仕組みで、モーターで圧縮した冷却ガスを循環させることで冷やします。消費電力が少なく電気代はかからないのに、冷却力は非常に強いので、暑い夏でもしっかり冷やすことができるでしょう。

業務用で使われることが多いため、大型のものが豊富にありますが、家庭でも使いやすい小型のものもあります。

しかし、モーター音がやや大きく、置き場所を選ぶでしょう。また振動が大きい点もデメリットといえますが、近年では低振動のものもあります。振動が気になる場合は、防振処理されたものを選ぶのがおすすめです。

振動の少ないアンモニア熱吸収方式

冷却ユニットにアンモニア冷媒と水素が入っており、アンモニアの気化熱によって冷却するタイプです。モーターなどを使わないため、振動や音がせず静穏性に優れます。

冷却能力はペルチェ式より高く、コンプレッサー式よりは劣ります。一度庫内の温度が上がると、設定温度に戻すのに時間がかかるため、頻繁に扉を開閉するような使い方には向きません

またかかる電気代は、ペルチェ式よりは安いですが、コンプレッサー式よりは高いでしょう。

温度調節に優れるおすすめワインセラーを紹介

飲み頃の温度で貯蔵できるワインセラーがあれば、自宅でもおいしいワインをいただけます。ここでは、温度調整に優れ、場所を選ばずに置けるコンパクトなタイプをご紹介します。

アイリスオーヤマ ワインセラー ペルチェ式 8本収納 PWC-251P-B

振動が少ないペルチェ式のワインセラーです。幅25.2cmとコンパクトサイズなので、置く場所を選びません。収納できるワインの本数は8本で、種類に合わせて8~18℃の間で温度設定できます。

また庫内灯が付いており、扉を閉めたままでもボトルのラベルが確認できるのも便利です。

操作はタッチパネル式なので、誰でも簡単に操作できるでしょう。さらにロック機能も付いているため、誤作動の心配もありません。

アイリスオーヤマ ワインセラー ペルチェ式 8本収納 PWC-251P-B

税込9480円

※2021年04月27日時点

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フォルスター ワインセラー コンプレッサー式 18本収納 FJH-56GD

ワインは18本収納可能で、幅約35cmとコンパクトなワインセラーです。2温度タイプで、5~18℃の好みの温度で保管できます。

下室には加温ヒーターが搭載されており、庫内水分を水蒸気にすることで加湿したり、庫内温度が設定温度よりも下がったときに加温したりして、ワインの劣化を防ぎます。

標準装備されているラックを外せば、マグナムボトルやレギュラーボトル、日本酒の一升瓶も収納できるのも便利です。

フォルスター ワインセラー コンプレッサー式 18本収納 FJH-56GD

税込52580円

※2021年04月27日時点

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適正な温度でワインをおいしく保管しよう!

ワインをおいしくいただくには、種類に応じた温度管理の下、保管することが大切です。

家庭用のワインセラーで保管しておけば、保管に適した温度下で貯蔵できます。また飲みたいタイミングに合わせて、飲み頃の温度に調整もできるので、自宅でもおいしいワインをいただけます。

ワインが好きで自宅でもよく飲むなら、ぜひワインセラーの導入を検討してみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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