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トマトの育て方とは?トマトの基本情報から育て方のポイントまで紹介

生で食べても加熱調理をしてもおいしいトマトは、さまざまな料理で活躍します。家でトマトを栽培してみたいという人もいるのではないでしょうか。この記事では、トマトの基本情報から上手に育てるためのポイントまで紹介します。

トマト栽培の基本情報

トマトは世界中に色々な種類のものがあり、その種類の多さは数えきれないほどです。栽培する際にはしっかり日光を当てて、乾燥気味に育てることが大切です。適切な環境下で育てることで、甘くおいしいトマトができるでしょう。

また収穫時期は7〜10月初旬ごろまでと、長期間に渡って収穫を楽しめるのもうれしい野菜です。

トマトの品種は数えきれないくらい多い

トマトの品種は、現在国内で栽培されているものだけでも数多くありますが、世界中にもたくさんの種類があり、数えきれないほどです。そんなたくさんの品種があるトマトは、色と大きさによって分類することができます。

色で分類した場合、『桃色系トマト』『赤色系トマト』『緑色系トマト』の3種類に分けられます。

桃色系トマトは、薄い皮と甘みの強い味が特徴です。香りも弱く、クセもあまりないタイプで、現在市場に出回っているもののほとんどが桃色系トマトになります。

赤色系トマトは、皮が分厚く強い香りと酸味があります。主に加工品として使用され、缶詰やケチャップの材料として使われることが多い品種です。

緑色系トマトは、完熟状態になっても緑色をしているトマトです。見た目に反して甘味の強い品種が多く、サラダにも加熱調理にも向きます。

また大きさによって『大玉』『中玉』『小玉』に分類されます。大玉トマトは150g以上のもの、中玉トマトは40~150gのものでミディトマトとも呼ばれるものです。40g以下は小玉トマトに分類され、ミニトマトやプチトマトと呼ばれます。

トマトを育てるのに適した環境

トマトは乾燥・多日照・昼夜の温度差が大きい環境を好みます。特に甘くするためには、乾燥気味に育てることがポイントです。水のやりすぎは禁物で、雨よけの工夫をしながら育てる必要があります。

また日当たりのよい環境であることも大切です。強い日光を好むので、直射日光が当たるような場所で育てても問題ありません。

プランターで育てる場合は、エアコンの室外機のそばに置かないように注意しましょう。株から弱ってしまうことがあります。

トマトの栽培時期

トマトの栽培時期は春から秋にかけての時期です。3月中旬ごろにポットに種をまいて苗を育て始め、苗が育った5月上旬ごろに植え付けです。

植え付け後は2週間ごとに誘引を、1週間ごとにわき芽かきを行いながら育てます。7月ごろになって、実がなり始めれば随時収穫していきます。10月初旬ごろまで実をつけるので、長く収穫を楽しめるでしょう。

トマトを育てる前にすること

トマトを育て始める前に、プランターや土、支柱など必要なものの準備から始めましょう。

種から育てるのも悪くありませんが、適切に温度などの環境管理をする必要があり、少々手間がかかります。市販されている苗を購入すれば、育苗の手間が省けるのでおすすめです。

事前にプランター、土、支柱を用意する

トマトを育てる前に、まずは必要なものを準備しましょう。トマトを育てるのに必要なものは以下の3点です。

  • プランター
  • 野菜用培養土
  • 支柱

プランターは、直径・深さともに30cm以上の大きめのものを選びましょう。必要に応じて鉢底網・鉢底石も準備します。

土は肥料入りの野菜用培養土を、また支柱は長さ150~180cm程度のものを用意し、茎が折れたり苗が倒れたりしないように安定させるのに使います。

種まきと土づくり

苗から育てたい場合は、9cmポットを用意しておきましょう。一つのポットにつき、種を3粒ずつまいたら水をたっぷりやり、ビニールハウスなど室温が20~30℃くらいの暖かい環境で育てます。

苗が発芽したら、間引いて1本にします。少量の株数しか育てない家庭菜園などの場合は、市販の苗を利用すると手間が省けておすすめです。

苗が手に入ったら、次に行うのは土づくりです。市販の野菜用培養土を使っても便利でしょう。自分で配合して作る場合は、赤玉土:腐葉土:牛糞堆肥=7:2:1の割合で混ぜ合わせます。

地植えする場合は、苗の植え付けをする2~3週間前に苦土石灰を混ぜて土の調節をしておきましょう。

トマトの基本の育て方

美味しいトマトを育てるには、少々作業をする手間も必要です。特に大切なのは、水やり・追肥・支柱・仕立てです。いずれも基本に忠実に行えば、難しいことはありません。

ぜひ美味しいトマトを収穫するために、きちんと作業をしておきましょう。

乾いたら水やりをする

甘くおいしいトマトに育てるためには、トマトは乾燥気味に育てるのがよく、あまり大量に水を与えるのは好ましくありません。プランターで栽培しているなら、土が乾いているのを確認してから、水やりをするようにしましょう。

ただし乾燥気味に育てるのがよいといっても、水が少なすぎるのも問題です。あまりに水分が少ないと、栄養分を吸収できずに病気になるリスクが高まります。苗の様子を見つつ、葉がしおれていたら適宜水を与えるようにしましょう。

地植えの場合は、週に1度ほど雨が降るようなら、基本的に水やりは必要ありません。

適度な量の追肥を与える

トマトに与える肥料は、最初に土に混ぜ込んでおく元肥のほかに、次々と実をつけさせるために追肥が必要です。

追肥を与えるタイミングは、最初につけた実がピンポン玉ほどの大きさになったタイミングです。スプーン1杯程度の化成肥料を株元にまきましょう。その後は1~2週間に1度与えるのが目安ですが、与えすぎても少なすぎてもいけません。

葉が少なく主枝が弱々しい場合は肥料不足、逆に主枝の先端も頑丈で葉がしおれ巻いている場合は肥料過多です。追肥は常にトマトの様子を見ながら、施すことが大切です。

いろいろな支柱の立て方

トマトは高さに対して茎が細いため、そのままでは上部の重みに耐えきれず、途中で折れてしまう可能性があります。そのため、茎をしっかり支える支柱を立てておくことが非常に重要です。

支柱にはさまざまな立て方がありますが、トマトに向く支柱の立て方は、下記の3種類です。

  • 直立型
  • 合掌型
  • ピラミッド型

基本的な立て方が直立型で、1株につき1本の支柱を垂直に立てます。より多くのトマトを収穫したい場合は、垂直に2本立てるとよいでしょう。

また1本の支柱では不安定な場合は、合唱型にするのがおすすめです。支柱を交差させるように斜めに挿して立て、横方向に支柱を渡して補強します。大きな重い実をつけても、しっかり支えます。

そしてプランター栽培におすすめなのがピラミッド型です。3~4本の支柱を斜めに立て、先端を束ねる形で1本の支柱にかかる負担を分散させることができるので、支柱が安定します。

茂りすぎないように仕立てる

トマトは葉や茎が茂りすぎないように育てることも大切です。茂りすぎを防ぐためには支柱を使って誘引し、1本仕立てか2本仕立てにするとよいでしょう。

1本仕立てにすれば、茎や葉が密集することを避けられ、風通しがよくなります。また日も全体によく当たるので健全に育ち、病害虫の被害を受けにくくなります。

中玉や小玉のトマトを育てる場合は、2本仕立てにするのもよいでしょう。主枝とわき芽の合計2本の茎を伸ばすことになるので、1本仕立ての倍量の実を収穫することができます。

植え付けや植え替えの方法

トマトの苗は、暖かくなった4〜5月ごろにかけて植え付けます。また、栽培途中に根詰まりなどを起こしてしまった場合は、そのままにしておかずに植え替えを行いましょう。

植え付けの方法

植え付けは最低気温が15℃以上になったころに、苗に花蕾がついたのを確認してから行います。深く植えすぎないように気を付け、植え付け後には水をたっぷり与えましょう。

支柱は苗から5cmほど離して立て、トマトの茎をひもで『8』の字状に結んで、しっかり固定します。さらに殺虫剤を1つまみほど入れておくと、害虫がつくのも予防できて安心です。

植え替えの方法

トマトを育てている最中に、根詰まりを起こしてしまった場合などは、そのままにしておかず植え替えを行ってみましょう。

植え替えの仕方は、プランターで育てている場合は、まず鉢底の水抜け穴から根が出ているかどうかを確認します。

根が出ている場合は、先に使っている鉢がすっぽり入る大きさの鉢を用意し、新しい鉢に古い鉢ごと植えてしまいましょう。一方水抜き穴から根が出ていない場合は、トマトを抜いてから、新しい鉢に移します。

また地植えの場合は、植え替え先の土を深く耕してから、植え替えます。

トマトを元気に育てるポイント

トマトを元気に育てるためには、余分な部分を取り除いて、栄養を効率よく行き渡らせることが大切です。摘果・摘芯・芽かきといった作業を行うことで、全体にしっかり栄養が届き、元気なトマトに育てることができます。

摘果で一つ一つの実をしっかり育てる

大玉トマトの場合は一つ一つの実を大きく、しっかり育てるために、多くつきすぎた実は取り除きます。

トマトがピンポン玉くらいの大きさに育ったころに、1房あたり4~5個になるように摘果しましょう。形や状態のよいものを残し、残りは手で取ってしまいます。

中玉トマトや小玉トマトの場合は、基本的に摘果する必要はありません。

摘芯で風通しと日当たりをよくする

主枝が支柱の高さまで達したら、主枝の先端を切り落とす『摘芯』を行います。摘芯により、上に生長するために栄養が使われてしまうのを防ぐことで、最後まで安定して収穫できます。

摘芯の際には、花房のついた枝の上2枚の葉を残しておくことがポイントです。葉を残しておけば、雨が降っても花に雨がかかりにくくなるため、実をつけやすくなります。

また摘芯を行うのと同時に下葉かきも行っておきましょう。第1花房より下の葉をすべて取り除いておくことで、風通しと日当たりがよくなり病気の予防にも効果的です。

芽かきで養分を行き渡らせる

主枝と葉の付け根から出てくるわき芽を摘みとる『芽かき』は、トマトを育てる上でとても重要な作業です。わき芽を摘み取らずに放っておくと、わき芽から伸びた葉や茎にも栄養が行くことになり、実をつけさせたい主枝に行く栄養が減ってしまいます。

主枝に効率よく養分を行き渡らせ、充実した実をつけさせるためにも、芽かきはできるだけ早いうちに摘み取ってしまいましょう。

またわき芽の摘み取りは必ず手で行います。ハサミを使って切ると、ウイルス性の病気になってしまうことがあるためです。

トマトの栽培で気を付けること

トマトの栽培においては、イモムシなどの害虫や、カビやウイルスによる病気に気を付ける必要があります。特に、1度かかったら回復できない尻腐れ症には気を付けましょう。

病害虫に気を付けよう

トマトの栽培では、病害虫に気を付けなければいけません。特に気を付けるべき害虫は、オオタバコガやハスモンヨトウなどの幼虫で、これらはせっかくなった実を食害します。

薬剤を使って駆除しますが、実の中に入り込んでしまっては薬剤をかけることができません。薬剤での対処はできるだけ、実がなる前の6月中にやっておくのが望ましいでしょう。

そのほかにもアブラムシやハダニ、カメムシなどもトマトにつきやすい害虫です。これらは食品成分由来の薬剤で防除するとよいでしょう。

病気では灰色かび病、うどんこ病などのカビによる病気に注意が必要です。病気になってしまった部分を見つけたら、ベンレート水和剤やダコニール1000などの殺菌剤を使って対処します。

またウイルス性のモザイク病になってしまった場合は、症状によっては株ごと処分しなければなりません。罹患しないよう、十分注意しましょう。

尻腐れ症に気を付けよう

トマトの場合、特に気を付けたいのは尻腐れ症です。尻腐れ症とは、トマトのお尻部分が黒褐色になってしまう病気です。1度症状が出てしまうと、回復することはないので、発病した実は処分するしかありません。

尻腐れ症は土のカルシウム不足や、チッ素系肥料の与えすぎによるカルシウムの吸収阻害などが原因で起こります。症状のある実を取り除いたら、葉の両面に塩化カルシウムなどのカルシウム剤を散布して、被害の広がりを防ぎましょう。

冬にトマトを育てるポイント

トマトは夏の野菜ですが、環境次第で冬に育てることもできます。トマトの冬越しを成功させるためにポイントとなるのは温度と日光です。できるだけ暖かい環境で、しっかり日光を当てながら育てましょう。

温度に気を付ける

春〜夏にかけて育てるトマトは基本的に冬越しはできないとされています。しかし温度管理をすることで、冬の間も枯らすことなく育てることもできるのです。

冬越しをさせるためには、日中は日当たりのよいところに置き、暖房などでトマトにとって適温である20~25℃を保つようにすることが大切です。

一方夜は10℃くらいまでの気温なら問題ありません。10℃を下回るようなら、ビニールをかぶせるなど防寒対策を行いましょう。

しっかり日光に当てる

トマトの成長には多くの日光も必要です。冬に育てる場合も、できるだけ長時間日光を当てる必要があります。

室内で育てる場合は、朝から夕方までよく日光が当たる場所に置くようにしたり、太陽の動きとともにトマトを置く場所を移動させたりするなどして、可能な限り日光を当てましょう。

冬場は太陽の高度が下がるため、室内に日光が差し込みやすく、工夫次第で多くの日光を当てることができます。

トマトの収穫のポイント

トマトは実全体が真っ赤に色づいたら収穫時期です。特にミニトマトなどは、早めに収穫しましょう。また収穫後には、病気予防のために下葉かきを忘れずに行うことも大切です。

真っ赤に完熟したものを収穫する

トマトは全体が真っ赤に完熟し、ガクが反り返っていたら収穫時のサインです。花の開花から、日数にして約55~60日後になります。実が色づき始めると、カラスや小動物に狙われることもあるので、鳥よけネットなどを使って保護しましょう。

また特にミニトマトなど小玉トマトの場合は、収穫が遅れると落果したり、割果したりしますので、早めの収穫がおすすめです。

収穫後に下葉かきをする

収穫後には下葉かきをしておきましょう。下の方にある古い葉を放っておくと、病気や害虫が発生する原因になってしまうことがあります。特に老化してしまった葉は抵抗力も弱いため、病気にかかりやすいものです。

収穫をしたら、その段より下の葉かきをセットで行うようにしておきましょう。例えば2段目の実を収穫したら、3段目と2段目の葉は残し、2段目より下の葉かきを行うようにしておきます。

葉かきを忘れずにしておくことで、万が一下の葉が病気になっても、上の葉へ広がることを抑えられ病気予防に効果的です。

トマトを美味しく育てよう

夏野菜であるトマトは暖かい環境のもと、たくさんの日光を当てて育てれば甘く美味しい実になります。

栽培中は摘果・摘芯・芽かきなど多少の手間はかかりますが、上手に育てればたくさんの実を長期に渡ってつけてくれます。自分で育て、収穫したトマトを使って料理すれば、いつもよりも美味しいに違いありません。

ぜひここで紹介した基本的な育て方を参考に、トマトの栽培に挑戦してみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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