イヤホンの音漏れの原因は?イヤホンの選び方やおすすめモデルも紹介

イヤホンの音漏れを指摘されると、とても申し訳ない気持ちになってしまいます。自分で気づくのは難しいため、あらかじめ音漏れの原因を把握し、対策をしておくのがベターです。

この記事では、音漏れの原因や対策、おすすめモデルの紹介をしています。快適に使えるイヤホン選びのヒントになれば幸いです。

イヤホンから音漏れする原因とは?

イヤホンの音漏れの原因は、主に『音量の上げすぎ』『耳にフィットしていない』という2点です。ぞれぞれについて詳しく見ていきましょう。

音量の上げすぎ

音漏れの原因の一つ目は、当然のことですが『音量の上げすぎ』です。音漏れ防止構造のイヤホンを使っていても、音量があまりにも大きいと、気づかないうちに周囲にもかなり聞こえてしまうほどの音漏れになることがあります。

また、音量を下げることは、音漏れの対策だけでなく、イヤホンを使っている本人の難聴リスクを下げることにもつながります。音の大小の感じ方や好みにはもちろん個人差がありますが、まずは耳に優しい音量設定にしてみるのはいかがでしょうか。

イヤホンの形状やフィット性

音漏れの原因の二つ目は、『耳の形とイヤホンのサイズが合っていない』ことです。イヤホンと耳の間に隙間ができてしまうので、そこから外に音が漏れてしまうのです。つまり、イヤホンの形によって漏れやすさが異なってきます。

耳の穴の手前あたりに軽くはめ込む『インナーイヤー型』や、耳に引っ掛けて使う『耳かけ型』は、耳栓のように耳の穴に差し込む『カナル型』に比べると密閉性が低いので、音漏れしやすい構造になります。もちろん好みはありますが、イヤホンを選ぶ際の一つの参考にしてみましょう。

音漏れをしているか確認してみよう

音漏れの確認方法を2点紹介します。1点目は、セルフチェックできる方法です。イヤホンの音が出ている部分(イヤーピース)を軽く指で押さえ、顔から30 cm離したところで、音楽などを再生してみましょう。これで聞こえなければ、音漏れはしていません。

カナル型のイヤホンを使っている場合は、イヤーピースの部分から少し指をずらしてみると、耳とイヤホンの間に隙間ができている時に起こる音漏れをシミュレーションすることができます。

2点目は、周囲の人に聞いてみることです。聴きたい音量にセットした状態でイヤホンを装着し、家族や友人などに音漏れしていないかどうかチェックしてもらいましょう。

迷惑な音漏れの対策

音漏れのチェック結果はいかがでしたでしょうか。もしも音漏れをしてしまっていた場合は、先ほど紹介した原因のうち、どちらに当てはまるか確認してみましょう。それぞれの対策を紹介します。

音量を下げる

音量が大きすぎた場合は、言うまでもありませんが、音量を下げれば解決します。下げた後は、先ほど『音漏れをしているか確認してみよう』のところで紹介したチェック方法を試しておくと安心です。

とはいえ、せっかく音楽を聴いたり、語学の学習をしたりするわけですから、音を聞き取れなくては本末転倒です。音漏れせず、かつ聞き取りにストレスのない音量を微調整しながら探ってみましょう。

正しく装着しよう

装着方法に問題があった場合は、ピタッと隙間なく装着するコツをつかみましょう。インナーイヤー型でもカナル型でも、イヤホンカバーを装着することでずれにくくなります。

また、カナル型の場合は、そもそもイヤーピースのサイズ感が合っているかどうかチェックしましょう。サイズの大小はもちろんのこと、柔らかいシリコンタイプと硬めのウレタンタイプなどバリエーションがあるので、いずれの観点からもぴったりフィットするものを探せると、とても有効な音漏れ対策となります。

イヤーピースのみでも販売されているので、付属のものだとしっくりこない場合は、ぜひ探してみましょう。

新しいものに買い替えるのもあり

もしも今使っているイヤホンの音漏れが気になる場合は、いっそのこと『音漏れしづらい』設計になっているイヤホンに買い替えてしまうという手もあります。

構造上『カナル型』のイヤホンを選ぶのがおすすめですが、イヤーピースのサイズや素材がフィットしていない場合は、耳への密着度が高いからこそ、耳の疲れや違和感にもつながってしまいます。カナル型にするのであれば、そこまでしっかりとこだわりましょう。

音漏れしないイヤホン選びの方法

音漏れの原因、防止方法などをみてきました。いよいよ実際に、音漏れしないイヤホンを選んでみましょう。失敗しない方法をご紹介します。

カナル型を選ぶ

まず、イヤホンの形状です。ここでは迷わず『カナル型』を選びましょう。カナル型のイヤホンは、耳栓のように耳の内部に入れて使うので、密閉性も遮音性も高く、低音や細かい音も聞き取りやすいという特徴があります。

きちんとフィットするので、ランニングなどの運動中であっても、外れたりズレたりしにくいです。一方で、音漏れしづらい構造であるということは、外部の音も聞こえづらくなってしまうので、交通量の多い場所などで使用する際は注意が必要です。

周りへの迷惑も大切ですが、自身の安全にもしっかり考慮した使い方をしましょう。

安価なものは避けてメーカーで選ぶ

さて、カナル型という形状まで絞っても、製品は山ほどあります。検討する軸としてわかりやすいのは『人気メーカーの製品であるかどうか』という点です。人気と機能性の高さは比例することが多いです。

遮音性に優れていたり、ノイズキャンセリングに対応していたり、音質へのこだわりが強かったりと、機能性でのユーザー評価が高いため、人気商品になっているのです。

では、安価な商品の性能が悪いかというと、そんなことはありません。ただし、良い商品を見つけるために、しっかりと比較検討し、いいものを選ぶ選球眼も必要となります。

ウレタンのイヤーピースを装着する

あとは、イヤーピースにしっかりとこだわりましょう。大きく分けると柔らかいシリコンタイプと、硬めのウレタンタイプがあります。

音漏れ防止の観点からいうと、耳にしっかりとフィットし、ズレにくいウレタンタイプのイヤーピースがおすすめです。ウレタンタイプのものは伸縮性があるので、耳の中でピタッとフィットし、音質向上も期待できます。

購入時には、イヤーピースの素材まで見ていなかったという場合には、別売のものを探してみましょう。なかなか購入時の付属品だけで最適なものを見つけるのは難しいのが現状です。シリコンタイプに比べると耐久性が低く、水洗いNGでもあるので、定期的に取り替えましょう。

ワイヤレスタイプのおすすめモデル

ここからは、音漏れ防止の観点からのおすすめモデルを具体的に紹介していきます。まずはワイヤレスタイプでいくつかみていきましょう。

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3

SONYのワイヤレスイヤホンの中で、非常に評価の高いモデルです。完全ワイヤレスで、業界最高レベルのノイズキャンセリング機能を備えているといわれています。

耳の3点でイヤホンを支える技術を採用し、高い装着性と安定性を叶えているので、構造上でも密閉性が担保されているのです。イヤホンをつけたままで、周囲の音を聞けるモードもあるので、外でも安心して使えます。

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンWF-1000XM3

税込21885円

※2020年11月29日時点

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Bang & Olufsen 完全ワイヤレスイヤホン Beoplay E8 3rd Generation

バングアンドオルフェセンは、デンマークの高級オーディオブランドです。小型で軽量なので、耳が小さめサイズの人にもおすすめな商品です。

機能性のみならず、本革性の充電ケース付きであったりと、デザイン性も高くて人気です。クリアな音声通話にも定評があります。

Bang & Olufsen 完全ワイヤレスイヤホン Beoplay E8 3rd Generation

税込33500円

※2020年11月29日時点

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Apple AirPods Pro

世界的にヒットした、アップル純正の話題のイヤホンです。従来モデルはインナーイヤー型でしたが、これはカナル型として発売されました。遮音性も高く、低音にも定評があります。

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているので、周囲の音をしっかり拾えます。iPhoneユーザーであるか否かにかかわらず、おすすめできるアイテムです。

Apple AirPods Pro

税込28820円

※2020年12月02日時点

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有線タイプのおすすめモデル

最後に、有線タイプのおすすめモデルを紹介します。ややコストを抑えたものから、材質にこだわったものまで、さまざまです。

ゼンハイザー IE 40 PRO CLEAR

ステージ上での使用など、プロフェッショナルな世界で培われた技術をベースに作られている耳がけタイプのイヤホンです。

高音から低音までバランスよく再生でき、サウンドに定評があるのはもちろんのこと、付属のイヤーピースのフィット感も高く、密着性・遮音性ともに優れています。

ゼンハイザー IE 40 PRO CLEAR

税込12218円

※2020年11月29日時点

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RHA CL750 ハイエンドイヤホン

高級モデルの中では価格が抑えられているため「試しに少しだけいいイヤホンを使ってみたい」という場合におすすめです。ハイレゾリューションのオーディオ向けに設計されているので、スマートフォンとの相性にも定評があります。

付属のイヤーピースの種類が豊富かつ、イヤーフックもついているカナル型なので、耳への安定性も高く、快適に使えるのも嬉しいポイントです。

RHA CL750 ハイエンドイヤホン

税込9000円

※2020年11月29日時点

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JVC HA-FW02 CLASS-S WOODシリーズ

『木の振動板』を使用しており、ウッド、ステンレスなど、材料をミックスすることで繊細かつダイナミックな美しい音を再現できるカナル型イヤホンです。

人間工学に基づく設計により、イヤホン装着時にも高い安定性とフィット感を提供してくれます。

RHA CL750 ハイエンドイヤホン

税込22955円

※2020年11月29日時点

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電車の中でも周りを気にせず楽しもう

イヤホンの音漏れは、音量の大きさと装着時のフィット感を調整することで防ぐことができます。まずは、普段自分が使っている音量で、音漏れチェックをしてみましょう。

音漏れ防止にはカナル型イヤホンがおすすめですが、最大限に音漏れ防止効果を高めるには、イヤーピースのフィット感にまでこだわることがポイントです。

電車の中でも、音漏れの心配をせずにリラックスした時間を過ごすために、ぜひ楽しみながら自分に合ったイヤホンを探してみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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