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ファスナーテープってすぐダメになる!そんな時は試してみよう
子ども用の服や靴、スポーツグッズによくついているファスナーテープ。別名「面ファスナー」「マジックテープ」とも呼ばれ、固い部品がないから乳幼児が触れても安全で、紐を結んだりボタンをとめたりするのが難しい子どもにも扱いやすいアイテムです。ただ便利な一方で、接着面がすぐダメになってしまうという一面も…。
ダメになったファスナーテープを復活させるテクニックや、長持ちさせるお手入れ方法を紹介します。
接着力が落ちたファスナーテープの復活方法
特に子ども靴のファスナーテープは、「すぐくっつかなくなる」という印象をお持ちの方が多いはず。
ファスナーテープは、ザラザラした面とサラサラした面をくっつけて固定するシステムになっています。ファスナーテープの表面を拡大してみると、ザラザラした面には小さなフック状の繊維が、サラサラした面は小さなループ状の繊維がたくさんある構造になっており、フックをループにひっかけて固定する仕組みになっています。
ゴミが間にはさまってフックがひっかからなくなったり、あるいは乱暴な取り扱いでフックが伸び切ってしまうと、ファスナーテープはくっつかなくなってしまいます。
まずはピンセットや爪楊枝などで、ファスナーテープの表面についたゴミをできるだけ取り除きます。
ドライヤーの熱をザラザラした面にしばらく当て、繊維を柔らかくします。
素材やドライヤーの温度によっては溶けてしまう可能性があるため、注意しながら行ってください。
繊維が熱で柔らかくなったら、ファスナーテープを閉じてぎゅっと押さえてみてください。伸びきっていたフック状の繊維が元に戻り、ファスナーテープの粘着力が復活します。
ファスナーテープを長持ちさせる方法
スキーウエアやスポーツサンダルなど、ファスナーテープの劣化を避けて長持ちさせたい服や道具は多いはず。ここからはファスナーテープを劣化させず、長持ちさせる方法を紹介します。
洗濯はテープをくっつけた状態で
ファスナーテープがついた服は、洗濯の前にテープが全部くっついた状態になっているか確認しましょう。ファスナーが開いた状態だと、洗濯しているうちにゴミがからまり、粘着力が落ちてしまいます。
洗濯中にファスナーテープが剥がれてしまった時に備え、洗濯ネットに入れておくと安心です。
ゴミをこまめに取る
ファスナーテープについたゴミは、なるべくこまめに落とすようにしましょう。
テープはゆっくり剥がす
フックが伸びきるのを防ぐため、ファスナーテープはゆっくり優しく剥がすようにすると長持ちします。勢いよく剥がすと、摩擦でファスナーテープが痛んでしまいます。
両手でゆっくり開いていくイメージで剥がしてみてください。
ファスナーテープについたゴミの落とし方
ファスナーテープのゴミを落とす際、便利なのが爪楊枝です。
ファスナーテープのザラザラした面は、表面が小さなフック状の部品でできています。そのため、爪楊枝のような先が尖ったもので引っかけるようにゴミをはずすと、うまく取り除けます。
範囲が広いと、ガムテープやブラシのようなもので一気に落としてしまいたくなりますが、意外に落ちません。爪楊枝で地道に取り除いたほうが結果的に早くきれいにできます。
ファスナーテープが寿命を迎えたら、交換しよう
ファスナーテープは消耗品です。こまめにゴミを取ったり、ドライヤーで温めてリカバリーしていても、いつかは全くくっつかなくなってしまいます。
そのグッズの寿命として割り切って捨ててしまうのもいいですが、諦めきれない場合は新しいファスナーテープに交換しましょう。
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ファスナーテープは布用のタイプと、裏面が粘着テープになっているタイプがあります。服・靴・カバンなどのファスナーテープを交換する場合は「布用」を使いましょう。古いファスナーテープを留めている糸を目打ちなどで丁寧にはずし、新しいものを縫いつけるだけです。
ファスナーテープを長持ちさせよう
便利な反面、すぐに劣化しがちなファスナーテープ。諦めて捨ててしまう前に、一度試してみてください。もう少しだけ寿命を伸ばせるかもしれません。