注文住宅の費用をシミュレーションするには?必要な情報・平均の相場の解説や、ローンのシミュレーションサイトを紹介
注文住宅を建てる際は大きなお金が必要です。あらかじめ必要な費用がどれくらいか、用意できる金額はどれほどかをシミュレーションしておくことがポイントです。また、妥当な資金計画を立てて無理のない住宅ローンの返済額を考えることも大切です。
今回はそんな注文住宅の費用シミュレーションについて、必要な情報の解説から便利なローンシミュレーションサイトまでご紹介します。
目次
注文住宅の費用シミュレーションに必要な情報とは
Point 全体把握、予算、相場を確認して計画を進めよう
注文住宅の費用シミュレーションをするためには、まずは「どんな内容で費用が発生するのか」「予算はどれくらい用意ができるのか」「相場はいくらなのか」の3つを情報として把握しましょう。
注文住宅の建築には建物はもちろん、土地の購入も必要な場合があります。また、建築後は維持費を支払っていく必要もあります。どの場面でどのような費用発生があるのか全体を把握しておくと、支払い計画を立てやすくなるでしょう。
費用内容について把握ができたらまずは予算を確認しましょう。家づくりにどれくらいの金額を割けられるのかを明確にしておくことは家づくりにおいて最初の一歩です。一般的には自己資金プラス住宅ローンで考え、現金で用意できるのはいくらなのか、住宅ローンはどの程度なら返済を計画的に進められそうかを考えていきます。
次に、情報として注文住宅の相場を知っておくこともポイントです。具体的な金額情報を得たい場合はハウスメーカーや工務店で見積をとることがおすすめですが、平均的な金額感を知っておくと住宅メーカーとの話も進めやすくなるでしょう。
それぞれの情報について解説していきます。
注文住宅にかかる費用
Point 建てる際に発生する費用には4種類ある
注文住宅の費用の内訳について
まずは注文住宅を建てる際に発生する費用の種類について解説します。注文住宅では本体建築工事費用、付帯工事費、諸費用、土地購入費の大きく4つが発生します。
本体建築工事費用
住宅の基本的な部分を作るための工事費用で、全体の費用のうち、7割程度を占めることが多いです。仮設工事費用や基礎工事費用、木工事費用、内外装工事費用、設計料が必要です。
付帯工事費
付帯工事費は、本体工事に付帯して行われる周辺的な費用です。外構工事費用、水道・ガス工事費用、各種取り付け工事費用、解体費用が必要です。
諸費用
諸費用とは、上記以外に家づくりに関わる各種手続きなどの費用です。登記費用、不動産取得税、印紙税が必要です。
土地購入費
注文住宅を建てる土地を購入するための費用です。土地購入費用の他に仲介手数料が必要です。
それぞれの項目の詳しい内容を知りたい方は「注文住宅の相場はいくら?費用の内訳や実例を解説!」を参考にしてください。
建築後は維持費も必要
以上の4項目の他にも住宅には「固定資産税」や「都市計画税」、年月が経てば「修繕費」がかかるなど維持費も必要になってきます。それらを念頭において注文住宅を購入することを検討しましょう。
準備可能な予算を確認する
Point 自己資金、毎月の住宅ローン返済可能額など支払い可能な額を把握
かかる費用について理解ができたら、次は自身がどれくらいの費用を用意できるのかを種類別に把握し、確認しておきましょう。一般的に住宅ローンの利用を検討することが多いですが、そのためには理解しておくべき要素が多くあります。
自己資金額
自己資金と頭金に支払える額を考えなければいけません。自己資金をほとんど使い切ってしまうと、引っ越し費用や生活費などを圧迫しかねないため、余裕をもった資金計画が必要です。
最近では、頭金なしでも注文住宅を建てることができるようになりました。しかし、住宅ローンの審査が通りにくく、完済期間が長いため担保割れの恐れがあり、利息の負担が増えることもあります。なお、頭金は購入金額の8~18%程度であることが多いです。
毎月の住宅ローン返済額
注文住宅を建てる多くの方が住宅ローンを利用します。住宅ローンを借りる場合は、いつ完済できるのか、月々いくらまで払っていけるのかも考えます。その際は「借りられる限度額」ではなく「返せる額」を軸にするのがポイントです。上限いっぱいに設定してしまうと住宅ローンの返済だけで手いっぱいになり、家計が苦しくなってしまう可能性があります。
毎月に支払える返済額はいくらなのか、ご家庭の収支を踏まえて計算しておきましょう。計算には後述するローンシミュレーションサイトがおすすめです。
なお、住宅ローンの金利の種類は主に固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型に分けられ、総返済額は金利によって変わります。また、返済方法には、元利均等返済と元金均等返済があります。
自己資金が少ない際は「つなぎ融資」や、土地を先行して購入する際に受けられる融資である「土地先行融資」も検討すると良いでしょう。
つなぎ融資については「注文住宅を建てる際に考えたいつなぎ融資とは?メリット・デメリットなどを解説」を、土地先行融資については「土地先行融資とは?住宅ローンやつなぎ融資との違いなどを解説」を参考にしてください。
注文住宅の相場はいくら?
あくまで目安ですが、参考として注文住宅の全国と住みたい地域の平均の相場も把握しておくとよいでしょう。
2021年度フラット35利用者調査によると、注文住宅の所要資金の全国平均は、注文住宅のみの場合は3,572万円、土地付きの場合は4,455万円です。
地域別で見てみると、注文住宅の所要資金平均は首都圏で3,899万円、近畿圏は3,778万円、東海圏は3,650万円、その他地域は3,372万円です。
この他、注文住宅の相場については「注文住宅の相場はいくら?費用の内訳や実例を解説!」でも紹介していますのでチェックしてみてください。
具体的な金額が知りたい場合は見積を請求
ここまで発生する費用の内容や予算の考え方、住宅に掛かる費用の目安を解説しました。しかし、ご家庭のライフプランや収支、どのような場所で、どのような住宅を建てたいかでかかる費用は大きく変動します。設備や建材、それらに連なる工事費などの目安は調べるとみつけることもできますが、実際は金額が異なることの方が多いです。
より精度の高い目安を知るためにもまずはハウスメーカーや工務店に依頼して希望に沿った見積を出してもらいましょう。金額の大きい内容が出てくることが殆どですが、自己資金やローンを踏まえて出した予算に収まるように住宅メーカーと相談しながら注文する住宅の内容を調整をしていきましょう。
無料で使える注文住宅のローンシミュレーションサイトを紹介
住宅ローンの計算は情報も多く自分で計算するのは時間がかかってしまいます。そこでおすすめなのがWebサイト上で利用できる住宅ローンシミュレーションサイトです。
以下におすすめのWebサイトを紹介します。いずれも無料で会員登録などが不要ですので、気軽に活用してみましょう。
MFSが運営する住宅ローン情報を発信しているポータルサイトです。「借入可能額」「毎月返済可能額」「借り換えメリット額」が算出できる3つのシミュレーターが用意されており、住宅についてお悩みの段階に合わせたシミュレーションをすることができます。
リクルートが提供している住宅ローンサポートサイトです。「借入可能額」「毎月の返済額」の他に「住宅購入予算」や「老後のお金」についてもシミュレーションが可能なサイトです。また、シミュレーションに移る前にどのシミュレーターを使うのが良いかを診断してくれる「ぴったりシミュレーター5秒診断」もあります。
ABCハウジングが提供している、ローン返済・借入可能額のマネーシミュレーションサイトです。シミュレーターの他、家づくりのお金に関するコラムやアイデアなどをわかりやすく紹介しています。
相談しながらのシミュレーションには『オンライン相談サービス』がおすすめ
「ウチつく by Onnela」では「オンライン相談サービス」を無料で提供しています。お客様の資金計画や希望をもとに費用シミュレーションを立てることでき、どのようにして金額を調整すべきかついてもご相談することができます。
また、オンライン相談サービスでは家づくりの基本的な流れの解説や、住宅メーカー選びまで相談を受け付けています。相談した内容をそのまま引き継いだ状態で気になる住宅メーカーに見学予約をすることもできますので、ぜひご活用ください。
まとめ
注文住宅にかかる費用をシミュレーションするには費用全体について確認・把握することから始めましょう。
注文住宅の建築には様々な費用がかかり、具体的な内訳としては、本体建築工事費用や付帯工事費、諸費用、土地購入費があります。自己資金や毎月の住宅ローン返済可能額から予算を割り出し、無理のない資金計画を立てましょう。
しかし、妥当な資金計画を自分だけで考えるのは大変難しいです。その場合は注文住宅の費用目安を調べたり、無料で使えるローンシミュレーションサイト、「オンライン相談サービス」を活用するとよいでしょう。
「ウチつく by Onnela」では「オンライン相談サービス」の他にも家づくりのヒントとなる情報記事の他、お客様のご希望やこだわりに沿った住宅メーカーを絞り込んで見学予約ができる「住宅メーカー検索機能」があります。ぜひチェックしてみてください。
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