家電女優の奈津子と申します。
そこで今回は2024年に発売した注目の新作ヘアケア家電のうち、私が自腹買いしたもの&お借りしてレビューしたものを合わせて3つご紹介。読者の皆さまの髪と頭皮に更なる潤いがチャージされますように!
目次
“夜アイロン”という新しい週間で朝から美髪になれる、YA₋MANの「ナイトリペアアイロン」
一つ目はYA-MAN(ヤーマン)の「ナイトリペアアイロン」(実勢価格:38,500円)です。
高価なものではありますが、3歳の息子を育児中につき、美容院へトリートメントに行く時間が捻出できないため「サロンへ支払う料金の4回分だ!」と割り切って買いました。
本機は通常の「ストレートモード」はもちろんのこと、防水機能つきで洗髪時のトリートメント剤の浸透をサポートしてくれる「ディープトリートメントモード」を搭載。
ほかにも、ドライヤー後のヘアミルクやヘアオイルの浸透をサポートしてくれる「ナイトリペアモード」も搭載していて一台三役を担うのが特徴です。
ヒーターは「ストレートモード」では140℃・160℃・180℃の三段階から選択が可能です。
「ディープトリートメントモード」では約50℃、ヘアドライ後の「ナイトリペアモード」では約90℃になり、両モードともヒーター機能だけでなく超音波+赤色LEDが稼働してトリートメント剤の浸透をサポートします。
実際に使ってみると、まず髪を挟む幅が広いのでトリートメント剤を塗布したあとのヌルヌルの毛束も挟みやすくて非常に使いやすい点が◎。
ドライヤー後のトリートメント剤もぐんぐん染み込んでいく印象です。
結果的に、使いはじめて間もなくして美容院帰りのような艶サラ髪になったので、高かったけど買ってホントに正解だったなと満足感を得られました。
ドライヤーだけでは取りきれないクセも、夜にこれを使うだけで翌朝の髪の広がりを抑えることができます。
夜の仕込みのおかげで寝グセが減ったので私の場合は「ストレートモード」を使う頻度が少なく、朝のスタイリング時間も大幅に短縮され、
ただ、しっかりめのストレートを望む方や、毛量が多めの方には翌朝の「ストレートモード」も併用するのがおすすめ。
手持ちのトリートメント剤のスペックを最大限に生かせるうえに、一台でダメージケアとスタイリングの両面で使える点は、長期的にみると高コスパだと思います。
「髪が広がりやすい方・朝のスタイリングにかける時間を短くしたい方」には特に試してみて欲しいです。
韓流アイドルのようなスタイリングが簡単かつ時短でできるリファの新作。
ReFa(リファ)の「ReFa BEAUTECH RESETTER(リファビューテック リセッター)」(実勢価格:38,500円)は、軽量スティック型ドライヤーで、韓流アイドルのような顔がキュッとみえる “ひし形”風のスタイリングが時短かつ美しく出来るのがポイント。
カラバリは3色で、3つのアタッチメントが付属し、アタッチメント 「ドライ」で毛髪の7割ほどを乾かしたあと、アタッチメント 「スカルプ」を装着して50℃以下の状態で根元のボリュームをだし、アタッチメント 「カールブラシ」でモードをMOISTにすると毛先がまとまりやすくなり、簡単に“ひし形シルエット”を作れます。
取材時に片側を美容師さんにスタイリングしてもらい、もう一方を自分でスタイリングしてみました。
低温のおかげで「スカルプ」アタッチメントが頭皮へ密着していても熱くて不快な感覚はほとんど無く、不器用な私でも扱いやすい!
どうです??使用後のほうが「トレンド感」が出ていると思いませんか。個人的に、この“ひし形”風のスタイリングってセルフでやると難しくて時間がかかってしまい苦手意識があったのですが、これのおかげで克服できた気がします。
スティック形状なのでドライヤーとして使うときにも腕が疲れにくく、リファならではの技術である”ハイドロイオン”という機能のおかげでツヤがアップしたのも実感できました。
いや~これはありそうで無かった神アイテムだわ…!!
平成元年生まれの私は、高温のコテで仕上げるキツめのミックス巻きも好きではあるんですけど、髪の巻き方もアップデートしていかないと、“時代遅れ感”がでてしまう繊細な箇所ですよね。
なので、流行をしっかりとおさえたい方や、お上品にいきたい時には特に有用なアイテムではないでしょうか。
パナソニックの新作高級ドライヤーは、異次元レベルの良さだった。
最後は9月の発売直後から大きな話題を呼ぶパナソニックの「nanocare ULTIMATE EH-NC50」(実勢価格:59,400円)です。メーカーさんにお借りして2週間しっかりレビューしましたが…これが凄かった。
私が、家電女優を名乗り始めた十年間のなかで、国内外問わず100台以上は試してきた全ドライヤーのなかで、ダントツの仕上がり&速乾性の良さでした。
本機は従来の高浸透ナノイー比で最大10倍に進化した高浸透ナノイー(第2世代)を搭載し、従来のEH-NA0J(以下前モデル)と比較して乾かした後の髪のうるおいが1.2倍にアップ。
さらに高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンの発生量を調節する3つのパーソナルメニューの効果によって目指したい髪へと導いてくれるんです。
私はこれまで、ナノケアシリーズのドライヤーはリニューアルするごとに試してきていて、安定した良さを感じていました。とくに一昨年に発売した前モデルは、風量も進化し本体がコンパクトになっており仕上がりも素晴らしかったので多くの媒体や友人に勧めてきました。
ただ、逆にいうと、毎回ハイクオリティかつ着実なアップデートを遂げてくるからこそ「目玉が飛び出るような」大きな衝撃というのは、感じていなかったのかもしれません。
…ところが。
これは!明らかに今までとは違う!髪質のコンディションが爆上がりして、驚くほどツヤと滑らかさがアップしたんです。
普段、私は髪の毛が広がりやすいためヘアミルク&ヘアオイルのダブル使いがマストなんですが、それらを塗布する前のヘアドライ直後の「すっぴん髪」の状態がすでにイイ感じになるんですね。
こちらは整髪料をまったく付けていないドライヤー直後の髪なのですが、潤いとツヤが伝わりますでしょうか?
レイヤーがたっぷり入っているのと季節的に乾燥が激しいため、そのまま「すっぴん髪」で過ごすことは避けてはいるもののヘアミルクもヘアオイルも使う分量が半分くらい減りました。
また意外だったのは、髪だけでなく首回りまでしっとりするようになったこと。ナノケアシリーズの特性上、風によってお肌へのうるおいも享受できることは頭では分かっていたけれど、これはちょっとこれまでの「しっとり感」と次元が違う。
速乾性も従来比の1.5倍を実現していてセミロング・毛量普通の私だと平均5分で、3歳息子の髪は1分半で乾きました。はえ〜!
仕上がりと速乾性、どちらか一方が優れているドライヤーはこの世に数多く存在しますが、両面で優れているのはマジで激レア…!ナノケアの集大成っぷりに、わたくしグッときました…!
なお、メニューはしっとりまとまる髪へと導く「MOIST」、クセを伸ばす「STRAIGHT」、根本からボリュームを出す「AIRY」、の3つを搭載。
パナソニックの公式サイトから「ヘアケアカウンセリング」へアクセスして好みの仕上がりを回答するとおすすめのメニューを提案してくれます。私は「MOIST」メニューをメインで使っていますが、軽いテイストで行きたい日には「STRAIGHT」と「AIRY」を挟んで質感のバランスを取るようにしています。
ロングヘア、ショートカットの方はもちろんのこと、流行りの“ぱっつんボブ”に挑戦したもののヘアダメージのせいで中々キマらないという方や、カラーリングとパーマで髪のきしみが気になるという方にもこのULTIMATEは最適そう。
ただ約6万円という価格帯はなかなかにハードルが高いのと、コンパクトさに関しては前モデルに軍配があがりますが…でも本気で髪悩みに向き合いたい方には「買っちゃいな♡」と耳元で囁いてオススメしたいほどに素晴らしいドライヤーです。
こでまで以上にヘアコンディションを気遣うようになったこの頃。
最近、35歳になって、髪質やヘアスタイルは洋服やメイク以上に重要度が高いと感じています。衣類のデザインやコスメの色彩で誤魔化せないからこそ、髪に関しては「普段から育てていく」、そんな意識が必要なのかもしれませんね。
まぁ…そんなことを言っておきながら、私だってワンオペ育児が続くと余裕がなくて、今日ご紹介してきた家電をなかなか使えずに、アホ毛全開でスーパーやら公園やらに行ったりするのですが…。出来る時にしっかりとケアしてあげるだけでコンディションのが上がった状態のままで蓄えられてゆくんです。
今回ご紹介した3つの製品は即効性がある点が共通していると思うので、忙しい方にこそぜひ試してみて欲しい!もうすぐ12月ですし、パートナーへのクリスマスギフトのおねだりにラインナップしてもよいかもしれませんね。
お互い、美髪で気分をアゲながら家事も育児も諸々も頑張ってまいりましょう~!!エイエイオー♡