注文住宅のオプションはどう選ぶ?選定基準と具体的なオプション内容について解説



注文住宅で大切な工程の1つは、オプション選びです。ここを間違えてしまうと、納得のいく家にならなかったり、予算を大幅にオーバーしてしまったりします。そこで今回は、オプションを選ぶ基準についてと、具体的にどんなオプションがあるのかその内容をお伝えします。

 


注文住宅のオプションとは?


注文住宅を建てる際、より理想的な家にするためオプションを選ぶことができます。一般的なグレードからハイグレードなものにしたり、新しい設備をつけたりすることが可能です。一人一人の好みが反映される注文住宅では、標準仕様と呼ばれる一般的な仕様と、グレードアップが可能なオプション仕様が選択でき、より住みやすい家にするためにはオプションをうまく活用することが重要になります。

 

 

 

注文住宅のオプション選びで後悔しない方法

 

【Point】オプションはつければいいというものではなく、取捨選択が大切!

注文住宅の醍醐味は、オプションをつけて思い通りの家を作ること。せっかくならあれもこれもと追加したくなりますが、何でもつければよいというものではありません。予算の上限がある場合は、しっかりとメリハリをつけることが大切です。後悔しないためにも、下記のポイントを参考にしてみてください。

 

本当に必要か冷静に判断する

オプションでつけられる設備は、非常に魅力的なものばかりです。例えばキッチン一つとっても、「調理スペースを倍にすれば、作業もしやすくて毎日色々な料理を作れそう」とわくわくした気持ちになるかもしれません。しかし育児や仕事などをしながら、それだけの調理スペースを活用するほどの料理をする機会は、どのくらいあるでしょうか。

もちろん本当に必要であると判断したものは、オプションとして追加した方が理想的な生活を送ることができます。しかし、一時の感情で決めてしまうと、宝の持ち腐れになってしまうことも。当たり前のことだと感じるかもしれませんが、オプションを決める時は今一度、冷静になって考える必要があります。

 

予算を決める

オプション選びで後悔しないために最も大切なのは、「オプション費用にいくらかけるか」を決めることです。予算の範囲内に収めるようにすれば、予想外の大きな出費に繋がることはありません。

オプション費用は人によって様々で、一切オプションをつけない方もいれば、100万円以上をかける方もいます。平均すると20~40万円程度のようですが、住宅メーカーごとに仕様は様々なので相場はあまり気にせず、ご自身が家作りにどのくらいの予算をかけたいかを基準に考えてみてください。

 

使用頻度の高いところからつける

よく使う部屋や設備のオプションは、優先度を上げましょう。あまり利用しないところにお金をかけるより、頻繁に使うところに予算を使った方が暮らしやすさが向上します。例えば床暖房をつけるにしても、親戚や友人が来た時だけ使う客間につけるより、毎日長い時間を過ごすリビングにつけた方が、同じお金をかけるにしても満足度は上がります。

 

事前にしっかりリサーチをする

知人に話を聞いたり、ネットで調べたりして、実際にオプションをつけた人の感想を知ることも役立ちます。特にSNSでは自身の経験や情報をまとめて発信している方もたくさんいます。オプションを追加してみて満足していることや後悔していることなどをリサーチし、参考にしてみてください。

 

デザインにとらわれすぎない

せっかく注文住宅を建てるなら、おしゃれで素敵な家を作りたいと考えるのは自然なことです。しかしデザインにとらわれすぎてしまうと、生活しにくい部屋になってしまうこともあります。毎日暮らす家だからこそ、デザインだけでなく掃除しやすさや家事の効率化などが大切です。他にも、メンテナンス費用を抑えられるよう耐久性の高い素材にグレードアップしたり、光熱費を抑えられるような設備を採用したりといった点を重視する必要があります。

「おしゃれだから」「デザインがいいから」「雰囲気がよくなるから」といった理由だけではなく、総合的な視点から決めてください。

 

どんなオプションがあるかを知っておく

どんなオプションがあるかを知らなければ、家が完成してから「あれもつけておけばよかった」「これではなくあれにすればよかった」など後悔してしまいます。最近では各メーカーから様々な設備が出ているので、カタログなどをよくチェックしておきましょう。

 

 

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注文住宅のオススメオプション一覧

 

【Point】 部屋ごとにどんなオプションがあるのかを理解しておく!

上記で説明した通り、まずはどんなオプションがあるのか知っておくことが、後悔のない注文住宅づくりの第一歩です。そこで、一般的にオプション扱いになることが多いものをご紹介します。ただしメーカーや商品シリーズによってはオプションにはならないこともあります。

また、今回ご紹介する金額は、あくまでも概算です。工箇所の広さや導入設備のグレードなどの条件次第では、大きく変わる可能性もあります。気になるものは住宅メーカー担当者に相談してみてください。

 

キッチンのオプション

アイランドキッチン(150万円~350万円)は開放感があり、数人での調理もしやすいタイプです。レイアウトの自由度が高いため、キッチンの機能や形の一つひとつにこだわりたい方におすすめ。

ペニンシュラキッチン(90万円~170万円)は左右どちらかが壁についているタイプです。いわゆる対面カウンターと違い、前面にカウンターや腰壁はありません。アイランドキッチンに比べて必要なスペースが小さくて済みます。

食器洗い乾燥機(10万円~20万円)は一般家庭でもかなり普及してきています。特に食事は毎回家で食べるという方や、子どもがいて使う食器の数が多いという方におすすめです。また、10万円~20万円という価格は国産の製品の場合です。海外の製品を取り付ける場合、価格が大きく上がるため注意しましょう。

パントリー(15万円~30万円)は、まとめ買いをする方にうってつけのオプションです。大量に食材や調味料などを買ってもキッチンが散らからず、整理整頓がしやすくなります。

タッチレス水栓(3万5000円~)は衛生面が気になる昨今、人気が高まっています。また、水の出しっぱなしがなくなるため、水道代の節約にもつながるでしょう。

 

リビング・寝室のオプション

床暖房(30万円~80万円)は冬場に活躍するオプションです。意外にも、床暖房をつけることで足元だけでなく部屋全体が温まる効果があります。部屋全体につけてもよいですが、よく使うスペースに限定することでコストを抑えられます。

トリプルガラス(20~40万円)は断熱性が上がり、空調効果を高めるため光熱費削減につながります。防音性も上がるので、寝室につけることでより快適な眠りをサポート。家全体の窓をトリプルガラスにするとコストが掛かるため、リビングだけや寝室だけなど限定的にすることもおすすめです。

ウォークインクローゼット(35万円~100万円)は服が多い方だけでなく、大きな荷物が多い方におすすめです。例えば趣味でスポーツをする方は大型の道具や装備を持っていることがありますが、そうしたものをまとめて収納できます。

アクセントクロス(2万円~4万円)は部屋の雰囲気を変えてくれます。長い時間を過ごすリビングやリラックスしたい寝室に取り入れることで、おしゃれな雰囲気になったりゆっくりできる空間を作れます。

アクセントウォール(1.5万円~3万円)とは、部屋の壁の一部を別の素材に変えるものです。色や柄の入ったものにすることで、全体の雰囲気をおしゃれで垢ぬけたものにします。例えばタイルのような凹凸のある素材は重厚感や高級感を演出することができ人気の素材です。

ペット専用ドア(1万円~2万円)は、ペットを飼っている方におすすめです。わざわざ人がドアを開閉しなくても好きな時に自由に出入りできるようになるため、人もペットも生活が快適になるでしょう。

 

浴室・洗面所・トイレのオプション

換気乾燥暖房機(8万円~18万円)は浴室が温かくて心地よくなるだけでなく、ヒートショックのリスクを減らすことができます。また衣類乾燥機能が付いていれば梅雨時期の洗濯に困らなくなります。

シャワー付きトイレ(3万円~5万円)は今や当たり前といっても過言ではないほど、多くの住宅に導入されています。ついていなければトイレができないという方もいるほどなので、しっかり事前に確認しましょう。

 

玄関・庭・外構のオプション

スマートキー(6万円~17万円)のメリットは、荷物が多い時や子どもを抱えている時に、わざわざ鞄から鍵を取り出さなくてよいことです。また、うっかり鍵をなくして家に入れないということもなくなります。

防犯ライト(5000円~4万円)もおすすめのオプションです。人感センサーのライトをつけることで防犯性が向上し、安全に暮らしやすくなります。

宅配ボックス(5万円~10万円)は今や必須と感じる方も多いでしょう。コロナ禍で在宅時間が増えたとはいえ、ちょっとした買い物の間にすれ違いになり再配達の手続きが必要になることは多々あります。そうした小さな手間を減らすために、検討してみてください。

電動シャッター(17万円~48万円)は、導入してみるとその便利さに驚くものです。タイマー設定もできるため、夜になったら閉めるといったルーティンが簡易化します。

 

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まとめ

 


今回は、注文住宅のオプションについてご紹介しました。全てのグレードを上げたくなってしまいますが、本当に必要なコストだけをかけることで満足度が上がります。そのためにはまず、どんなものがオプションとしてあるのか知っておくことが大切です。今回ピックアップしたもの以外にもオプションとして追加できる機能や設備はあるので、ぜひリサーチしてみてください。

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