家づくりの流れが知りたい!家を建てようと思ってから入居するまでを徹底解説!
家をつくりたいと思いつつ、「具体的に何をすればいいかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そこで今回は注文住宅を例に、どのように進めればいいのか、流れを解説します。
家づくり①計画
Point 家づくりを始めるにあたり、予算・間取り・優先順位を決める!
家づくりの一歩目は、計画を立てることです。注文住宅は入居するまでに8〜16か月ほどかかるので、いつ何をするかを明確にします。特に、子どもの入学や家族の転勤など、住みたい時期が決まっている場合は、そこに向けた計画が必要です。
計画段階では具体的にどんなことを考えるべきか、以下の3つを参考にしてください。
1.予算
最も大切な要素は予算です。そもそも家づくりにいくらかけるのか決めなければ、そこから先の計画が立てられません。予算を決めるには、自身と配偶者など同居する家族の年収や貯金額をベースにします。また、家族計画を加味して子どもの教育費や、手元に置いておく額なども考えてください。
ちなみに、住宅ローン「フラット35」を提供する住宅金融支援機構が集計した2020年度フラット35利用者調査によると、注文住宅の所要資金の全国平均は3,356万円という結果が出ています。この金額はエリアなどによって大きく変わりますが、一つの目安として参考になるでしょう。
予算についてもっと詳しく知りたい方は、「注文住宅の予算ってどうやって決めるの?予算の決め方をいろいろな視点からチェック」の記事を参考にしてください。
2.間取り
希望の間取りを考える事も重要です。家族の人数やライフスタイルなどを踏まえ、広さだけでなく動線も重視する必要があります。例えば、「洗面所や脱衣所、お風呂などの水回りをひとつにまとめたら、朝の忙しい時間に混雑してしまった」など間取りで後悔する声もあります。毎日の生活を想像しながら考えてください。
また、収納に関しても一か所に配置するのではなく、小さくても部屋ごとにあった方が使い勝手が良くなります。細かい点は後からプロに相談するとしても、どのくらいの量があるのか事前に把握しておくとスムーズに進められます。
3.優先順位
家の広さやエリア、デザイン、構造や設備など、チェック項目はたくさんあります。優先順位を決めておけば、予算を掛ける所がわかりやすくなります。家族みんなで話し合って意見を統一しておけば、後悔が少なく計画もスムーズに進むでしょう。
家づくり②土地探しと住宅メーカー探し
Point 納得できる土地と住宅メーカーを選定する!
どのような家をつくりたいか計画を立てたら、次に土地探しを行います。住みたいエリアや通勤・通学ができるかどうか、スーパーや学校など近隣にどんな施設が欲しいかも考えてください。また、ハザードマップや地盤も確認しておくと安心です。
希望に合った土地が見つかれば、購入する前に現地に足を運んでください。近所にどんな人が住んでいるか、土地に高低差があるかがわかります。可能であれば、平日と土日、昼と夜の両方を見ておくとよいでしょう。日中に訪れた際は日当たりや街並みの景観を、夜間に訪れた際は街灯の明るさや治安を確認します。前面道路の道幅や交通量など細かくチェックしてみてください。
次に、住宅メーカーを選びます。家づくりを依頼するのは、ハウスメーカー、工務店、設計事務所のいずれかです。ハウスメーカーは全国的に展開しており、品質が安定していることが特徴です。工務店は地域に密着しており、会社それぞれ得意な分野を持っています。
複数から検討すると、よりマッチした住宅メーカーを見つけることができます。住宅展示場に行くと一日で複数の住宅メーカーの家を見ることができて効率的です。地震対策についての説明を受けたり、設備・間取りの工夫について相談することもできます。どんな家をつくるかヒントを得たり細かい点を参考にできるので、ぜひ訪れてみてください。
目星がついていない場合は、「ウチつく by Onnela」の住宅メーカー検索がおすすめ。ご自身の好みなど条件を絞り込み検索すると、マッチする住宅メーカーの資料を請求できます。まだ条件を絞るほど考えがまとまっていない場合は、オンライン相談サービスで住宅メーカー選びをサポートしてもらうことも可能です。
家づくり③プランニング
Point 理想の家を実現するためにプランニングを行う!
住宅メーカーを選定したら、具体的にどんな家をつくるかプランニングします。事前に考えた間取りや優先順位について相談しながら、予算に見合った家を設計します。
住宅メーカーの担当者には、家づくりで大切にしたいことを共有すると、理想に近づきやすくなります。また、インテリアなどについては好みのものを写真で見せるとわかりやすいでしょう。インテリア雑誌やSNSなどで探してみてください。
家づくり④住宅ローン
Point 住宅ローンを借りる金融機関を選び、審査を受ける!
注文住宅を購入するほとんどの方が、住宅ローンを組んでいます。金融機関が決まらないことには家づくりが先に進まないので、早めに選定しましょう。住宅ローンに関する詳細は、「注文住宅の住宅ローン契約の流れとは?」の記事をご覧ください。
ローン借入額は無理のない設定にしましょう。ちなみに、国土交通省が発表している令和元年度 住宅市場動向調査によると、土地購入資金を除いた注文住宅の費用は、全国平均が3,325万円、そのうち自己資金は880万円(27.2%)でした。自己資金額とローン借入額をどのくらいにするか迷った方は、参考にしてください。
家づくり⑤着工
Point ご近所への挨拶をしたら、工事を開始する!
すべての契約が終わったら工事がスタートします。工事の際は作業音が発生するため、着工前には必ず近隣へ挨拶をしておきましょう。地盤の状態によってはまず地盤改良工事を行い、次に基礎工事をします。基礎が完成したら家本体の工事が始まり、最後に外構工事を行います。
家づくり⑥引き渡し、入居
Point 残金を支払い書類や鍵を受け取ったら引き渡しが完了!
家が完成したら、いよいよ引き渡しです。住宅メーカーに建築費用の残金を支払い、家の鍵や建築検査済証、設備の説明書などを受け取ります。
引き渡しの際は必ず、不備や誤りがないか確認してください。気づいたことがあれば、引き渡しが完了するまえに質問しましょう。あわせて、保証期間やアフターサービスの窓口についても確認します。
引き渡しが終わったら新居での生活が始まります。水道や電気、ガスの開栓、インターネット回線の手続きなども忘れずに行いましょう。
まとめ
これから注文住宅を建てる方は、前もって家づくりの流れを頭に入れておくとスムーズです。一生に一度の大きな買い物となるので、家族と話し合いながら進めましょう。
家づくりの進め方や費用の考え方など、家づくりのダンドリについては「ウチつく by Onnela オンライン相談サービス」でもご案内しています。専門アドバイザーが、相談料無料で丁寧にアドバイスしてくれます。自分たちに当てはめて予算を考えたい、住宅メーカーの選び方を詳しく知りたい、といった方はぜひご利用ください。
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