電動鉛筆削りは、鉛筆を自動で削ってくれるアイテムです。子どもの学校準備はもちろん、大人が鉛筆を使うときにも重宝します。電動鉛筆削りを選ぶときチェックしたいポイントや、あると便利な機能、さらにはおすすめの商品を紹介します。
目次
主な電動鉛筆削りの充電タイプは二つ
電動鉛筆削りの電源は主に二つです。『電力をどこから取るか』は使い勝手に大きくかかわります。電動鉛筆削りを購入する前に必ずチェックしておきましょう。
コンセント式の鉛筆削り
コンセント式は、本体に付属するコードをコンセントに差し込んで使用します。電力供給が安定しているため、削り具合にムラができにくいのが特徴です。常にフルパワーで稼働でき、鉛筆の数が多くてもストレスを感じずに削れます。
ただし、コンセント式はコンセントから離れた場所では使えません。移動はコードの長さの範囲内に限定されるため、置き型で使う場合に適しています。
乾電池式の鉛筆削り
乾電池式は、コードレスで使えるのがメリットです。コンセントの有無を気にする必要がなく、どこででも鉛筆を削れます。
加えて本体にはコードが付随していないため、デザイン的にもすっきりしています。置く場所を選ばず、コードが絡まったり引っ掛かったりする心配もありません。
一方で、乾電池式は、乾電池の残量が少なくなればパワーが落ちます。頻繁に鉛筆を削る必要がある場合は、パワー不足がストレスとなるかもしれません。
また、定期的に電池を交換する必要があり、手間が掛かります。
安全に使うための機能で選ぶ
子どもが電動鉛筆削りを使う場合、大人では考えられないようなトラブルがあり得ます。電動鉛筆削りを選ぶ際は、安全面や機能面に細やかな配慮があるものがおすすめです。
電動鉛筆削りに搭載されている、さまざまな機能について紹介します。
けがを防ぐためのオートストップ機能
ダストケースを外すと、自動的に稼働ストップする機能です。
鉛筆の削りかすをためるダストケースの奥には、電動鉛筆削りの刃が設置されています。ダストボックスを外したまま鉛筆を削ると、刃が指に触れてケガをしてしまうかもしれません。オートストップ機能の有無は、必ず確認したいポイントといえます。
また、鉛筆差込口に指を入れてしまういたずら好きの子どももいるのではないでしょうか。小さな子どもがいる家庭なら、鉛筆の削り穴にもストッパーがあると安心です。
削りすぎを防ぐ機能
鉛筆を削り終わったら、自動でストップする機能です。電動鉛筆削りの説明書では、『ムダ削り防止機能』などと書かれていることが多いでしょう。
電動鉛筆削りは手動よりも楽に鉛筆を削れますが、削り終わりを目視できません。削りすぎてしまうことが多く、すぐに鉛筆が短くなってしまいます。
また、削るのが楽しくて、ずっと鉛筆を突っ込んでいる子どもも少なくありません。こちらも鉛筆がすぐに短くなり、鉛筆の買い替えに手間やお金が掛かります。
ムダ削り防止機能があれば、鉛筆がちょうどよく削れたところで刃が止まります。子どものいたずら防止にもなり、あると便利な機能です。
芯先の太さを調節できる機能
芯先の最適な太さは、用途や使う人によってまちまちです。電動鉛筆削りには、芯の太さを調整して削れる機能があると重宝できます。
鉛筆の芯先を細く削れば、細かい文字を書きやすくなります。大人や小学校高学年以上の子どもが使うなら、なるべく細く削れるものがよいでしょう。
一方で、細く尖った芯先は、小学校低学年くらいの子どもには不向きです。この年代の子どもは、筆圧をうまくコントロールできません。芯先が細すぎると、すぐに折ってしまう恐れがあります。そのため、小学校低学年くらいの子どもの芯先は、太めに仕上げるのが正解です。
芯先の調整は、細かくできるほど重宝できます。機能をチェックするときは何段階に調節可能かまでチェックしておきましょう。
芯が詰まっても安心の折芯除去機能
折れた芯が本体内に入り込んでも、ボタンなどですぐに取り除ける機能です。
近年の電動鉛筆削りは、簡単に芯が折れないよう工夫されているものがほとんどです。折芯の心配は少ないかも知れませんが、いざというときにあると重宝できます。
折れた芯が内部に入り込んでしまうと、本体の奥に手を入れたり逆さにしたりなどをしなければなりません。このようなとき折芯除去機能が付いていれば、慌てずに対処できます。
また、折れた芯を内部に残したまま電動鉛筆削りを使うと、故障につながる恐れがあります。もしものときを考えると、折芯除去機能もあった方が安心です。
発熱を抑えるオーバーヒート防止機能
モーターの発熱によるオーバーヒートを防ぐ機能です。
電動鉛筆削りは、モーターが刃を回して鉛筆を削ります。1度に削る鉛筆の量が多かったり長時間削り続けたりすると、モーターに負荷が掛かって発熱します。本体までもが熱くなり、触れればやけどの危険もあるでしょう。
ところがオーバーヒート防止機能があれば、モーターは自動で停止します。やけどや故障のトラブルを気にする必要がありません。
ほかにもある選ぶポイントとは?
電動鉛筆削りは、削りかすの処理方法や見た目も重要です。
満足できる電動鉛筆削りを購入する上で、安全面以外にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
ダストボックスの容量も大切
電動鉛筆削りのダストボックスが小さいと、鉛筆の削りかすがすぐにたまってしまいます。これでは頻繁に中身を捨てる必要があり、面倒です。
電動鉛筆削りを置き型で使おうという家庭は、適度に大きさがある電動鉛筆削りを選びましょう。ダストボックスの容量が大きいほど、ゴミ捨ての負担を減らせます。
デザインやサイズで選ぶ
電動鉛筆削りは消耗品ではありません。長く使うためには、家庭のインテリアや設置場所に合ったデザイン・サイズを選ぶことが大切です。
まずデザインは、飽きがきにくいシンプルなものがおすすめです。あまりにもトレンド感が強いデザインだと、すぐに流行遅れとなります。
これではインテリアにもなじみにくく、「まだ使えるけれど、ほかのものがほしい」と感じるようになるかもしれません。例えば、定番以外のキャラクターものなどは避けた方が無難です。
また、電動鉛筆削りは、設置場所に合うサイズを選びます。机の上に置くつもりなら、空きスペースのサイズをきっちりと測りましょう。大きすぎると邪魔になりますし、小さすぎても使い勝手がよくありません。
子ども用のおすすめ電動鉛筆削り
子どもが小学校に上がるとき、入学準備品の一つとして電動鉛筆削りを購入する家庭も少なくありません。選択肢はさまざまありますが、機能面・安全面、さらには子どもが好むデザインにも注目して、電動鉛筆削りを選びましょう。
子ども用におすすめの電動鉛筆削りを紹介します。
デザインがかわいい ナカバヤシ 電動鉛筆削りき えんぴつタイプ
子ども部屋のインテリアとしてもかわいい、えんぴつ型の電動鉛筆削りです。鉛筆を上から差しむため、手の動きが未発達な子どもでも楽に鉛筆を削れます。
子どもの安全に配慮した機能としては、ムダ削り防止機能やオートストップ機能、オーバーヒート防止機能が付いています。これにより、子どもが鉛筆を尖らせすぎたり、誤って刃に触れたりする心配がありません。
万が一モーターが発熱したときは自動で停止するため、やけどなどの恐れも少ないでしょう。
また、本体は単三乾電池またはACアダプターから電源を取れます。コンセントから離れた場所で使うときは電池、固定して使うならACアダプター、と使い分けられます。
ナカバヤシ 電動鉛筆削りき えんぴつタイプ DPS-311KB
六つの柄から選べる シブヤ 電動鉛筆削り器 シブヤ限定モデル 6柄展開
男の子・女の子用の6種類の柄からデザインを選べる電動鉛筆削りです。白を基調としているため主張が少なく、リビングや子ども部屋のよいアクセントになりそうです。
本体は置き型に適したしっかりした形状で、固定用の吸盤が付いています。横から鉛筆を差し入れても、本体がずれにくい仕様です。大容量のダストボックスも付いており、使い勝手はよいでしょう。
安全機能としては、ムダ削り防止機能、オートストップ機能、オーバーヒート防止機能が付いています。また、稼働していないときは電力を消費しません。待機電力0で、エコに使えるのもうれしいポイントです。
シブヤ 電動鉛筆削り器 シブヤ限定モデル 6柄展開
青とピンクの2色展開 ソニック 電動鉛筆削り ハッピースマイルハートドリーム
前面にハートが付いていたりラインストーンが付いていたりと、キラキラ感の高い電動鉛筆削りです。デザインを重視したい女の子に贈ると喜ばれるでしょう。
機能としては、ムダ削り防止機能とオートストップ機能、オーバーヒート防止機能が付いています。省電力モーターと静音ギアカバーを採用することにより、高い静音性も実現しました。芯が折れても詰まりにくい設計で、快適に使えます。
また、鉛筆の芯の太さは3段階に調節可能です。上部後ろ側に付いている『太さ調整レバー』を好きな位置に合わせれば、太くも細くも削れます。
ソニック 電動鉛筆削り ハッピースマイルハートドリーム SK-511-GP
子どもが大好きなキャラクターのおすすめ
子ども専用で使う電動鉛筆削りなら、子どもが好むキャラクターものもおすすめです。
ただし、前述の通り、あまりにも旬なキャラクターは時代遅れになりやすいため避けましょう。子どもが好きなキャラクターの中でも、もはや定番化しているキャラクターの電動鉛筆削りを紹介します。
男の子におすすめ ショウワノート 電動鉛筆削り器 妖怪ウォッチ
今や世界的人気を誇る『妖怪ウォッチ』の電動鉛筆削りです。前面・上面には、ジバニャンを初めとする子どもたちの大好きな妖怪たちが描かれています。主に男の子におすすめです。
また本体には、ムダ削り防止機能やオーバーヒート防止機能が付いています。このほか『芯先調整ダイヤル』で、芯先の太さを調節することも可能です。
さらに、折芯をワンタッチで取り除けるボタンも付いており、安全面・機能面とも不足はありません。小学校低学年の子どもでも、1人で鉛筆を最適な状態に削れます。
ショウワノート 妖怪ウォッチ 電動鉛筆削り器
シンプルなデザインで長く使える
家族みんなで使うなら、デザインは極力シンプルなものがおすすめです。飽きがきにくく、使う人を選びません。必要な機能さえそろっていれば、長く愛用できるでしょう。
シンプルで使いやすい、おすすめの電動鉛筆削りを紹介します。
省エネ設計もうれしい アスカ 鉛筆削り 電動シャープナー
こちらの鉛筆削りは、コンセントに差したままでも待機電力は0なので、余計な電力を消費せずエコに使えます。
サイズは約10.5×11.2×14.6cmとコンパクトな上、意匠や絵柄は入っていません。シンプルでムダがなく、飽きずに使えます。
また、オートストップ機能、オーバーヒート防止機能、さらには削りすぎを防ぐムダ削り防止機能も搭載されています。
足には吸盤が付いており、鉛筆を差し込んでもずれにくい仕様です。シンプルな置き型の電動鉛筆削りを探している家庭におすすめできます。
アスカ 鉛筆削り 電動シャープナー EPS201
スリム設計で置く場所を選ばない ナカバヤシ 電動 鉛筆削り スリムタイプ
8.5×16.5×10cmのコンパクトサイズで、狭いすき間にも配置しやすい電動鉛筆削りです。重量はわずか0.6kgと軽量なので、移動も問題ありません。スリムタイプでムダな装飾がなく、どんなインテリアにもなじみやすいでしょう。
安全機能としては、オーバーヒート防止機能、オートストップ機能が付いています。また、芯の削りすぎを防ぐムダ削り防止機能、芯先の太さを3段階に調節できる機能も搭載されており、機能面も充実しています。
ナカバヤシ 電動 鉛筆削り スリムタイプ DPS-211W
コンパクトでもパワフル ビュートンジャパン 電動鉛筆削り 電池式 BV-6
こちらの鉛筆削りの電源はコンセントではなく乾電池です。コンパクトなサイズ感で、使う場所を選びません。鉛筆を上から差し込んで削るスタイルのため、狭い机の上でも問題なく使えます。
また、刃は耐久性に優れているスパイラル刃を採用しています。10.7×7.5×10.3cmとコンパクトなサイズ感ながら、パワフルな削り心地です。
本体にはオートストップ機能、ムダ削り防止機能を搭載しています。本体のダイヤルを回せば、芯先の太さ調整も可能です。好みや使う人に合わせて、6段階に調節できます。
外径8cmと10cmの鉛筆に対応可能です。
ビュートンジャパン 電動鉛筆削り 電池式 BV-6
おしゃれなデザインでインテリアにも
リビングなどに置いて使うなら、おしゃれなデザインで見栄えのよいものがおすすめです。おしゃれなインテリアにもなる、おすすめの電動鉛筆削りを紹介します。
ゴミ捨てが簡単 ナカバヤシ 充電式シャープナー PACATTO
上部に取っ手が付いた形状は、一見すると電動鉛筆削りには見えません。極めてシンプルなデザインで、おしゃれな部屋にも違和感なく溶け込みそうです。
本体は『パカット』という名前の通り、底が大きく開きます。中にたまった鉛筆の削りかすをそのままゴミ箱に入れられる仕様です。削りかすが散らばりにくく、手も汚れません。
また、本体には46mm以下の短い鉛筆を入れると自動停止する機能や、折れた芯を押し戻す自動折れ芯排出機能などがあります。
なお、鉛筆を差し入れれば自動で引き込み、削り終わると押し出してくれる仕様です。フルオートでの鉛筆削りが可能で、鉛筆をじっと持っている必要はありません。
充電式で、コードレスに使える点も便利です。
ナカバヤシ 充電式シャープナー PACATTO
すっきりスタイリッシュ デビカ 電動 鉛筆削り
モノトーンカラーで、スタイリッシュな電動鉛筆削りです。きりっとシャープな形状で、おしゃれな部屋の雰囲気を損ないたくない人におすすめできます。
本体にはオーバーヒート防止機能のほか、オートストップ機能、ムダ削り防止機能が付いています。外径6.5~8mmの鉛筆に対応するので、子どもから大人まで使いやすいでしょう。
コンセント式で、本体サイズは約8×16.3×10.3cmです。
デビカ 電動 鉛筆削り ブラック A-05N 043723
パステルカラーがかわいい プラス スーパー全自動鉛筆削り SASITEMI サシテミ
やわらかいパステルカラーと丸いフォルムがキュートな印象です。USB充電式なのでコードレスに使えて、置き場所を選びません。コードが絡まったりせず、移動や削りかすを捨てるときに便利です。
また、鉛筆を削る一連の動作は、フルオートで行われます。削るときは上から鉛筆を差し込むだけでよく、手を離しても大丈夫です。ダイヤルを切り替えれば芯先の太さ調整もでき、鉛筆削りの手間が掛かりません。
なお、安全機能としてはムダ削り防止機能、オーバーヒート防止機能、オートストップ機能などが搭載されています。
プラス スーパー全自動鉛筆削り SASITEMI サシテミ
用途に合った電動鉛筆削りを使おう
電動鉛筆削りがあれば、鉛筆を簡単かつきれいに削れます。一つあると重宝しますが、電源の種類・機能・安全性・形状などのバリエーションは豊富です。
使い勝手のよい電動鉛筆削りを選べるよう、まずは『どこで使うか』『どのように使いたいか』『誰が使うか』などをきちんと想定しておくことが大切です。
インテリアとの相性なども考えて、納得できる電動鉛筆削りを見つけましょう。