指をおしゃれに見せるには、指輪の付け方が重要です。自分に似合うデザインの指輪を選び、手のバランスを見て位置を決めましょう。指輪の付け方や指輪の種類・形状、さらにはおしゃれ度を高めてくれるおすすめの商品を紹介します。
目次
指輪の付け方次第で印象は変わる?
「指先には、その人の美意識が表れる」などといわれます。きれいな指輪で指先を飾ることは、女性らしさや自分らしさの実現にもつながるのです。指輪を身に着けることにはどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
指先を美しく見せる
適切なサイズ・デザインの指輪を身に着けると、指先をより細く長く見せられます。指先の印象が変わり、手の動きや動作までエレガントに見えるのです。
仕事で書類を渡したり、プライベートでお金を支払ったりと、手の動きは意外といろいろな人に見られています。このとき指先がきれいな人は、やはり好印象を与えやすいでしょう。
また、美しい指先は自分に自信を与えてくれます。書類を書いているときやショッピングしているときなど、自分の指先が目に入る瞬間は少なくありません。
きれいな指輪や指先が目に入れば、ささいなことではあるものの確かな自分の自信となり、仕事やプライベートでのモチベーションを上げてくれるのです。
指輪を着ける指によって意味が違う?
指輪は着ける指によって意味合いが変わるといわれます。「こんなふうになりたい」という願望がある人は、どの指に着けるかこだわってみると、なりたい自分に近づけるかもしれません。
指輪を着けるときに覚えておきたい、それぞれの指が持つ意味を紹介します。
親指、人差し指
親指は古代ローマの時代から『権力の象徴』として知られます。親指の『サムリング』は、時の権力者や富豪たちに好まれたといわれます。
- 右手の親指:権威を高める
- 左手の親指:理想の実現
右手の親指は権威の象徴です。指導力を発揮したいときや勝負に勝ちたいときなどにおすすめです。
左手の親指は、壁を乗り越える助けとなるといわれます。周囲に認められたいときなどに着けるとよいでしょう。
一方、人差し指は、願望や夢の実現に深く関わる指とされています。
- 右手の人差し指:集中力アップ
- 左手の人差し指:プラス思考
右手の人差し指に指輪を着けると、精神力を高めてくれるといわれます。パフォーマンスを向上させたいときや何かを達成したいときに選びたい指です。
左手の人差し指は、積極性を与えてくれるといわれます。目標や夢に踏み出せずにいるときに着けるとよいでしょう。
中指、薬指
5本の指の中央にある中指は、直感や霊感を司るといわれます。
- 右手の中指:行動力・直感力アップ
- 左手の中指:コミュニケーション力アップ
右手の中指に指輪を着けると、運気やパワーを味方に付けやすくなるそうです。『邪気払い』という意味もあるため、総合的な運気アップを望む人におすすめできます。
一方、協調性を高めたいときに選びたいのが左手の中指です。対人力を高め、人間関係を円滑にしてくれます。
薬指は、記念や心の安定を象徴する指です。
- 右手の薬指:精神を穏やかにする
- 左手の薬指:愛の絆を深める
右手の薬指に指輪を着けると、心が穏やかになるといわれます。直感力も研ぎ澄まされ、心がざわついているときにおすすめの指です。
左手の薬指は、かつて『心臓と太い血管でつながっている』と信じられていました。ここに指輪を着けることは『永遠の愛を誓う』という意味があります。
小指
小指は、変化やチャンスを象徴する指といわれます。この指に着ける指輪は『ピンキーリング』と呼ばれ、恋愛のお守りとする人も少なくありません。
- 右手の小指:魅力アップ
- 左手の小指:チャンスを引き寄せる
右手の小指に指輪を着けると、表現力が高まるといわれます。自分の魅力を最大限にアピールしやすくなり、好感度アップに有益です。
チャンスを引き寄せたいときにおすすめとされるのが、左手の小指の指輪です。左手の小指には、運を呼び込むパワーがあるとされています。
特にパワーを発揮しやすいのは、恋愛関係だとか。『恋をしたい人』『新たな出会いを望んでいる人』におすすめです。
指輪の形状をチェック
長く身に着けるなら、指輪の着け心地や見た目のバランスは重要です。指輪を選ぶときは、指輪の形状をきちんとチェックしておきましょう。
指輪の形状の種類について詳しく紹介します。
ベーシックなストレート
ストレートは、アーム部分のラインがまっすぐな指輪です。指輪の中ではベーシックな形状といえるでしょう。多彩なコーディネート・シチュエーションにマッチし、どんな人でも比較的身に着けやすい指輪です。
また、クセのないシンプルな形状は、重ね着けしてもすてきです。ストレートの指輪をベースにしてデザイン性の高い指輪を合わせると、互いの魅力が引き立ちます。
華奢で女性らしい指輪が好きな人は細め、デザイン性の高い指輪で存在感を主張したいなら太めのアームがおすすめです。
やわらかいイメージのS字
やわらかな流線型のアームは、指先をよりエレガントに見せたい人にぴったりです。指輪のウエーブが縦方向を強調し、指をよりきれいに見せてくれます。
また、女性ならではのやわらかさを出せるのも、S字の指輪の魅力です。「ストレートはシンプル過ぎる」と感じる人も、S字の指輪を着けたときの華やかさには満足できるのではないでしょうか。
なお、S字の指輪は、ウエーブの角度によって印象が変わります。デザイン性を高めたいなら角度のあるもの、やさしい印象を与えたいなら角度の緩やかなものがおすすめです。
華奢なイメージのV字
V字の指輪は、アーム部分がアルファベットのVのような形状をしています。手の甲に向かって狭くなるため、指の長さを強調しやすいデザインです。
また、S字の指輪と同様に、Vの角度によって印象が変わります。Vが深ければクールでスタイリッシュ、Vが浅ければやさしくエレガントな雰囲気です。自分の個性を出しやすく、「人と同じ物はイヤ」という人でも好みのデザインを見つけやすいでしょう。
V字の指輪は男性でも身に着けやすいといわれます。パートナーや恋人と「ペアで着けたい」と考えている人は、V字の指輪を提案してみてはいかがでしょうか。
指輪の種類をチェック
指輪といえば、結婚指輪や婚約指輪を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。どちらも結婚に関するものですが、どのような違いがあるのでしょうか。
指輪の豆知識として、結婚指輪と婚約指輪の違いについて紹介します。
結婚指輪
結婚指輪は、夫婦になる男女が結婚の証として身に着ける、おそろいの指輪を指します。
今では結婚式に欠かせないものの一つですが、結婚指輪が定着したのは戦後になってからといわれます。生活様式が一気に西洋化し、結婚のスタイルも西洋にならうようになりました。
また、結婚指輪は、周囲に「私にはパートナーがいます」ということを示す意味もあります。そのためデザインはシンプルで、デイリーに身に着けやすいものが多く販売されています。
婚約指輪
婚約指輪は、結婚を決めた男性が、意思表示としてパートナーに贈る指輪です。いわゆる婚約記念品の一つに数えられ、結納のときなどにお披露目されます。
婚約指輪のデザインは、『永遠の愛の証』ともいわれるダイヤモンド付きのものが一般的です。結婚指輪よりも華やかでデザイン性が高い傾向にあり、日常使いする人は少ないかもしれません。
婚約指輪の種類
婚約指輪には、主に次のような種類があります。
- ソリティア:リング中央に一粒ダイヤを配置したデザイン
- メレ:メインストーンの横に小さなメレダイヤを配置したデザイン
- パヴェ:メレダイヤをアーム全体にちりばめたデザイン
- エタニティ:同じサイズのダイヤモンドをアームに並べたデザイン
一般に婚約指輪というときは、爪ありの『ソリティア』をイメージする人が多いでしょう。また、より一層華やさを好む花嫁には、『メレ』も人気の高いデザインです。
一方、パヴェやエタニティはダイヤモンドが全周にちりばめられており、指輪そのものに強い存在感があります。
いずれも日常使いは難しいですが、結婚という一大イベントにふさわしいデザインです。
指輪をおしゃれに見せるコツ
シンプルに一つの指輪を着けるのもよいですが、よりおしゃれに見せたいときは、複数の指輪を合わせてみましょう。
指輪の着け方や組み合わせを変えれば、指先の表情の変化を楽しめます。指先をおしゃれに見せる、指輪のコーディネートアイディアを紹介します。
重ね着け
重ね着けをおしゃれに見せるなら、指輪の色味をそろえましょう。地金がゴールド系ならゴールド系を、シルバーならシルバー系で統一します。これなら、多少指輪のデザインにバラつきがあっても、見る人にちぐはぐな印象を与えにくくなります。
また、アームの太さも気をつけたいポイントです。アームの細い指輪なら、複数重ね着けしてもこなれ感があります。しかし、アームの太い指輪を複数重ねると、トゥーマッチかもしれません。
華奢な指輪と幅広の指輪がおしゃれに見える比率は、1:1もしくは1:3ほどといわれます。重ね着けするときは、全体のバランスをチェックしましょう。
両手、片手着け
両手に指輪を着ける場合は、左右で着ける指を変えるのがおすすめです。例えば、右手の人差し指・薬指に着けたら、右手は中指・小指に着ける…、このようにアシンメトリーに指輪を配置すると、好バランスです。
また、同じ指に指輪を重ね着けするときは、華奢でシンプルなものを着けると悪目立ちしません。日常使いしやすく、指輪初心者でも気負いなく楽しめます。
一方、より個性を強調したい場合は、太めの指輪に華奢な指輪を重ねるのもおすすめです。あるいは、モチーフ付きの指輪をいくつか重ね着けしてもよいでしょう。
セットリングを活用
指輪を重ね着けしても、「今一つしっくりこない」と感じる人は、セットリングの活用を検討してみましょう。
セットリングとは、複数の指輪をセットにしたものです。初めから重ね着けを想定して組み合わされているため、ミスマッチの心配がありません。
華奢な指輪が複数個セットになっているもの、モチーフ付きの指輪とシンプルな指輪を組み合わせたものなど、種類は豊富です。
デザインや色味を吟味して、好みに合うものを見つけましょう。
自分に合う指輪の選び方
指輪を見たときの印象と実際に自分の指に着けてみたときの印象は、必ずしも同じではありません。一目惚れした指輪でも「着けてみたら何か違う…」ということはあるでしょう。
その人の指の太さや長さ、色などによって、似合う指輪は異なります。自分に合う指輪を選ぶにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
指の長さや太さに合わせて選ぶ
指の長さや太さ別に、似合う指輪を見てみましょう。
- 太く短い指:やや太めのS字、V字型
- 太く長い指:幅広のストレート、S字、V字型
- 細く短い指:何でも似合うが、ボリューミーなものは避ける
- 細く長い指:何でも似合うが、ボリューミーなものは避ける
指が太い人は、S字やV字型のアームで縦を強調するとすっきり見えます。ただし、指が太くても長さがあるのなら、ストレートのアームを選んでも問題ありません。
指が太い人が避けるべきなのは、華奢な指輪です。華奢な指輪は、指の太さを強調します。指をきれいに見せるなら、ほどよい太さのアームがおすすめです。
一方、指が細い人は、比較的どのような指輪でも似合います。指をより長くすっきり見せたい人は、S字やV字型を選んでもよいでしょう。
指が細い人が唯一避けたいのは、ボリュームのある指輪です。モチーフが大きすぎたり幅が広すぎたりするものは、指を貧相に見せてしまうかもしれません。
肌の色に合わせて選ぶ
肌の色は、指輪の色味を選ぶときにチェックしたいポイントです。
一般に、『ブルーベース』とよばれる人はシルバー、プラチナ、ホワイトゴールドなどの白金カラーがおすすめです。指輪が肌の透明感を高め、より色白でクリーンな印象にみせてくれます。
もしもどうしてもゴールド系を身に着けたいときは、ピンクゴールドを選ぶとよいでしょう。
一方、『イエローベース』といわれる人や小麦色に焼けた人は、ゴールドカラーの指輪を選ぶと肌によくなじみます。
基本的に白金系はなじみにくいので、あまりおすすめではありません。どうしても身に着ける場合は、『ゴールド×プラチナ』『ゴールド×ホワイトゴールド』など、ミックスカラーのものを選びましょう。
シルバー、ゴールドかで選ぶ
シルバー系かゴールド系かを選ぶときは、普段のコーディネートのテイストや「これを着けるとどのような印象になるか」を重視して選ぶのもおすすめです。
例えば白く輝くシルバー系の指輪は、知的で上品な印象があります。デニムやモノトーンを使った、モードでクールなコーディネートによく似合うでしょう。
一方、ゴールド系の指輪は、華やかで明るい印象です。やわらかい雰囲気を出したいときや女性らしいコーディネートに身を包んだときに似合います。
指輪の色味で「なりたい自分」を演出してみるのもおすすめです。
おしゃれ見えするおすすめの指輪
おしゃれな指輪がほしい人は、人気の高いジュエリーブランドをチェックしてみましょう。雑誌にもよく登場するブランドなら、好みの指輪を見つけやすいかも知れません。
女性に人気のジュエリーブランドから、特におすすめの2点を紹介します。
COCOSHNIK つぶし丸編みピンキーリング
COCOSHNIK(ココシュニック)は、アパレルメーカー『ワールド』のジュエリーブランドです。高品質かつ幅広い価格帯で、日常使いしやすい指輪が見つかります。
こちらのピンキーリングは、K10イエローゴールドのやわらかい雰囲気が魅力です。2本線をツイストしたようなデザインは透け感があり、指に着けると軽やかな印象になります。重ね着けもしやすく、デイリージュエリーとして活躍してくれそうです。
COCOSHNIK つぶし丸編みピンキーリング
ヴァンドーム青山 ボノドゥール リング
ヴァンドーム青山は、『知的・エレガンス・ベーシック』をコンセプトに展開するジュエリーブランドです。日常使いできるデザインの上質なジュエリー、美しいダイヤモンドなどを取り扱っています。
こちらは、K18イエローゴールドにダイヤモンドを配したデザインです。中央にマイルドな曲線を描く繊細なデザインが指先を美しく魅力的に演出します。
大人の女性ならではのエレガントな雰囲気をまといたいときにおすすめです。
ヴァンドーム青山 ボノドゥール リング
指輪をおしゃれに身に着けよう
指輪は、指を美しく見せたいときに身に着けたいアイテムです。指の太さや長さによって似合う指輪は異なるため、アームの太さやデザインについてはきちんと検討することをおすすめします。
また、指輪は着ける指によって意味が異なるといわれます。「こうなりたい」という願望がある場合は、力を貸してくれそうな指を選んで指輪を着けてみてはいかがでしょうか。
指輪は、ピアスやネックレスなどと違っていつでも目で楽しめます。おしゃれな指輪を身に着ければ、毎日が楽しくなりそうです。