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牛蒡(ごぼう)は冷凍保存がおすすめ
牛蒡は風味が豊かなだけでなく、食べごたえのある食感で、幅広い料理に使われる定番食材ですよね。しかし、皮をそいだり、アクを抜いたり、ささがきにしたり千切りにしたりと、下処理が大変なイメージ。そこでおすすめなのが、カットしてから冷凍する方法です。冷凍しておけばササッと使うことができてとっても便利ですよ。
牛蒡を冷凍保存する利点は?
牛蒡は土の中で育つので光や乾燥に弱く、冷蔵庫に入れておいてもあっという間に鮮度が落ちてしまいます。しかし冷凍保存すれば日持ちするだけでなく、使いたいときすぐに使え、調理の手間が省けますよ。さらに正しい方法で冷凍すれば食感も栄養も残り、味が染み込みやすくなるというメリットも。
そんな牛蒡の上手な冷凍方法をご紹介していきます。
牛蒡を下茹でしてから冷凍する方法
1. 牛蒡を洗う
牛蒡は洗ったあと、包丁の背やタワシなどでやさしく皮をこそぎ落とします。牛蒡は皮の部分に香りや旨味があるので、包丁やピーラーなどで剥く必要はありません。
2. 牛蒡を切って酢水にさらす
水と酢を入れたボウルを準備しておきます。水1リットルに対し、酢は大さじ1杯が目安です。牛蒡を、薄切り、筒切り、ささがき、千切りなど、用途に合わせてカットしたら酢水にさらします。長時間さらしたままにしておくと牛蒡の栄養素が流れ出してしまうので、5分以内でザルに上げましょう。酢水にさらすとアクが抜け、牛蒡の黒ずみを防ぐことができます。
3. 牛蒡を加熱する
牛蒡を耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで加熱します。加熱時間は切り方や量によって変わるので、様子を見ながら加減してください。鍋で茹でる方法もありますが、栄養分が湯の中に流れ出してしまうので電子レンジ加熱がおすすめです。
4. 牛蒡をフリーザーバッグに入れる
加熱した牛蒡が冷めるのを待ち、水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。あとはフリーザーバッグに平たく並べて空気を抜き、冷凍庫へ。
牛蒡を生のまま冷凍する方法
牛蒡は生のまま冷凍することも可能です。その場合は下茹でする方法と同様に皮をこそぎ落とし、好みの形に切り、酢水にさらします。キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ったらフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。
冷凍した牛蒡の使い方
正しい方法で冷凍した牛蒡は、冷凍庫で1ヶ月~2ヶ月ほど日持ちします。再解凍できないので1回で使い切ることのできる分量に分けて保存しましょう。冷凍した牛蒡は、解凍してから調理すると水分が抜けて食感が悪くなります。使うときは凍ったまま炒めたり煮たりするといいですよ。
冷凍牛蒡を使った簡単レシピ
牛蒡料理の定番「きんぴら牛蒡」
ささがきにした牛蒡を使います。フライパンにごま油と輪切りにした鷹の爪を熱し、凍ったままの牛蒡とささがきにしたにんじんを加えて炒めます(にんじんは入れなくてもできます)。調味料(しょうゆ、みりん、砂糖)を入れ。汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
めんつゆで失敗なし「煮牛蒡」
筒切りにした牛蒡を使います。鍋にめんつゆと凍ったままの牛蒡を入れて火にかけます。牛蒡がやわらかくなるまで煮込んだら完成です。お好みで白ごまをふって召しあがれ♪
ごはんのおかずにぴったり「牛蒡と豚肉の甘辛炒め」
薄切りにした牛蒡を使います。フライパンにサラダ油を熱し豚バラ肉を炒めます。肉の色が変わったら凍ったままの牛蒡を入れてさらに炒めます。調味料(しょうゆ、みりん、砂糖)を入れ、汁気がなくなるまで炒めたら完成です。
牛蒡を冷凍して賢く活用しよう!
牛蒡は洗って切ってアク抜きをしてと、下処理が大変です。時間のあるときに一気に冷凍保存してみてはいかがでしょうか。常備しておけばあとは楽々調理!賢く保存して毎日の献立にお役立てくださいね。