マッサージチェアの価格は、機能やサイズによりさまざまです。本格的なマッサージチェアから、椅子に置いて使えるシートタイプ、座椅子タイプのおすすめ商品も紹介します。予算や使用シーン、置くスペースに合わせて選んでみましょう。
目次
マッサージチェアにはどんな種類がある?
マッサージチェアは、価格帯もさまざまです。およその価格帯と、主なマッサージチェアメーカーを紹介します。
マッサージチェアの価格帯
マッサージチェアの価格帯は幅広く、5万円以下から10万円以上までさまざまです。高いものになると20万円を突破するものもあります。低価格モデルの場合には、腰や肩など、マッサージできる部位が絞られているケースが大半です。
また全身マッサージをしたい場合には、価格が高くなると思っておいた方がよいでしょう。高いものになると、指圧マッサージやストレッチ機能などのオプション機能も設定できるので、使用満足度も高くなりそうです。
マッサージチェアが有名なメーカー
『フジ医療器』は、マッサージチェアのパイオニア的な存在で、長年の知見を反映した商品には定評があります。人の手によるマッサージのように、施術のタッチが滑らかなのが特徴です。
『パナソニック』は、ロボット工学の技術を取り入れて、プロのマッサージ師のタッチを追求しています。それぞれの体型にもフィットするように作られており、中古品でも値崩れしづらい人気商品です。
『ファミリーイナダ』は、独自の人工知能メカを搭載しています。日常的に使うのにちょうどよく、強すぎないもみ心地が人気です。
コストパフォーマンスを求める人には『スライブ』がおすすめです。シンプルな機能に絞っていて使いやすく10万円を切るラインナップが豊富なので、初めて使ってみたいという人にもぴったりでしょう。
マッサージチェアの選び方を解説
マッサージチェアを選ぶ方法を3点紹介します。前提として、置き場所は大切です。スペースが足りないとせっかく購入しても活かしきれません。あとは、好みの機能や便利機能の有無をチェックすればOKです。
置く場所の広さやサイズを考慮する
マッサージチェアは、商品によってサイズに幅があります。中にはソファーよりも小さめサイズのものもあるので、部屋の中に置くスペースがあまりないと感じていても諦めずに探してみましょう。
注意点としては、マッサージチェアはリクライニングしながら使うという点です。リクライニングが満足にできないスペースに置いてしまうと、十分に活用できません。
また2階以上に設置する場合には、重すぎると持ち運べないことがあります。サイズが大きすぎると、ドアや廊下を曲がれないということもあるので、購入前に導線スペースの寸法を把握しておきましょう。
好みのマッサージ機能やコースで選ぶ
マッサージチェアは、全身をもみほぐせるものから、『肩こり』『疲労回復』などのコースが設定できるタイプのものもあります。機能を重視する人は、自分が使いたい種類が搭載されているか、あらかじめチェックしておくことことをおすすめします。
また短時間コースなど、忙しい中でもちょっとした合間に使用できる機能があるのも便利です。「今日は時間をたっぷり取って全身」「肩こりがひどいからぱっと取り急ぎ肩だけ」といったように、日々の状態に合わせて選べるとよいでしょう。
付加機能の有無も重要なポイント
寝落ちしても大丈夫な『タイマー機能』や、体を温めながらマッサージできる『ヒーター機能』、リラックスした姿勢で使える『リクライニング機能』など、付加機能もチェックしましょう。
寒い地域に住んでいたり、冷え性な人にはヒーター機能があると便利ですし、タイマー機能があれば、万が一マッサージチェアで寝てしまっても、マッサージのしすぎによる体の負担・不調などを避けることができます。
またリモコンがあると、マッサージしながら手元で動きを調整できるのでとても便利です。
マッサージチェアにまつわる注意点
マッサージチェアを使う際には、自身の体調を考慮する必要があります。健康に影響を及ぼす可能性があることなので、注意点を必ず守りましょう。
またマッサージチェアは『管理医療機器』に該当するため、許可のない転売は法令違反となるので知識として知っておきましょう。
利用方法や頻度を守る
マッサージチェアを使う際には、その時の体調を考慮して使うことが大切です。体に刺激を与える行為であるため、いつもは大丈夫でも、コンディションが悪いとかえって症状が悪化することもあります。
また長時間使いすぎても、筋肉が疲れて痛みが出てしまうことになりかねません。そのため使う際には、必ず既定の時間を守りましょう。
基本的に体調が優れない場合は使わず、もしも持病がある場合には、使う前にかかりつけの医師に必ず相談しましょう。
売却する際の注意点
家庭用のマッサージチェアは『管理医療機器』に該当します。管理医療機器は、許可や届出がない場合の販売は法令で禁じられているため、フリーマーケットでの売却は不可能となっているケースも多いです。
手持ちのマッサージチェアが不要になって売却したい場合には、自分で販売するのではなく、保健所に届出を出している買取店に依頼しましょう。
本格派のマッサージチェア
全身に使える本格的なマッサージチェアを4点紹介します。それぞれに特徴があり値段も幅広いので、予算と併せて検討してみましょう。
パナソニック「マッサージソファ EP-MP65」
コンパクトで部屋にも置きやすく、マッサージチェアとして使わないときは、ソファとしても使える座り心地のよさが人気です。
こりや疲れに合わせて選べる全身自動コースが7パターンあるので、電源を入れてコースを選ぶだけでマッサージを開始することができます。
首や腰回りのマッサージから、足裏を温めてくれる温感機能、足首をすっきりもみほぐしてくれる機能まで、強いもみ心地で満足させてくれる商品です。
パナソニック マッサージソファ EP-MP65
ドクターエア「3Dマジックチェア MC-03」
骨盤周りを整えてくれるマッサージチェアです。血流が滞りがちなお尻や骨盤周りをもみほぐし、きゅっと引き締めてくれます。
その日のこりや疲れ具合に応じて、7種類のマッサージコースから選ぶだけで、心身ともにリラックスできるでしょう。しなやかなもみ心地なので、マッサージ慣れしていない人にもおすすめできる一台です。
ドクターエア 3Dマジックチェア MC-03
椅子と合わせて使うマッサージチェア
椅子と合わせて使えるなど、持ち運び楽々のマッサージチェアを紹介します。リビングの好きな場所で寝転がって使ったり、デスクで仕事をしながら使ったりと、好きな時に使える手軽さと、場所を取らないのが魅力です。
ALINCO「どこでもマッサージャー モミっくす Re・フレッシュ MCR2216」
リビングの椅子やオフィスの椅子など、普段使いの椅子にセットして使うタイプのマッサージャーです。あるいは、壁にもたれかけさせて使うことも可能です。
大きなもみ玉が三つ搭載されているので、ローリングしながらしっかりともみほぐしてくれます。もみ玉にはヒーター機能も付いているので、疲れも取れやすくなるでしょう。手軽でコンパクトながら、マッサージコースを3タイプから選べる優れものです。
ALINCO どこでもマッサージャー モミっくす Re・フレッシュ MCR2216
スライヴ 「マッサージシート MD-8670」
椅子に置いたり、壁に立てかけたりするだけでなく、寝転びながらも使用できるマッサージシートです。シートとして床に敷いた状態にすれば、寝姿勢でマッサージできるため、リラックスしながら体をほぐせる点がうれしいポイントです。
また四つのもみ玉が付いているので、首・肩・腰をしっかりともみほぐしてくれます。ヘッド部分は3段階に調整できるので、テレビを見ながらなど、自由に調整できます。
スライヴ マッサージシート MD-8670
フジ医療器 「マイリラ シートマッサージャーMRL-1100」
全身・肩・腰の3コースを搭載したマッサージシートです。薄型にもかかわらず、本格的なマッサージチェアのような使い心地が魅力です。
また速度を15段階から調整できるので、その日のこりや疲れに応じて、最適なペースを選ぶことができます。もみ玉にはヒーターが搭載されているので、マッサージしながらじんわりと体を温められるのも、おすすめのポイントです。
フジ医療器 マイリラ シートマッサージャーMRL-1100
座椅子になるコンパクトマッサージチェア
座椅子としても心地よく使えるマッサージチェアなので、リビングなどにコンパクトに置けて、一石二鳥でしょう。
ヒーター機能が付いていたり、本格的なもみ心地にこだわって設計されていたりするので、価格を抑えながらも満足のいく使い心地を追求できます。
ドクターエア「3Dマッサージシート座椅子 MS-05」
座椅子としての座り心地を追求しながら、マッサージシートとしても進化を遂げた商品です。手もみのような心地よさが人気なうえ、ヒーター機能も搭載されています。
コンパクトながらも、首部分のもみ玉は指圧の心地よさを追求して開発されていたりと、こだわりの詰まった1台です。リクライニングもできるので、リビングなどで好きな体勢で使えます。
ドクターエア 3Dマッサージシート座椅子 MS-05
お気に入りのマッサージチェアに癒されよう
マッサージチェアは、高いものは10万円を超えますが、シートタイプなどだと数万円で購入できるものもあります。
本格的なものではなくても、メーカーそれぞれがこだわりを持って開発をしているので、全身マッサージ機能やヒート機能も搭載されていたり、指圧に近いもみ心地を追求していたりと、使ってみると満足度が高いというケースも多いでしょう。
また価格だけではなく、置くスペースや使用シーンも併せて検討しながら選ぶと失敗が少なくなります。
注意点としては、体調が優れないときには使わないという点です。持病がある場合には、使用前に必ず医師に相談することが大切です。注意点を守って安全に使い、心地よい時間を手に入れましょう。